(勝手に)パート紹介シリーズ その13 ~指揮者~
こんにちは、2ndバイオリンの鈴木です。
本来は「EGKの今シーズンを振り返るブログ原稿」を依頼されていたのですが、
今回は敢えてその意向を無視して別のことを書かせてもらいました。
今回は敢えてその意向を無視して別のことを書かせてもらいました。
というわけでタイトルの通り、今回は「パート紹介シリーズ」の最終回として、
ついでに「EGKの今シーズンを振り返るブログ原稿」の最終回も兼ねて、
"指揮者"のご紹介をしたいと思います!!
ついでに「EGKの今シーズンを振り返るブログ原稿」の最終回も兼ねて、
"指揮者"のご紹介をしたいと思います!!
今までのパート紹介シリーズはパート員による自己紹介の形式をとっておりましたが、
指揮者に関しては平尾さんがご自身で書かれる気配が無いので、勝手ながら私の方で紹介させていただきます。
指揮者に関しては平尾さんがご自身で書かれる気配が無いので、勝手ながら私の方で紹介させていただきます。
まず皆さん、指揮者ってすごいと思いませんか?
何がすごいって、腕です。
あんなに常に腕を上げっぱなしで疲れないの?と思いませんか?
他の楽器ですと、練習中にも演奏中にも、割と頻繁に楽器を下ろして休むタイミングがあるものです。
しかし指揮者は常に上げっぱなし、振りっぱなし。
何がすごいって、腕です。
あんなに常に腕を上げっぱなしで疲れないの?と思いませんか?
他の楽器ですと、練習中にも演奏中にも、割と頻繁に楽器を下ろして休むタイミングがあるものです。
しかし指揮者は常に上げっぱなし、振りっぱなし。
一度、指揮者の平尾さんにも「疲れないんですか?」と聞いたことがありますが、
たしかその時は、「もう慣れた」と仰っていたと記憶しています。
音楽は筋肉なのですね(?) 指揮者ってすごい。
たしかその時は、「もう慣れた」と仰っていたと記憶しています。
音楽は筋肉なのですね(?) 指揮者ってすごい。
他にも指揮者のすごいところは沢山あります。
指揮者は同時に一斉に鳴っている楽器の音を聞き分けて、
絡み合うそれらを調整して、一つの音楽として紡ぎ合わせる役目を担っています。
そのためには曲のスコアを何度も何度も読み込んで、曲の理解を深めて、
さらに自身の中での解釈を明確にして、それを指揮棒1本で団員に伝える必要があります。
指揮者は同時に一斉に鳴っている楽器の音を聞き分けて、
絡み合うそれらを調整して、一つの音楽として紡ぎ合わせる役目を担っています。
そのためには曲のスコアを何度も何度も読み込んで、曲の理解を深めて、
さらに自身の中での解釈を明確にして、それを指揮棒1本で団員に伝える必要があります。
つまり相当な勉強量と時間が必要になるということです。
勤勉で、なおかつ、心から音楽を愛していないとできないことです。
我々は仕事の傍らで音楽をやっているアマチュアなので、
そこまで努力できることは、純粋に尊敬に値します。
勤勉で、なおかつ、心から音楽を愛していないとできないことです。
我々は仕事の傍らで音楽をやっているアマチュアなので、
そこまで努力できることは、純粋に尊敬に値します。
また、EGKの指揮者には、とりわけ素晴らしいところがあります。
それはオケの団員ひとりひとりとの信頼関係をとても大事にされているところです。
ひとりひとりの音楽を尊重し、
全員と話し合いをしながら「より良い音楽」を創ってゆくのが彼のポリシーなのだそうです。
指揮者やコンマスをはじめ、EGKにはそのポリシーに賛同する音楽家たちが集まっています。
それはオケの団員ひとりひとりとの信頼関係をとても大事にされているところです。
ひとりひとりの音楽を尊重し、
全員と話し合いをしながら「より良い音楽」を創ってゆくのが彼のポリシーなのだそうです。
指揮者やコンマスをはじめ、EGKにはそのポリシーに賛同する音楽家たちが集まっています。
なのでEGKでは音楽を強制されることはありません。
自身の持っている音楽性は、発信すれば必ず受け止めてもらえます。
団員ひとりひとりがとても尊重されているのです。
指揮者のお人柄やポリシーによって、EGKはそんな温かい、優しい、楽しい雰囲気に包まれています。
自身の持っている音楽性は、発信すれば必ず受け止めてもらえます。
団員ひとりひとりがとても尊重されているのです。
指揮者のお人柄やポリシーによって、EGKはそんな温かい、優しい、楽しい雰囲気に包まれています。
他にもまだまだ語り足りませんが、ひとまずこの辺りで区切りをつけたいと思います。
演奏だけでは伝わらないであろうEGKの魅力、少しでもお伝えすることができましたでしょうか?
演奏だけでは伝わらないであろうEGKの魅力、少しでもお伝えすることができましたでしょうか?
是非次回の演奏会では、指揮者の視線に注目してみてください。
もちろん客席側からは指揮者の視線は見えませんが、
それでも注目して見てみると、指揮者と団員の信頼関係が見えてくるかもしれません。
もちろん客席側からは指揮者の視線は見えませんが、
それでも注目して見てみると、指揮者と団員の信頼関係が見えてくるかもしれません。
今年もまた皆様のご来場をお待ちしております。
室内楽を振り返って
夢のようなひと時、という一言に尽きます。
あの日あの時、あのメンバーで曲を演奏できたことが奇跡のようなことで、
また、演奏したメンバーはもちろん、お客さまと空間を共有できたという実感を持てたことが、
自分ではかなりの成長で、貴重な経験でした。
あのような緊張と不安と期待とが入り混じった、非日常の濃密な時間は、
自分を大きくレベルアップさせてくれます(という気がします…。)。
空間を共有する、ということを意識したのは初めてで、今までなかなか意識を客席へ
飛ばす(?)ことにトライしていなかったのですが、どうやったら楽器を鳴らせるか
を考えたときに、果たして自分は客席にいるその「一人」に音を届けているのか、
と。自分から人へ何か伝えたい、という当たり前のような欲求が湧き、勇気が出ました。
また、演奏したメンバーはもちろん、お客さまと空間を共有できたという実感を持てたことが、
自分ではかなりの成長で、貴重な経験でした。
あのような緊張と不安と期待とが入り混じった、非日常の濃密な時間は、
自分を大きくレベルアップさせてくれます(という気がします…。)。
空間を共有する、ということを意識したのは初めてで、今までなかなか意識を客席へ
飛ばす(?)ことにトライしていなかったのですが、どうやったら楽器を鳴らせるか
を考えたときに、果たして自分は客席にいるその「一人」に音を届けているのか、
と。自分から人へ何か伝えたい、という当たり前のような欲求が湧き、勇気が出ました。
伝える、というのはエネルギーがいるし、自分をさらけ出すようで怖かったのですが、
自己満足とは違ったアプローチが出来たというのは、本当に大きな獲得です。
また、曲自体の難しさもあり不安な材料もあったのですが、本番ではそれに負けず、
困難もひっくるめて楽しめた、というライブ感がたまらないアドレナリン大放出でした。
また、曲自体の難しさもあり不安な材料もあったのですが、本番ではそれに負けず、
困難もひっくるめて楽しめた、というライブ感がたまらないアドレナリン大放出でした。
このような機会をいただけたことに感謝しています。演奏メンバー、運営メンバー、
そしてお客さまに本当にあたたかく見守っていただき、ありがとうございました!
そしてお客さまに本当にあたたかく見守っていただき、ありがとうございました!
久保麻由子
受付から見たEGK
皆様こんにちは。
今回のEGKで受付を担当させて頂きました小林です。
今回のEGKで受付を担当させて頂きました小林です。
先日は、第19回EGK演奏会にご来場頂き、ありがとうございました!!
実は私、前回の演奏会ではコントラバスパートのメンバーとして舞台で演奏させて頂いたのですが、
試験等に追われたため今回は泣く泣く降りさせて頂きました……(>_<)
試験等に追われたため今回は泣く泣く降りさせて頂きました……(>_<)
ですが今回、受付という前回とは異なった立場で参加させて頂けて、
お客様の沢山の笑顔に出会うことができました。
中には「良い演奏だった!」と声をかけて下さる方もいて、
出演者ではなく受付だからこそ、お客様のお気持ちを直接受け取ることができました。
お客様の沢山の笑顔に出会うことができました。
中には「良い演奏だった!」と声をかけて下さる方もいて、
出演者ではなく受付だからこそ、お客様のお気持ちを直接受け取ることができました。
こんな風にお客様に愛して頂けて、EGKは幸せなオケだなあと改めて思いました。
暖かで包容力のある音がEGKサウンドの魅力だと私は思うのですが、
きっとお客様の暖かさに育まれて生まれる音色でもあるのでしょうね。
きっとお客様の暖かさに育まれて生まれる音色でもあるのでしょうね。
でもやはり、次回はオケの一員として参加したいなあと思います。
記念すべきEGK20回目の演奏会で、大好きなブラームスの3番がメインだと思うと尚更ですね…!(>_<)
記念すべきEGK20回目の演奏会で、大好きなブラームスの3番がメインだと思うと尚更ですね…!(>_<)
また皆様にお会いできるのを楽しみにしております!
ここまで読んで頂きありがとうございました…!
ここまで読んで頂きありがとうございました…!
3年ぶりのオーケストラ
日頃EGKを応援してくださる皆様、関係者の皆様、
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
今年も皆様に幸多き年となりますように。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
今年も皆様に幸多き年となりますように。
早いもので、もう昨年のことになってしまいましたが、
11月の演奏会にご来場くださった皆様、ありがとうございました。
11月の演奏会にご来場くださった皆様、ありがとうございました。
私は今回産休明け、3年ぶりのオーケストラ参加となり、
tuttiを迎えるまではとても緊張していました。
久しぶりにオーケストラの中で音を出すので、どんな風に響くだろうかと。
tuttiを迎えるまではとても緊張していました。
久しぶりにオーケストラの中で音を出すので、どんな風に響くだろうかと。
でも、tuttiが始まると、コンマスや先輩方の奏でる情緒豊かなメロディに自分の音も溶け込んでいく感じ、
ほかのパートとのかけ合い…いつのまにか、楽しさの方が優っていました。
ほかのパートとのかけ合い…いつのまにか、楽しさの方が優っていました。
お仕事しながらでも育児しながらでも、音楽を楽しむことを諦めない先輩方と久しぶりにご一緒できて、
私も諦めたくないなと改めて思えた今シーズンでした。
私も諦めたくないなと改めて思えた今シーズンでした。
1stvn 柳澤
スーパーマン
こんにちは、チェロパートの小高です。
遅くなりましたが、ご来場いただいた皆様、
ありがとうございました。
ありがとうございました。
今回が、私にとって初のEGKへの参加で、
さらに社会人になってから初の演奏会でした。
さらに社会人になってから初の演奏会でした。
練習に行くたびに私が思っていたのは
”ここにはスーパーマンがたくさんいるぞ”
ということ。
”ここにはスーパーマンがたくさんいるぞ”
ということ。
それぞれ、仕事があり、家庭がある中で音楽活動をして、
この大人たちはいつ休むのだろうか…
練習にいくとこっそりスーパーマンたちを観察していました。
この大人たちはいつ休むのだろうか…
練習にいくとこっそりスーパーマンたちを観察していました。
音楽が好きだ。という純粋な気持ちで、
子供のように(失礼?)生き生きと楽しんでいる姿。
休むよりも、音楽をすることが元気の源になっていることに気づかされました。
子供のように(失礼?)生き生きと楽しんでいる姿。
休むよりも、音楽をすることが元気の源になっていることに気づかされました。
演奏会に出演して音楽をお届けする側でしたが
そんなメンバーに囲まれて、私にとって受け取るものがとても多い演奏会でした。
そんなメンバーに囲まれて、私にとって受け取るものがとても多い演奏会でした。
ご来場いただいたお客様にも、この音楽を楽しむ気持ちが伝わっていれば幸いです。
「EGK season 2」
平素よりお世話になっております、EGK・2年のFl寺沢と申します。
昨年の初参加に引き続き、今年も参加させていただきました。
2年生ということは19・20歳相当ですので、大半の(諸先輩の)皆様は是非タメ口でお願い致します。
昨年の初参加に引き続き、今年も参加させていただきました。
2年生ということは19・20歳相当ですので、大半の(諸先輩の)皆様は是非タメ口でお願い致します。
今回のプログラムはメンデルスゾーンの交響曲3番「スコットランド」ということで、
以前に4番と5番に参加する機会があり、これで主要な3曲制覇となりますので大変喜んでおりました。
以前に4番と5番に参加する機会があり、これで主要な3曲制覇となりますので大変喜んでおりました。
ただ、かなりの難曲であることもわかっておりましたので、
一体どうなることやらと一抹の不安を抱えていたのも事実です。
特に今年は個人的にも色々ありましたので(毎年のことではありますが)、
よくオケを続けられたなぁというのが正直なところです。
ただ、考え始めたらキリがないので、あまり何も考えずに突っ込んで行くのが常ですね。
一体どうなることやらと一抹の不安を抱えていたのも事実です。
特に今年は個人的にも色々ありましたので(毎年のことではありますが)、
よくオケを続けられたなぁというのが正直なところです。
ただ、考え始めたらキリがないので、あまり何も考えずに突っ込んで行くのが常ですね。
社会人としてオケを続ける以上、そういう要素を少なからず抱えながら、
皆様、活動されていらっしゃるのではと推察致します。
もはや、学生時代の延長ではなく、
全く異なるモチベーションで、オケに取り組めるのは社会人の特権とも思っております。
皆様、活動されていらっしゃるのではと推察致します。
もはや、学生時代の延長ではなく、
全く異なるモチベーションで、オケに取り組めるのは社会人の特権とも思っております。
日常生活の中で、一瞬にかける作業(特定の時刻に、0.1秒?以下のタイミングを要求される)として取り組めるのは
音楽とスポーツのみですので(漫才や落語もそうかもしれません)、
緊張感と使命感を楽しめる貴重な行為なのです。
そのこと自身が、仕事をはじめとする他の日常的なシーンに好影響を与えていることは疑いの余地がありません。
音楽とスポーツのみですので(漫才や落語もそうかもしれません)、
緊張感と使命感を楽しめる貴重な行為なのです。
そのこと自身が、仕事をはじめとする他の日常的なシーンに好影響を与えていることは疑いの余地がありません。
EGKは、アマオケとしては練習期間が短く(本番まで2か月程度)、練習回数も少ないのが特徴で、
よくありがちな、音程合わせの練習もほとんどしませんが(自主的にしっかり合わせることが一層要求される)、
その代り、通し練習を積極的に入れていただけるのが、プレーヤーにとっては実に有難い限りです。
細切れ練習だけではカバーしきれない曲全体に対する感覚を実戦的に養うことにもなります。
CD(最近はyou tube) を聞くだけで不十分なのは、スポーツで練習と試合が全く異なるのとも似ているかと。
よくありがちな、音程合わせの練習もほとんどしませんが(自主的にしっかり合わせることが一層要求される)、
その代り、通し練習を積極的に入れていただけるのが、プレーヤーにとっては実に有難い限りです。
細切れ練習だけではカバーしきれない曲全体に対する感覚を実戦的に養うことにもなります。
CD(最近はyou tube) を聞くだけで不十分なのは、スポーツで練習と試合が全く異なるのとも似ているかと。
練習期間が短くても逆に濃密な練習ができる分だけ、
(本番も各練習も)かなり印象に残っているのも事実です。
社会人ですと、本番の翌日になると、もう何の曲をやったのか全く覚えていないなんてこともよくありますので。
更に、こういった文章を書く機会をいただけるのも貴重で、
ある意味、反省文のような、文字通り練習と本番を省みる、見つめなおすことで
各シーズンを次へつなげることにもなるかと思っております。
反省文といいつつ、反省の弁が全くないことを反省したいと思います(笑)。
(本番も各練習も)かなり印象に残っているのも事実です。
社会人ですと、本番の翌日になると、もう何の曲をやったのか全く覚えていないなんてこともよくありますので。
更に、こういった文章を書く機会をいただけるのも貴重で、
ある意味、反省文のような、文字通り練習と本番を省みる、見つめなおすことで
各シーズンを次へつなげることにもなるかと思っております。
反省文といいつつ、反省の弁が全くないことを反省したいと思います(笑)。
演奏以外にも練習後はしっかり毎回飲み会にも参加させていただき、
他のオケと違って?(笑)、半分くらい(も?)は音楽の話題も混ざっていて、
この飲み会が練習と同じくらい個人的には大事でして、
今年も演奏と同等・同様に楽しませていただきました。
おそらく、指揮者と演奏者との距離が最も近いオケなのではとも思います。
これを「指揮ん距離」といいます(笑)。
他のオケと違って?(笑)、半分くらい(も?)は音楽の話題も混ざっていて、
この飲み会が練習と同じくらい個人的には大事でして、
今年も演奏と同等・同様に楽しませていただきました。
おそらく、指揮者と演奏者との距離が最も近いオケなのではとも思います。
これを「指揮ん距離」といいます(笑)。
最後に、コンマスの野村代表や指揮者の平尾先生をはじめ、
今年も多くの皆様に大変お世話になりましたこと、深く感謝申し上げます。
(最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。)
今年も多くの皆様に大変お世話になりましたこと、深く感謝申し上げます。
(最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。)
「音楽は常に私の中にある。」
「Blogに載せる文章を考えてほしいんだけど」
演奏会本番が終わり虚無感に苛まれていたある日、マエストロから連絡が入った。
マエストロのご指名とあらば謹んでお受けするほかない。
そんなわけで、私なりの視点で本番に至るまでの心境を綴ってみようと思う。
マエストロのご指名とあらば謹んでお受けするほかない。
そんなわけで、私なりの視点で本番に至るまでの心境を綴ってみようと思う。
2017年10月某日。
15年振りのオケ復帰ということもあり、少し緊張していた。
恐る恐る練習会場へ足を踏み入れると、そこにはいつもの見慣れた光景が広がっていた。
15年のブランクを意識して身構えていたのは、どうやら私だけだったようだ。
何もかもが温かく、心地よい。
マエストロのタクトが振り下ろされると同時に胸が熱くなり、込み上げる気持ちを抑えるのに必死だった。
弓を持つ手がかすかに震えた。
15年振りのオケ復帰ということもあり、少し緊張していた。
恐る恐る練習会場へ足を踏み入れると、そこにはいつもの見慣れた光景が広がっていた。
15年のブランクを意識して身構えていたのは、どうやら私だけだったようだ。
何もかもが温かく、心地よい。
マエストロのタクトが振り下ろされると同時に胸が熱くなり、込み上げる気持ちを抑えるのに必死だった。
弓を持つ手がかすかに震えた。
EGKは1999年に創設された音楽団体である。
当初は室内楽をメインに活動しており、私は第1回演奏会から数回参加していたが、しばらくして一旦離れる決断をした。
当時の私にとって音楽は、義務感や日々の停滞感を感じる存在になっていた。
今思えば、反抗期のなかった私にようやく反抗期が訪れたような感覚だ。
当初は室内楽をメインに活動しており、私は第1回演奏会から数回参加していたが、しばらくして一旦離れる決断をした。
当時の私にとって音楽は、義務感や日々の停滞感を感じる存在になっていた。
今思えば、反抗期のなかった私にようやく反抗期が訪れたような感覚だ。
音楽のない生活は、毎日が創造的で刺激に溢れていた。
しかし同時に、プレッシャーや自身の不甲斐なさを感じることも多くなった。
理不尽な経験もした。
自身の成長のために必要と言い聞かせるも、なかなか受け入れ難いこともあった。
しかし同時に、プレッシャーや自身の不甲斐なさを感じることも多くなった。
理不尽な経験もした。
自身の成長のために必要と言い聞かせるも、なかなか受け入れ難いこともあった。
そんなある日、何処からともなく音楽が私にスッと寄り添ってきた。
様々なことが重なり、心身ともに悲鳴をあげていた時だった。
気が付くと、モーツァルトの交響曲第41番ジュピター第4楽章を繰り返し聴いている自分がいた。
様々なことが重なり、心身ともに悲鳴をあげていた時だった。
気が付くと、モーツァルトの交響曲第41番ジュピター第4楽章を繰り返し聴いている自分がいた。
「音楽は常に私の中にある。」
私は音楽によって自分らしさを取り戻すことができた。
今度は、私から音楽に寄り添う番だ。
そこから音楽に対する憧れや情熱が再燃するのに時間はかからなかった。
今度は、私から音楽に寄り添う番だ。
そこから音楽に対する憧れや情熱が再燃するのに時間はかからなかった。
そして15年振りに迎えた演奏会本番。
私達団員 1人ひとりの音楽への様々な思いを音に乗せ、
足をお運びくださった大切なお客様のみならず、団員同士にも必ず伝わり合うと信じて、心を込めて演奏した。
私達団員 1人ひとりの音楽への様々な思いを音に乗せ、
足をお運びくださった大切なお客様のみならず、団員同士にも必ず伝わり合うと信じて、心を込めて演奏した。
個人的な感想で甚だ恐縮だが、私はコンマスの奏でる音が大好きだ。
コンマスのビブラートがオケを突き抜けて私の耳に入ってきた時には、その美しさに思わず泣きそうになってしまう。
元ウィーンフィルのコンマス、ライナー・キュッヒルだって、こんな美しい音は出せないのではないか。
コンマスのビブラートがオケを突き抜けて私の耳に入ってきた時には、その美しさに思わず泣きそうになってしまう。
元ウィーンフィルのコンマス、ライナー・キュッヒルだって、こんな美しい音は出せないのではないか。
EGKは、コンマスの音色が象徴しているように、音楽愛に溢れ、非常に懐の深いオケだと思う。
そんなEGKへの復帰にずっと声を掛け続けてくれた関係者の皆さま、
復帰に背中を押してくれた家族や友人の皆さま、
本当にありがとうございました。
そんなEGKへの復帰にずっと声を掛け続けてくれた関係者の皆さま、
復帰に背中を押してくれた家族や友人の皆さま、
本当にありがとうございました。
最後に、少し早いですが、、
Merry Christmas!!
Merry Christmas!!
ビオラパート 希
感謝
1stVnの石川です。
EGKの皆さまとは2014年より、4期連続でお世話になっております。
11/19(日)の本番から早や1ヶ月経とうとしておりますが、改めまして、
カルテット、コンバース、オケに出演された皆さま、大変お疲れさまでした。
カルテット、コンバース、オケに出演された皆さま、大変お疲れさまでした。
また、裏方等お手伝いただいた方々へも感謝申し上げます!
今回のEGK演奏会は、ホール抽選等の関係で、11月の演奏会となり、
練習期間が過去3回の演奏会より少し長くなったおかげで(?)
その分、「スコットランド」に取り組む期間があったことを嬉しく
思いました!(難しい箇所は兎も角として…。)
練習期間が過去3回の演奏会より少し長くなったおかげで(?)
その分、「スコットランド」に取り組む期間があったことを嬉しく
思いました!(難しい箇所は兎も角として…。)
でも、本番は、1楽章が始まれば、あとは4楽章までの各楽章間、
attacca(アタッカ/間をおかず演奏)なので、今回は特にあっと
いう間の終演という印象でしたね。
個人的には2回目のスコットランドでしたが、1stVnは初めてでした。
ホント良い曲だと思います!ただ、この曲、暫く弾く機会もないだろう
なぁ…と振り返っています。
attacca(アタッカ/間をおかず演奏)なので、今回は特にあっと
いう間の終演という印象でしたね。
個人的には2回目のスコットランドでしたが、1stVnは初めてでした。
ホント良い曲だと思います!ただ、この曲、暫く弾く機会もないだろう
なぁ…と振り返っています。
練習に真剣に取り組むのはもちろんなのですが、練習後の「反省会」
などで、新たにご一緒させてもらったOB、OG、現役生(41期生は
うちの長男と3年しか違わない(^^;))ともいろいろな話しや交流も
でき、今期も非常に楽しかったです。
などで、新たにご一緒させてもらったOB、OG、現役生(41期生は
うちの長男と3年しか違わない(^^;))ともいろいろな話しや交流も
でき、今期も非常に楽しかったです。
こんな最年長者ですが、また来年もぜひよろしくお願い致します!
12期 石川達也