EGKオフィシャルブログ -20ページ目

こんにちはー、コンバースです!

こんにちはー、コンバースです!
 
EGKの演奏会はオーケストラだけではなく、
室内楽やコントラバス・アンサンブル「コンバース」もお楽しみいただきたいと思います。
 
「コンバースって何?」という方、まずは動画をご覧下さい。
百聞は一見に如かず、です。
 

 

 

言葉で言うならば、

「音楽の玉手箱」
「みんなが知っている曲を通じて、お客さまと演奏者が一緒に楽しみながらステージを創っていく」
という感じでしょうか。
 
今回もみなさまお馴染みの曲を取り揃えてお待ちしておりますので、ご期待下さい\(^o^)/
 

…と自信を持って言いたいところなのですが、
実は今回はとんでもない難曲、こともあろうにバリバリのVn.ソロ曲を選んでしまい、
この期に及んで未だ四苦八苦しているのです。。
 
今までもコンバースは多くの難曲に挑戦してきましたが、
その比ではない難しさ…。
 
この難局を打破するために、練習(個人練)で二つの新たな工夫をしてみました。
 

一つは「姿勢を考える」です。
 
コントラバスは低い音(ローポジション)の時は背筋を伸ばした姿勢で弾きますが、
高い音(ハイポジション)の場合はそれでは指が届かないので、背筋を曲げる姿勢になります。
 
例えば「ハイポジション→ローポジション→ハイポジション」と忙しく動く場合、
セオリー通りでしたら、背筋を曲げた姿勢から一度背筋を伸ばしてローポジションを取り、
再び背筋を曲げてハイポジションを取りに行くことになりますが、
それだとどうしても追いつかない場面が出てきました。
 
そこで「姿勢」を考えてみました。
 
つまり、一度ローポジションを取る時に背筋は曲げたままで敢えて腕だけで取りに行くようにしてみたところ、
腕は少し窮屈になりますが、背筋の曲げ伸ばしが無くなった分、素早く動けるようになったのです。
 
こうした「姿勢」を含めた音の取り方の工夫を今回初めて取り入れてみました。
 
今さら何を…と言われてしまうかもしれませんが、
私にとっては大きな発見でした。
 
 
もう一つは「カラオケ」です。
 
一人では弾けるようになっても、みんなと合わせるとうまく弾けなくなるのはよくある話。
対策としては、メトロノームでテンポを縛って練習するというのも王道ですが、
それをやっても今回はなかなかうまくいきません。
 
そこでひと工夫。
他の3人のメンバーだけの演奏を録音して、その録音を聞きながら個人練するという、
まさにカラオケのような練習を取り入れてみたところ、
これが結構いいんですよ(^^)/
音程を周りに合わせる練習にもなりますしね。
 

泣いても笑っても本番まであと4日。
これらの工夫が真に実を結ぶか微妙な状況ですが(笑)、
原曲はものすごくカッコいい曲なので、少しでもその雰囲気に近づくよう頑張ります!
 
というわけで、本番は暖かい応援を是非お願いしますm(_ _)m
以上、コンバースの平尾でした。
 

パート紹介シリーズ その7 ~ヴィオラ~

ヴィオラパートです!
遠目にはヴァイオリンと区別がつかないかも知れませんが、
ヴァイオリンの向かい側で地道に伴奏に励んでいることが多いです。
 
今回のスコットランドは、ヴィオラのメロディで始まる冒頭部分が印象的な曲です。
この冒頭16小節のメロディは、メンデルスゾーンがスコットランドの……ああ、この前オーボエパートが書いてましたね。
 
実は、このメロディはオーボエとヴィオラの表(おもて、客席に近い側)が一緒に弾いているんです。
一つのメロディを複数の楽器が奏でることで、音色が重なり合って新たな響きが生まれます。
作曲家の腕の見せ所であり、演奏者としては息の合わせ所であり、聴衆としては聴き所というわけです。
オーケストラならではの見せ場だと思います。
 
演奏会まであとわずかとなりました。
11月19日は、ぜひサンパール荒川までお越しください!
 

代表の想い~2017年秋~

毎年恒例となりました、代表兼コンサートマスターの野村が練習の合間に団員向けに話した内容を
こちらでも紹介させていただきます。
 
「代表の想い=EGKの想い」として何かを感じていただき、
19日にご来場いただければ幸いです。
 
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毎年のことではありますが、代表として一言話させていただきます。
EGKの音楽創りというより、EGKというオケで過ごす時間が有意義なものとなるために、
私が何を考えているのかお伝えした方がいいと思い、今年もお時間を頂戴します。
 
まず、みなさま、EGKにご参加いただきありがとうございます。
改めてお礼申し上げます。
当たり前のことではありますが、オケという集団で音楽を創ることはみなさまが参加してくれるからこそ成立するものであり、
他にも所属しているオケがあったり、早稲フィルOBオケに限らず社会人オケも多数ある中、
EGKに参加くださることに本当に感謝しています。
 
オケという団体で活動していく上で、その時間の楽しさを決める要因が何かと考えると、
その団体に参加するメンバーといかに音楽を一緒に創る喜びを共有できるかということだと思います。
今までもこのような場を借りて
「みなさんと一緒に音楽をできて嬉しい」とか
「一緒に音楽を創ることが楽しめそうな人たちに集まってもらった、一緒に楽しい時間を過ごそう」
というようなことを話してきました。
 
昨年の演奏会終了後、EGKに長く参加してくれている方と話す機会がありました。
私がみなさんと一緒に音楽を創って楽しめると思っていることに対して、
確信を持っていることがすごいと言われました。
正直なところ、私もその根拠はよく分かりません。
私の一方的な思い込みなのかもしれません。
それでも、みなさまと話したり、ブログを拝読させていただいたりすると、
自分の考えていることが伝わっていると感じることがあり、
自分の思い込みが正しかったんだと嬉しく思っています。
 
また、その裏返しなのかと思っていますが、参加依頼をした時に断られるのは辛いです。
私も他のオケの参加を断ることはありますし、みなさまそれぞれ事情があるのは理解できます。
それで申し訳ないとは思いつつ、返事ができなかったり、しつこくお誘いしてしまいます。
 
今年、お誘いした時点では進路が定まっておらず、いつ決まるのかの見通しもはっきりしないので辞退するという方がいました。
また、土日が休みでない方をお誘いしたところ、当日は休めると思うが、練習参加の目途がたたない、
特に本番直前は繁忙期であり、練習出席は厳しい見込みであり辞退するという方もいました。
どちらもごもっともな理由だと思います。
 
しかし、私は引き止めました。
前者に対しては、練習が始まるまでには時間があり、シーズン開始前に連絡してくれればいい、
また後者に対しては、練習出席回数が少ない、あるいは本番直前の練習に来られないから参加してはダメだというつもりはない、
ということを伝えました。
もちろん練習に来てくれなくては困るのですが、
それでも、私の基本的スタンスというのは、自分が信じている人と一緒に音楽を創りたい、本番を迎えたいというところにあり、
EGKに参加するという気持ちになってくれるならば喜んで迎えるというものであることをご理解いただければと思います。
 
断られるのが辛いという話に戻りますが、
辛いというのはそれだけ一緒に音楽を創りたいという想いが強いからなのだと思います。
本当に辛いです。
メールの返信ができないこともあります。
参加はみなさまの意思であり、ご都合の有無に関わらずお断りされても私がどうこう言うことはできませんが、
私がみなさまと一緒に音楽を創ることに対して強い想いを持っているということをお伝えしたく、お話しさせていただきました。
 
今年初参加の方はここまでEGKに参加していかがでしょうか。
楽しい時間となっているでしょうか。
EGKはこんな感じのオケです。
EGKに参加している時間が楽しいと思えたならば、是非来年も参加いただきたいと思います。
また、残り1週間ですが、こうした方がいいとか思うことがあれば何でも言って下さい。
私に直接言いにくければ、私にモノ言えそうな人に伝えるのでも構いません。
みんなで音楽面はもちろん、音楽以外なことでも何でも言い合えるのがEGKのいいところだと思います。
 
長々と失礼しました。
ご清聴ありがとうございました。
 
(拍手~!)
 

ラズモフスキー第3番

こんにちは、室内楽で第2バイオリンをやらせていただく西浦です。
今年は、ベートーベンの弦楽四重奏曲「ラズモフスキー第3番」を演奏させていただきます。
 
この曲は、全16曲あるうちの9番目の曲で、前期・中期・後期の中では中期に当たり、
いわゆる傑作が多く作られた時期の作品です。
ロシアのラズモフスキー伯爵から依頼を受けて作曲した3部作の最後の作品になります。
一言で言えば、ベートーベンの弦楽四重奏曲の代表作で、珠玉の名曲と言えると思います。
最高傑作の1つとされています。
 
この曲の素晴らしさはどこにあるのでしょうか?
親しみやすいメロディー。
ハ長調の汚れのない明るさと少し神聖な感じ。
終楽章の構築美(基本的には8分音符を羅列しているだけなのに、神がかり的な展開をみせる)と圧倒的な盛り上がり。
興奮せざるを得ません!
この曲を演奏できて本当に幸せです。
 
最後に、今回この「ラズ3」を演奏する奏者のコメントを紹介させていただきます。
 
第1バイオリン 野村真奈人
偉大な芸術家であるベートーベンが遺したラズモフスキー第3番という名曲を演奏できることは幸せです。
 
第2バイオリン 西浦丈
この曲の素晴らしさを奏者とお客様とで共有できたら幸せです。
 
ビオラ 宮岡麻由子
【ラズモフスキーに取り組んでからの心境】
わくわく→やば…→いけるかも→やっぱりダメ→やればできるか!→練習あるのみ→辛いけど気持ちいい→でも一回も飲み会がない!→飲まなくても深まる→でもやっぱり飲みたい→以下続く…本番の胸中やいかに〜!
 
チェロ 佐渡慶一郎
この曲、この機会、このメンバーに感謝して演奏したいです!
 
是非聴きにいらして下さい!!

 

音楽であれば、私たちは真に理解しあえます。

初めまして、こんにちは!
今回初めてEGKに参加させて頂きます、
早稲フィル38期(社会人1年目22歳!)のホルンの小野寺ひかると申します。
でらこです。
 
投稿が遅くなってしまい、申し訳ないのですが、
先週は3週間ぶりの(!)練習でした。
 
やはり久しぶりの練習となると、楽しくなってしまいますね。
良いことなのですが、楽しくなりすぎて雑になってしまった部分もあったなあと、
録音を聴きながら反省している今日この頃です。
 
さて、個人的なお話にはなってしまうのですが、
私はメンデルスゾーンと聞いて、真っ先に浮かべる言葉があります。
 
【音楽であれば、私たちは真に理解しあえます。】
 
これは音楽を嗜む人間ならば、「ああ、わかる!」となる言葉だと思っています。
知人宛の手紙の中で、メンデルスゾーンは以下のように言及しています。
 
【人々は、音楽は曖昧だと嘆きます。
音楽は何かを考えさせるが、それが実に不明確である、一方、言葉は誰しもが理解すると言うのです。
しかし、私には全く逆です。
話全体にしろ、個々の単語にしろ、曖昧で不明確で、誤解を招くように思えます。
真の音楽は、言葉より遥かに良いもので魂を満たしてくれます。】
 
きっと、真の音楽は、自分も、パート員も、オーケストラ全体も、指揮者も、お客様も、
全員が全員の魂を満たしてくれるものだと思っています。
今回の演奏会で、一瞬でもその瞬間が味わえたらいいな…味わって頂きたいな…と感じています。
 
拙い文章ではありますが、最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました!
(ホルンパートは今日も仲良しです(パートトップの先輩のつむじで遊んでいる姿))
 

11/3は弦練!

こんにちは。今回EGKには初めて参加致します、大学4年、チェロパートの細田です。
 
3連休の初日は弦練が行われました。
「文化の日」ということで(関係ありません笑)、チェロパートは午前中からパート練習、午後は弦練と、
EGKの演奏会に来てくださるみなさまへスコットランドを感じていただくべく一日練習に励みました。
 
弦練は、弦分奏ともいいますが弦楽器の人だけで練習することをいいます。
そのため普段管楽器の音に紛れて聞こえづらかった弦楽器の他のパートの音をしっかりと聞くことができ、
その中で自分はどう弾いたら良いのか、連携を再確認することができるのです。
これはオーケストラとしては成功の鍵を握る非常に重要な練習です。
 
一方で自分の弾けなさが露呈してしまうこわい練習でもありますが、
自分を見つめ直し、また他のパートが弾いていることを聴く耳を持てるので、
音楽的にも、人間的にも(?)寄り添えるようになるのです。
 
ふといま思ったことなのですが、これだからオーケストラには人に気遣いができる人が多いのだなと感じました。
自分の役割を認識し、メロディーを奏でるリーダーとして弾くところなのか、
他のパートのサポートにまわるところなのか、
常に周囲との関わりに注目して臨機応変に動き回らなければなりません。
 
わたしもオーケストラをやらせていただいているので、音楽的にも、人間的にも、
より「気遣いのできる人」になれるようにしないといけませんね。
 
そんな温かさを教えてくれたEGKの演奏会にぜひお越しください。
わたしたちだけではなく、会場のみなさまにも温かさがお届けできましたらとても嬉しいです♪
 
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♪第19回EGK演奏会♪
11月19日(日)13:30開場/14:00開演
 
ベートーヴェン/弦楽四重奏曲 第9番 作品59-3「ラズモフスキー第3番」
コントラバス・アンサンブル「コンバース」
メンデルスゾーン/交響曲第3番 イ短調 作品56「スコットランド」
(指揮:平尾 純)
 
会場:サンパール荒川 大ホール
・東京メトロ日比谷線三ノ輪駅 徒歩12分
・都電荒川線 荒川区役所前 徒歩2分
 
全席自由・入場無料
 
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《EGK Website》http://www.dab.hi-ho.ne.jp/manato/egk/
《Blog》http://ameblo.jp/egk-blog/
♪Facbook♪ https://www.facebook.com/EGK.since1999
♪twitter♪ @EGK_Orch
 
お問い合わせ先:野村(代表) manato@dab.hi-ho.ne.jp
 

【動画】ブラームス/大学祝典序曲 ~昨年の第18回EGK演奏会より~

昨年の第18回EGK演奏会の動画、第6弾!

ブラームス/大学祝典序曲 です。

 

高画質のライブ映像です。

YouTubeでも公開中です(^^)/

https://youtu.be/NQ2-tjErgzY

 

 

【動画】コンバース「津軽海峡冬景色」 ~昨年の第18回EGK演奏会より~

昨年の第18回EGK演奏会の動画、第5弾!

コントラバス・アンサンブル「コンバース」より「津軽海峡冬景色」です。

 

高画質のライブ映像です。

YouTubeでも公開中です(^^)/

https://youtu.be/HDXchehQoEc

 

 

 

パート紹介シリーズ その6 ~フルート~

ふえふき3人、同じ身長になってみました。(実際の身長差は、ご想像ください。)
 
るいは友を呼ぶ。自分のペースでフルートに親しみ続けている「類」の3人です。
 
うたた寝気分で心地よく聴いていただけるよう、楽しんで演奏いたします。
 
とうじつ、皆様のお越しをお待ちしております。
 
以上、ふるうと美馬でした。
 

パート紹介シリーズ その5 ~1stヴァイオリン~

EGKの1stVnですが、ワセフィルOBOG中心に12期~41期、約30期差という実に幅広い年代のメンバーで、
楽しくかつ真剣に練習に取り組んでいます。(41期は現役の大学2年生です!)
 
先日、今回演奏するメンデルスゾーン交響曲第3番の好きなところを挙げてもらうアンケートが行われ、
以下寄せられました。
 
○1楽章
・第1主題、冒頭のメロディーとハーモニー。
 
○3楽章
・moll(短調)からdur(長調)に変わり1stVnメロディーを弾くところ(心が暖かくなる)。
・117小節からのフレーズ、特に127小節からが指揮者と一致していて楽しい。
 
○4楽章
・Coda いろいろドラマがあったのち、突然雲の切れ間から差し込む陽の光のような管楽器から始まる壮大なエンディング。
 
やはり、メロディー系や短調から長調へ移り変わる箇所などに人気の高さがうかがえます。
 
ただ、初回練習でわかったのですが、メンデルスゾーンの3番は初めてという方が多かったですね。
私自身は2回目ですが、1stVnは初。
各楽章のイントロクイズをしようものなら、真っ先にボタンを押してしまうくらいです(笑)
 
「イ短調の交響曲」もあまりないようで(他はマラ6くらい?)、
後に通称「スコットランド」と言われるようになった哀愁感漂うこの曲なのですが、
実はあまりそれに浸っている暇がないくらい結構大忙しの曲なのです。
全楽章通じてattacca(アタッカ)というのも初演当時(1842年3月)としてはかなり珍しかったようです。
 
生涯38年のうち、着想から初演、初版までに実に14年という期間を要したこの曲を
わずか2か月の練習期間で演奏することになるのですが、
練習もさることながら、この曲が完成されるまでに至った背景などにも接して、
それに少しでも思いを馳せながら演奏できたらいいなぁと思います。
 
1stVn 石川達也