EGKオフィシャルブログ -22ページ目

アイネクライネナハトムジークを使った実験

はじめまして、こんにちは!
2ndバイオリンの天満と申します。
現役4年、39期で、EGKへは初参加です。
 
さて、15日に第4回目のtuttiが行われました。
tuttiの開始時、弦楽器奏者にアイネクライネの譜面が配られ、
指揮者が1小節を4つに振り分ける場合と、2つに振り分ける場合の違いを実験しました。

 

 

私は弾きながら、4つ振りだとテンポがとても分かりやすいが、
2つ振りだとテンポをつかむのに少し集中力が要るなあ、
という感想しか自分では持ちませんでした。浅い、、、
 
マエストロ曰く、この実験の意図としては、
フレーズの起伏や長さなどの感じ方に違いをだすことが目的だったようです。
確かに言われてみれば、4つ振りのときは急かされているような気がして、
フレーズは細切れになっていたと感じました。
 
練習の冒頭でフレーズについて考えてみることで、その後も自然とフレーズを意識することができ、
練習全体が有意義になったような気がします。
現役ではこのような試みは経験したことがないため、とても新鮮でした。
 
EGKは練習回数が少なく、お誘い頂いたときは驚きましたが、
毎回の練習の密度が濃く、勉強になることばかりです。
このような時間を重ねることで、素敵な本番を迎えられるのだろうと予感しています。
 
本番まではあと一ヶ月ほど。
色々なことを学び、また現役としての活動にもプラスに出来るよう、励んでゆく所存です。
 

10/9は管練の巻

3連休最終日の10/9は、管練が行われました。
管練ってなに?という方もいらっしゃるかと思いますので簡単に説明いたしますと、
管楽器プラス打楽器のみで行う練習のことです(同じように、弦練もあります)。
 
少ない人数での練習は、細かなニュアンスをそろえたり、
より近くで指揮者の意図を感じることができたり、
より視界の開けた、シュッとした音楽を作ることができる、大切な練習です。
今回の練習でも、そういった箇所がチラホラと見えて、とても楽しい時間でした。
 
さて、極めて私事ではございますが、
今回のEGKの演奏会は、私にとっても産後の復帰戦でございます。
去年の9月に長男が生まれ、今は怪獣と化した彼を連れて練習に参加をさせていただいています。
一緒に演奏をしているみなさんには、たくさんたくさんご迷惑をおかけしていますが、
お腹の中にいる頃から音の渦の中にいた彼に、
外の世界に出てきてもこういう経験ができることが、貴重な経験になったらいいなぁと、
ぼんやり思ったりしています。
 
そんな私を受け入れてくださるオケのみなさまに感謝をしながらの練習です。
 
EGKの演奏会は小さいお子さまも楽しめるプログラムも用意されています!
11/19はぜひ演奏会へお越しください。
 
以上2ndクラの鈴木でした。
 
 
 

「EGKの音色」

皆さまこんにちは、はじめまして。
チェロパートの大杉と申します。
EGKには前回から参加させて頂いてます。
 
さて、8日にtuttiがあり、その練習前にブログ執筆を指揮者様から依頼されました。
大変光栄なのですが、どうしよう、何書こうかなあとtuttiにぼんやり考えていました。
 
うーん、どうしよう。
あ、ヴァイオリンつかまったな。
EGKってオケにしては人が少ない方だけど、なんであんなにヴァイオリンの音大きいんだろう。
音も綺麗だしなあ。
……そうだ!EGKのオケの音色について書こう!
 
というわけで、今回はEGKの音色について思うことを語ります。
 
クラシックに馴染みの無い方はあまりぴんとこないかもしれませんが、
それぞれのオケにはそのオケの音色があるんですよね
(なんとなくですが、コンマスの音が決め手になる感じはします)。
有り難いことに、今年は色々なオケに乗らせて頂いているのですが、
どのオケも音色が違いました。
 
じゃあEGKはどんな音色なの?
というと……芯がしっかりあるけど、赤ちゃんの頭を優しく撫でるような優しさもある音です。
伝わってますかね……?
なんだろう、こしのあるうどん?アルデンテに茹でたパスタ?
…伝わってる気がしませんね。
すみません。私、音色に形と触覚がある人間でして、
尖った音だな、とか、あ、よく研磨された金属みたいにすべすべした音だな、とか感じるのです。
 
ちなみに、なんで赤ちゃんの頭を撫でるような、と言ったかというと、
今回の練習には、団員のお子さんが沢山来てくれたからです。
EGKは、パパママ世代の団員が多目なのも特徴かな、と思います。
子供好きな私としては、練習中にきこえる子供たちの声に癒されてました( ´∀`)
そんなわけで、赤ちゃんの頭を撫でるような、です。
親が子を守る強さと、包み込む優しさ、そんな実直な音色ではないかと思います。
今回のスコットランドとマッチするのではないかな、と思っていますので、
EGKの音色を是非聴きに来て下さいね!
お待ちしております。
 
まとまりのない文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました☆
 

1プルト弦分奏

こんにちは
 
Cbパートの高階です。
 
先日、1プルト弦分奏が行われました!
各弦楽器のパートで、
トップともう一人のメンバーの1人(=各パートの1プルトに当たる)
という体制で曲をあわせる練習です。
 
初回の合奏前に、
トップ練というものがありますが、
そちらでは、基本的に弓を合わせたりするのが中心でした。
一方、1プルト弦分奏の練習は、合奏による練習も踏まえたときに
新たに出てくる懸念点や問題点を再認識する場のようなものです。
指揮者も含めて、どのように曲を作っていくかを話し合う場でもあります。
 
どこがうまくアンサンブル出来てないとか、どのあたりが認識が共有出来てなかったとか
改めてこの部分の旋律は大事なんだとかがわかります。
 
それにしても、普段よりもみんなと近い!
 
端から見ると、楽器が大きい分そんなに感じないかもしれませんが、
実は、合奏ではコントラバスは後ろの端っこにいるので、
普段、指揮者や他の弦トップと距離があります。
 
そんなこともあり、コントラバスにとって
1プルト弦分奏では、弦パートとのアンサンブルがやりやすい貴重な練習でもあります。
部屋はギュウギュウでしたが・・。
 
今回の曲メンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」ですが、
コントラバスパートの旋律は、チェロと同じ旋律をしている箇所が多くあります。
なので、他の曲に比べ、曲中にのんびり待っている瞬間などございません。
 
演奏会では、どこがチェロとコントラバスで旋律が違うのかという
ちょっとマイナーな探し方をしてみても面白いかもしれませんね。
 
それでは、演奏会でお会いしましょう!
 
 
 

第2回tutti♪

こんにちは!ヴィオラパートの今村です。
 
EGKの参加は早いもので4回目になります。
これまでチャイ5、ライン、ベト8と初めて演奏する曲ばかりで、
次は何の曲になるのかな?と期待に胸を膨らませていました。
 
今回演奏するメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」ですが、
曲名は知っていたものの、恥ずかしながら実際に曲を聴いたことはありませんでした。
 
調べてみるとこの曲の序奏部分は、
メンデルスゾーンがスコットランドのホリールード宮殿を訪れた際、
その側にある修道院跡からインスピレーションを得た楽想とのことです。
写真で見た風景を想像しながら聴いてみると、
風景と相俟って哀愁漂う美しい旋律だなぁと思いました。
 
そしてその序奏の部分はヴィオラにも出番があり、いきなりの見せどころです!
当日はそんなヴィオラの音色にも注目してください!
 
話は変わりますが、先日2回目のtuttiがありました♪
まだまだシーズンは始まったばかりですが、
11/19の本番に向けて、着々と曲を作り上げています!
短い練習期間ではありますが、その分毎回の合奏を大切にしながら、
当日は皆様に素敵な音楽をお届けできればと思います。
 

EGK本格始動♪

こんにちは!セカンドヴァイオリンのうめです。
 
今年は夏が終わるのが早く、朝夕はめっきり涼しく、過ごしやすくなりましたね。
これからやってくるのは…芸術の秋!!
 
EGKも本格的に始動です♪
 
先日はどきどきの初回tuttiでした。
EGKは室内楽、コンバース、オーケストラの3本立てで毎年お楽しみいただいていますが、
今年のオーケストラは、メンデルスゾーンの不朽の名曲、交響曲第3番「スコットランド」を演奏します。
 
実は今回演奏する第3番、メンデルスゾーンが作曲した交響曲の中で、一番最後に作曲された曲なのです。
メンデルスゾーンの交響曲は出版順に番号がついているので、曲が完成した年代順に並べると、
第1番ハ短調(1824年)
第5番「宗教改革」(1830年)
第4番「イタリア」(1833年)
第2番「賛歌」(1839年)
第3番「スコットランド」(1841年)
となります。
 
しかも「スコットランド」は1829年~1841年にかけて、なんと12年もかけて執筆されています。
メンデルスゾーンは速筆として知られ、あの有名なヴァイオリン協奏曲でさえも7年ほどで書き上げられています。
なのに、この曲は12年!どれだけの想いがつまっていることか…!
 
そんなメンデルスゾーン渾身の一曲を、短期間で練習し演奏するのは恐れ多い気もしますが、
この曲を初めて演奏するメンバーも多かったので、これからどんな風に創り上げていくか、楽しみです^^

あと100日!

第19回EGK演奏会まであと100日!

EGKは実働2ヶ月のオケなのでまだ練習は始まってませんが、
チラシも既に完成し、準備は着々と進んでおります。

11/19の本番はこんな感じで笑顔溢れる演奏会となるよう、
団員一同、みなさまのご来場をお待ちしております(^-^)/

 

 

 

今年の室内楽は…

第19回EGK演奏会まであと150日!
前回の記事が「あと300日」だったので、一気に半分になってしまいました。
 
さてEGKの今年の室内楽は、ベートーベンの弦楽四重奏曲9番(ラズモフスキー3番)を演奏します。
 
メンバーはいつもの4人…ではなく!
ヴィオラの相川さんが諸事情により出演がかなわない、ということで、
昨年度EGK室内楽のオクテットにも参加させていただきましたワタクシ久保が
Vn野村さん、西浦さん、Vc佐渡さんとご一緒させていただく運びとなりました。
 
今回残念ながら不参加の相川先輩は、在学中から雲の上の存在で、
一線を画した独自のスタイルがカッコよいなぁ…と憧れていたので、
その代役ということでかなりの緊張であります。
 

そして、また、曲がラズモフスキーとのこと。
 
私はラズモフスキーにはかなり強烈な印象があり、
初めての出会いは数年前、あるワークショップで2番を聴いた時です。
 
たまたまプロのリハーサル聴かせていただいたのですが、
作曲者・曲名は告げられずに1楽章冒頭を丁寧に作りこんでいました。
 
なんて宇宙的!!!!!割と現代の人の作品であるな、なんて思っていたところ、
実はベートーベンの作品~!?
 
ベートーベンのシンフォニーや室内楽はそれなりに親しんだことがあったにも関わらず、
全くわからなかったということで、なんて奥深くてすごい作曲家なんだろうと心底驚きました。
 
宇宙的というのが、それまで私の持っていたベートーベンの牧歌的で人間的なイメージに
さらに強烈な印象を加えました。
 
今回はC-durの3番とのことで、いわゆる和音で進行していくような明るく素朴な印象はありますが、
あの2番の次の曲だ…と思うとかなり楽譜を読み込む楽しみがあるなと、
まるで小説を読み進めるようなワクワク感でいっぱいです。
 
また、C線のあるVcとVaにはかなり響かせるポイントも多いのではと、初回の練習が楽しみです。
 

聴いてもらう方が思わずステージの上の方を仰ぎ見てしまうような、
響きのある音楽を作っていきたいと思います。

(写真は去年のオクテットメンバーと、野村さん直々にこだわりの製本をしていただいた今回の楽譜です)
 
Va久保麻由子
 

今年のEGK演奏会まであと300日!

指揮者の平尾です。
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
 
さて、今年のEGK演奏会まで今日であと300日!
ということで、今年の演奏会概要をご報告いたします。
 
♪第19回EGK演奏会♪
2017年11月19日(日)午後
サンパール荒川 大ホール
曲目:メンデルスゾーン/交響曲第3番「スコットランド」
   コントラバス・アンサンブル「コンバース」
   室内楽
 
EGKは第3回演奏会より毎年10月に演奏会を開催してきましたが、
今年は諸事情により11月の開催となりました。
 
そして今年のオケ曲はEGK初となるメンデルスゾーンを取り上げ、
「スコットランド」に挑戦します。
 
さらに次々回、2018年の第20回演奏会では、
第15回演奏会でブラームスの交響曲チクルスを完成して以来初のブラームスの交響曲
となる
♪ブラームス/交響曲第3番
を取り上げることも決まりましたので、
先の話ではありますが、併せてご報告いたします。
 
簡単ですが、過去(及び近未来)のEGKのオケ演奏曲を以下にまとめます。
 
第7回(2005)ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲
第8回(2006)シューマン/交響曲第2番
第9回(2007)ブラームス/交響曲第3番
第10回(2008)ブラームス/交響曲第4番
第11回(2009)シューベルト/交響曲第8番「ザ・グレイト」
第12回(2010)ベートーヴェン/交響曲第7番
第13回(2011)ブラームス/交響曲第2番
第14回(2012)ドヴォルザーク/交響曲第7番
第15回(2013)ブラームス/交響曲第1番
第16回(2014)チャイコフスキー/交響曲第5番
第17回(2015)シューマン/交響曲第3番「ライン」
第18回(2016)ブラームス/大学祝典序曲
         ベートーヴェン/交響曲第8番
第19回(2017)メンデルスゾーン/交響曲第3番「スコットランド」
第20回(2018)ブラームス/交響曲第3番
 
EGKが節目の第20回演奏会で再びブラームスの交響曲を取り上げる意義を感じ取って
いただければ幸いです。
 

演奏会まであと300日というと随分先な気がしますが、
気がつくとあっという間に本番直前になってしまうんですよね。
 
まずは今年の演奏会について、忘れないうちに手帳へのメモをよろしくお願いしま
す!
 
本年もEGKをよろしくお願いいたします。
 

心配事…

明けましておめでとうございます。
だいぶ時間が経ってしまいましたが、10月にEGKの公演が終了しました。
聴きにきてくださった皆様、本当に有難うございました。
また、どうしても行けなかった!!!
という方、ご安心ください。
今年も公演がありますので、次回、お待ちしております^ ^
 
文章書くの本当に苦手なので読みにくいと思いますが、指名されましたので感想を。。。
 
私は前回に引き続き出演させていただきましたが、実は今シーズンが始まるにあたり、心配事がありました。
 
前回はシューマンのラインを演奏したのですが
(聴きたい方はこちらへ!全楽章聴けます→ https://www.youtube.com/playlist?list=PL0ejEFmU6aiyubyWjGlAXd0Cec5HSXbYh )、
練習から本番に至るまで楽し過ぎたので、同じテンションで挑んで、前回を超える充実感と手応えを感じられるのか、という心配。。。
 
ただ、シーズンインする前の個人練までは本気で悩みましたが、
いざ初回の合奏が始まってみると、何を心配してたんだか、やはり楽しくて、
あっという間にシーズンは過ぎ去り、気づいたら打ち上げ会場で乾杯のグラスを持ってました(笑)
 
今回のオケはブラームスとベートーベン。
ブラームスも、ベートーベンも、譜面だけ見たら、単純に音を出すことに限れば難しくないのですが、
だからこそ聴かせるのが難しい曲。
ただ考え無しに音出しただけだと、ベートーベンもブラームスも2人して天国でガッカリなわけです、たぶん。
だからこそ、本当苦労の連続でした。
 
そしていつものことながら、指揮者、コンマス、他のメンバーがやりたい事、持って行きたい方向を理解すること、
表現すること、合わせること、自分がどうしたいのか自分で理解すること、など、これまた苦労。
たまに自分の力の無さに嫌になりそうな時もあったり。
 
でも、今振り返れば結局その過程が楽しくて、その過程があるからこそ本番へ向かう気持ちも強くなったし、本番を楽しめたみたいです。
オケのメンバーの本番のスーパープレイにもやっぱり出会えるし(うわぁ今の痺れるぅ!!!てなったり)、そして、またオケをやりたくなっちゃって?
 
そして、結局、シーズンイン前のような心配をする余裕も気付いたらなかったわけです。
何を心配してたんだか、本当にバカみたい?(°▽°)
 
次回は何の曲だろうか。。。
公演終了してまだ日もたたないのに、結局楽しみになってます、結局それくらい楽しかったです(^^;;
 
皆様はお楽しみ頂けましたでしょうか。。。
 
そんなこんなで、アマチュアの、いい歳した大人の集団ですが、試行錯誤しながら、毎年、本気でEGKの音楽を創っています!!!
 
是非次回も、EGKの音楽を聴きに来てくださいね!!!
 
以上、EGKファゴット吹きの小原からでした!!!
また次回公演でお会いしましょう!!!
 
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10月の第18回EGK演奏会終演後、出演メンバーにて今シーズンの感想等を綴ってきたこのブログシリーズですが、
今回をもって完結となりました。
ここまでのご愛読、誠にありがとうございました。
 
引き続きEGK及びEGKの演奏会・ブログ等をご愛顧のほど、何卒よろしくお願いいたします。