昨年末のBOOKレビュー番組等々で、やたらと評判が良かった作品。
紀伊國屋書店社員が選んだベスト1だった。
王様のブランチ他で、編集狂・松田哲夫氏が激賞したおかげで、さらに注目を集め、図書館では待機リストがイッパイになったとか。氏は、確か他の番組でも直木賞は決定!的なコメントをされておりました。
ここ数年、書店の方の推薦や、ポップからベストセラーが生まれることが多く、ひとつの彼らの評価が表舞台に出てくるようになった。年末の朝日新聞の総括特集でも、しっかりとページを割いていた。“本読み”の代表としては評論家よりも確かに参考になる。
でもね、なんだか評論家にしても、書店さんにしても、どうも選ぶ作品がボクの嗜好とは異なるようで。とにかく刺激の少ない“良品”を探し出そうとしているような気がするのだ。
音楽で言うと、ボクはBENNIE KとかMichicoとかで、ノリノリしたいのに、つじあやのを薦められているような。。
で、恩田氏の『夜のピクニック』は、面白かったんだけど(ちなみに、つじあやののAlbumは5枚持っている…)、でも、ドキドキも、ハラハラもしなかったし、涙も出ず、怒りも湧かず、後悔もせず、大笑いもせず。
そう、のんびりと時間のある夜更けにテレビを消して、リビングのソファとかでゆったり読むには良い小説かな。
青春時代、いま思い出すとどうって事のない事件で大いに盛り上がったなぁなんて懐かしみながら、ともに過ごすには素敵な世界だ。
5年後にもう一度読んでみよう。
いまのボクは、この世界観に浸るには、少々下世話に生きている。
夜のピクニック/恩田 陸http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103971053/ideabowl-22