ネイティブ10歳児の英語 -7ページ目

THINK ①

今日は think に駒を進めよう。


think の訳語で真っ先に思い浮かぶのが、思うであろう。日本語には“片思い”という言葉があって、思うことが情緒的な営みを含むことがあるが、英語の think はあくまで理性的な判断を伴う言葉。

英語では use the mind  ここでmind は知力のこと。知力を駆使するという意味である。


その語義は大きく2つに大別する。


1つは無意志的な、自然と頭の中に浮かんだといったニュアンスで「思う、信じる、~という考えを抱く」


Do you think he will come to our party? 彼が私たちのパーティーに来ると思いますか

I don't think she is a good singer. 私は彼女は歌がうまいとは思わない


※上のいい方の方が I think she is not a good singer. と言うより普通


もう1つは、(自発的に)頭を使うというニュアンスで「よく考える、思い出す」


She thought very carefully before answering. 彼女はよくよく考えてから答えた

Wait a minute - I'm thinking. ちょっと待ってて。まだ考えているんだから


※上の例文のように自発的に考えるという場合は進行形が可能。


また、(自発的に)よく考えるという意味では think what/how/when etc の形をとることもある


Think what to do next. =Think what you should do next.  次に何をすべきか考えなさい

I know what you're thinking. .君がどう思っているかくらいわかるよ


また、think にはものごとを断定する表現を和らげる役割を担う。


I think that I will go the cinema this evening. 今夜、映画にでも行こうかな。


※ that 以下の決心をやわらげる言い方。まだ、行くことは決めていないことが暗示される。


KNOW ①

以前の記事で取り上げたが、コーパスランキングによる使用頻度の高い動詞トップ20は以下の通り。

1. be 2. have 3. do 4. get 5. go 6. say 7. know 8. think 9. see 10. come 
11. mean 12. want 13. take 14. look 15. make 17. give 18. tell 19. like 20. need


このブログでも既に7つの動詞(赤字)を取り上げている。今日は8つ目、know に駒を進めよう。



その原義は知識や経験から知っている、分かっている。その状態をさし示す動詞。

英語では have the facts of ~、have ~ in mind 。情報が頭の中にある状態を示す。

したがって進行形にはしない。「「知るようになる」という動作を示すのであれば、learn、 find out、 get to know などの表現を用いることが多い。


I know his name. 彼の名前は知っている

Everyone knows it. だれでもそんなことは知っている(当たり前のことだ)

I don't know anything about computers. 私はコンピュータのことは何も知らない

→I knowの後にはnothing, all, a lot, something, everything, (a) littleなどがよく現れる


(人や場所などに)精通している、(学問、言語、方法など)習得しているという意味でも使われる


I do not know this area very well. このあたりはそれほどよく知らない

I know some French. フランス語ならある程度できるわ


また、know what/how/where etc /know (that) の形で使われることが多い。


Let me know (=tell me) what time you're planning to arrive. 何時に到着予定かお知らせください

He knows how to use a gun. 彼は銃の使い方を心得ている

I know how you feel. あなたの気持ちはよくわかる

I don't know where to go. どこへ行ったらいいのか分からない

I know (that) he is honest. 彼が正直なことはわかっています


know 本来の意味を探る意味で類似した意味をもつ understand と比較してみよう。

辞書によれば以下の説明がある。


understand は認識の程度の深さ、物事の額面だけでなく, 言外の意味, 情況までも理解・把握していることを強調するのに対し、know は話し手が~を事実・真実として確信していることを強調する動詞。


たとえば I understand the answer. と言った場合は、その答えの深意を分かっている、理解しているという意味だが、I know the answer. だと、その答えならわかると、むしろ答えが分かっている確信を暗示することになる。


確信を表す know の例文は以下の通り

I know exactly what you need ! あなたが必要としていることはよく分かっている(確信がある)

I know I won't get the job. 仕事なんか(絶対に)見つからないよ 


















SAY ①

では、say に駒を進めよう。

speak、 talk、tell とともに伝達を表す代表的な動詞である。

say のそもそもの意味は 口頭あるいは文字である内容を言うこと。

英語では put into words となる。つまり、心で思っていることを言葉にすることである。

ここは同様に“言う”の意味で使われる tell との違いを示し、say の原義により近づくことにしよう。

辞書には以下のような説明がある。


say はある特定の言葉を言うことを意味する。

tell は「~という内容のことを言う」という意味。 話された言葉通りを伝えるのではなく、内容のみを伝えるときに用いられる。


say は「どんな言葉で表現されたか」に注意が向けられたときに使われるということらしい。


かつて安室奈美恵の歌に Say the word というのがあったが、その歌詞にはこうある。


“あるふれた言葉がいい、say the word ”


全体の歌詞から察するに、勇気づける(特定の)そのひとことを言って欲しいということらしい。勇気づける言葉なら何でもいいというわけではない。

ある辞書には漫画や劇画の吹き出しを思わせる表現とある。吹き出しの中に発言そのものが書き出されるからだ。


'I'm so tired,' she said. 「とても疲れた」と彼女は言った

Don't believe anything he says. 彼の言うことを信じちゃだめだよ

What did you say ? 何と言いましたか

How do you say that in Japanese ? 日本語で何と言うんですか


いずれも発言された言葉に意識が向けられているのが分かる。


また、考えや気持ちを音声に変えて空中に発するという意味のため、四方八方に飛ぶイメージに近く、tell とは異なり、聞き手を示すのは比較的まれ。仮に、発言する相手を定める時には到達点を示す to が必要になる。


The teacher said (to me ), 'Be quiet.' 静かにしなさいと先生は(私に)言った