カリフォルニアの建築家日記 -85ページ目

ビバリヒルズの家


クライアントとして出会い、
今では良き友人のMr.R氏を訪問

カリフォルニアの建築家日記

彼の家をデザインしたのは7年ぐらい前だったかな

お子さんが生まれて以来訪問してないので
3-4年が経つ。

時間が経つのは早いものだ。


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当時結婚式に間に合わせるために
大変はスケジュールをクリアーしながら
将来の夢を語っていたMr.R氏。


外と中がつながる空間は当然なことで、
セキュリティー・プライバシーも大切な要素。

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ちょっとした工夫で開放感を味わえる。

あぁ。このフロア・マットはかわいいなぁ。
カリフォルニアのロゴでもあるクマのモチーフ。
奥さんのアイデアだろうなぁ。


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内装はいたってシンプル。
でもいろいろな仕掛けをつくたっけ。

実験的な天窓や、家をロフトのように使う
マルチ空間。

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障子のように開放する窓越しには 
ロスの風景が一望できるのです。


お子さんがいるから
お気に入りのプールにはさくをかけていました。

これも実はデザイン当時にMr.Rと予想した「準備策」


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キッチンは家の大事な空間

食べ物、飲み物がある場所は人が集まる

だからキッチンは家の真ん中に位置し、
家具のように置かれている。

キッチンも隅々までデザインした。
奥さんの身長から始めて、
調理の過程や、パーティー時の対応など。。

女性の方は爪を傷めちゃいけないしねぇ

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冷蔵庫も流し台もすべて
家具の中に『埋め込んだ』から
大変だったなぁ。

デザイン当初は反対だったMr.Rさんも
今ではお気に入りの空間だと言ってくれた。

ワインクーラーもビルトイン(埋め込み)。

ワイン・テースターである
従兄弟のYujeenがワインクーラーの重要性を
Mr.Rに伝えた結果でのこと。


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暖炉の上の天窓は当時にしてみれば
技術的にも難しかったなぁ。

お昼になると光のシャワーが
暖炉上のアートを照らすようになっていて、
家族が大切にする文化・アート(ユダヤ人)を象徴するように工夫した。

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マスターバスルームはこんな感じで。。

お子さん(ジェニファー)の椅子がとても印象的だったなぁ。


帰り際、Mr.R家族が
「私たち本当にこの家大好きだわ」
って言ってくれた。


デザイン作業ってとても時間がかかって、
とても地味な仕事で、苦労があまり表には見えないもの。
完璧な図面なんてこの世には存在せず、
いつも試行錯誤しながら学んでいる。

そんな中、
彼女の暖かい言葉はとても意味があるものだった

だから、どんなに苦労しても、どんなに辛くても、
またやりたいと思う。


英語で「建築をする」は

「I practice architecture」と言う

『建築を練習する』

建築をやるのではなく、練習する。

建築家は先生ではなく、
建築を練習している専門家ということだと思う。

完璧にできないから、
次があるんだなぁ。






追伸

「この家で一番気に入ってるものはなに?」って聞いてみた。

Mr.Rの奥さん曰く、 「いろいろ、好きな場所とか、仕掛けがあるけど、
私はやっぱり、ドアの取って』 ねぇ。」


D.「。。。。。。」

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使用中はLEDのライトが光る仕組み
だが。。


こんな小さなところが良かったの。。?


まだまだ、学ぶことたくさんだなぁ。


D.












今月のテーマ

2009 January 

幸運は自分の努力で呼び寄せることができる


2009 Feburary

仕事とは自分を映しだす鏡である

Work you do is a mirror of who you are inside.


2009 March

やめない限り失敗はない
There is no such thing 'failure' unless you quit. 


2009 April

「忙しい」とは心を亡くすと書く



2009 May

どんなに退屈な事柄でも

    アーティストが触ればアートになる

Most menial work can be a piece of art when done by an artist
 



あるランチ会議の際、クライアントが申し訳なさそうな表情でいった。


「あまり関心の引かない仕事で予算もとてもきびしいのだが、是非お願いしたい。。」

「倉庫場」とゴミ箱の囲いを設計する依頼だった。

頭の中では「倉庫場?」「ゴミ箱のかこい?」と否定する自分もいた。

独立したばかりの自分には精一杯のプロジェクトであり、大切な一歩だった。
デザイン性には程遠い課題であり、同業からすると魅力がないプロジェクトのように思えた


そんな時、こんな言葉を思い出した。

Most menial work can be a piece of art

when done by an artist                ※Menial =単調な、つまらないこと

「そうだなぁ。 世界で一番きれいな倉庫場を創ろう!」
「世界で最高にかっこいいゴミ箱の囲いがあったっていいじゃない。。」

やってみると、倉庫場でもいろいろな知識・知恵があり、沢山の問題があった。 コストは最小限で最大限

の機能を果たすために、いろいろ試行錯誤しなけらばならなかった。 

悩めば悩むほど、難しく、大変な仕事だったけど、いろいろ答えもでてくるものだった。 

結果、倉庫場とは思えない倉庫場のデザインが完成した。 その横にはとてもモダンなゴミ箱のフェンス。

その日の夜、クライアントと将来の倉庫場の夢を飲みながら語り合った。 

「こんな倉庫場があれば、街がもっときれいになるなぁ!」


「倉庫場でもこんなにきれいになるのなら、ショッピングモールなんてもっときれいになるんじゃない?」 (当時のショッピングモールは業界では「街のがん細胞」と言われていた。)





残念ながらこのプロジェクトはクライアントの事情から実現しなかった。 
でも このことがきっかけで、そのクライアントは次のクライアントを紹介してくれた。







「自分は、こうしてくれたら、こんなことができる」という方が沢山いる。

『条件がそろえば、こんなことができるが、
自分が与えられた条件では、興味が無いし不可能だということだ。』


でも実際はどうだろうか?

こんなことができないのなら、夢のような状況がそろっても
思うようにできないのではないだろうか。。



こんな普通のことができないのならば、

特別なことを頼まれるわけがないのではないか?






どんな小さな仕事や、一般には興味がないと言われている事柄でも
情熱を持ち、一心をささげれば、素晴らしい結果が待っている。


その積み重ねが、自分が目指す理想への近道となるのではないかなぁ。











 

突然の訪問者現る

Okay, guys, let's wrap it up...
Ok, そろそろ切り上げにしよう。。

といった瞬間携帯が。。。
あるマネージャーからの連絡でしたが、




突然の訪問。

ある音楽関係のビッグタイム アーティスト
A big time (大物) ラップ系


残念ながらお名前は報告できませんが、
ラップ界ではかなり名が知られている方です。。


正直ギャングみたいな見かけですが、
話してみるととても心が優しく、 
環境、社会、経済についてとても真剣に考えておられるかたでした。


人は見かけではないですねぇ。

帰り際、


D.
「At first, I thought that you were a gangster, man..」
アッ(t) フRストゥ、アイサァ・(th)アチュウワァ エイ ギャングスタR、メァン
始めは、あんたはギャングかと思ったよ!

Mr.G
「Yo, you know where i came from...」
ヨォー、ユノォ・ ウェアイム ケイムフrオm。。
へい、 俺はどこ出身かしってるだろう?

Mr.G
「I was the GANGSTA.... and I still am.. :)」
アイワズ Thザァ・ ギャングサタ。。 エン(d) アイ スティル アェム 笑
昔はギャングだった。。。。 まだ今もなぁ。 




「。。。。。汗」

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ハマーを改造したストレッチ・リムジン。  派手な登場と裏腹に、やさしい性格。。






D.

ロサンジェルスにも春到来


【ロサンジェルスの春】

家の欄が咲き始めた

去年と比べると3週間ぐらい遅いけど、
やっと春満開という感じ。

ロスにも春が訪れています


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それにしても欄って本当に神秘的な形をしてるなぁ。

色だってこんなに微妙に混ざり合ってて
誰がいいっていったのかなぁ。


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緑色のつぼみから黄色・赤が飛び出すなんて。。

欄の花ことばって何だろう?




D.



Firenze


Firenze Italia

イタリアの4大都市であるFirenze
英語ではFlorence(フローレンス)と呼ぶ
日本語ではなんていうのかなぁ?
フィレンゼェ?

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スケッチって写真と違っていて細かいところはあまり描かない。

でも描いた立場からすると、こうして時間が経った今でも
昨日のことのように覚えている。

一つ一つの線を描いている時にバックグランドの音や
通りすがりのおじさん、おばさん。 

細かいことを描いていないのに、タイルの色まで覚えてる。


自分が見た風景をじっと眺め、目を閉じる
目を開けて頭にある残像を紙に移しおとす。

残像を実際に描くことで頭の中に焼き付ける


この残像が一枚、、十枚、千枚、、、

そんな残像がどんどん頭の中に入ってくる。

スケッチをすると、忘れろと言われても忘れられないようになる。

この頃から覚えたいものは何でも図解して覚える癖がついた。


覚えたいことは画像と感情をからめて描く。


試してみる価値あるかも。




See ya,


D


豚インフルエンザは英語で?



Source: The Associated Press
The World's Health Organization (WHO) confirmed 40 swine flu cases in the US


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豚インフルエンザがメキシコから発生した

豚といったらPigs
でも他にも呼び方がある Hogs, Swine
ホッグ()、スワァイン

インフルエンザは英語で「Flu」フルー

だから豚インフルエンザはSwine Flu というわけだ。

豚のワインフルーと覚えておこう



「スザーン、インフルエンザの予防注射を打った方がいいよ。」
Susanne, you may wanna go get a flu shot.

         want-to  go(and)get a flu shot.

スザーン、ユーメイ ワォナ ゴーゲタ フルー・ショッ(t)



There is no such thing for a while,
that is why it is scary!


当分それがないから 怖いんだよ~!







Take care,


D

テキサス州 ダラス市

週末を利用してテキサス州・ダラス市を尋ねた。


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混合ハウジング・プロジェクトの敷地を下見するためである。
どんなに距離が離れていても必ず「下見」することにしている。

現場を見るのは当たり前だと思われる方が多いと思うけど
実際は敷地も尋ねずデザインする建築家が年々増えている。

まして、海外や州外で行われる場合はなおさら。 
ネットで土地写真をみたり、Google Earthなら
アングルも自由に変えられたりする。  便利な世の中。



でも、「下見」って土地を見るだけじゃない。

その街の空気を感じたり、人々と話したり、
ちょっとした歩道に生えている花をみたり。

場所が変わると、色の使い方や、風の感じ方も変わってくる。

デザインのインスピレーションってそんなところから感じ発展することが大半。

逆に考えると、インスピレーションを探しに現場へ向かうのだと思う。


だから「下見」は本当に大切なプロセスの一つだと思う。


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ダラスのチョッパー族は流石迫力がある


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安藤さん建築、ちゃんとメンテしてほしいな。



なんで週末も仕事してるの?って問われることがある。
自分の答えは簡単で、じゃぁ 週末は何してるの?っと聞く。

好きなことをするときって、週末も、ウィークデイも関係ないよね。


子供のころたくさんの夢があった。
「探偵士」や「探検家」になりたい時期があったり、
「スタントマン」や「映画監督」にもなりたかった。

何もないところから新たなアイデアを探し見つけ出す喜びだったり、
何か大きな動きの裏方で主人公の手助けをしたり。

今考えてみると、いざやっていることは同じようなことをしてる。



人生を楽しく生きるために大切なことって
「職種」や「名式」じゃないってこのごろ本当に感じる。

社長や、○○職、○○界に就くことが目的ではなく、

具体的に何をしているかが問題でもない。

どんなことをしていても、自分がどう感じるかで

毎日の人生の質が変わってくるんだなぁ。







今日も一日楽しかった。






必要なもの


バックパッカーの知恵

リュックサック一つで長期間旅をする旅人を
バックパッカーと呼ぶ

イタリアに留学している当時は
時間の合間を見つけては、ヨーロッパ中に飛び出していった
夏休みになると、バックパック(リュックサック)を持ち、旅にでる。

学生だから当然費用もない。
でもこの時期は絶対に見逃せなかった

宿泊料、美術館入場労、食費、そして移動料
移動料はヨーロパスを購入
期間内に西ヨーロッパは電車利用制限無し

食事は最低限
パンと水だけという日もあったなぁ

入場料は学割で精一杯

残りは宿泊費


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ない知恵を絞った結果、
電車で寝ることにする
6時間ー8時間かかる路線を選べばいいじゃない

イタリアからドイツへ
朝起きると違う国。

メジャーな駅にはシャワー室があった
リュックサックには石鹸とシャンプーは欠かせアイテムだった

旅先で出会う旅人と石鹸の交換をしたり、
以前訪れた国・街の情報を交換したなぁ。

一日歩き回り最終便に乗る
ドイツからスペン、
スペインからイタリア、
イタリアからフランス、
街から街へ
次々と移動する

ある日は
ビーチで寝たときもあったけ。

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当時、必要最小限のものは全て
リュックサック一つで十分だった

小さな部屋一つあれば
すばらしい時間をすごすことができる

窓から見える風景を眺めては
想像力が膨らませていた

移動中の8時間、
いろいろな人に会い、いろいろな会話をした
ある日は会話が膨らみ、その方の家に
泊めさせてくれたケースもたびたびあった。




今振り返ると自分の身の回りにある
物の多さに気づく

ペン一つをみても
赤、青、太ペン、極細、万年筆

知らない間にいらないものまで増えてる

もう一度自分を見つめなおしてみよう




D.

活力のつくり方

【質問】 いつもエネルギッシュにいられる秘訣とは?

いつもはPositive attitude の私が最近、少し落ち込み気味~って時にこのコラムを読み元気づけられました。人生明るく生きた方が勝ちですよね!いつも Energeticで、いられる秘訣を今度教えて下さい。 I think this must be come from your confidence and enthusiasm. 負けないように頑張りま~す!  ~Wambatさんより




Energetic=エネルギッシュな、精力的な、活発な)


いつもエネルギッシュでいられる秘訣。。


一番大切なことは、「いつもエネルギッシュでいたい」と思うことから

始まると思います。


エネルギッシュになるためには、

人から言われてできることではありませんものねぇ。


また、エネルギーが乏しくなってきたなぁ。って思う時は、
「素直に休む」ようにしています。 


休むといっても、だらだら寝るのではなく、仕事をオフするとか、
自分の好みな場所に行くとか、友達と話すとか。


「体と心を休める方法を自分なりに知っておくこと」が大切だと思います。


以前「きこりの話し」をお伝えしたと思いますが、     キコリの話しを読む
自分はもっと好きなことがしたいために、休養も仕事として考え、
大切なスケジュールの一つに組み込むようにしています。





さて本題はここから。  今日はちょっと長いぞぉ。



仕事柄、国内・海外出張も多く長期間の飛行時間や、

時差への対応、限られた時間に求められる集中力など、

とても難しいチャレンジをこなさなくてはなりません。


「活力」は大切なエネルギーであり、活力が無いと、

頭の回転も鈍いのでミスが多くなり、空回りするケースを何度も経験しました。


いろいろ病気をして入院した時期もあり、

その都度、健康と仕事について考えたり、
大好きな仕事をもっと出来るようになるには、

どうすれば良いのかと考えたこともありました。


そんな中、クライアントを含む世界中、

沢山の方からいろいろなことを教えていただきました。


秘訣とは一つではなく、沢山ありますが、

そんな中で一番自分に効果的で今でも利用している
方法を紹介します。  


皆さんに何かのヒントになればいいなぁ。




"子供のような元気・活力はどうしたら得られるのか?


また、その活力をどうしたら継続できるのか
"




実は「活力は物理的につくれる」のです。


シンプルに述べると活力の良し悪しは「朝」に決まります。


朝、仕事、学校へ行く前に3つのことをします。


1.早起きをすること


太陽が昇る時に起きることは体内のバランスや無意識に存在する自然のバランスを保つために
大切な必要だと研究結果がでています。 考えると当然のことかもしれませんが、
現代社会では、どうしても軽く考えてしまいます。
一日の始まりを太陽と合わせることで、同じ調和をとることができるようです。

自分は職業柄、深夜まで仕事をしたり、徹夜したりと、一日のバランスは仕事の量にあわせて、変化していました。 しかし、太陽の動きに合わせることで、仕事も効率よくこなせるようになりました。



2.水を飲むこと

以前紹介しましたが、体の大半(60%)は水でできています。 

起きた後「常温の水」を飲むことで、睡眠中消費した水分を補うことが大切です。 水の話しを読む


また、日中は常時、水を飲んでいます。仕事の関係で俳優さんや、世界で活躍する方々と会う際、決まって水を持っているのはそのせいかもしれませんねぇ。


 一日2リットルが平均した目安だと言われていますが、これは平均した新陳代謝(消化・吸収・排泄)を機能するために必要な量であり、職種(スポーツ選手など)や体重により変わります。




3.適度の運動をすること


これが一番チャレンジなことです。 

一日の行動をする前に適度の運動をすることで、さまざまな効果が生まれます。 


始めはジョギングや、近所を歩くだけでも違ってきます。


歩くことにより腸を動かし、Lymph system (リンパ系)とimmune system(免疫機能)、を活発にします。 


このシステムを起こすことで一日、「元気な活力」が生まれ、お昼ご飯を食べた後も眠くならないようになります。  


運動することで、疲れてしてまうイメージがありますが、

実は逆にエネルギーがでるのです。



さて、、

日常のリズムを変えることは、簡単ではありません。


でも、実際やってみると文章ではわからない素晴らしさを経験できると思います。






トライしてみる価値あるかも。




D.



好奇心


Curious
キュゥRィオウス


【好奇心】

好奇心をもつことって大切だよねぇ。

好奇心が無いと成長できない

好奇心があると追求心が生まれる

追求心があれば自然に行動する

行動できれば結果がついてくる




好奇心を養おう



行動するための原動力

それは好奇心をもつこと

みんなが持てる魔法の力




D