地球上に、人口が百億を超えた。
そうなっても、人々はより快適な暮らしを求めて、森林を伐採し、海を埋め立て、ありとあらゆる資源を掘り尽くしていた。
そのため、自然は破壊尽くされ、多くの動物や植物が絶滅状態にある。
バイオ装置の進化により、なんとか食料を確保していたものの、多くの国々は飢餓で喘いでいる人々が大勢いた。
食料や資源を巡って、人と人とが争い、それが国と国との争いに発展していった。
そして、ついに人類最後の戦争が始まった。
科学が発達している分、戦争は酸鼻を極めた。
面と向かって殺し合う必要はなく、ボタンひとつで多くの人を殺せるのだから、罪の意識というものをあまり感じなくて済む。
大国はおろか、小さな国まで巻き込まれ、わずか一年の内に人工の半分が死滅した。
それでも、戦いは止まない。
戦争により、より食料が不足したため、とても五十億の人間が生きていけるだけの食料がないのだ。
いまや、食糧を奪うというより、口減らしのために戦争を続けている。
酷い国になると、敵国の放ったミサイルに見せかけて自国民を殺し、口減らしを大畑っている国もあった。
それから一年。
ついに、人類は滅んだ。
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