秘境、氷山島。
その島は、陸地ではない。一定の場所に位置しておらず、徐々に動いている。氷山のように浮かんでいると思われことから、氷山島と名付けられた。
発見されたのは、つい最近のことだ。
普通の島と同じように、森があり、山がある。
島の周囲は2キロくらいで、それほど大きくはない。
空から見ても、なんの変哲もない島だが、不思議なことに、肉眼では見えるが、写真やビデオには映らない。
衛星写真も撮れなかった。
多分、島の周囲に磁気が渦巻いており、それが邪魔をしているのだろうと、多くの学者の見解だ。そのため、動物が生息しているかどうか定かではない。
それを確かめるべく、多くの調査隊が向かったが、その島へ足を踏み入れたものは、誰一人として帰ってこない。多くの武装した傭兵に守られた調査団も、連絡が途絶えている。
いつしか学者達は、その島を氷山島とは呼ばず、食人島と呼ぶようになり、恐れて誰も調査しようという者がいなくなった。
その島が、ふいに地球上から消えた。
次に現れたのは、5年後だった。島の半径は、1キロくらいに縮まっていた。
空から見ると、島の形は同じで、そのままスケールダウンしたと思われた。
その謎を解明しようと、またまた多くの学者達が島へ上陸した。
多くの調査団が消えるにつれ、島の直径は広がっていった。
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