「さあ、足が上がった。九回裏、ツーアウト満塁。点差は1点差。東映高校と松竹学園の対決。両校、今大会屈指のピッチャーを要して、ここまで勝ち上がってきました。なんと、初出場同士の決勝戦。歴史に残る、初の快挙です。1-0で迎えた九回裏。疲れがみえたのか、東映高校、左腕の松波君を攻めて、松竹学園が満塁としています」

「そうですね、ここは松波君、踏ん張りどころですよ」 

「解説の高松さんのおっしゃる通り、松波君、ここは踏ん張りどころです。しかし、バッターの古川君も強打者だ。ここまで、ホームランを7本打っています」

「そうですね、この勝負、見ごたえありますね」

「松波君、投げた。あ~と、打った。これは大きい。入れば、逆転サヨナラだ。」

「オオ」

「レフトバック、レフトバック。入ったか、入ったか。いや、ファールです。わずかに切れていました」

「おしいですね」

「さあ、気を取り直して、松波君。投げた。おおっとボールです。わずかに外れた。これで、2ストライク3ボール。泣いても笑っても、あと1球」

「緊張しますね」

「東映高校が逃げ勝つのか、それとも松竹学園のさよならはあるのか。松波君、最後の1球投げた。空振り~。空振りだ。強打者の古川君。空振りの三振に倒れました。そして、その場に泣き崩れるように蹲ってしまった」

「青春ですね」

 

 

 

 

 

 

 

真実の恋?(現在連載中)

夜の世界に慣れていない、ひたむきで純粋ながら熱い心を持つ真(まこと)と、バツ一で夜の世界のプロの実桜(みお)が出会い、お互い惹かれあっていきながらも、立場の違いから心の葛藤を繰り返し、衝突しながら本当の恋に目覚めてゆく、リアルにありそうでいて、現実ではそうそうあり得ない、ファンタジーな物語。

 

真実の恋?を面白く読んでいただくために

 

 

恋と夜景とお芝居と

ふとしたことから知り合った、中堅の会社に勤める健一と、売れない劇団員の麗の、恋の行方は?

 

絆・猫が変えてくれた人生

会社が倒産し、自棄になっていた男の前に現れた一匹の黒い仔猫。

無二の友との出会い、予期せぬ人との再会。

その仔猫を拾ったことから、男の人生は変わっていった。

小さな命が織りなす、男の成長と再生の物語。

 

プリティドール 

奥さんが、元CIAのトップシークレットに属する、ブロンド美人の殺し屋。

旦那は、冴えない正真正銘、日本の民間人。

そんな凸凹コンビが、CIAが開発中に盗まれた、人類をも滅ぼしかねない物の奪還に動く。

ロシア最凶の女戦士と、凶悪な犯罪組織の守り神。

世界の三凶と呼ばれて、裏の世界で恐れられている三人が激突する。

果たして、勝者は誰か?

奪われた物は誰の手に?

   

短編小説(夢

 

短編小説(ある夏の日)

 

短編小説(因果)

 

中編小説(人生は一度きり)

 

20行ショート小説集

 

僕の好きな1作シリーズ

 

魔法の言葉集