「さあ、足が上がった。九回裏、ツーアウト満塁。点差は1点差。東映高校と松竹学園の対決。両校、今大会屈指のピッチャーを要して、ここまで勝ち上がってきました。なんと、初出場同士の決勝戦。歴史に残る、初の快挙です。1-0で迎えた九回裏。疲れがみえたのか、東映高校、左腕の松波君を攻めて、松竹学園が満塁としています」
「そうですね、ここは松波君、踏ん張りどころですよ」
「解説の高松さんのおっしゃる通り、松波君、ここは踏ん張りどころです。しかし、バッターの古川君も強打者だ。ここまで、ホームランを7本打っています」
「そうですね、この勝負、見ごたえありますね」
「松波君、投げた。あ~と、打った。これは大きい。入れば、逆転サヨナラだ。」
「オオ」
「レフトバック、レフトバック。入ったか、入ったか。いや、ファールです。わずかに切れていました」
「おしいですね」
「さあ、気を取り直して、松波君。投げた。おおっとボールです。わずかに外れた。これで、2ストライク3ボール。泣いても笑っても、あと1球」
「緊張しますね」
「東映高校が逃げ勝つのか、それとも松竹学園のさよならはあるのか。松波君、最後の1球投げた。空振り~。空振りだ。強打者の古川君。空振りの三振に倒れました。そして、その場に泣き崩れるように蹲ってしまった」
「青春ですね」
夜の世界に慣れていない、ひたむきで純粋ながら熱い心を持つ真(まこと)と、バツ一で夜の世界のプロの実桜(みお)が出会い、お互い惹かれあっていきながらも、立場の違いから心の葛藤を繰り返し、衝突しながら本当の恋に目覚めてゆく、リアルにありそうでいて、現実ではそうそうあり得ない、ファンタジーな物語。
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