みなさん、こんばんは(^^)
【各論39】でもお話しした通り、昨日『北海道マラソン』に出走致しました!
昨年は沿道での観戦でしたが、激しいゲリラ豪雨に多くのランナーが苦戦しておりましたが…
今年は雨男である筆者の心配も杞憂に、爽やかな快晴の中で完走できました
・・・但し、『完走』と言いましてもショートコース(11.5km)でしたので(笑)、何だか疲れる前にあっという間に終わってしまったというのが、正直な感想です^^;
10月初旬にはハーフマラソンに出走しますので、またしっかりと調整します(^^)
さて、準動詞もいよいよ最後の山である「分詞」に突入です。
分詞の働きの中で既にご説明したものとして、
「現在分詞が進行形を作る、また過去分詞が受動態or完了形を作る際に用いる」
がありました。
しかし今回は、分詞のもつ準動詞としての機能についてまとめて参ります。
【1】準動詞としての分詞の機能とは?
《POINT1》分詞は、形容詞句あるいは副詞句を作る!
【総論6】で示した通り、分詞は形容詞的および副詞的な働きをします。
名詞に直接くっついて修飾したり、文の補語になったりするのが形容詞用法で、
また副詞用法は、別称「分詞構文」とも呼ばれます。
このブログでは、今週は形容詞用法を、次週は副詞用法(分詞構文)を扱います。
【2】分詞の種類と基本イメージ
分詞には、現在分詞と過去分詞の2種類が存在することはご存知かと思います。
では、両者の基本イメージを理解しておきましょう。
《POINT2》現在分詞は“能動的”、過去分詞は“受動的”なイメージである!
つまり、例えば分詞が名詞を修飾する形容詞用法においては、
「修飾する名詞と能動関係ならば現在分詞、受動関係ならば過去分詞」
ということになるのです!
具体例を見てみましょう。
(1) 現在分詞:修飾する名詞と能動関係
a) boiling water (→「沸騰している水(湯)」)
「沸騰している」という現在分詞が、名詞waterを修飾している形です。
また、名詞waterとの間には“The water is boiling.”という能動関係が成立します。
(2) 過去分詞:修飾する名詞と受動関係
b) boiled eggs (→「茹でられた卵」=「ゆで卵」)
「茹でられた」という過去分詞が、名詞eggsを修飾している形です。
また、名詞eggsとの間には“The eggs is boiled.”という受動関係が成立します。
つまり、卵は自然に茹で上がるのではなく、(「人間様によって)茹でられる」立場ですよね
もう少し補足するならば、同じ動詞“boil”が
・例a)では、目的語をとらず「(水が)沸騰する」という意味の自動詞として、
・例b)では、目的語を有して「~を茹でる」という意味の他動詞として、
それぞれ用いられていたことになります。
【3】現在分詞および過去分詞の注意点
前述の【2】において、分詞両名の基本イメージはご理解頂けたかと思います。
続いては、分詞の用法に関して注意しておきたいポイントを紹介します。
《POINT3》「準動詞としての現在分詞=進行形」ではない!!
我々と現在分詞との最初の出会いは中学1年生で習う現在進行形でありますので、
どうしても我々のDNAには「現在分詞=進行形」と刻まれているようです^^;
しかし、次の例を見てみましょう。
c) the house belonging to Jane
(→「ジェーンに所属している家」=「ジェーンの家」)
「所属している」という現在分詞が、名詞houseを修飾している形です。
確かに「家」はジェーンに「所属する」立場で、両者は能動関係ではありますが、
では例a)のように“The house is belonging to Jane.”という文は成立するでしょうか!?
答えは、「No!」ですね!!
belongのような“状態を表す動詞”は、原則進行形にしないはずです。
(→【各論12】)
よって例c)は、名詞と現在分詞が能動関係ではあるものの、進行形ではありません!!
ややわかりにくい内容かもしれませんが、落ち着いて考えてみましょう(^^)
もう1つ、今度は過去分詞に関するお話です。
《POINT4》準動詞としての過去分詞が、「完了」の意味になることもある!
次の例は、一体どんな意味になるでしょうか??
d) fallen leaves
「葉が落ちる」という意味の動詞fallは自動詞であり、目的語をとりません。
つまり、当然ながら受動態を作るはずもないのです(→【総論5】)
したがって、修飾する名詞leavesと受動関係にもなりませんよね(>_<)
このような「自動詞の過去分詞」の場合は、“完了”の意味を表します。
よって、例d)は「落ちてしまった葉」→「落ち葉」という意味になります
さて、今回はまず【2】に示した両分詞の基本をよく理解しておいて下さい。
その上で余力があれば、項目【3】の内容についてもゆっくりと考えてみましょう
では、まとめに入ります。
■ 次回配信予定
【各論41】「分詞Ⅱ ~分詞の形容詞用法~」
次回は、今回の概論でも少しご紹介した分詞の形容詞用法の基本です。
今までにも再三登場しましたが、形容詞の基本的な2用法は、もう大丈夫ですか??
もしまだ不安のある方は、【各論1】を早急に復習なさってください♪
【各論39】でもお話しした通り、昨日『北海道マラソン』に出走致しました!
昨年は沿道での観戦でしたが、激しいゲリラ豪雨に多くのランナーが苦戦しておりましたが…
今年は雨男である筆者の心配も杞憂に、爽やかな快晴の中で完走できました
・・・但し、『完走』と言いましてもショートコース(11.5km)でしたので(笑)、何だか疲れる前にあっという間に終わってしまったというのが、正直な感想です^^;
10月初旬にはハーフマラソンに出走しますので、またしっかりと調整します(^^)
さて、準動詞もいよいよ最後の山である「分詞」に突入です。
分詞の働きの中で既にご説明したものとして、
「現在分詞が進行形を作る、また過去分詞が受動態or完了形を作る際に用いる」
がありました。
しかし今回は、分詞のもつ準動詞としての機能についてまとめて参ります。
【1】準動詞としての分詞の機能とは?
《POINT1》分詞は、形容詞句あるいは副詞句を作る!
【総論6】で示した通り、分詞は形容詞的および副詞的な働きをします。
名詞に直接くっついて修飾したり、文の補語になったりするのが形容詞用法で、
また副詞用法は、別称「分詞構文」とも呼ばれます。
このブログでは、今週は形容詞用法を、次週は副詞用法(分詞構文)を扱います。
【2】分詞の種類と基本イメージ
分詞には、現在分詞と過去分詞の2種類が存在することはご存知かと思います。
では、両者の基本イメージを理解しておきましょう。
《POINT2》現在分詞は“能動的”、過去分詞は“受動的”なイメージである!
つまり、例えば分詞が名詞を修飾する形容詞用法においては、
「修飾する名詞と能動関係ならば現在分詞、受動関係ならば過去分詞」
ということになるのです!
具体例を見てみましょう。
(1) 現在分詞:修飾する名詞と能動関係
a) boiling water (→「沸騰している水(湯)」)
「沸騰している」という現在分詞が、名詞waterを修飾している形です。
また、名詞waterとの間には“The water is boiling.”という能動関係が成立します。
(2) 過去分詞:修飾する名詞と受動関係
b) boiled eggs (→「茹でられた卵」=「ゆで卵」)
「茹でられた」という過去分詞が、名詞eggsを修飾している形です。
また、名詞eggsとの間には“The eggs is boiled.”という受動関係が成立します。
つまり、卵は自然に茹で上がるのではなく、(「人間様によって)茹でられる」立場ですよね
もう少し補足するならば、同じ動詞“boil”が
・例a)では、目的語をとらず「(水が)沸騰する」という意味の自動詞として、
・例b)では、目的語を有して「~を茹でる」という意味の他動詞として、
それぞれ用いられていたことになります。
【3】現在分詞および過去分詞の注意点
前述の【2】において、分詞両名の基本イメージはご理解頂けたかと思います。
続いては、分詞の用法に関して注意しておきたいポイントを紹介します。
《POINT3》「準動詞としての現在分詞=進行形」ではない!!
我々と現在分詞との最初の出会いは中学1年生で習う現在進行形でありますので、
どうしても我々のDNAには「現在分詞=進行形」と刻まれているようです^^;
しかし、次の例を見てみましょう。
c) the house belonging to Jane
(→「ジェーンに所属している家」=「ジェーンの家」)
「所属している」という現在分詞が、名詞houseを修飾している形です。
確かに「家」はジェーンに「所属する」立場で、両者は能動関係ではありますが、
では例a)のように“The house is belonging to Jane.”という文は成立するでしょうか!?
答えは、「No!」ですね!!
belongのような“状態を表す動詞”は、原則進行形にしないはずです。
(→【各論12】)
よって例c)は、名詞と現在分詞が能動関係ではあるものの、進行形ではありません!!
ややわかりにくい内容かもしれませんが、落ち着いて考えてみましょう(^^)
もう1つ、今度は過去分詞に関するお話です。
《POINT4》準動詞としての過去分詞が、「完了」の意味になることもある!
次の例は、一体どんな意味になるでしょうか??
d) fallen leaves
「葉が落ちる」という意味の動詞fallは自動詞であり、目的語をとりません。
つまり、当然ながら受動態を作るはずもないのです(→【総論5】)
したがって、修飾する名詞leavesと受動関係にもなりませんよね(>_<)
このような「自動詞の過去分詞」の場合は、“完了”の意味を表します。
よって、例d)は「落ちてしまった葉」→「落ち葉」という意味になります
さて、今回はまず【2】に示した両分詞の基本をよく理解しておいて下さい。
その上で余力があれば、項目【3】の内容についてもゆっくりと考えてみましょう
では、まとめに入ります。
■ 次回配信予定
【各論41】「分詞Ⅱ ~分詞の形容詞用法~」
次回は、今回の概論でも少しご紹介した分詞の形容詞用法の基本です。
今までにも再三登場しましたが、形容詞の基本的な2用法は、もう大丈夫ですか??
もしまだ不安のある方は、【各論1】を早急に復習なさってください♪