2019年2月19日、シャネルのデザイナー(正式な役職は異なります)、カール・ラガーフェルドがとうとう85歳で亡くなりました。

 

今まで1回も欠席することがなかったシャネルのコレクションで、1月のパリコレランウェイに登場しなかったことから、いろいろな憶測が飛び交いましたが、一応病死と伝えられているものの、詳細はまだ発表されていません。



 

私はブランドの研究をしており、シャネルという独立非上場企業(ほとんどのラグジュアリーブランドは、コングロマリットの傘下に入っているか、株式公開をしています)というユニークな企業体について公になっている情報を考察した本「シャネルの戦略」を共著したり、論文の材料にしたりはしていますが、ファッション専門家でもなければデザインの批評をしたりする能力もないしするつもりもありません。

 

 

 

が、創業者のココ・シャネル亡き後に全く血縁関係もなく、オーナーとして黒子に徹しているAlain & Gerard Wertheimer兄弟と、これまたフランス人でもなければココ・シャネルに会ったこともないデザイナーのカール・ラガーフェルドが継承し、そのブランド資産を発展させてきた姿にはとても興味があり、今後どうなっていくのか、アカデミックに考察を続けたいと思っています。


ブックレビュー:https://booklive.jp/product/index/title_id/188290

 

↓この本にいろいろ書いてありますよ。電子版もあります。


「シャネルの戦略 究極のラグジュアリーブランドに見る技術経営」 東洋経済新報社




 

https://www.amazon.co.jp/シャネルの戦略-―究極のラグジュアリーブランドに見る技術経営-長沢-伸也/dp/4492502009

 



 韓国語版も。


 

数年前、研究調査のために、カール・ラガーフェルドがデザイナーを兼任しているもう一つのFから始まるイタリアのラグジュアリーブランド本社を訪れ、


その時に私が無邪気にしてしまった質問


「カールが亡くなった時はどうするんですか?何か具体的な継承プランは?」


に、Fブランドの人たちは一瞬凍りつき、しばらくしてから笑顔を取り戻して

 

「実はね、私たち、カールは死なないと思ってるの」


というジョークでかえされました。

 

私も、そしておそらく業界の人たちも「カールは不老不死」と思っていたかと思いますが(笑)とうとうお亡くなりに、、、、。

 

これからどうなるのか、気になります。

 

とりあえずは、ご冥福をお祈りするのとともに、Fブランドが傘下に入っているL社の株価がどうなるのかでも見ておくことにしましょう。

 

Kate Spadeが亡くなった時も、親会社の株価が上がったり、売り上げがものすごく伸びたりしましたから、そういったお弔い需要がまたありそうな気がします。

 

シャネルの日本法人社長を長年務めたリシャール・コラスさんも去年一線を退いたし、いろいろと変化がありあそうです。

 

 

あー、びっくりした。

 

参考記事:

https://www.mirror.co.uk/3am/celebrity-news/breaking-karl-lagerfeld-dead-85-14019724