みなさん、こんばんは(^^)
少し前の話になりますが、W杯の日本代表が発表されましたね
筆者は普段はあまりサッカーを見ないのですが、やはりW杯は楽しみです(^^)
ザックジャパンでは、本田選手・岡崎選手・長友選手といった筆者と同学年の選手が中心メンバーとして期待されているので、より一層注目したいと思います!
さて当ブログも、いよいよ具体的な文法事項に関してキックオフですよ
初回は、前回ズラっと紹介した“知っておくべき英文法の業界用語”のうち、
『品詞』というものに関して説明します!
一度は聞いた事のある用語かもしれませんが、果たしてその各々について、
“御自身のコトバ”で説明ができるでしょうか??
今回はこの『品詞』に関して、「文法書を理解する上で必要な分」に絞って、
シンプルに、そしてわかりやす~く解説して参ります♪
【1】品詞とは??
《POINT1》品詞とは、各々の単語の“職業(機能)”のことである!
世界中には無数の人々が存在しますが、各々が独自の生い立ちや個性を持っているのと同時に、何かしらの“社会的立場(≒職業)”を持っていると思います。
英単語に関しても、同じ事が言えます。
各々の単語は“意味(≒個性)”を表すだけでなく、その単語が“英文(≒社会)”の中で果たせる“機能(≒職業)”が定められているのです!
つまり、我々は英単語を用いる際に、その“意味”だけでなく、可能な“機能”をも把握しておかないと、結局その単語を誤って使ってしまうことになるのです!
【2】品詞の種類
前回も紹介した通り、品詞は大きく分けて8つあります。
『名詞・動詞・形容詞・副詞、代名詞・前置詞・接続詞・間投詞』
このうち、まずは特に重要な前半の4つについて理解しましょう!
【3】覚えておきたい品詞の基礎知識
(1) 名詞:ヒトやモノの名前
「エリコ」とか「辞書」とか、世の中に無数にありますよね
そして、この名詞が果たせる機能については、次のPOINTを覚えておきましょう。
《POINT2》名詞は、文中では主語・目的語・補語になる!
これに関しては次回詳しく説明しますが、一応「へぇ~」と思っておいて下さい。
(2) 動詞:主語の動作や状態を表す
この「動詞」という用語も、一度は耳にしたことがあると思います。
動詞に関して押さえておくべきPOINTは、2つあります。
まずは、動詞が示す“イミ”の違いによる分類です。
《POINT3》動詞には、“動作”を表すものと“状態”を表すものがある!
より単純に言い換えると、動詞には「動きのあるもの(動画的)」を示すものと、
「動きのないもの(静止画的)」を示すものの2種類があるということです!
簡単な具体例を示してみます。
① 動作動詞:「遊ぶ(play)」、「歩く(walk)」、「書く(write)」など
上記の動詞には、いずれも何らかの“動き”を感じますよね!?
② 状態動詞:「立っている(stand)」、「愛している(love)」など
「木が立っている」という状況で、その木が勝手に動き出す事がありますか
おそらくいつ見ても、一切動かず静かに立っている“状態”のままですよね(笑)
また状態動詞の中には、「愛している」などといった「目には見えない“状態”」を示すものもあります。
さらに、おそらくみなさんが中学校に入学して最初に習ったであろう“be動詞”も、代表的な状態動詞なのです!(詳しくは、また追って説明しますね♪)
さて、もう1つのPOINTを見てみましょう。
今度は、動詞が展開する“カタチ”に関する分類です。
《POINT4》動詞は、直後に目的語をとらない“自動詞”と、目的語をとる“他動詞”に分類される!
これに関しても詳しくは次回にしますが、まずは簡潔に説明しておきます。
『目的語』というのは、動詞が「誰に」、「何を」するのかを示す部署です。
例えば、“I love you.”という文で、「誰を好きか」にあたる“you”が目的語です。
そしてこのように、目的語は必ず動詞の直後にくるという決まりがあるので…
イメージとして、「目的語は、動詞の“恋人”」とでも思っておいてください
ここで!動詞の中で、恋愛依存体質のものとそうでないものに分類されるのです。
① 自動詞:直後に目的語がこない(=恋人を必要としない)もの
② 他動詞:直後に目的語がくる(=恋人を必要とする)もの
まずは、こういう分類があることを覚えておきましょう。
ここで1つ、注意すべきことがあります。
動詞の中には、場合によって「恋人が欲しくなったり、要らなかったり」という、
極めて“ワガママ”なヤツも存在するのです
つまり、同じ動詞で自動詞としても他動詞としても機能するものがあるのです!
こういう“ワガママ動詞”の具体的な例は、また後日紹介します。
さて、残りの2つは、いわゆる“修飾語”と呼ばれるものです。
重要なのは、「何を修飾できるか」という“修飾先”を覚えておくことです!
(3) 形容詞:名詞を修飾する
筆者はよく、新しい学生さんに「形容詞って何?」という質問をしますが…
“修飾語”だという事実は知っていても、「名詞しか修飾できない!」事まできちんと理解できている方は意外と少ないんですよね
みなさんもまずはこの点は把握しておかないと、後々頭が混乱してしまいます^^;
さらに、形容詞の機能に関して、覚えておくべきPOINTがあります。
《POINT5》 形容詞には、以下の2通りの機能がある!
ここはまず、日本語で理解して頂いても構いません。
「かわいい(pretty)」という形容詞を用いて、具体的に考察してみましょう。
① 名詞に直接くっつく(限定用法):a pretty girl
日本語に直すと、「かわいい女の子」となりますね。
形容詞のprettyが名詞girlの直前にピタッとくっついて、修飾していますね!
② 文の補語になる(叙述用法):The girl is pretty.
日本語に直すと、「その女の子は、かわいい。」となります。
このように、「アイツは、天才だ!」とか「この本は、難しい!」など、
「主語は、“XX”だ!」という場合の“XX”にあたる部分を『補語』といいます。
補語そのものに関する詳しい説明は、次回改めて行います。
まずは、「形容詞には、働き場所が2ヶ所ある」事実を知っておきましょう!
さて、では最後に「副詞」です。
(4) 副詞:動詞・形容詞・副詞(=名詞以外)を修飾する
《POINT6》“副詞”と聞いたら、「名詞以外の修飾語!」と理解しておく。
単純に言ってしまえば、この世に存在する修飾語の大多数は副詞なのです。
但し、名詞を修飾するものに限っては“形容詞”!と認識しておきましょう。
では、副詞の機能を具体例で見てみましょう。
① 動詞を修飾:He runs fast.(→「彼は、速く走る。」)
“速く”という副詞が、“走る”という動詞を修飾しています。
② 形容詞を修飾:The girl is very pretty.(→「その女の子は、とてもかわいい。」)
“とても”という副詞が、“かわいい”という形容詞を修飾しています。
③ 副詞を修飾:He runs very fast.(→「彼は、とても速く走る。」)
先ほどの例文“He runs fast.”と、よく比較してみてくださいね!
今度は、“とても”という副詞が、“速く”という副詞を修飾しています。
このように、副詞が同じ人種である他の副詞を修飾することもあるのです!
さて、今回は“品詞”のうち重要な4つについて、極力明快にまとめてみました。
大切なのは、今回の記事にある《POINT》について、御自身なりのイメージを持ち、御自身のコトバで説明できるように理解しておくことです。
そうしておくと、これから文法書を読む上での理解度が格段に違ってきますよ(^^)
では、まとめに入ります。
■ 次回配信予定
【各論2】「英文法の業界用語Ⅱ ~文の要素と文型~」
今回は“単語1語レベル”のお話でしたが、次回はいよいよ“文”レベルの内容になります。
さまざまな機能をもつ単語達が、それぞれどのような部署に配属されて、「文」という組織を構成しているのか!?
中学校時代に習ったはずの用語を今一度ひも解きながら、検証してみようと思います。
尚、明日は土曜日ですが、変則的に文法解説の記事を掲載致しますm(_ _)m
少し前の話になりますが、W杯の日本代表が発表されましたね
筆者は普段はあまりサッカーを見ないのですが、やはりW杯は楽しみです(^^)
ザックジャパンでは、本田選手・岡崎選手・長友選手といった筆者と同学年の選手が中心メンバーとして期待されているので、より一層注目したいと思います!
さて当ブログも、いよいよ具体的な文法事項に関してキックオフですよ
初回は、前回ズラっと紹介した“知っておくべき英文法の業界用語”のうち、
『品詞』というものに関して説明します!
一度は聞いた事のある用語かもしれませんが、果たしてその各々について、
“御自身のコトバ”で説明ができるでしょうか??
今回はこの『品詞』に関して、「文法書を理解する上で必要な分」に絞って、
シンプルに、そしてわかりやす~く解説して参ります♪
【1】品詞とは??
《POINT1》品詞とは、各々の単語の“職業(機能)”のことである!
世界中には無数の人々が存在しますが、各々が独自の生い立ちや個性を持っているのと同時に、何かしらの“社会的立場(≒職業)”を持っていると思います。
英単語に関しても、同じ事が言えます。
各々の単語は“意味(≒個性)”を表すだけでなく、その単語が“英文(≒社会)”の中で果たせる“機能(≒職業)”が定められているのです!
つまり、我々は英単語を用いる際に、その“意味”だけでなく、可能な“機能”をも把握しておかないと、結局その単語を誤って使ってしまうことになるのです!
【2】品詞の種類
前回も紹介した通り、品詞は大きく分けて8つあります。
『名詞・動詞・形容詞・副詞、代名詞・前置詞・接続詞・間投詞』
このうち、まずは特に重要な前半の4つについて理解しましょう!
【3】覚えておきたい品詞の基礎知識
(1) 名詞:ヒトやモノの名前
「エリコ」とか「辞書」とか、世の中に無数にありますよね
そして、この名詞が果たせる機能については、次のPOINTを覚えておきましょう。
《POINT2》名詞は、文中では主語・目的語・補語になる!
これに関しては次回詳しく説明しますが、一応「へぇ~」と思っておいて下さい。
(2) 動詞:主語の動作や状態を表す
この「動詞」という用語も、一度は耳にしたことがあると思います。
動詞に関して押さえておくべきPOINTは、2つあります。
まずは、動詞が示す“イミ”の違いによる分類です。
《POINT3》動詞には、“動作”を表すものと“状態”を表すものがある!
より単純に言い換えると、動詞には「動きのあるもの(動画的)」を示すものと、
「動きのないもの(静止画的)」を示すものの2種類があるということです!
簡単な具体例を示してみます。
① 動作動詞:「遊ぶ(play)」、「歩く(walk)」、「書く(write)」など
上記の動詞には、いずれも何らかの“動き”を感じますよね!?
② 状態動詞:「立っている(stand)」、「愛している(love)」など
「木が立っている」という状況で、その木が勝手に動き出す事がありますか
おそらくいつ見ても、一切動かず静かに立っている“状態”のままですよね(笑)
また状態動詞の中には、「愛している」などといった「目には見えない“状態”」を示すものもあります。
さらに、おそらくみなさんが中学校に入学して最初に習ったであろう“be動詞”も、代表的な状態動詞なのです!(詳しくは、また追って説明しますね♪)
さて、もう1つのPOINTを見てみましょう。
今度は、動詞が展開する“カタチ”に関する分類です。
《POINT4》動詞は、直後に目的語をとらない“自動詞”と、目的語をとる“他動詞”に分類される!
これに関しても詳しくは次回にしますが、まずは簡潔に説明しておきます。
『目的語』というのは、動詞が「誰に」、「何を」するのかを示す部署です。
例えば、“I love you.”という文で、「誰を好きか」にあたる“you”が目的語です。
そしてこのように、目的語は必ず動詞の直後にくるという決まりがあるので…
イメージとして、「目的語は、動詞の“恋人”」とでも思っておいてください
ここで!動詞の中で、恋愛依存体質のものとそうでないものに分類されるのです。
① 自動詞:直後に目的語がこない(=恋人を必要としない)もの
② 他動詞:直後に目的語がくる(=恋人を必要とする)もの
まずは、こういう分類があることを覚えておきましょう。
ここで1つ、注意すべきことがあります。
動詞の中には、場合によって「恋人が欲しくなったり、要らなかったり」という、
極めて“ワガママ”なヤツも存在するのです
つまり、同じ動詞で自動詞としても他動詞としても機能するものがあるのです!
こういう“ワガママ動詞”の具体的な例は、また後日紹介します。
さて、残りの2つは、いわゆる“修飾語”と呼ばれるものです。
重要なのは、「何を修飾できるか」という“修飾先”を覚えておくことです!
(3) 形容詞:名詞を修飾する
筆者はよく、新しい学生さんに「形容詞って何?」という質問をしますが…
“修飾語”だという事実は知っていても、「名詞しか修飾できない!」事まできちんと理解できている方は意外と少ないんですよね
みなさんもまずはこの点は把握しておかないと、後々頭が混乱してしまいます^^;
さらに、形容詞の機能に関して、覚えておくべきPOINTがあります。
《POINT5》 形容詞には、以下の2通りの機能がある!
ここはまず、日本語で理解して頂いても構いません。
「かわいい(pretty)」という形容詞を用いて、具体的に考察してみましょう。
① 名詞に直接くっつく(限定用法):a pretty girl
日本語に直すと、「かわいい女の子」となりますね。
形容詞のprettyが名詞girlの直前にピタッとくっついて、修飾していますね!
② 文の補語になる(叙述用法):The girl is pretty.
日本語に直すと、「その女の子は、かわいい。」となります。
このように、「アイツは、天才だ!」とか「この本は、難しい!」など、
「主語は、“XX”だ!」という場合の“XX”にあたる部分を『補語』といいます。
補語そのものに関する詳しい説明は、次回改めて行います。
まずは、「形容詞には、働き場所が2ヶ所ある」事実を知っておきましょう!
さて、では最後に「副詞」です。
(4) 副詞:動詞・形容詞・副詞(=名詞以外)を修飾する
《POINT6》“副詞”と聞いたら、「名詞以外の修飾語!」と理解しておく。
単純に言ってしまえば、この世に存在する修飾語の大多数は副詞なのです。
但し、名詞を修飾するものに限っては“形容詞”!と認識しておきましょう。
では、副詞の機能を具体例で見てみましょう。
① 動詞を修飾:He runs fast.(→「彼は、速く走る。」)
“速く”という副詞が、“走る”という動詞を修飾しています。
② 形容詞を修飾:The girl is very pretty.(→「その女の子は、とてもかわいい。」)
“とても”という副詞が、“かわいい”という形容詞を修飾しています。
③ 副詞を修飾:He runs very fast.(→「彼は、とても速く走る。」)
先ほどの例文“He runs fast.”と、よく比較してみてくださいね!
今度は、“とても”という副詞が、“速く”という副詞を修飾しています。
このように、副詞が同じ人種である他の副詞を修飾することもあるのです!
さて、今回は“品詞”のうち重要な4つについて、極力明快にまとめてみました。
大切なのは、今回の記事にある《POINT》について、御自身なりのイメージを持ち、御自身のコトバで説明できるように理解しておくことです。
そうしておくと、これから文法書を読む上での理解度が格段に違ってきますよ(^^)
では、まとめに入ります。
■ 次回配信予定
【各論2】「英文法の業界用語Ⅱ ~文の要素と文型~」
今回は“単語1語レベル”のお話でしたが、次回はいよいよ“文”レベルの内容になります。
さまざまな機能をもつ単語達が、それぞれどのような部署に配属されて、「文」という組織を構成しているのか!?
中学校時代に習ったはずの用語を今一度ひも解きながら、検証してみようと思います。
尚、明日は土曜日ですが、変則的に文法解説の記事を掲載致しますm(_ _)m