電話でセラピーを受ける利点
私は電話でトラウマケア・セラピーを受けています。何回か受けてみて、よくできた方法だなと思いました。対面で受けたことはないので、比較はできないけれど、電話でセラピーを受ける利点を書いてみます。リモートの一般的な利点は省略します。1.リラックスできる電話でセラピーを受ける利点は、何といってもこれに尽きます。セラピー自体は、意識ではないところ(私が感じるのは体感)に働きかけるので、リラックスすることが結構重要ポイントな気がします。私はHSPではないかと思っていたくらいですから、脇に人がいるだけで、勝手に気を遣います。ZOOMでレッスンしていた時は、レッスン自体はできないことがあって制限されてくるけれど、対面でのレッスンより楽でした。電話だと画像すらないので、リラックスするために何をしようと自分の勝手、自分の体感に集中できます。2.セラピー自体に徹底できる=プライベートの入り込む余地がないこれは、対面でもできるのかもしれないけれど、電話の方がより簡単です。次に、電話セラピーで短所だと思いがちだけど、実はそうではないよ、という点を挙げていきたいと思います。1.相手を信用していいのかどうか判断しづらいもちろん対面の方が、電話よりも圧倒的に受け取る情報は多いです。しかし、対面で受けた印象があるから信用すべきかどうか判断しやすい、というのも違います。詐欺を働く人たちは、好感度が高かったりしますよね。お世話になっているブリーフセラピー・カウンセリング・センターには、ホームページ、ブログを通じて多くの情報があります。https://www.brieftherapy-counseling.com/http://counselor-blog.com/また、2冊の書籍もあります。その情報から、私は自分のケースに合っているのでは、と判断できました。最初のうちは、いったい誰と話してるんだろう?という奇妙な感じはありましたけどね。2.しゃべっていないとコミュニケーションがとれないこちらでしゃべる必要は、あまりありません。セラピー自体は、確かに音声があれば充分でした。逆に、私の状況が先方に十分に伝わらないのではないか、という懸念は初めの頃ありました。表情とか、雰囲気とかでわかってもらえる情報が伝わっていないのではないか、と。これもホームページや著書を見ると、どうやらそういう情報はセラピーには必要ではなさそう、と想像できます。事前に詳細な問診票がありますし、セラピー前日にメールが送られてきて、感想や気づいたこと、変化などなんでも記入して返信するようになっています。セラピー当日は最初にメールを確認するので、追加や質問ができます。私にはこれで充分です。また料金振込、報告メール送信の後、すぐに受領メールが来るので、届いたかどうか気を揉まなくて済むのはとても助かります。しゃべる必要はないのですが、話を聞いてもらいたいという場合には、傾聴を申し込むこともできます。3.電話だと緊張する私も電話は緊張する方で、下手するときちんと正座してお辞儀しながら電話するタイプです。しかし、セラピーではこちらであまりしゃべる必要はないし、先方はお仕事ですから、こちらのペースで話をきちんと聞いてもらえます。何より、私のような発達性トラウマをたくさん扱ってきた先生なので、基本的にわかってもらえている安心感があります。通話はスカイプ通話を利用するので、通話料金は無料です。4.場の雰囲気、相手の雰囲気に感化されないこれは、シチュエーションによって、長所にも短所にもなります。技術を学ぶような場であれば、短所かもしれません。トラウマとは自己の喪失であり、セラピーが自己を確立していく場であるなら、トラウマセラピーにとってはむしろ長所でしょう。5.日常生活から切り離しづらい私自身は、静かな場所を確保できるので問題ありません。人によっては同居人や周りの騒音に邪魔されないよう、工夫が必要かもしれません。ー*ー*ー*ー*ー今までは私自身、リモート手段はあくまで対面の代替手段だと思い込んでいました。自分で電話でセラピーを受けるようになって、むしろ電話の方がこのセラピーにはあっているかも、という気がしてきました。