私は今までの習慣から、ついつい短時間でなるべく多くのことをやってしまおうとしてしまいます。

やらなきゃいけないこと、済ませておかねばならないことをチェックして
締切りまでに終わらせておく
これを最重要課題にして、他のことは後回しにしがちです。

で、予定通り進めようと全力投球してしまうから、
これだけでエネルギーを使い果たしてしまうことも多い。

その上、順調に予定通りすべてやり終えたとしても、あまり充実感はありません。
残るのは疲労だけ。

なんか、時間のプレッシャーを必要以上に感じすぎているのでは、という気がしてきました。
時間だけは、人生を過ごす以上減る一方で、増えることはありえません。
けど、どうなるかは(幸い)わからないから、人生をどう過ごすか管理しきれるものでもない。

私、予定をこなすことだけにエネルギーを使い過ぎなのでは?

じゃ、私にとって、充実した日って、どんな日?

「魂が満たされた日」

たとえば、素晴らしいコンサートを聴いて、天国にいるようだと思った日。

頂いたお手紙に胸が熱くなった日。

編み物したい気持ちを満たしてあげた日。

本を読んで、今までの長年の疑問が氷解した日。

瞑想や整体やヨガで、自分の感覚に集中できた日。

店員さんやバスの運転手さんの親切な対応に幸せな気分になれた日。

そして、そういう経験は数が多くなくてもいい。
後々まで形として残らなくてもいい。

そういう経験を自分で起こすきっかけが作れれば、なお便利。
そういう意味で、私にとって音楽はめっちゃ大切。

手元にあるピアノを弾いた だけで、天にも昇るような気持ちになれるなんて、
なんて便利でありがたいことなんだろう。



ピアノを弾く