分析する際の9つの着眼点|意思決定のための「分析の技術」 | e-Patent Blog | 知財情報コンサルタント・野崎篤志のブログ

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最近は、

 

 

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などのように、分析に関する良い書籍が出版されるようになり、知財情報分析を行う上でも参考にしています。

 

しかしながら、分析について何か困った際、考えを改めて整理したい際に戻ってくるのが、

 

 

で、出版は1998年ですので、もう20年近く前の本になります。

 

現在と比べれば、パソコンの性能も貧弱だったと思いますが、分析するための考え方自体には大きな違いがなかったので、とても参考になる着眼点を提供してくれます。

 

その分析の際の着眼点が以下の9つです。

  1. 大きさを考える
  2. 分けて考える
  3. 比較して考える
  4. 変化/時系列を考える
  5. バラツキを考える
  6. 過程/プロセスを考える
  7. ツリーで考える
  8. 不確定/あやふやなものを考える
  9. 人の行動/ソフトの要素を考える

特許情報分析で主に統計解析的なアプローチで定量分析を行うと、「大きさ」、「比較」、「変化/時系列」などを中心に分析することになりますが、こちらの9つの視点には定量分析だけではなく、定性分析時の着眼点についても提供してくれます。

 

ちなみに、

 

 

は、後さんの「意思決定のための「分析の技術」」と、グロービスの「定量分析の教科書」の良いとこ取りをしており、分析の着眼点として

  1. 大きさ、差異、比
  2. トレンド
  3. ばらつき
  4. パターン
  5. 過程・プロセス
  6. ふわっとしたもの
の6つにまとめているのと、情報収集の方法や基本的なフレームワークについてもコンパクトにまとまっていますで、こちらもおすすめです。