コロナ禍収束後の知財業界 -弁理士の日特集- | e-Patent Blog | 知財情報コンサルタント・野崎篤志のブログ

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今年もやってきましたドクガクさん企画の弁理士の日特集、今年のテーマは「コロナ禍収束後の知財業界」。

 

https://benrishikoza.com/blog/benrishinohi2020/

 

何を書こうかな・・・と考えていたのですが、以下の2点について書きたいと思います。

 

  1. そもそもコロナ禍は収束するのか?
  2. 収束しないとなるとどのようなスキルが必要になるのか?
 
まず1点目について。
 
そもそもコロナ禍が収束するのか?ということですが、仮にコロナ自体が収束しても、また別のウイルスが登場してきて、今回と同じような事態になるのではないでしょうか。

 

 

ビル・ゲイツが2015年に予見していたように、人類にとっての最大の脅威は戦争ではなくウイルスでした。医学も進歩しているので、今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンなども開発されると思いますし(そうでないと困る)、また新たなウイルスが登場したとしても、そのウイルスに対するワクチンが開発され・・・ということが繰り返されるのではないでしょうか。

 

COVID-19が収束していない中で、以下のような報道がなされたことでも、「After コロナ」や「With コロナ」ではなく、「With Virus」として生活していかなければいけないのだろうと思います。

 

 

仮にコロナが収束したとしても、次のウイルスが・・・と続くという前提で、2点目の「どういったスキルが必要になるか」です。

 

ズバリ、発信力だと思います。

 

 

発信力というのは、ブログやSNS等でのパブリックな情報発信だけを意味するのではなく、F2Fでの会話、チャット・メール等でのコミュニケーションなどもろもろ含みます。

 

緊急事態宣言を受けての緊急措置だった在宅勤務・テレワークが常態化し、F2Fで顔を合わせて仕事をすること自体が貴重になってくると、オンライン上で人とコミュニケーションを図りながら仕事をしていかなければいけません。

 

既に親しい関係にある人、会ったことがある人、一緒のイベントに参加してコミュニケーションをとったことがある人など、F2Fで会ったことがある人はリアルコミュニケーションのストックがあるので、お互いどのような人となりか(ある程度以上)理解しているので、今回のように突然オフラインからオンラインになっても意思疎通を図るのに問題はないかと思います。

 

一方、「With Virus」の時代になると、だんだんリアルコミュニケーションを取ったことがない方と一緒に働いたり、お仕事をいただいたりすることが増えてきます。

 

つまり、リアルコミュニケーションのストックがゼロの方です。

 

こういう場合に必要なスキルは「発信力」だと思うのです。

 

自分自身について、自分自身の意見についてしっかりと伝えられる人。

 

なぜ「コミュニケーション力」と言わないかというと、発信という言葉はプロアクティブな印象があるからです。コミュニケーションは、ある一定の会話なりチャットなり、メッセージのやり取りが発生した状態で必要となりますが、あえて「発信力」というのは、コミュニケーションの機会が発生する前から、自らを知ってもらうように各種情報発信を行っていく(セルフブランディングにも近いかもしれません)のを強調するためです。

 

リアルコミュニケーションのストックがゼロの方と、付き合う前にある程度の基礎情報がインプットされていれば、コミュニケーションは図りやすいのではないでしょうか?

 

そのための準備も含めての「発信力」、これが「With Virus」時代に必要になってくるのではないかと思います。

 

 

というわけで、今年のドクガクさん企画の弁理士の日特集でした。