バイクと自転車と本と -3ページ目

結局モトクロスをやってる

今年は初めて骨折を経験して、モトクロスやめるかなぁと思ったけど、結局のところ普通にやってる。

何の躊躇いもなく、コース年会員も更新した。

 

 

相変わらずオールスタンディング練習やウイリーの練習などをして、

今までとアプローチを変えて走っていて、あまり本気にならないようにしていた。

 

ただ最近は、結局全力に近い状態で走ってしまっている瞬間がある。スタンディングで、だけど。

まだ鎖骨にはプレートが入ってて、来年の3/1に抜釘手術をする予定。

だからリスクをわきまえたいとは思っていて、

そういうときにエンデューロモデルの250EXCは丁度いい。

 

 

先週

スタンディングのみで走っているという言い訳もあるけど、

友人からKXの方が速かったねと言われ、ちょっと火が付きそうになる。

が、冷静になろうと考え直す。

 

良い意味で

拘りとか、固執とか、ムキになるところから少し解放されてきたような心境。

 

今はただ、オフロードバイクで遊んでいられるだけでかなり満足。

こういう、ある意味で向上心の一部を捨てた心境になるとは思わなかった。

 

出来ないことを出来るようになる、

それがスポーツの最大の楽しみだという考えは変わらない。

 

今はそれが速さじゃなくてもいいかなと思えるようになってきた。

リスクをコントロールして、無駄なく効率的に走れるようになりたい。

 

スタンディングでしっかりトラクションさせ続けて、疲労とアベレージのバランスを向上させるのが目標。

疲労困憊になるまで、ずっと自分の全力を追求するのはやめた。

 

馬力のあるクルマは楽しいのか

先週は、

一気に大型二輪まで取得して、初バイクがヤマハR6となった同僚と初ツーリングしてきた。

青と赤の対比がすごくキレイ。

あと、ストリートファイターV4はやっぱり良い。思う通りに動いてくれる。

2速ウイリーがほんと気持ちいい。

それは多分エンジンが高回転まで伸びるからで、1万rpmでレッドのムルティストラーダV4にはない解放感がある。

 

 

 

バイクの話ではなくてクルマ。

あの日、

帰りのコンビニで見たBMWの大きなスポーツSUVを見て、カッコいいなぁと思ったのがきっかけでクルマに興味が湧いてる。

詳しくないので車種は分からなかったが、

いま見るとX4MとかX6Mとか、Xシリーズの番号が上の方の高級モデルっぽかった。

 

ああいうデカくてハイパワーなSUVは、ゆったり乗ってるだけで面白そうだと思った。

大きくて力のある船に乗ってるような気持ちよさというか。

車幅とフロントの押し出しが凄くて、迫力があった。

 

 

そっから、3回目の車検を終えたばかりのロードスターの乗り換えについて考えてる。

ただ調べ出すと、やっぱりSUVではなく2シーター、クーペ、オープンカーを見てしまう。

 

バイクの世界でもDUCATIやKTMなどの外車はリセールが悪いが、

クルマの世界もそうらしく、

特にBMWはかなり中古が安い。

 

純エンジン車に乗れるうちに、

いつかはポルシェのケイマン、と思いつつ一向に買うところまでいかないのは、

新車は当然として、中古も普通に高いから。

外車といえどポルシェは例外で、価値を保つようだ。

 

一方でBMW、

今まで中古価格を調べたことがなかったけど、

調べ出すと意外に安くて、新車にこだわる必要ないなと思った。

 

まずはオープンカーのZ4。

2000cc4気筒ターボと3000cc6気筒ターボがあって、

4気筒なら400万円台、6気筒は600万円台という感じ。

 

もう一台はM2、もしくはM2コンペティション。

これも500万円~700万円くらい。

エンジンは3000cc6気筒ターボ。

 

どちらも年式は5年落ちくらいの2018年前後で調べていてその価格。

ケイマンだとだいたいが600万円~って感じで、

しかも6気筒ではなく4気筒ターボでその値段なので高価だ。

BMWの場合は6気筒ターボも500万くらいから可能性が出てくる。

 

 

屋根が開くかどうか、ここをまず決めないと先へいけない。

今日の夜、久しぶりに写真の石榑峠にドライブへ行ってみた。

前走車に一度もひっ掛からずに、2速と3速で回して走るのが凄く楽しかった。

こんなに回して走るのは本当に久しぶり。

癒しのクルマだと思ってけど、普通にエキサイティング。

 

特に下りは驚くほど速い。

ストリートファイターV4の自分を想像して、付いていけるんじゃないかとすら思える。

実際は、下りといえど加速であっという間に離されると思うけど、

一方でとにかくロードスターは軽くてコーナリングがイージーかつ速い。

こんなに簡単に曲がっていいのかってくらい、ぐいぐい曲がっていく。

 

そしてオープンで回すとさらに面白くなる。吹き込む風で、スピード感が増す感じ。

気温1~2℃の中、ヒーターMAXにしてると汗ばむくらい。

 

 

上のBMWは400馬力くらいあるハイパワー車だ。

峠を走っていて楽しいのは、果たしてどっちなのだろう。

パワーの話をすれば、

208馬力のストリートファイターV4で、開けられなくて持て余すという感覚はない。

実際はサーキットみたいに開けられないとしても、乗っていて我慢している感覚はないのだ。

それと同じように、

ハイパワーな4輪もそれはそれで面白さはあるのだろうか。

 

人生で一回くらいは、という便利な自分を納得させるワードを使っていいなら、

ああいうパワーのあるクルマを所有してみたい。

 

 

この冬で決めなければ、

またバイクの方に興味が移ってしまうんだろう。

 

クルマは50歳超えてからでも遅くはないと思いつつ、

ロードスターに7年乗ってるので、そろそろ次へいけないか考えてる。

250EXCのモトクロス性能

 

8月の終わりごろに納車されたALL NEWの新型250EXC。

怪我のリハビリで9月から少しずつコースライディングを再開していたけど、

けっこうずっとKX250に乗っていた。

 

特に理由はなく、

普段バイクは積みっぱなしなので、ガレージから出し入れするのが面倒、、、というわけでもないので、

やっぱり特に理由はなく、KX250に乗ることが多かった。

スプリングをソフトに替えてから乗るのが楽しかったからかもしれない。

 

ここ1か月はEXCの方にずっと乗っている。

改めてモトクロスコースでEXCを走らせていると、本当によく出来たエンデューロバイクだと感心している。

 

 

エンデューロバイクってもっとサスがボヨンボヨンでだるくて重い、ってイメージがあった。

10年前とか20年前のバイクはそうだったのかもしれない。

モトクロスを初めて15年、エンデューロバイクに乗る機会はなかったので実際のところは知らない。

ただ、

このエンデューロバイクの性能で不足感を感じる人は、

選手権を本気で追ってる一部の人を除けば、それほどいないんじゃないかって思える。

少なくとも社会人の趣味モトクロスライダーの多くは満足できそう。

 

4スト250の中で最重量バイクであるKX250と比較すれば、重さすらそれほど気にならない。

動きは確かにモトクロッサーの方がシャープなんだけど、

ここまでしっかり走れると、エンデューロバイクでもありかもしれない。

 

 

絶対的な速さは、やっぱりKX250の方が速いだろうと思うけど、

その差が想像以上に少ないような気がする。

 

一番良いのは、

100%で走らなくても、これぐらいでいいかというペースで安定して走れるところ。

100で走ってるつもりの自分と、90で走ってるときの自分って、

多分ラップタイムでは差はちょっとだと思う。

で、

KXで走る90の走りって、落としているわりには疲れるし気を抜けない感覚がある。

全体的な硬さのせいだろう。

それがEXCだと20分余裕を持って走れる。

しかも遅くはないと思う、多分、

KXの自分と純粋比較できないから分からないんだけど、体感は差がかなり少ない。

 

モトクロッサーで全力で走る、ってことにリスクを感じるようになってきた今は、

EXCくらいの雰囲気で走るのはアリかもしれない。

 

 

傍から2ストの走行音聞いても、4ストの方が迫力あって速そうに自分は感じるんだけど、

自分で乗ってると2ストの音って気持ち良い。

特に適当に広場でぶりぶり低速で乗ってるときが。

モトクロスへのモチベーション

骨折してから半年、

木曜の検診で完治診断、定期診断は終了した。

 

次は来年3/1に鎖骨のチタンプレートを抜釘する手術。

抜いても抜かなくてもいいそうだが、

老後に妙な悪影響が出たら嫌なので抜くことにした。

 

今回も部分麻酔でさくっとやってもらうつもり。

術後は痛みが酷かったので、本音はやりたくはないけど仕方ない。

 

 

怪我の原因となったモトクロス。

辞めようかと一時期考えていたけど、

結局まだ走っている。

 

ただ、全力では走っていない。

全力でやらずにモチベーションが続くのか、という疑問はあった。

 

スピードはともかく、

今はただ出来ないことを出来るようになりたくて、

スタンディング走行とフロントアップに重点を置いて練習している。

 

出来ないことを出来るようにする、

変化こそがスポーツでも何でもモチベーションの源泉だと思う。

 

公道で乗る大型バイクも、

スムーズに動かしたい。

フロントを自由にコントロールできるかどうかは、

バイクとの一体感につながっている感触がある。

スピードを出さなくてもその辺は練習ができるからリスク小さめ。

 

 

コース練習は午前中全部、午後1本もオールスタンディングで走っている。

これが意外と出来てないことに気づかされて、けっこう気づきがあってやりがいを感じる。

上体の角度と頭の位置、

アウト側の肘の角度、

膝でバイクを倒す感覚、

ずっとスタンディングだとフォームが出来てないと20分走り続けるのもきつかったのが、

最近ようやく枠内を走り切れるようになってきた。

 

一日の最後の1本か2本はシッティングもアリで走る。

そうすると、

今までよりコーナーの深いところでシッティング移行が自然と出来ている。

スタンディングより強い加速度にも耐えられるというシッティングの大きなメリットを体感できる。

シッティング有りなら、20分走り続けるのにもかなり余裕が出てくる。

 

ただ、この余裕の先はとりあえず追求せず保留することにして、

スタンディングを巧くなることが当面のモチベーション。

 

 

あとはとにかくフロントアップ、

シッティングでもスタンディングでもキープできるようになりたい。

それとジャックナイフ。

 

最終的にはストリートファイターV4でもジャックナイフできるようになりたい。

自分のバイク人生は多分折り返しが来ている頃で、

ジャックナイフやストッピーは出来るようになるのか、果たして。

MTBだと多少は出来るんだけど、

今のところバイクでは出来る感触がまるでない。

 

固執し続ければ、どうにかなるかもしれないし、

一生できないかもしれない。

 

今はその辺りをモチベーションに走れている。

エンデューロバイクの用途

久しぶりに250EXCでいなべ。

 

2スト250の太い低速トルクでフロントがモリっと上がる感覚が面白い。

バイク自体はバネが柔らかくて、乗り心地がKX250比でホントに良い。

扱いやすいエンジンと合わさって、乗ってて楽しい。

 

ただ、

ハンドル回りもタンク回りもKXより一回り大きくて、

長時間走るにはメリットだけど、モトクロスコースを全力で走ろうとすると自分の体に合ってない感もすごい。

 

公道は最初に2回乗っただけで、あとはもうコースでしか使っていない。

EXCを買って失敗だったのはこの点で、公道走行は自分には不要だったということ。

任意保険や登録費用やら、無駄な費用だった。

 

林道を走ってもあまり面白味はないし、

ハードなところを求めてグレーゾーンの私有林に突っ込んでいく遊びもしないと思う。

 

いなべはモトクロスコース以外も広大で、

モトクロッサーとは違う乗り味でエンデューロバイクに乗る事は楽しいので、買って良かったとは思ってる。

 

ただ、次買うなら公道登録できなくていいモデルにしたい。

もし2年後くらいに乗り換えるなら、

こっちの公道登録はできない300EXCハードエンデューロモデルにしたい。

公道走れないのに、無駄にヘッドライトとテールランプは付いている謎仕様。

165万円と高いけど、

ファンやガード類と登録諸費用で自分の250EXCも150万円したのでそれほど変わりない。

 

 

エンデューロバイクは乗り味が優しいので、

モトクロッサーのように本気で限界を試さず、ちょうど良い具合の領域で楽しめるのがいい。

見た目もカッコよくて、大事に乗りたくなる。

自分のEXCはまだ一回も転んでなくて、バイクはキレイ。

 

それぐらいのほどほどの走り方にだんだん移行していくのはありだと思う。

 

新型CBR1000RRRとパニガーレV4SP2 30° Anniversario 916

EICMA2023(ミラノショー)で色々とニューモデルの発表がある中で興味があるのは以下2台。

 

Panigale V4 SP2 30° Anniversario 916

 

CBR1000RR-R

 

いつか今持っているストリートファイターV4SとムルティストラーダV4Sを売って、

一台にしたいなぁという思いがある。

 

そうなったときのバイクのジャンルとしては、

メガスポかSSが良いなぁと思ってる。

 

ムルティストラーダV4Sに乗っていて思うのは、

アドベンチャーバイクはどうも自分に合わないかもしれないということ。

敢えて欠点を挙げれば、

楽ではあるけど、バイクとの一体感がいまひとつに感じる。

 

過去乗っていたバイクではZX-14Rに最も思い入れがあるので、

ハヤブサかH2SXにも興味はあるけど、

ユーロ6がいつになるか分からないが、

フルパワーのSSに乗れるタイミングはリミットが近づいているはず。

ということで久しぶりにSSに注目している。

 

ホンダのバイクにはもう10年以上乗っていなくて、

ホンダカラーのトリコロールカラーも子供っぽく感じるので、

カーボンモデルの黒がいいなと思っている。

SBKでずっと結果が出ていないけど、

このタイミングでフルモデルチェンジに近いほど色々と手を加えてきたホンダの本気度がちょっとカッコいい。

 

本命はパニガーレV4SPの記念モデルだけど、

多分値段は500万円は超えそう。

デスモドロミックのV4エンジンの面白さは間違いないし、

デザイン的には圧倒的にこっちが好き。

ただやっぱり高価すぎる。

さすがにこういうモデルはリセール価値がある、っていう打算が効くかどうかは慎重に判断したい。

 

ユーロ6前に200psクラスのモデルはいつモデルチェンジするのかどうなのかが気になる。

最後のチャンスに最高のバイクが欲しい。

 

ストリートファイターV4Sだってフルモデルチェンジするならそれが規制前の最後になるだろうけど、

パニガーレ含め、その気配がない。

 

だからCBRは分かりやすい。

これが規制前最後になる可能性が高そう。

ヤマハやカワサキはそもそもこのまま消える可能性すらある。

 

200psオーバーはレースベース車だけで、公道モデルはぐっと馬力が下がる将来は避けられなそう。

 

クルマ業界も純エンジンスポーツカーの終焉が迫っているし、

冷静に考えれば非常識なスペックの車両を公道走行できる時代の有難みを感じつつ、

いつ最後か、という見極めにやきもきしている。

 

 

 

オフロードバイク楽しい

ヤマハYZシリーズの試乗会は初めての参加。

10年ちょっと前に2年ほどYZ250Fに乗っていたことがあるが、

その後縁はなく、興味もどういうわけかなく。

 

色んなバイクに乗って、動きを参考にしたくて行ってみた。

あとは24YZの評価が海外で高いので興味があった。

 

23KX250のサスのバネレートは以下(24も同じ)。

フロント4.9N/mm リア54N/mm

今はこれを、

フロント4.7N/mm リア52N/mm

 

YZシリーズのレートも調べて試乗した。

yz250f 4.7N/mm 56N/mm
yz250fx 4.1N/mm 48N/mm 
yz250x 4.1N/mm 46N/mm
yz450f 5.0N/mm 58N/mm
yz450fx 4.4N/mm 50N/mm

 

バネレートだけでサスの硬さが決まるわけではないだろうけど、

これを認識した上で試乗したかった。

 

いなべの上りジャンプのある後半セクションはカットしているものの、

普段走りなれているコースで試乗できるということもあって、違いが分かり易かった。

 

試乗したのはYZ250FとYZ250X。

 

まず、評価の高いKTM250EXCに対して、

国産の2スト250エンデューロモデルはどうなのかということで250X。

 

これは圧倒的にEXCの方が良いと思った。

車体もエンジンもすべてにおいてEXCの方が扱いやすい。

やっぱりあのエンジンは相当レベルが高い。

 

EXCは初級者にも勧められるけど、250Xはそこそこ慣れた人じゃないと持て余す感じ。

2スト250の絶対的パワーが必要な局面ってそれほど多いとは思えないので、

如何に低中速域が扱いやすいかが重要だと思う。

 

 

次にYZ250F。これは午前と午後2回乗った。

それ以外の時間はKX250でひたすらオーバル練習とフロントアップの練習をしていた。

 

第一印象はサスが良い、楽だし、曲がりやすい。

ただエンジンパワーについてはKXのがハイパワーなのが体感できた。

敢えてショートしても、体に伝わる衝撃やバイクの挙動はYZの方がやさしい。

スプリングを替えてKXもかなり良くなったけど、

それでもノーマルのYZの方がまだ乗り味が柔らかく感じる。

 

ノーマル同士で比較するなら、

社会人趣味レベルの平均くらいの人なら、絶対にYZの方が速く走れそうな印象。

 

ただ、特にスプリングを替えてからの自分のKXはかなり気に入っていて、

YZに乗り換えよう、とまでは思わなかった。

ほんとにかなり乗り易くなった。コーナリングの練習が楽しい。

 

本コース走れなくても、エンデューロエリアの広場で一日走って満足できる。

ウイリーの練習したり、低速でスタンディングの練習したり。

今までかなり要らない苦労をしていたことを実感している。

 

 

モトクロスやるとかやらないとかはまぁ保留するとして、

この2か月は広場主体で練習してるけど、これでも十分充実してる。

まだライディング巧くなれそうな感覚。

 

基本的にオフロードバイクが楽しい。

 

KX250の硬さと海外評価

2012年頃からKX250に乗り始めて、今5台目。

2008年にモトクロスをはじめて、CRF250R2台とYZ250Fに乗ってからのKXで、

最初は全体的に硬くて乗り難さを感じたけど、

まぁこんなもんか、と気にしなくなってしまってもう10年以上カワサキに乗り続けてる。

 

怪我をしてKTM250EXCを買ったら想像以上に乗り易くてモトクロスコースも問題なく、

やっぱりサスが適正なバネレートじゃないのはまずいと思い、

KXの前後スプリングを交換した

 

2024' 250EXCのフロントのバネレートは4.4N/mmが標準。

リアはリンクレスで通常のリンクサスと比べてレートは高いので参考にならないが、

フロントは23'KX250の4.9N/mmより大分柔らかい。

 

自分の体重52kgだと、いなべの上りジャンプを飛んでも4.4N/mmで底付きはしていない。

ただ、

色んなアクションで少しもたつく感覚はあって、

確かに体に負担なく走り続けられるんだけど、機敏に動いてはいない感じ。

 

ということで、

KX250のフロントは4.9から4.7N/mmにした。

 

このバネレートはエンデューロモデルのKX250Xの標準レートで、

モトクロスモデルのオプション範囲外。ただ、問題なく付く。

リアは一段階下げて、54N/mmから52N/mm。

 

これでサグは100mmほど。

だいたいいつも90~95mmなので、しっかり100mm出したのは初めて。

 

想定外にモトクロスコースも普通に走れる24EXCの挙動を体感しつつ、

いざKXへ。

 

骨折して復帰してからまだ筋力が戻っていないせいもあって、

最初は分からなかったけど、

今日、2回目のコース走行は大分良い感触だということが分かった。

 

まず曲がりやすい。フロントのグリップ感覚が分かりやすい。

次にこれまでギャップでガンガン弾かれていたセクションで、体にやさしい。

かといってEXCほどバネ感があるわけではなく、

ちゃんとモトクロッサーらしい硬質な挙動がベースにある。

 

良い感じだ。

 

というかそもそも

KX250って他メーカーモトクロッサーと比較してどうなの?という疑問で下記の動画。

 

順位は、

7位 suzuki
6位 honda
5位 kawasaki
4位 yamaha
3位 gasgas
2位 hasq
1位 ktm

 

このチャンネル以外のshootoutでも、

スズキが最下位で、ホンダとカワサキがどっこい、KTM(ハスク)とヤマハが良い勝負でトップ争いといった評価が多数。

 

この動画はさらに馬力と車重の実測値があって以下の通り。

suzuki 39.6hp 227lb
honda 40.8hp 219lb
hasq 44.8hp 224lb
kawasaki 45.1hp 228lb
yamaha 42.5hp 224lb
ktm 45hp 224lb
gasgas 43.3hp 225lb

(ちゃんと見てないけど、重量はおそらくガス0測定)

 

カワサキはトップパワーだけど最重量級。

ホンダと比較して9ポンド、約4kgちょっとも重い。

ヤマハやKTMとの差も2kgくらい。

 

オンロードのスーパースポーツでも、カワサキのZX-10Rは最重量バイクなので、

なんでカワサキの競技系バイクは重いのか、という疑問。

あまりに差がありすぎて、カワサキエンジニアに理由や原因を問い質したい。

 

動画のインプレでは、

ハイパワーなのは良いけど、フロントがStiff(硬い)でアンダーステア傾向なのが低評価に響いているようだ。

 

かなりレベルの高いライダーとアメリカのコースですら硬さを感じるのはやばいと思う。

俺の体重とレベルでまともに乗れるはずがない。

 

 

250EXCの出来が凄く良いので、

モトクロッサーもKTMに乗ってみたい気もするけど、

長年カワサキグリーンに乗ってきたので、もう少しこれでどこまで乗り易くなるか色々試したい。

 

 

ところで、モトクロス辞めるかどうか考えていたけど、

けっこう普通にコースで走ってる。

全力では走ってない、という言い訳をしつつ。

 

とにかく、

モトクロスやった後の充足感は、やっぱ他にはないなと実感してる。

 

EXCで初モトクロスコース

モトクロスと言って、知らない人に何をやってるモータースポーツか通じることは稀。

だから、

骨折治療の主治医の先生に、

モトクロスは11/30の検診を持って解禁、と言われてはいるけど、

そもそもモトクロスの定義はなんですかね、先生は分かってるのだろうか、

オーバルや8の字練習は実質モトクロスではないのでやっていいですよね、

といった自己解釈で、

初めて買ったエンデューロレーサーEXC250に乗って、9月からいなべでコース練習を再開した。

 

 

ただ、

モトクロスの本コースを走るのはさすがにちょっと約束違反だろう、

ということで、

飽きもせずオーバル練習やフロントアップの練習を繰り返していた。

 

こういう時期があってもいい。

もう一度ライディングを見直す機会になるし、

エンデューロテクニックで必須となるフロントアップを徹底してある程度モノにしたい。

上げたい高さと距離をコントロールして、

いつでもどこでもフロントの位置を制御できるのがエンデューロライダーのイメージ。

 

これはこれで楽しいと思いつつも、

モトクロスコースの方で走ってる人たちを休憩中に何気なく見てると、

自分はもうあそこへ行けないのかもと不安になる。

 

老後に健全な体でいたかったら、

今回の怪我はオフロードバイクとの関わり方を再検討するべきタイミング。

ジャンプやスピードがなくても、バイクでやれるようになりたいアクションはまだまだある。

このぐらいの怪我で区切りを付ければ、いい思い出で終われる。

 

 

そう思っていたけど、

今日は初心者クラスでジャンプは舐めて、軽く一周だけ走らせてもらった。

怪我をした登りジャンプの角度が気になるし、

フィニッシュジャンプの角度も変わったらしく、どんな感じかなぁと。

 

2スト、エンデューロでリンクレスな足回りのEXCで飛ぶのは初ということと、

怪我したときの状況がジャンプで前転クラッシュという恐怖体験なので、

正直不安が大きかった。

 

一周した後の感想は、思ったより怖い。だった。

改めて距離を置いてモトクロスを見てみると、危ないスポーツだなと冷静に思った。

 

で、

この感覚のまま今日を終わったら、ほんとに終わるかもしれない、という焦りがあって、

次の枠で20分全部使って慣らしがてら走ってみた。

 

そうしたら、

何年もやってきたことが急になくなるということはなく、

一番衝撃の強い登りジャンプだけは抜いて、後は全部のジャンプをとりあえず飛ぶことが出来た。

感覚的に、登りジャンプも問題なく飛びきれるだろうと思った。

 

250EXCのエンジン性能はKX250よりも扱いやすく、もしかしたら寧ろ速く走れる可能性を感じた。

足回りはさすがに柔らかいけど、

全然普通に飛べる。

 

 

ということで、精神面の恐怖心は大丈夫そうで、モトクロスはまだ出来そうだった。

やっぱりコースライディングは楽しかった。

特に2ストであのコースを走るのは、ほんとに気持ちいい。

 

ただやっぱり勝手にやるのはまずいので、

また来週から地道にオーバル練習に戻るつもり。

 

最近youtubeでエンデューロの動画をよく見てて、

あれぐらい自由自在にバイクを操れたら楽しいだろうなという憧れのようなものが湧いてきた。

やっぱりフロントアップの精度だなぁと思う。

 

250EXCの初オフと不具合入院

今週はリフレッシュ休暇で休みなのに、一週間の天気が微妙。

2泊3日くらいで伊豆、長野のツーリングを計画していたが今のところ雨。

 

とりあえず今日は3か月ぶりのイナベ。

 

ここで骨折してから初のオフロード。

納車したての250EXCで。

広場でオーバル練習だけ集中して走った。

バイクの操作だけに全力になれるなら、オーバルだけでも十分に楽しい。

 

2ストは久しぶりだけど、エンジンブレーキの感触がコーナーインしていくときに丁度良くて、

KX250で走ってるときの自分と比較しても、もしかしたら速いかもしれない。

乾き切った砂っぽいスリッピーな路面でも、

良い感じに2速で立ち上がれる。

この2ストエンジンはほんとに出来が良いと思った。

 

あとはサスのスプリングレートがKX250よりワンランク柔らかいせいか、

倒し込みもコントロールも凄くし易かった。

 

KX250の方も、スプリングレートを下げてみようと思った。

 

体の方もけっこう違和感なく動けた。

 

 

良い気分のまま終われるかと思ったけど、

洗車した後のバイクに異変。

一切何も触れていないのに、突如勝手にセルが回り続ける現象が発生。

心霊現象かよ、って一瞬何が起きているのか理解できなかった。

 

スタートスイッチ兼用の新仕様のキルスイッチにリコールが出ているとは聞いていたが、

どんな症状なのかは納車時には分からなかった。

水分を含んで回路の導通が出てしまったのか、

バッテリーが終わるまで1分くらいセルが回り続けた。

 

KTMは過去に公道バイクでスーパーデュークRと790アドベンチャーRに乗っていたが、

思い返せばどちらも入庫レベルの不具合があった。

 

ほんともう、またか。って感じだ。

コースじゃなくて公道走ってるときに雨が降っても同じ現象が起きただろう。

今回はコースで発覚してよかった。

 

KTMって会社は、

いわゆる設計審査(DR)を品質設計の中でちゃんとやってるの?と疑いたくなる。

多分不十分なんだろう。

細かいことは発売してから直しましょうの精神。人が乗る乗り物なのに。

 

面白いバイクを作れるところは良いんだけど、

設計のレベルがやっぱり低い。

95%の部品が新規です、って普通はモデルチェンジのアピールポイントなんだろうけど、

KTMだと不安過ぎる。

 

 

 

今日は体が違和感なく動けることが分かったので、

次はKX250で走りたい。

 

250EXCはいつリコール対策部品が届くのか、

過放電したバッテリーや、回り続けたセルモーターなど、

色々不安なところがあって次にいつ乗れるのか分からない。

 

一つ思ったのは、

よっぽどじゃなければ、KTMのストリートバイクは今後選ばないだろうなということ。

 

ただ、

250EXCの性能そのものにはかなり満足している。

この文章、

同じように買ってすぐ不具合が出た790アドベンチャーRのときも書いたのを思い出した。

相変わらずなKTMだ。