EXCで初モトクロスコース
モトクロスと言って、知らない人に何をやってるモータースポーツか通じることは稀。
だから、
骨折治療の主治医の先生に、
モトクロスは11/30の検診を持って解禁、と言われてはいるけど、
そもそもモトクロスの定義はなんですかね、先生は分かってるのだろうか、
オーバルや8の字練習は実質モトクロスではないのでやっていいですよね、
といった自己解釈で、
初めて買ったエンデューロレーサーEXC250に乗って、9月からいなべでコース練習を再開した。
ただ、
モトクロスの本コースを走るのはさすがにちょっと約束違反だろう、
ということで、
飽きもせずオーバル練習やフロントアップの練習を繰り返していた。
こういう時期があってもいい。
もう一度ライディングを見直す機会になるし、
エンデューロテクニックで必須となるフロントアップを徹底してある程度モノにしたい。
上げたい高さと距離をコントロールして、
いつでもどこでもフロントの位置を制御できるのがエンデューロライダーのイメージ。
これはこれで楽しいと思いつつも、
モトクロスコースの方で走ってる人たちを休憩中に何気なく見てると、
自分はもうあそこへ行けないのかもと不安になる。
老後に健全な体でいたかったら、
今回の怪我はオフロードバイクとの関わり方を再検討するべきタイミング。
ジャンプやスピードがなくても、バイクでやれるようになりたいアクションはまだまだある。
このぐらいの怪我で区切りを付ければ、いい思い出で終われる。
そう思っていたけど、
今日は初心者クラスでジャンプは舐めて、軽く一周だけ走らせてもらった。
怪我をした登りジャンプの角度が気になるし、
フィニッシュジャンプの角度も変わったらしく、どんな感じかなぁと。
2スト、エンデューロでリンクレスな足回りのEXCで飛ぶのは初ということと、
怪我したときの状況がジャンプで前転クラッシュという恐怖体験なので、
正直不安が大きかった。
一周した後の感想は、思ったより怖い。だった。
改めて距離を置いてモトクロスを見てみると、危ないスポーツだなと冷静に思った。
で、
この感覚のまま今日を終わったら、ほんとに終わるかもしれない、という焦りがあって、
次の枠で20分全部使って慣らしがてら走ってみた。
そうしたら、
何年もやってきたことが急になくなるということはなく、
一番衝撃の強い登りジャンプだけは抜いて、後は全部のジャンプをとりあえず飛ぶことが出来た。
感覚的に、登りジャンプも問題なく飛びきれるだろうと思った。
250EXCのエンジン性能はKX250よりも扱いやすく、もしかしたら寧ろ速く走れる可能性を感じた。
足回りはさすがに柔らかいけど、
全然普通に飛べる。
ということで、精神面の恐怖心は大丈夫そうで、モトクロスはまだ出来そうだった。
やっぱりコースライディングは楽しかった。
特に2ストであのコースを走るのは、ほんとに気持ちいい。
ただやっぱり勝手にやるのはまずいので、
また来週から地道にオーバル練習に戻るつもり。
最近youtubeでエンデューロの動画をよく見てて、
あれぐらい自由自在にバイクを操れたら楽しいだろうなという憧れのようなものが湧いてきた。
やっぱりフロントアップの精度だなぁと思う。