バイクと自転車と本と -5ページ目

エンデューロバイクの用途

久しぶりに250EXCでいなべ。

 

2スト250の太い低速トルクでフロントがモリっと上がる感覚が面白い。

バイク自体はバネが柔らかくて、乗り心地がKX250比でホントに良い。

扱いやすいエンジンと合わさって、乗ってて楽しい。

 

ただ、

ハンドル回りもタンク回りもKXより一回り大きくて、

長時間走るにはメリットだけど、モトクロスコースを全力で走ろうとすると自分の体に合ってない感もすごい。

 

公道は最初に2回乗っただけで、あとはもうコースでしか使っていない。

EXCを買って失敗だったのはこの点で、公道走行は自分には不要だったということ。

任意保険や登録費用やら、無駄な費用だった。

 

林道を走ってもあまり面白味はないし、

ハードなところを求めてグレーゾーンの私有林に突っ込んでいく遊びもしないと思う。

 

いなべはモトクロスコース以外も広大で、

モトクロッサーとは違う乗り味でエンデューロバイクに乗る事は楽しいので、買って良かったとは思ってる。

 

ただ、次買うなら公道登録できなくていいモデルにしたい。

もし2年後くらいに乗り換えるなら、

こっちの公道登録はできない300EXCハードエンデューロモデルにしたい。

公道走れないのに、無駄にヘッドライトとテールランプは付いている謎仕様。

165万円と高いけど、

ファンやガード類と登録諸費用で自分の250EXCも150万円したのでそれほど変わりない。

 

 

エンデューロバイクは乗り味が優しいので、

モトクロッサーのように本気で限界を試さず、ちょうど良い具合の領域で楽しめるのがいい。

見た目もカッコよくて、大事に乗りたくなる。

自分のEXCはまだ一回も転んでなくて、バイクはキレイ。

 

それぐらいのほどほどの走り方にだんだん移行していくのはありだと思う。

 

新型CBR1000RRRとパニガーレV4SP2 30° Anniversario 916

EICMA2023(ミラノショー)で色々とニューモデルの発表がある中で興味があるのは以下2台。

 

Panigale V4 SP2 30° Anniversario 916

 

CBR1000RR-R

 

いつか今持っているストリートファイターV4SとムルティストラーダV4Sを売って、

一台にしたいなぁという思いがある。

 

そうなったときのバイクのジャンルとしては、

メガスポかSSが良いなぁと思ってる。

 

ムルティストラーダV4Sに乗っていて思うのは、

アドベンチャーバイクはどうも自分に合わないかもしれないということ。

敢えて欠点を挙げれば、

楽ではあるけど、バイクとの一体感がいまひとつに感じる。

 

過去乗っていたバイクではZX-14Rに最も思い入れがあるので、

ハヤブサかH2SXにも興味はあるけど、

ユーロ6がいつになるか分からないが、

フルパワーのSSに乗れるタイミングはリミットが近づいているはず。

ということで久しぶりにSSに注目している。

 

ホンダのバイクにはもう10年以上乗っていなくて、

ホンダカラーのトリコロールカラーも子供っぽく感じるので、

カーボンモデルの黒がいいなと思っている。

SBKでずっと結果が出ていないけど、

このタイミングでフルモデルチェンジに近いほど色々と手を加えてきたホンダの本気度がちょっとカッコいい。

 

本命はパニガーレV4SPの記念モデルだけど、

多分値段は500万円は超えそう。

デスモドロミックのV4エンジンの面白さは間違いないし、

デザイン的には圧倒的にこっちが好き。

ただやっぱり高価すぎる。

さすがにこういうモデルはリセール価値がある、っていう打算が効くかどうかは慎重に判断したい。

 

ユーロ6前に200psクラスのモデルはいつモデルチェンジするのかどうなのかが気になる。

最後のチャンスに最高のバイクが欲しい。

 

ストリートファイターV4Sだってフルモデルチェンジするならそれが規制前の最後になるだろうけど、

パニガーレ含め、その気配がない。

 

だからCBRは分かりやすい。

これが規制前最後になる可能性が高そう。

ヤマハやカワサキはそもそもこのまま消える可能性すらある。

 

200psオーバーはレースベース車だけで、公道モデルはぐっと馬力が下がる将来は避けられなそう。

 

クルマ業界も純エンジンスポーツカーの終焉が迫っているし、

冷静に考えれば非常識なスペックの車両を公道走行できる時代の有難みを感じつつ、

いつ最後か、という見極めにやきもきしている。

 

 

 

オフロードバイク楽しい

ヤマハYZシリーズの試乗会は初めての参加。

10年ちょっと前に2年ほどYZ250Fに乗っていたことがあるが、

その後縁はなく、興味もどういうわけかなく。

 

色んなバイクに乗って、動きを参考にしたくて行ってみた。

あとは24YZの評価が海外で高いので興味があった。

 

23KX250のサスのバネレートは以下(24も同じ)。

フロント4.9N/mm リア54N/mm

今はこれを、

フロント4.7N/mm リア52N/mm

 

YZシリーズのレートも調べて試乗した。

yz250f 4.7N/mm 56N/mm
yz250fx 4.1N/mm 48N/mm 
yz250x 4.1N/mm 46N/mm
yz450f 5.0N/mm 58N/mm
yz450fx 4.4N/mm 50N/mm

 

バネレートだけでサスの硬さが決まるわけではないだろうけど、

これを認識した上で試乗したかった。

 

いなべの上りジャンプのある後半セクションはカットしているものの、

普段走りなれているコースで試乗できるということもあって、違いが分かり易かった。

 

試乗したのはYZ250FとYZ250X。

 

まず、評価の高いKTM250EXCに対して、

国産の2スト250エンデューロモデルはどうなのかということで250X。

 

これは圧倒的にEXCの方が良いと思った。

車体もエンジンもすべてにおいてEXCの方が扱いやすい。

やっぱりあのエンジンは相当レベルが高い。

 

EXCは初級者にも勧められるけど、250Xはそこそこ慣れた人じゃないと持て余す感じ。

2スト250の絶対的パワーが必要な局面ってそれほど多いとは思えないので、

如何に低中速域が扱いやすいかが重要だと思う。

 

 

次にYZ250F。これは午前と午後2回乗った。

それ以外の時間はKX250でひたすらオーバル練習とフロントアップの練習をしていた。

 

第一印象はサスが良い、楽だし、曲がりやすい。

ただエンジンパワーについてはKXのがハイパワーなのが体感できた。

敢えてショートしても、体に伝わる衝撃やバイクの挙動はYZの方がやさしい。

スプリングを替えてKXもかなり良くなったけど、

それでもノーマルのYZの方がまだ乗り味が柔らかく感じる。

 

ノーマル同士で比較するなら、

社会人趣味レベルの平均くらいの人なら、絶対にYZの方が速く走れそうな印象。

 

ただ、特にスプリングを替えてからの自分のKXはかなり気に入っていて、

YZに乗り換えよう、とまでは思わなかった。

ほんとにかなり乗り易くなった。コーナリングの練習が楽しい。

 

本コース走れなくても、エンデューロエリアの広場で一日走って満足できる。

ウイリーの練習したり、低速でスタンディングの練習したり。

今までかなり要らない苦労をしていたことを実感している。

 

 

モトクロスやるとかやらないとかはまぁ保留するとして、

この2か月は広場主体で練習してるけど、これでも十分充実してる。

まだライディング巧くなれそうな感覚。

 

基本的にオフロードバイクが楽しい。

 

KX250の硬さと海外評価

2012年頃からKX250に乗り始めて、今5台目。

2008年にモトクロスをはじめて、CRF250R2台とYZ250Fに乗ってからのKXで、

最初は全体的に硬くて乗り難さを感じたけど、

まぁこんなもんか、と気にしなくなってしまってもう10年以上カワサキに乗り続けてる。

 

怪我をしてKTM250EXCを買ったら想像以上に乗り易くてモトクロスコースも問題なく、

やっぱりサスが適正なバネレートじゃないのはまずいと思い、

KXの前後スプリングを交換した

 

2024' 250EXCのフロントのバネレートは4.4N/mmが標準。

リアはリンクレスで通常のリンクサスと比べてレートは高いので参考にならないが、

フロントは23'KX250の4.9N/mmより大分柔らかい。

 

自分の体重52kgだと、いなべの上りジャンプを飛んでも4.4N/mmで底付きはしていない。

ただ、

色んなアクションで少しもたつく感覚はあって、

確かに体に負担なく走り続けられるんだけど、機敏に動いてはいない感じ。

 

ということで、

KX250のフロントは4.9から4.7N/mmにした。

 

このバネレートはエンデューロモデルのKX250Xの標準レートで、

モトクロスモデルのオプション範囲外。ただ、問題なく付く。

リアは一段階下げて、54N/mmから52N/mm。

 

これでサグは100mmほど。

だいたいいつも90~95mmなので、しっかり100mm出したのは初めて。

 

想定外にモトクロスコースも普通に走れる24EXCの挙動を体感しつつ、

いざKXへ。

 

骨折して復帰してからまだ筋力が戻っていないせいもあって、

最初は分からなかったけど、

今日、2回目のコース走行は大分良い感触だということが分かった。

 

まず曲がりやすい。フロントのグリップ感覚が分かりやすい。

次にこれまでギャップでガンガン弾かれていたセクションで、体にやさしい。

かといってEXCほどバネ感があるわけではなく、

ちゃんとモトクロッサーらしい硬質な挙動がベースにある。

 

良い感じだ。

 

というかそもそも

KX250って他メーカーモトクロッサーと比較してどうなの?という疑問で下記の動画。

 

順位は、

7位 suzuki
6位 honda
5位 kawasaki
4位 yamaha
3位 gasgas
2位 hasq
1位 ktm

 

このチャンネル以外のshootoutでも、

スズキが最下位で、ホンダとカワサキがどっこい、KTM(ハスク)とヤマハが良い勝負でトップ争いといった評価が多数。

 

この動画はさらに馬力と車重の実測値があって以下の通り。

suzuki 39.6hp 227lb
honda 40.8hp 219lb
hasq 44.8hp 224lb
kawasaki 45.1hp 228lb
yamaha 42.5hp 224lb
ktm 45hp 224lb
gasgas 43.3hp 225lb

(ちゃんと見てないけど、重量はおそらくガス0測定)

 

カワサキはトップパワーだけど最重量級。

ホンダと比較して9ポンド、約4kgちょっとも重い。

ヤマハやKTMとの差も2kgくらい。

 

オンロードのスーパースポーツでも、カワサキのZX-10Rは最重量バイクなので、

なんでカワサキの競技系バイクは重いのか、という疑問。

あまりに差がありすぎて、カワサキエンジニアに理由や原因を問い質したい。

 

動画のインプレでは、

ハイパワーなのは良いけど、フロントがStiff(硬い)でアンダーステア傾向なのが低評価に響いているようだ。

 

かなりレベルの高いライダーとアメリカのコースですら硬さを感じるのはやばいと思う。

俺の体重とレベルでまともに乗れるはずがない。

 

 

250EXCの出来が凄く良いので、

モトクロッサーもKTMに乗ってみたい気もするけど、

長年カワサキグリーンに乗ってきたので、もう少しこれでどこまで乗り易くなるか色々試したい。

 

 

ところで、モトクロス辞めるかどうか考えていたけど、

けっこう普通にコースで走ってる。

全力では走ってない、という言い訳をしつつ。

 

とにかく、

モトクロスやった後の充足感は、やっぱ他にはないなと実感してる。

 

EXCで初モトクロスコース

モトクロスと言って、知らない人に何をやってるモータースポーツか通じることは稀。

だから、

骨折治療の主治医の先生に、

モトクロスは11/30の検診を持って解禁、と言われてはいるけど、

そもそもモトクロスの定義はなんですかね、先生は分かってるのだろうか、

オーバルや8の字練習は実質モトクロスではないのでやっていいですよね、

といった自己解釈で、

初めて買ったエンデューロレーサーEXC250に乗って、9月からいなべでコース練習を再開した。

 

 

ただ、

モトクロスの本コースを走るのはさすがにちょっと約束違反だろう、

ということで、

飽きもせずオーバル練習やフロントアップの練習を繰り返していた。

 

こういう時期があってもいい。

もう一度ライディングを見直す機会になるし、

エンデューロテクニックで必須となるフロントアップを徹底してある程度モノにしたい。

上げたい高さと距離をコントロールして、

いつでもどこでもフロントの位置を制御できるのがエンデューロライダーのイメージ。

 

これはこれで楽しいと思いつつも、

モトクロスコースの方で走ってる人たちを休憩中に何気なく見てると、

自分はもうあそこへ行けないのかもと不安になる。

 

老後に健全な体でいたかったら、

今回の怪我はオフロードバイクとの関わり方を再検討するべきタイミング。

ジャンプやスピードがなくても、バイクでやれるようになりたいアクションはまだまだある。

このぐらいの怪我で区切りを付ければ、いい思い出で終われる。

 

 

そう思っていたけど、

今日は初心者クラスでジャンプは舐めて、軽く一周だけ走らせてもらった。

怪我をした登りジャンプの角度が気になるし、

フィニッシュジャンプの角度も変わったらしく、どんな感じかなぁと。

 

2スト、エンデューロでリンクレスな足回りのEXCで飛ぶのは初ということと、

怪我したときの状況がジャンプで前転クラッシュという恐怖体験なので、

正直不安が大きかった。

 

一周した後の感想は、思ったより怖い。だった。

改めて距離を置いてモトクロスを見てみると、危ないスポーツだなと冷静に思った。

 

で、

この感覚のまま今日を終わったら、ほんとに終わるかもしれない、という焦りがあって、

次の枠で20分全部使って慣らしがてら走ってみた。

 

そうしたら、

何年もやってきたことが急になくなるということはなく、

一番衝撃の強い登りジャンプだけは抜いて、後は全部のジャンプをとりあえず飛ぶことが出来た。

感覚的に、登りジャンプも問題なく飛びきれるだろうと思った。

 

250EXCのエンジン性能はKX250よりも扱いやすく、もしかしたら寧ろ速く走れる可能性を感じた。

足回りはさすがに柔らかいけど、

全然普通に飛べる。

 

 

ということで、精神面の恐怖心は大丈夫そうで、モトクロスはまだ出来そうだった。

やっぱりコースライディングは楽しかった。

特に2ストであのコースを走るのは、ほんとに気持ちいい。

 

ただやっぱり勝手にやるのはまずいので、

また来週から地道にオーバル練習に戻るつもり。

 

最近youtubeでエンデューロの動画をよく見てて、

あれぐらい自由自在にバイクを操れたら楽しいだろうなという憧れのようなものが湧いてきた。

やっぱりフロントアップの精度だなぁと思う。

 

250EXCの初オフと不具合入院

今週はリフレッシュ休暇で休みなのに、一週間の天気が微妙。

2泊3日くらいで伊豆、長野のツーリングを計画していたが今のところ雨。

 

とりあえず今日は3か月ぶりのイナベ。

 

ここで骨折してから初のオフロード。

納車したての250EXCで。

広場でオーバル練習だけ集中して走った。

バイクの操作だけに全力になれるなら、オーバルだけでも十分に楽しい。

 

2ストは久しぶりだけど、エンジンブレーキの感触がコーナーインしていくときに丁度良くて、

KX250で走ってるときの自分と比較しても、もしかしたら速いかもしれない。

乾き切った砂っぽいスリッピーな路面でも、

良い感じに2速で立ち上がれる。

この2ストエンジンはほんとに出来が良いと思った。

 

あとはサスのスプリングレートがKX250よりワンランク柔らかいせいか、

倒し込みもコントロールも凄くし易かった。

 

KX250の方も、スプリングレートを下げてみようと思った。

 

体の方もけっこう違和感なく動けた。

 

 

良い気分のまま終われるかと思ったけど、

洗車した後のバイクに異変。

一切何も触れていないのに、突如勝手にセルが回り続ける現象が発生。

心霊現象かよ、って一瞬何が起きているのか理解できなかった。

 

スタートスイッチ兼用の新仕様のキルスイッチにリコールが出ているとは聞いていたが、

どんな症状なのかは納車時には分からなかった。

水分を含んで回路の導通が出てしまったのか、

バッテリーが終わるまで1分くらいセルが回り続けた。

 

KTMは過去に公道バイクでスーパーデュークRと790アドベンチャーRに乗っていたが、

思い返せばどちらも入庫レベルの不具合があった。

 

ほんともう、またか。って感じだ。

コースじゃなくて公道走ってるときに雨が降っても同じ現象が起きただろう。

今回はコースで発覚してよかった。

 

KTMって会社は、

いわゆる設計審査(DR)を品質設計の中でちゃんとやってるの?と疑いたくなる。

多分不十分なんだろう。

細かいことは発売してから直しましょうの精神。人が乗る乗り物なのに。

 

面白いバイクを作れるところは良いんだけど、

設計のレベルがやっぱり低い。

95%の部品が新規です、って普通はモデルチェンジのアピールポイントなんだろうけど、

KTMだと不安過ぎる。

 

 

 

今日は体が違和感なく動けることが分かったので、

次はKX250で走りたい。

 

250EXCはいつリコール対策部品が届くのか、

過放電したバッテリーや、回り続けたセルモーターなど、

色々不安なところがあって次にいつ乗れるのか分からない。

 

一つ思ったのは、

よっぽどじゃなければ、KTMのストリートバイクは今後選ばないだろうなということ。

 

ただ、

250EXCの性能そのものにはかなり満足している。

この文章、

同じように買ってすぐ不具合が出た790アドベンチャーRのときも書いたのを思い出した。

相変わらずなKTMだ。

24'250EXCの公道走行感想

学生時代、エンデューロレーサーの2スト250ccは憧れだったのを覚えている。

KTMだけじゃなく、GASGASとかハスクとか。

試乗させてもらうとあまりのパワーにまともに乗れる気がしなかった。

 

あれから15年以上経って、

初めてのエンデューロレーサー2スト250ccKTM250EXCでの公道走行。

 

 

レーサーで公道走れるってところが新鮮。

とはいえこれまでずっと乗ってきたKX250の感触から、

軽量オフタイヤのレーサーで公道走って楽しい要素なんてないだろ、とも考えていた。

 

これはある意味予想通りで、

頼りないフロントグリップと、

最近の軽量ハイパワーな大型オンロードバイクと比較してしまうと、

パワー感自体にも驚きはなく、

公道走ってて楽しい要素はかなり薄いと思った。

 

ただ、昔の記憶の2スト250ccを思い出すと

遥かに扱いやすくなっており、インジェクション技術を使いこなしたKTMの進化は凄いもんだと思った。

 

振動も圧倒的に少なくて、

一定速度で走行していても平和。

アクセルの極端な開・閉の2択しか許さないのが昔の2ストなら、

このバイクは普通のバイクしか経験がない人が乗っても、

違和感はほとんどなさそうなぐらいエンジンが安定している。

とことこ林道を走るのにも相性が良さそう。

 

4スト250モトクロッサーの方がパワーの出方は急激だと思った。

EXCはもりもりっとパワーが出てくる感じで、ピーキーな感じは全然ない。

 

 

EXCに乗ってる友人に聞くと、進化したこの2ストでもやはり公道比率が高いとプラグかぶりはあるらしく、

一定速度でも平和なエンジン特性ではあるけど、エンジン自体にはあまりよろしくはなさそう。

そもそも公道乗ってて楽しい要素もあまりないし、

当然だけどオフロード中心で遊ぶバイク。

ナンバー登録が出来ることで広がる遊びがどこまであるかは住んでる環境に依りそう。

学生の頃は、時には柵を超えてグレーというよりは黒な山への不法侵入をやったりしてたけど、

さすがにそういうことはもう出来ない。

やはりトランポに積んでコース中心だろう。

 

とりあえずイナベの広場でオーバルとかウイリーの練習をしながらリハビリしたい。

 

 

MY2024 KTM 250EXC 納車

朝一で骨折後の定期健診。手術後3か月。

先月の1.5か月後の段階では、

3ピースに折れてプレートで固定してる鎖骨は、

くっつけている箇所がレントゲンで分かるくらいには亀裂がまだ見えていた。

 

今回のレントゲンではその接続箇所がどこか一見分からないぐらいに回復していた。

一安心。

きっと自分はまだ回復は早いはずだ、という根拠のない期待があったので。

 

まぁでも骨折後の回復は、結局は加齢によって低下していくので、

40歳の自分はこっから下がっていくんだろう。

 

モトクロス自体も解禁されてはいない。

とりあえずロードバイク中心にトレーニングだけはしていくことにする。

 

 

さて、

ストリートファイターV4SP2断念を決意したのが8月初旬で、

一気に方向転換して、

2024年KTM250EXCを注文して、今日納車だった。

1か月前にはまさかEXC買うことになってるとは一切予想してなかった。

 

学生時代はCRM250Rでエンデューロ的なことをやっていた。

行きつけのショップでお世話になって何回かレースに出させてもらったり、

難所系林道での練習がメインだった。

 

ただ、会社に入ってから15年、

その間ずっとモトクロスで、

学生時代に夢みていたエンデューロレーサーに対して、本格的に興味が湧くことはなかった。

 

これも骨折したのがきっかけ。

折って今後モトクロスどうしようか、、とならなければ、なかなか買うところまではいかなかったはず。

 

250EXCは、分かってはいたけど大柄。

シート高はKX250より高いし、全体的に大きい。

ソフトスプリングの納期は11月なので、それまでノーマルスプリングで乗ることになるが、

説明書によると想定体重は75~85kgとなっており、

自分の体重との剥離がすごいことになってる。

 

それでもリアはプリロードを目いっぱい緩めてサグは90mm出た。

スプリングレート自体はKX250より柔らかいけど、

低速でのアクションをちゃんとやるなら体重に合わせるのは必須だと思う。

 

 

 

ガレージ内がごちゃってきた。

ここで縄跳びしてると、仕事でのストレスがけっこう和らぐ。

 

明日午後半休で慣らし予定。

半日走って慣らしは終了するつもり。

 

V4SP2をやめてEXCへ

ストリートファイターV4SP2を断念して、

<とことこツーリング系候補>

・ADV160⇒納期未定

・W800ストリート⇒24モデル待ち(23は完売)

・レブル1100⇒即納可

 

<短距離系候補>

・690SMCR⇒即納可

・250EXC or 350EXCF⇒8月~9月配車

 

上記を盆休み前に検討していた。

W800ストリートは試乗もしてみて、

長く飽きずに乗れそうなバイクで凄く好印象だった。

 

けど、

結局決めたのはKTM 250EXC。

今日、契約してきた。

 

長くオフロードやってるけどずっとモトクロスだったので、

エンデューロレーサーを買うのはこれが初めて。

2ストも学生時代のCRM250R以来。

 

トラコンもクイックシフターもある4スト350EXCFと悩んだけど、

やっぱりエンデューロは軽さと極低速のねばりが必要だと考えて、2ストにした。

 

とはいえあまり激しくゲロ林道やレースに出ようとは思っていない。

それをやるんなら、モトクロスやるリスクとそんなに大きく変わらんと思うので、

だったらモトクロスの方が性に合ってる。

そこまで手を出すなら、モトクロス続けようと。

 

 

5月末に初めて骨折を経験して、

モトクロスは後遺症の残るような怪我をする可能性をずっと抱えていくということを改めて意識した。

継続するのかいまだに答えが確定してない。

もうやらない、と漠然と考えているが、KX250は売ってないし、

今回EXCを買うにあたっても、KXは下取りに出していない。

やや未練が残ってる。

 

一人暮らしの自分は誰の助けも得られないし、誰かを養うわけでもない分、

自分のためにどん欲に生きないと、けっこう精神弱るかもなぁという予感がある。

 

そういう意味で、ずっとやってきたオフロードライディングを完全に辞めてまともにやっていけるか不安が少しあった。

それならエンデューロレーサー買って、

そこそこにライディング楽しめないかな、という期待があって今回250EXCに決めた。


 

最近のエンデューロレーサーはほんとに値段が高くて、

車両だけで135万円もする。

そこに最低限のガード類とラジエータファンと前後ソフトスプリングを入れて、

登録諸費用込みで合計158万円。

 

ちょうどモトクロッサー2台分の値段。

以前からエンデューロレーサーは気になっていたけど、

モトクロス比で高すぎるし、

骨折しなかったら多分買うところまではいかなかったと思う。

 

 

790アドベンチャーRは除くとして、

公道走れる純粋なオフ車に乗るのは16年ぶり。

9月頭納車予定なので凄く楽しみ。

250EXCでは、

ウイリーとジャックナイフを徹底的に練習したい。

そこからステアケースをある程度出来るようになれば、色んな場面で楽しめるようになりそう。

オフ車だけど、キレイに乗りたい。

 

 

次のバイク

ストリートファイターV4SP2乗り換えを断念してから、

浮いたお金でどうしようか考えている。

 

◎楽に乗れるバイク

 

・ホンダ ADV160

代車でたまにスクーターに乗ると、

シームレスで常に浮遊してるような乗り心地が気持ちいいなと感じる。

50はきついとしても、160ccあるADV160ならスクーターの手軽さと安定性が良い具合にバランスしてそう。

ホンダドリームに問い合わせると、納期未定、とのこと。

 

 

・ホンダ レブル1100(DCT)

レブルはデュアルクラッチで変速から解放されたクルーザーってところが良い。

本当はヤマハのボルトの方が好みだけど、生産終了してしまった。

変速不要でこのポジションから見える景色は多分今までと違うんだろうという期待がある。

 

 

・カワサキ W800ストリート or CAFE

同様のトコトコ系として昔から興味があるW800。

ノーマルはフロント19インチでノスタルジック過ぎるけど、

フロント18インチになったW800ストリートは、トコトコ走れて、かつヒラヒラ身軽そうなのが良い。

バイクのデザインも新しい、古い、という価値観を超越してそうなのが好み。

 

 

 

楽に走れる系のバイクを長いこと所有してない。

だから明日は上記のバイクを見に、久しぶりにディーラーへ行く予定。

 

一方で、

モトクロスを辞めるかもしれない今、

オフ車スタイルのライディングが出来なくなるのが惜しい気がしていて、

下記2台も見てこようと思う。

 

 

◎超単距離を積極的にライディング

 

・KTM 690SMC R

これも過去に何度か乗り換え候補になってるバイク。

SSに比べれば軽いんだけど、シート高が890mm以上あってハンドル切れ角がなくて、

スペックで見るより実物は色々と覚悟が要りそうなバイク。

意外とキャスター角が大きくて、見た目よりも曲げるのにコツが要るらしい癖のあるバイク。

 

 

・KTM 250EXC Sixdays

モトクロス辞めて、じゃあエンデューロするわ、って人はけっこう多い。

特に年を取って、本気でモトクロスやるのは厳しいけど、EDバイクでほどほどにやるって人。

 

モトクロスコースを走るより、

フリーライドで楽しむ方が実はセンスが要ると思ってる。

 

モトクロスの練習の合間にたまにエンデューロコースを走ることがあるけど、

課題を見つけて、練習して向上する、っていうスポーツ性を見出すのが難しいと感じる。

モトクロスは、そのコースを速く走る、っていう同じ目的で走ってる「相手」が必ずいるから、

自分のダメなところ良いところがはっきり分かる一方で、

エンデューロはレース以外はけっこう個人競技のイメージ。

 

目的があいまいになったり、自分の実力がよく分からなくてモトクロスより熱中できないかもしれない。

楽しめればいいじゃん、って発想はなくて、

バイクを競技でやる場合、そこに成長要素がないと見える景色が変わらないので、

いつか飽きる。

 

EXCの2ストはインジェクションがTBIという方式になって凄くライターの評価が高いのが気になる。

加えて、

飽きたらパワーパーツのモタードホイール履けることと、

公道登録が出来ることに惹かれる。

 

この15年ずっとクローズドコース専用車両だったので、公道走れるオフロードバイクが新鮮。

ネックは値段が150万円と、モトクロッサーの倍近いこと。

消耗品である競技車両としては高い。

 

ただ、書いてる分量的にもEXCへの熱が大きい。かも。

 

 

いずれにせよ、

ストリートファイターV4SP2買うより、遊ぶ選択肢増やせそう。