週に1回でもいいから肛門の話を書いて〜
という患者さんからの要望が多いので、できるだけ1記事でも書くようにします。
溜まりに溜まっている患者さんが書いて下さったアンケートをご紹介。
この患者さんは地元でちゃんと肛門専門の病院にかかっておられました。
通院はされておらず、切れる度に自己治療をされていました。
また栄養療法のクリニックも受診され、グルテンフリーも実践され、そこでカンジダも除菌したそうですが、ガス腹と切れ痔は改善せず。
排便後の残った感じがずっと気になっていました。
たくさん出たのに、その日の夕方くらいからガスが溜まってお腹が張ってくるのはなぜなのかずっと疑問だったそうです。
私の本
を読まれ、出残り便秘が原因ではないかと思い受診されました。
診察すると便が残っていました。
2回も排便があったのに・・・です。
典型的な出残り便秘です。
残った便は時間が経つと水分が飛んで硬くなります。
そして翌日に持ち越し。
一晩寝かせて熟成された便はさらに古く硬くなる。
出始め便は昨日の出残り便
その便で肛門が切れる。
そしてまた便が残ると傷に便が付く。
便で汚染された傷は炎症を起こして腫れ、その腫れが大きくなると外にも出てくる。
それを「見張りイボ」と言います。
「見張っている」イボで見張りイボ。
これはイボ痔ではありません。
切れ痔のせいでできた皮膚の突起物。
イボ痔と見た目が似ているから「見張りイボ」という名前が付いていますが、イボ痔ではなく皮膚の突起物、たるみ。
これ自体は痔ではありません。
だから手術で切除する必要もなし。
このような、イボ痔とよく似た皮膚のたるみ(見張りイボ)が外にあると、「この奥、切れてますよ〜」というサイン。
だから「見張っている」イボで「見張りイボ」というんです。
この突起物が中にできれば「肛門ポリープ」と言います。
これも大腸にできるポリープとは違います。
放置しても癌になりません。
手術して切除する必要もありません。
この患者さんのように切れ痔を繰り返している人の多くに見張りイボや肛門ポリープが認められます。
現時点で切れてなくても、これがあると切れ痔を繰り返していることが分かります。
ただ単に切れただけではできません。
傷が便で汚染されなければできないため、これがある人は便が残っている証拠です。
だから出残り便秘の治療せずして完治なし。
切れ痔は特にそうです。
便秘を治さずに薬だけ使っても切れ痔は治りません。
逆に便秘を治せば薬は不要。
うちの診療所では注入軟膏を処方することは滅多にありません。
ワセリンとミツロウで作った手作り軟膏「Sザルベ」だけ。
薬ではない軟膏でちゃんと治ります。
傷が便まみれだったら治るわけがないですよね
だから治療の第一歩は正しい排泄から。
ちゃんと便を出して肛門の中を空っぽにしましょう。
そしてこの方の「ガス腹」は出口の便によって引き起こされていないことも分かりました。
腸の問題です。
こちらは分子栄養学的にアプローチすると良いでしょう。
幸い、東京のほうで私たちの師匠の先生にかかっておられたので安心してお任せできます。
ブログを読んで受診される患者さんの多くがメガネのマトバに行かれていますね
こちらのメガネ屋さんです⬇
初めて行かれる方は必ずこの記事を読んで、お店の方針をよく理解されてから予約をお取り下さいね。
メガネを作るのに2〜3時間かかりますので、時間に余裕を持って行かれることをお勧めします。
また必ず予約が必要ですので、お電話にてご予約をお取り下さいね。
診療所近辺にあるグルテンフリーのお店も患者さんから大人気。
初動負荷のジムはこちらで紹介しました。
ワールドウィングですね。
全国展開していますのでお近くにもあると思います。
この方は完治終了して今も年に1回のオシリ健診で来られています。
また今年、夏頃に来られるでしょうか。
楽しみにしてますね
診療所の患者さんへ
土曜日はビストロヒマワリのお弁当の配達があります。
欲しい方は前日金曜日の16時までにお電話でお申し込み下さいね
06-6941-0919
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患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
コチラ
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