大阪肛門科診療所は肛門科なので、主に痔や肛門のトラブルで悩んでいる方が来られます。
ところが・・・
痔だと思ったら癌だった・・・
というケースが年に数例あります。
オシリから出血した
鮮血だから痔だろう
と思って来られることが多いのですが、肛門に近い場所にできている直腸癌だと鮮血になることが多いため、出血の色で癌か痔かは判断できません。
また何も出血などの症状もないけれど、痔もあるけれど、直腸診をしたら奥に癌を触れるというケースもあります。
患者さんにしたら青天の霹靂です。
ショックを受けられ動揺される患者さんもおられますが、大切なことは、一刻も早く消化器外科を受診して検査を受けること。
そして必要な治療(手術や化学療法)を受けること。
直腸癌や大腸癌は早期の場合、癌の部分を切除すれば完治することがほとんどです。
リンパ節転移や遠隔転移があったけれど、手術や抗癌剤治療によって今でも元気にされている患者さんを大勢診てきました。
だから一刻も早く受診して欲しいのです。
数年前に遠方から受診された患者さんはいぼ痔(痔核・脱肛)もありましたが奥に直腸癌がありました。
痔の治療をしている場合ではないので、私はすぐさま地元の大きな病院の消化器外科を受診するよう強く勧めました。
痔は放置しても死にませんが、癌は放置すると命に関わるからです。
そしてすぐに地元の病院を受診。
手術をして元気になられてから、年に1回のオシリ健診に来られています。
痔は
そのままです
手術してません。
だって何も症状がなくて困っておられないので。
排便の管理はきっちりしてもらっているので、痔は4年経っても悪化せずそのままです。
その患者さんがいつも受診されるときにラブのタオルとグルテンフリーの焼き菓子を持ってきて下さるのです。
ありがとうございます
グルテンフリーの焼き菓子だけはナナハコにもコメコノコにも売ってないのでめっちゃ嬉しい
タオルも大切に使わせて頂いています。
来られる度に患者さんが言われるのです。
こうして1年に1回、生きてここに来られることに感謝する日なんです。
ここを受診してなかったら癌に気付かず、私は生きていないかもしれない。
あの時、先生が強く消化器外科受診を勧めてくださらなかったら、私は忙しさを理由に受診を後回しにしてたと思います。
だから本当に来て良かった。
こうして生きていることは当たり前じゃなくて、見つけてもらったことに、外科に行くよう強く勧めてくださったことに感謝なんです。
来年も元気で来られるように1年また大切に過ごそうと思います。
と。
毎年、こうして元気に来て下さることは私も本当に嬉しくて、受診をためらう患者さんに強く勧めて本当に良かったと思いました。
そして癌の患者さんには必ず栄養療法の話もさせてもらっています。
統合医療とか栄養療法とか言うと、「胡散臭い」「エビデンスがない」「そんなの金儲けだろ」と真っ向から全否定する医師が多いのですが、私は栄養療法によって元気になった癌の患者さんを大勢診てきました。
統合医療の医師の中には癌の3大療法を否定する医師もいますが、私は否定しません。
切除出来る癌は切除したほうがいいと思っていますし、抗癌剤も効果があるのであれば受けるべきだと考えています。
放射線療法も然りです。
ただ、それらの3大治療は体に負担がかかりますし、正常な細胞にもダメージを与えてしまう。
だから癌治療に負けない体作りとして栄養療法をオススメしています。
栄養素をしっかり補い、免疫を上げる特殊な乳酸菌FK23やサルベストロールを処方しているのですが、栄養療法を受ける前と後とでは抗癌剤の副作用が全然違ったと言われます。
また抗癌剤の副作用による下痢も止まることが多く、排便のコントロールもしやすいです。
標準治療も統合医療も、どちらも「いいとこ取り」するのがオススメ。
実際、診療所の患者さんたちは手術を受け、化学療法も受けられ、元気に過ごしておられる方が多いです。
最近は通院中の患者さんの乳癌が多くて、診察の時に栄養療法について訊かれることも増えてきました。
標準治療の邪魔にはならないし、むしろ治療のサポートになるので積極的に取り入れたいものです。
高濃度ビタミンC点滴も抗がんサプリも、それだけで癌が治るというものではないと私は考えています。
抗癌剤や放射線治療に負けない体作りをするものなので、癌の患者さん全員に勧めたいくらいですね。
そう言われたドクターが実際におられました。
その話はコチラに書いてます↓
私が点滴療法を勉強するきっかけになったドクターです↓
癌の治療や予防に私が処方しているサプリは
マグネシウム
FK23
これに高濃度ビタミンC点滴を加えています。
高濃度ビタミンC点滴は定期的に通院しなければならないので、お近くの先生を紹介したりしています。
これらのサプリは現在、健康のために診療所の患者さんが飲んでいるものばかり。
何も癌に特別なサプリではありません。
日頃から栄養素を補っておけば病気にもなりにくいですし、病気になった時に治療の助けになります。
毎年、生きていることに感謝する通院をされている患者さんも栄養療法を実践されていて、今もお元気です。
治療+栄養が標準治療になればいいですね。
また来年、お会いできるのを楽しみにしてます
診療所のセラピードッグ「ラブ」
犬のようちえんでトレーニング
芸を仕込まれてます
切られた〜と倒れるラブ
いつもタオルをありがとうございます
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患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
コチラ
便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術
2020年12月25日に本を出しました
是非、本屋さんで買ってください