今日のブログのタイトルは私の恩師の言葉をそのまま引用しました。
プライベートな話になりますので、全部は書けませんが･･･
私の体のメンテナンスでずっとお世話になっていたドクターが癌になって入院されることになったのは約5年前。
胃癌・大腸癌と肝転移でステージ４。
治療のためしばらく入院となりクリニックも休診に･･･。
特殊な診療科だったため先生でないとダメという患者さんも多く、私を含め多くの患者が途方に暮れました。
手術と化学療法を終え退院してこられて外来再開となり、すぐに駆けつけました。
思いのほか、お元気そうで一安心。
診察の後、先生からコッソリ相談を受けました。
抗癌剤の副作用なのか下痢で困っていると･･･。
そこで批判を覚悟で癌に対する栄養療法のことを手紙でしたため、「私を含め、患者のためにこれを飲んで下さい。」と癌治療で使っている栄養素のサプリメントを手渡しました。
栄養療法は日本ではまだまだ浸透しておらず、エビデンスを重視しガイドラインに則った標準治療が正義とされるため、批判的な目で見るドクターが多いのも事実。
正直、怒られたらどうしよう･･･とこわごわ手渡しました。
そうしたら2週間後･･･
「先生からもらったサプリメント、本当に助かった。あれを飲んでからピタッとウソのように下痢が止まって、落ち着いて診療が出来るようになったんだよ。」
と。
全身倦怠感も無くなり、体力も充実し、あれほどしんどかった化学療法が副作用もなくラクに受けられたと大喜びされたんです。
それから数ヶ月して手術不能だった胃癌が縮小。
胃癌のほうも手術で切除し、抗癌剤治療も受け、今ではゴルフに行くほど元気になられています。
「佐々木先生に救ってもらった。先生のおかげで命拾いした。あそこで栄養療法をやらなければ抗癌剤の副作用に苦しみ、どんどん体力を奪われ、仕事にも復帰できていなかったと思う。」
と恐れ多いことに感謝の言葉をいただきました。
ご自分が栄養療法を受けて本当に良かったから、癌治療を担当している主治医に話したそうです。
そうしたら･･･全く聞く耳持たずだったと
「癌治療に携わる現場の医師は、もっと栄養のことを勉強すべきだよ。
抗癌剤だって栄養状態を良くしてから受けたら全然ラクだったし。
標準治療と同じように、この栄養療法が癌治療の前に受けることが出来たなら、僕のように救われる癌患者が大勢居ると思うね。
エビデンスやガイドラインもいいけど、もっと目の前の患者を見ればいいのになぁ。」
と話されたことは一生忘れないでしょう。
そしてこの恩師がきっかけで、恩師に頼まれて、私は高濃度ビタミンC点滴を勉強することになったのでした。
うちの診療所は肛門科なので高濃度ビタミンC点滴は必要ないだろうし、導入するにもニーズも無さそうだと思っていたので二の足を踏んでいました。
点滴療法研究会が主催しているセミナーを受講しないと臨床現場で実践も出来ないと考え、昨年夏にセミナーを受講し、即日入会しました。
あまりにもそのセミナーが衝撃的で興味をそそられ、勉強することが楽しかったからです。
セミナー内容に関する質問があり、柳澤会長にご挨拶させて頂いたのをきっかけに、私はどっぷりこの世界に引きずり込まれることになったのでした。
点滴療法研究会の会員でもなかった私に声をかけて引っ張り上げて下さった柳澤会長には感謝しています。
私はこの世界では新参者。
しかも肛門科医。
異色の存在です。
肛門科でも元皮膚科医という異色の存在。
どこの業界でも異色&異端児かもしれませんが、肛門科と違って自由診療のドクターが多く、同じ思いで医療に関わっているという仲間意識があり居心地が良いです
栄養療法のこと、点滴療法やキレーション療法など、これからどんどん学んでいって、診療に取り入れたいと思います。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
点滴療法研究会には
獣医さんも所属されていて
犬や猫にも栄養療法や
点滴療法をされてるんです
ラブも受けてみたいな
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患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
コチラ