2016.10.09 エビ中秋ホールツアー栃木レポ~メンバーの楽曲にかける『想い』~ | Dr.D.D.のドルオタ日記

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職業:勤務医。病院の要職にありながら、空虚な日本医療界に嫌気がさして診療の片手間にサブカルチャー活動に邁進するようになった男の日記 Twitter:Dr. D. D. (@DrDD2)

10月9日(日曜日)  「 私立恵比寿中学秋ツアー2016~エビ中って現役中学生一人も居ないグループなんだって!~」 in 栃木県総合文化センター(栃木県 宇都宮市)

9月22日の桐生市から始まり地方6都市を回る私立恵比寿中学(エビ中)の秋のホールツアー。

桐生市→富士市→日立市、
と回ってきて、これまでの3公演は仕事で行けず、LINEで配信されている動画も忙しくて全くみるヒマがない状況でした。
(そんなこんなであまりエビ中関連の情報は収集していなかったのですが、別に他界した訳ではありませんからね。)

ようやく4公演目のこの日の栃木、宇都宮の現場に行くことがかないました。

栃木県といえば、昔は子供たちを連れてよく那須高原に泊まりがけで遊びにいきました。あとは日光、鬼怒川くらいでしょうか。

しかし、県庁所在地の宇都宮に来たのは、ちょうど20年前の春、ちょうどこの日エビ中が公演を行う栃木総合文化センターで学会が開催されたことがあって、そこで研究発表した時が最後です。当時は僕もまだ駆け出しの大学勤務医でした。

20年前当時は駅の周辺だというのに完全にシャッター街で、県庁所在地なのに人通りがほとんどない寂れた地方都市、っていうイメージ(ゴメンナサイ)。

宇都宮駅構内で、当時すでに首都では完全に死滅したリーゼント長ランのツッパリグループ抗争?で大げんかしているのを目撃して目を丸くした覚えがありますww
(くれぐれもバカにしてるわけじゃないよ。都心はすでにルーズソックスのコギャル文化が花開いてたころのお話で、そのギャップがあったのでね)。

ちょうどその頃、「宇都宮を餃子で町おこししよう」、という運動が始まり、テレビでも紹介が始まったころでしたが、まだまだ全然浸透しておらず駅の外れのほんの一部で売られていた程度でしたので、学会のときは食べずに帰りました。

さて、我が家からは電車で行った方が宇都宮には早く着く計算なのですが、この日の東京は朝から土砂降りの大雨。
濡れて蒸すのが嫌なので、迷わず自宅からマイカーで行くことを選択しました。

10時に東京の自宅を出発、東北自動車道を北上し、ちょうど2時間で現地入り。
インターを降りたところで、20年前には食べそびれた餃子のチェーン店とおぼしき建物を発見したのでそこで昼食。


↑観光バスが何台も止まって団体客が食べに来ていました。エビ中ファミリー(ファン)は僕だけ。

あまり食べ過ぎると臭いで周囲に迷惑がかかるかな、と思ってニラ餃子とニンニク餃子、スタミナ餃子、なんてメニューがあったけど敬遠、


↑エビ中だけにエビ餃子は外さず注文。
あとは普通の店のオリジナル餃子激辛餃子(キムチが入ってる)の3種類18個を平らげて途中のコンビニで買った噛むブレスケアを口の中に放り込んでから現地に向かいます。



↑午後3時半開場なのに、1時半前についちゃいました。早すぎたからファミリーの数もまばら。

栃木県庁の真ん前にある総合文化センター。
20年前学会やった時と全く雰囲気が変わりません。

周辺の景色もほとんど変わらず、人通りの少なさも相変わらず、でした。

本当に県庁所在地なの?って思いましたが、早く着きすぎたので時間つぶしに周辺を散策してみたところちょっといかがわしいお店が増えていたり、無料案内所も出来たりしてましたから、確かに以前よりは開けてはいるようですね。
(泊まりがけではなく、車だから酒も飲めないし、まあ、関係ないですね。)


↑開場近くの3時半に現地に戻ったら、そのときにはかなりエビオタの数も増えていました。

何人か知り合いのファミリーさんと会えたのでお話をしました。
結構みんな現地で餃子を食べようと思ってた人が多かったみたいですが、駅側はどの店も行列が出来ていて食べられなかった人もいたみたいですね。

15時45分(開演15分前)入場。
チケットsold outで1600人の会場がぎっしり埋まりました。

ところで、僕は今回のツアーは栃木と松本の2カ所だけ参加しますが、両方とも一人で着席指定、という日和りっぷりです(弱っww!!)。

(もう歳ですからね。プチ遠征といえども疲れは残るんですよ・・・。)

っていう理由もありますが、
春のホールツアーでは着席指定が結構見やすくて音響もいい2F席の前方になることが多かったので、積極的に狙っていった次第。

舞台はドーナッツやポップコーンなどの小道具が並んでいた春のツアーよりはシンプルな作りで、舞台中央に、エビ中メンバー8人をあしらったカワイイイラスト(特徴よくつかんでいるなぁ)の看板がつり下げられています。

今回のツアーは、この8人のイラストがメインキャラクター、ということになるみたいですね。

16時きっかりにスタート。
01. 「ebiture」のメロディに合わせて、白い衣装の8人のメンバーが登場します。

9月18日の氣志團万博で見た時は靴も上に合わせて白のローヒール(完全に楽曲「まっすぐ」の衣装のまんま)でしたが、
今回はホールツアーですから、ダンスなど激しい動きが出来るように、靴は黒のブーツでした。

左足を痛めている柏木ひなたちゃんとGrave's disease(Basedow病)の治療中の小林歌穂ちゃんの2人は氣志團万博の時と同様、
ステージ両脇に椅子が置かれ、そこに座っての歌唱となりました。

この二人上手・下手の座る位置をMC毎に入れ替えてましたね。

ひなたちゃんの左足の包帯が痛々しい。
加えてひなたちゃんはこの日は喉も痛めていたようで、本編中、いつもの伸びやかな歌声がややかすれることが時々ありました。
(でも、誰もが全員体調ベスト、ってことは絶対ないですからね。こういうのもライブツアーの醍醐味というもの)

残り6人が中央で彼女たち2人の分まで頑張ってパフォーマンスすることになります。

今回のツアーのセットリストは、
11月16日に発売される2枚のエビ中のベストアルバム合計28曲から選ばれる仕様となっておりまして、
MCをはさんで本編が計4ブロックに分けられており、その楽曲の2ブロック目と4ブロック目は全ツアー固定セトリ、1、3ブロックがツアー会場毎にセトリを変えてくる、という感じになっています。

~1ブロック目~
本編最初の曲はエビオタ大好き02.「ちちんぷい」
栃木県総合文化センターは2Fの左右が大きく前方(凹の字型)にせり出す構造になっており、さらに左右は3F、4Fと桟敷の形になっている。

そのため、中央の着席指定に座っていると、前奏
「ダンソン!!」
の熱いコールが前後左右からサラウンドのように聞こえてきていきなりびっくりさせられました。
(あまりこのコールは好きじゃなかったんですが、こういう感じで熱気につつまれると、ちょっといいかも、と思ってしもうたww

真山りかちゃんが派手にリアクションしていて、最近自転車で鍛えててさらに動きにキレが増したんじゃない?って思わせてくれた。

03.「ラブリースマイリーベイビー」
この振り付けは端に座っている二人のメンバーも、前奏とラストにある「かき氷の」振り付けに参加できるからいいね。
さすがベスト盤、エビオタが好きな曲がならぶからのっけから盛り上がります。

04.「 Go!Go!Here We Go!ロック・リー」
これは今回の秋ツアー向けに完全に6人用のフォーメーションで組み直していたみたい。
端の2名を残して中央の6名が
六角形、一列、十字、斜め一列(雁行)、長方形(3列縦隊)
と巧みにフォーメーションを変える。アクシデントをものともせずこういうところ手抜きしていないのはすごいですね。

05.「仮契約のシンデレラ」
途中の2名一組で踊る舞踏会のところはやっぱり1組たりないとちょっと寂しいけど・・・。
頑張って3組6名で工夫して、3枚羽根の扇風機みたいに回っていましたね。

ひなたちゃんが下手端っこに座っているので、うま子(安本彩花ちゃん)はわざわざ端っこに走って行きましたね。

(MC)~自己紹介コーナー~
やたら星名美怜ちゃんが汗をぬぐっていつも以上に水分を補給していたから、体調が悪い(風邪が治ってない)?ってちょっと心配したけど、なんとか大丈夫だったみたい。

開演前に栃木県出身の女子マネージャー(うっちー)のお母さん差し入れの餃子を食べたらしい。だから喉が渇いたのかな?

りったん(中山莉子ちゃん)の莉子三三七拍子は最近流行のPresto(クソ速く)から、この日はAllegro(快活に)くらいのテンポに戻っていました。

ぁぃぁぃ(廣田あいかちゃん)が我々を気遣って
「今日はみんな餃子食べて臭いを気にしている人いっぱいいるかもだけど、私たちだって食べてるから大丈夫。今日はベースが餃子だからね」
だってww

真山りかちゃん
「栃木ですが、私たちのライブは、『見ざる言わざる聞かざる』、しないで下さい。」
と、日光の有名な三猿の彫刻になぞらえてうまいこと言ったつもりだったのに・・・
残念!少し噛んでしまい、お約束通り?スベってしまった・・・。

「ライブなのにそんなこと(見ざる聞かざる)やってる人なんかいるわけないでしょ。ライブ中にそんな人がいたら逆に拍手を贈りたいよ
ぁぃぁぃにツッコまれる始末(ナイスツッコミですぅ)ww。

役割分担もしっかりしてきた感じで、以前よりも機能的にMCが流れるようになってるのは成長の証。

~ここから第二ブロック(固定セトリ4曲)~
背後に照明を乱反射させる銀の垂れ幕が8枚降りてきます。今回のツアーはメンバーアップやCG、映像を流すスクリーンは用いられず、おそらく
すべて照明と音響だけで手作り感ある舞台を作る
という運営の方針がかいま見えます。(あるいは単に金をケチってるだけか・・・笑)

06. 「バタフライエフェクト」
かほりこ(歌穂ちゃん、莉子ちゃん)が加入して「中卒」8名体制グループでの最初のシングルA面ですから思い出の曲です。

初めて公の場でこの曲が演奏されてから2年半たったんですね。

いや、まだ2年半しかたってないのか・・・
かほりこ立派になっちゃって、もっと前からいる気がするなぁ・・・

07.「未確認中学生X」~08.「夏だぜジョニー」
二人が端に座っているから、イカの足がずいぶん少なくなってる(笑)
でもこれもちゃんと6人用フォーメーションをとっていますね。

振り付けで手足を大きく動かすこの2曲が並ぶと、りななん(松野りなちゃん)がとても舞台映えすることを今更発見した。彼女はどんなときでも常に女神の微笑で、ヘンテコな振り付けも厭わず歌っているから推しはそういうところに惹かれるんだろうなぁ・・

09.「ハイタテキ!」
勝負曲、っていうわけじゃないけど、歌う側も見る側も抜群の楽しさがあるから学芸会のセットリストに高率に入ってくる曲ですよね。統計をとってないから分からないけど、全ライブでのセトリ導入率、ebitureを除けば仮契約とならんでこの曲が一番高いんではなかろうか。

ベートーヴェンさんもラヴェルさんもお喜びだと思います。

この日、ガチ恋口上をしてるヤツはいなかったみたい(注意が行き届いてきた感じで、この日のライブはみんなマナーが良かったと思う)。

(MC)~「それでは皆様『ごきげんよう』のコーナー」~
昔、フ○テレビのお昼番組で行われていたサイコロトークの再現です。毎回3人のメンバーがサイコロを振って、出目に書かれたお題にそってトークをする、というコーナー。

この日は、りななん真山りったんの3人が担当、でした。
これまで3回は、「怖い話」っていうお題があったらしいのですが、秋になった、ということもあってそこの部分が「許せない話」に変わったようです。

・松野莉奈の『ビックリした話』
松野「前回の日立市の遠征の時、(常磐自動車道の)サービスエリアに寄って、降りた時、そこには当然エビ中ファミリーも何人もいたのに、全く気づかれずビックリした。アイスを買おうと陳列棚の前に立ったら、歌穂推しの子が隣に立ったのに、やはり全く気づかれなかった。高いヒールを履いて目立ってたと思うんだけどなぁ・・・」

安本「もっとりななんはオーラあると思ったけどなぁ、私の場合はいつもオーラがないから気づかれないけどさぁ・・・」

メンバー「彩花といつも一緒にいるから、オーラのなさが伝染っちゃったんじゃないの?」(笑)

(※・・・りななんの場合、高いヒールを履くと、かえって大人の女性だと思って気づかないかもしれませんね。いや、本当は気づいてたけど、気づかないふりをしてあげてる可能性もあるかも知れません。一応オタは一般の場でアイドルを見かけても気遣って声をかけない、という不文律もあるのでね。)

・真山りかの『許せない話』
真山「私には兄弟(兄)がいるんです。お兄ちゃんとはよく物の貸し借りをするんだけど、今回は遠征で大きな荷物を運べるリュックを使いたかったのに、お兄ちゃんが無断で自分の大きなリュックを借りて持って行ってしまった。LINE電話で返してくれるようになんども連絡したのに全く出ないから鬼ギレ!

しかも、台風で雨の日に持って行ってしまった。私は持ち物が水滴で濡れるのが大嫌いなのに。そのことを文句いったら、なんか拭いたみたいだけど・・・汚くなったまんまで返された。
だから、両親に「兄ちゃんのことを叱ってぇ~!(※絶叫)」って電話しちゃった。」


(兄を親に叱ってもらおうとする、メンバー最年長の真山が見せた子供っぽさに)
メンバー「真山も『妹』だったんだねぇ・・・」(笑)

・中山莉子の『恥ずかしい話』
「昨年夏に栃木県の那須ハイランドパークに遊びに行った。朝一番で行って、乗り物を乗り倒して、夕から(バスで?)日光に移動しようっていう話になって、疲れたから足を大股開きで休んでいた。
そしたら、前にいたお兄ちゃんが、『後ろ、後ろ』、ってこっそり指さすから何かと思って後ろ見たら、40~50代の男の人が、なんとファミえん(2015)のTシャツを着て立ってたんです。那須で偶然ファミえんのTシャツ着てる人に会うとは思わなかったけど、やっぱり気づかなかった。もしかすると、お子さんがファミえん行って、そのデザインがかっこよかったからお父さんが借りて来てたのかな?ということで、これは親子『愛の話』にもなる。」


(※まさか全く違う場所にメンバーがいるとは夢にも思わないですよね。みんな、意外と近くで会ってるのかも知れませんね。大股開きのりったん、怖い物みたさでちょっと見てみたいかも(変態)でも、2013、2014ならともかく、2015ファミえんのTシャツを普段着するオジサンもエビ中愛がすごいね。
そういえば、今回の秋ツアーのTシャツはちょっと妻子(しかも娘)もちのオジサンが買って普段着するにはハードルが高すぎると思います)

準備していたとは思うけど、以前と比べ最近みんなずいぶん話が上手くなったなぁ・・・感心感心。
ここで楽曲にもどって

~第三ブロック(移動セトリ3曲)~
ここは、かつてのエビ中、中学生活ふりかえりコーナー、みたいな感じのセットリスト群になってましたね。

10.「全力☆ランナー」
振り付けの完成度が高い曲なので、こういう曲になるとやっぱりしっかり練習して動きを見につけている星名美怜ちゃんの動きのメリハリが光ります。
ただし8名で完成された振り付けな分、この曲は6人で8人フォーメーションのままで披露していて、その分、端に分かれた座位2名分のところは空白になってましたね。

11.「大人はわかってくれない」
「ポップコーントーン」が出てしまった今、この曲は干され曲になっちゃうんじゃないかって思ったけど、こうやって中学生モードのブロックを用意してくれることで生きますね。
一番若い(=子供に近い?)中山莉子ちゃん力強い反抗の表現に注目
中卒ver.が出たことで気合いが入ってると見た。

12.「放課後下駄箱ロッケンロールMX」
この日一番の盛り上がり。
僕のすぐ後ろは立ち見席だったわけですが、
この曲の時、
「あ~あ、ついに来ちゃいましたか・・・」
って後ろのファミリーがいかにも嫌そうに言ってるのが笑えた。
内心喜んでるくせにね(笑)

~(MC)~
(ツアーでは「下駄箱」の時、メンバーは必ずご当地各所に会わせた絶叫をするならわしになっているのだが・・・)

ひなたちゃんが「栃木!」って叫んで、その後、彩花ちゃんが叫ぶ場面が来るのだが、本番の時、すごくカッコいいことを言おうと考えてた彩花ちゃん、
「本番でぶっとびすぎて何を言おうとしてたか忘れちゃって。結局「エウィーース!」みたいな感じで訳分からないセリフを叫んでしまいました」
と白状。確かに何叫んでるかわからなかった(笑)

真山「あれ、『えぅぃす』ってそういう栃木にからんだ言葉があるんだって思ってたよ・・・」(→もしかして・・・・アホですか??ww)

~いよいよ本編ラストの第四ブロック(固定セトリ5曲)~
最近歌唱力・表現力に大きく進歩がみられるエビ中の、ここらからは聞かせどころの曲が並びます。
メンバーも自信をもってきているのが感じられますね。
自分も双眼鏡でメンバーを追っていくことにしました。

13.「アンコールの恋」
ぁぃぁぃの伸びやかなソロパートも良かったけど、
ここでふと気づいたことがあった。

これまで両端で座って歌唱していた柏木ひなたちゃんぽーちゃん(小林歌穂ちゃん)のこと。

『アン恋』では上手側にひなたちゃんがいて、下手側にぽーちゃんがいたんですけど、足だけを痛めているひなたちゃんは、一生懸命大きく手を動かして、中央で踊る他の6人と同じ振り付けをしようと意識してやっていた。

一方、病気治療中で(投薬量調整で甲状腺データが安定するまで激しい動きは止められていると思われます)ぽーちゃんはやりたくてもそれが出来ません。

では、そのとき、彼女はどうしていたのか?

その分、彼女は一生懸命、表情で演じていました
自分のパートではもちろん、他のメンバーが歌っている時も、ぽーちゃんは各パート各パート、表情を変えて、一つ一つのフレーズに心を込めようとしていたんですね。

どうですか?
療養中の2名が、それぞれが自分の思う形で、できうる限りライブに参加しようとしている。
僕はその姿に心を打たれたのでした。

14.「フユコイ」
夏のツアーファイナル(国際フォーラム)ではあまり上手くいかなかった曲ですが、ベストアルバムに入るということで、今回はしっかり練習して修正してきました。

メンバー個々のソロでなりたつ曲だけに、照明がバシっときまると素敵です。

やっぱり2番のサビからの他の人が歌っている時に別のもう一人のメンバーが振りをするところがポイントで、その2名に照度を変えてスポットライトを当てるところがニクい演出だと思った。

15. 「フレ!フレ!サイリウム」
エビ中黎明期の曲として、フレサイはあと何度やれるのか、と思ってたけど、ベスト盤に入るってことは、やっぱりファンから根強い人気があるんだな、って思いました。
バラード系フユコイの白色の照明から、一転して明るい七色の照明に切り替わったのがまぶしかったですね。

16.「スーパーヒーロー」~17.「まっすぐ」
このツアー、ラストの固定セトリは「スーパーヒーロー」「まっすぐ」という、これからのエビ中の楽曲路線を支えていくであろう2曲を並べて披露しています。

エビ中の感動系楽曲の代名詞として大きく育った「スーパーヒーロー」に新しく加わった「まっすぐ」がどこまで迫れるのか、が注目ポイントですね。

「スーパーヒーロー」
は8人フォーメーションをそのまま残して演奏。ムリに変えなくてもいいっていう判断でしょう。

この日の最後のサビへ向けての気迫は凄いものがありました。中央で見ていて、1月の「俺の藤井」の時を思い出したくらい。

メンバーが欠けていて万全の体制でなくても、どれだけの逆境があっても、この曲を歌えば一つになって必ず乗り越えられる

、なんか、そういう雰囲気の楽曲に育ってきているのを感じました。

「まっすぐ」
は氣志團万博で聞いて以来2回目になりますが、氣志團では隣で迷惑な厄介が騒いでいて集中できなかった分、この日しっかりと見ることが出来ました。

動くメンバーと止まっているメンバーの、静と動のコントラストで人間の内面と外面のギャップを表現する振り付けが良いですね。

ただ、メンバー間で振り付けの動きにずれているところがあるのでそこはそろえるのと、

前半部分のわざとぎごちなくしている部分と後半部分の解放された、柔らかい部分とのハンドシグナルのコントラストがもう少し出るともっともっと感動するんじゃないかと思った。

真山りかちゃんの心の叫び、のようなシャウトが響きました。

最後の見せ場のぁぃぁぃのシャウトももちろん良かったけど、ちょっとこの日は声が上ずっていて、気負っている感じがしたのが気になりました(※こうなった理由は後述)。

と、いうわけで、個人的判定ではこの日の出来は、「スパヒロ」>「まっすぐ」だったかなぁ・・・
もちろん両方ともよい曲であることには変わりはありませんから甲乙つけることに意味はありません。

感動系楽曲って狙いすぎるとお涙頂戴だったり、説教くさい感じになってしまうものですが、

「手をつなごう」も合わせての3曲でエビ中はそういう感じがなく自然に聞こえるところがとても好感が持てます。
これは彼女たちの資質によるものなのでしょう。

「まっすぐ」の演奏が終了した時、氣志團万博の時と同じで、1600人の温かい拍手のシャワーが巻き起こりました。

よくありがちな、
「フゥー」
って奇声を発する人が一人もいなかった。

そういう楽曲としてファミリーが認識しているのは良い傾向だと思うので、こういう形を続けてほしいと思いました。

この日、本編はこれで終了だったのですが、

ここでなんと突然ぁぃぁぃが思いの丈をしゃべり始めました。

この流れは春ツアーのNHKホールの時と同じ。彼女は多分自分を解放することを覚え、今言わなきゃいけない、って思ったのでしょう。

こういうときは我々も姿勢を正して聞かなくてはならない。

廣田「新曲『まっすぐ』を聞いていただいたんですが、この曲を歌うと、私も普通の一人の人間ですから、色々な気持ちになるんですよ・・・。今日、歌ってて、一人の女の子がくれた手紙の事を思い出して・・・」
と、切り出したぁぃぁぃ。なんかいつもと様子が違う。

「あれ、私、泣いてる?違う、泣きはしない。歴史がかわっちゃう(※ぁぃぁいはライブ中は泣かない、というポリシーを持っている)から!」


会場もまじめに聞き入ります。

「いつ、というわけじゃないんですけど、私、以前、ライブで歌っていても楽しくない、っていう気持ちになってたことがあったんです。」(!)
「そんなとき、たまたま一人の女の子のプレゼントの手紙を読んだんです。そしたら、そこには
『私はぁぃぁぃみたいなアイドルになりたいです。』
って、書いてあったんです。

でも、その子は、親の仕事の都合で3年くらいニュージーランドだか、シンガポールだかにいかなきゃならないらしい。

でも『戻ってくる時には絶対アイドルになりたい』、ってそこに書いてあった・・・。

だから、
私はそのときにアイドルになった彼女と一緒に歌おうそのときまでアイドルとして歌い続けなければ
って思いなおしたんです。

今日、「まっすぐ」を歌っていて、その時のことを思い出したんです。」



「この曲には、みんな、いろいろなとらえ方があると思うんですけど、自分の伝えたい思いが、『まっすぐ』伝わる曲だと思いました。そういう気持ちを、皆さんで共有できればいいと思います・・・。」

ぁぃぁぃのちょっぴり涙声の告白を聞いて、会場からはもう一回温かい拍手が起こったことは言うまでもありません。

本編で彼女の声が上ずった理由がここで分かりました・・・。
彼女は気持ちが強く入りすぎると声が上ずってしまう。

結果的には音がずれますから、これは歌手としては決して褒められたことではないかもしれません。

でも、彼女は本当によく考えているんです。

正直な気持ちを打ち明けてくれたことで、
ホールのこの至近距離で、ファンとメンバーとの距離がさらに縮まったことは間違いなく、こういうのもライブの良さだと改めて思いましたねぇ

彼女は自分の能力をセーブして、内にとどめて、エビ中の「緩い」路線に合わせていたことで確かに、一時期、楽しくなかったかも知れない。

でも、春のツアーでの覚醒と解放。

今はアイドルとして「まっすぐ」のような曲を歌えることを幸せに感じてくれている。
そして、引き続き自分の思いをどんどん出してきてくれている

嬉しいことですよね・・・・(しんみり)

さて、こんな感じでほっこりながらも、ちょっと湿っぽい感じになった会場ですが、

まとめ役のはずの我らが星名美怜ちゃんがやらかしてくれました!

星名「栃木でまた、ライブをやりたい、餃子を食べに来たいです。」

って言ったまでは良かったが

『春にはいちご(=美怜ちゃんの大好物、とちおとめ)もあるよ』
ってメンバーに言われたら、

「じゃあ、春にはいちご狩りに来たい~!

ブラックタイガー(ファンクラブ)でファミリーの皆さんと一緒にいちご狩りをやりたい!

マネージャーさんに言う、決めた!!

なんてアブない発言をし出したもんだから会場にわかにざわめき始めます。

「いいの?!いいの?!オレたちホントに信じちゃうよ~!?ww

この、サービス精神旺盛で、社交的で、思いつきを口にしちゃうノリこそが彼女の最大の良さでもあり、
軽率さと危うさでもあるのは、いい加減今回の事件で・・・www(ry 

さっきまで泣いてたぁぃぁぃも焦って

「(栃木でライブをやるより)そちらの実現(=ファンといちご狩り)の方が難しいでしょ!」

ってツッコミをいれざるをえないというね、お仕事お疲れ様です(笑)

まあ、こういう感じで、ちょっぴりウェットになってもすぐおバカな感じに揺り戻すジェットコースターがこのグループの魅力で、それが非常にいいバランスになってきたのを感じました。

かつては上手くしゃべれず観客をハラハラさせるMCが売りのエビ中が、なんか最近ちょっとハラハラの意味が変わって来たような・・・
(これって、良い傾向なのか??)。

アンコールでは、ツアーのグレーのTシャツにスーパーヒーローの色別スカートで登場。
EN1.「I'm Your MANAGER!!」 EN2.「蛍の光(Demo)」 EN3.「頑張ってる途中」の3曲で締め。

「蛍の光」の曲紹介でアニメ声優でもある真山が、
「私たちは、光があれば、どこまでも行ける」
っていかにもアニメの台詞みたいなカッコイイことを言ってましたね。

それはファミリーのサイリウムの光でもあり、私たちファミリーが彼女たちを照らす光でもある、っていうことなのかな、

一つ間違えるとスベっちゃうけど、決めるときは決めるね(ビシッ)


↑写真5セット買ったら、真山のサインが出た。

「蛍の光(Demo)」が公の場で披露されたのは
昨年2月のファンクラブイベント(幕張)、昨年9月のBowline 2015、そして、今年2月のファンクラブイベント(横浜)、そして、この日で4回目(自分一応これまで全部その現場にいるな。)

この日は音源なしで、マイクをつかって若干エコーのかかったユニゾン合唱。

エコー効果もなく完全アカペラだったBowlineのインパクトが強いので、ちょっとそれから比べると印象が薄いけど、早くファンと一緒に合唱できる日が来ると良いですね。

松本のラストでやるかもだからもう一度聞き直して覚えておくか・・・。

で、ラストの退場の時、MC担当安本彩花ちゃん、この日は終始すばらしい仕切りを続けていたのに、
なんか外した余計なことを言ったみたい(聞き漏らしたけど)
で前の方で笑いが起こってた。(ひなたに最後けとばされて退場してたな・・・)

やっぱり、エビ中ライブは楽しいね。

会場退出時に、熊本震災(+最近は阿蘇山噴火もしちゃいましたね。大変ですね)の募金して、校長と一緒に並んでいた美怜ちゃんに挨拶をしました。

列が混んでいたから一言声をかけるだけでしたが・・・

しばらく2sとか握手とか行けてなかったから、僕と目が合ったとき、彼女『見たことがある人だ』、ってちょっとハっとなったけど、さすがにすぐ思い出せなかったかなぁ・・・

ちょっと残念(笑)

(セットリスト)
~第一ブロック(移動セトリ)~
01. ebiture
02. ちちんぷい
03. ラブリースマイリーベイビー
04. Go!Go!Here We Go!ロック・リー
05. 仮契約のシンデレラ

(MC)~自己紹介~

~第二ブロック(固定セトリ)~
06. バタフライエフェクト
07. 未確認中学生X
08. 夏だぜジョニー
09. ハイタテキ!

(MC)~サイコロトーク~

~第三ブロック(移動セトリ)~
10. 全力☆ランナー
11. 大人はわかってくれない
12. 放課後ゲタ箱ロッケンロールMX

(MC)
~第四ブロック(固定セトリ)~
13. アンコールの恋
14. フユコイ
15. フレ!フレ!サイリウム
16. スーパーヒーロー
17. まっすぐ
(MC)ぁぃぁぃ挨拶

(Encore)
EN1. I'm your MANAGER!!
EN2. 蛍の光(Demo)
EN3. 頑張ってる途中


(感想)
9月から10月にかけて、エビ中にも色々なことがあって、自分の職場でも一人になって忙しくなって、(うちの病院の運営は最悪なので)腹の立つ色々なことがあって、体調もメンタルも落ち気味で、ちょっと大丈夫かなっていう気持ちもあった。

ブログの更新が遅れがちなのは、現場から少し気持ちが離れかけそうになった、というのも正直あったんです。

でもね、この日プチ遠征してみて、やっぱり来て良かったと思った。

正月~春ツアーを経て精神面でも、歌唱でも成長したメンバーたちは、すっかりたくましくなってたし、歌唱などパフォーマンスの部分ではもう安心して聴けて、僕らも純粋に「コンサート」に注力することが出来るようになった。

立って一緒に乗ってもよし、着席でじっくり聴いても親子で楽しむもよし。

そんな良質のエンターテインメントになっている。

あと、何度も書いていることだけど、何よりもホールツアーは近くて温かい雰囲気が感じ取れるのが良いですね。

大箱の大学芸会もいいけど、
一番最初に、「ちちんぷい」で、会場全体が一気に盛りあがって熱気のサラウンドに囲まれるような感じや、
「スーパーヒーロー」「アンコールの恋」、そして「まっすぐ」の温かさにつつまれる感じ、はホールの距離感ならでは。

エビ中楽曲はこの規模でやるのが一番いいんじゃないかと思う。

それと、なんと言っても、この日のアンコールの恋、のひなたちゃんぽーちゃんのパフォーマンス、

そして、ぁぃぁぃ「まっすぐ」の後の挨拶ですね。

メンバーも色々なことを考えて、思いながら歌っているんだ、ってことが分かったのは地味に大きいと思います。

我々ファンも心では多分そうではないかと思っていたけど、確信はもてなかった部分ですよね。

改めて言葉でそうやって表明してくれると、こちらも「心が通じた」感じになるから不思議ですよね。(いや、気持ち悪いオタク的な意味で言ってるんじゃなくてね・・・汗)。

(そういうメンバーの気持ちを知れば、ライブで独りよがりのバカ騒ぎなんてとても出来ないはずなんですけどね。氣志團万博で「まっすぐ」の時にコーラ一気飲みしたり風船飛ばして大騒ぎしてた人たちにも聞かせてあげたいですね)

結論:
僕もメンバーの想いを受け止めつつ、自分なりのまっすぐな気持ちをもってエビ中の曲を聴いていこう。(今から一週間くらいはw)仕事でイライラしたり怒るのやめよう・・・



↑帰りの車は佐野SAで佐野ラーメンと、宇都宮ネギ味噌餃子を食べました。


↑お土産は当然餃子とレモン牛乳、ね。

プチ遠征はいいぞ。


追伸:
11/3の松本のツアーファイナルは、ついに翌日の11/4に正式に休みを取ってるから、泊まりがけで参戦することにしました。

だって翌日4日が美怜ちゃんのソロコンですからね。仕事なんかしてるわけには行かないでしょ(→ヤブww)

あと、推しの美怜ちゃんにどうも忘れられたっぽいから、写真集のお渡し会に行けない分、松本では募金の時に以前の接触の時みたく白衣着て認知してもらおうかな?(→バカww)

ワクチンのブースター効果(※)狙いってヤツです。


(※効果が切れてきたワクチンは2回目を打つと、で体内で一気に免疫が高まって1回目以上の免疫効果が発揮される。)