こんにちは。

秋空になってきたのですが、相変わらずの暑さが続き少々ダレ気味の私です。

つい最近もしつこく里親支援の方に委託はないのか尋ねてみたところ、小学生さんならチラホラあるのだけれど乳幼児さんの話がなくてとのこと。

9人目の里子ちゃんとの生活を経験して、ごく短期間なら是非お受けしたいのですがある一定期間となると我が家のキャパ的に難しいことがわかり、大人しく委託待ちするしかないなと思いました。

 

さて、9人目の里子ちゃんとの生活最終日は夫が第3子を宥めてくれたお陰&第1子、第2子が自分たちの時間を削って寄り添ってくれたお陰で里子ちゃんは終始ニコニコで過ごしていました。

というのも、里子ちゃんは施設暮らしが長く施設ではスイッチをはじめとするゲームに接する機会がなかったそうです。また里親さんからも本人が希望したらゲームに触れさせて欲しいとの事だったので実子達と里子ちゃんとでゲームを堪能したからです。

しかも遊び方を実子達が分かりやすく説明したり、少々忖度をして里子ちゃんに勝たせたり、たぶん今まで経験しなかったことを短時間ですがやることができて満足できたのではないでしょうか。

里親さんが迎えに来た時、我が家で過ごした数日間の様子を聞かれ笑顔で楽しかったと答えてくれたこと、また後日夏休みの思い出を学校で発表した際、我が家でのことを一番の思い出として話してくれたとのことからも少しはお役に立てたのかなと思えました。

 

前回のブログにも書きましたが小学校低学年の9人目の里子ちゃんはまだ時計が読めませんが、里親さんも驚くくらい体内時計が刻まれていて、里親さん宅でも施設の生活リズムに合わせた時間で行動しようとしていたそうです。

その為、里親さん宅に来た当初はその刷り込みでがちがちになり、時間を守らなきゃという思いが強く、何度も衝突があったそうです。

とても大事なことですが、でもごく普通の家庭では臨機応変でいいんだよってことありますよね。

特に今回の里子ちゃんは家庭引き取りを前提に現里親さん宅で生活しています。

実親さんとの生活で時間を守ることを始め、施設でのルールを持ちだしたら、実親さんちゃんと受け止めてくれるでしょうか?

そういう意味でも里親さん宅で普通の家庭生活を送り、ルールからの縛りを和らげて家庭に帰るというこの時間はとても意味があると思ったのです。

また最後まで場所見知り、人見知りしなかった里子ちゃん、それがこの子の個性だという方もいるかと思いますが私は果たしてそうなのか疑問に思いました。

長いこと特定の愛着を形成する大人がいない環境で育ち、初めての人にも物怖じせず接することができるということ、一見すると凄いことかもしれないのですが果たしてそうなのだろうか、実は怖いことなのではないのかと思うのです。

良い人悪い人、社会には色々な人がいます。

時には心許せる人なのか、信頼できる人なのか疑いの目を持つことが必要な時も残念ながらあります。

後どれだけの時間、里親さんの元で生活する予定なのかわかりませんが、今まで経験できなかった事をたくさん経験し視野を広げ実親さんとの生活に繋げられたらいいなと願っています。