こんにちは。

ブログを更新しない日々でも、読んでくださる方がいらっしゃるというのは本当にありがたく、養育里親や里子ちゃんについてご興味を持ってくださる方がいらっしゃるのはとても嬉しく思います。

現在里親生活はかなりペースダウンしてしまいましたが、近々お知り合いの里親さんのレスパイトに伴い、里子ちゃんを一日ですがお預かりする予定です。

里子ちゃんとどこに行こうかな、何を一緒に食べようかなと考えながら、久しぶりにブログを更新します。

 

前回のブログで、里親生活ペースダウンについての理由を書いたのですが、後々読み返しちょっとネガティブに捉えられかねないかもと思い、また現在の仕事に少しだけですが慣れたことにより里親生活を振り返る心の余裕ができたことで、こんな良いことあったなという話を書いてみたいと思います。

 

まず一つ目は、

実子達が小さい子どもさん達に優しく接したり、思いやりのある子に育ったということです。

手前味噌ですが、里親生活をスタートする前から3人の実子達はいずれも優しい子に育っている感触はあったのですが、いざ始めてみて学校から帰ってくると縁もゆかりもない産まれたばかりの赤ちゃんが家にいて、今日からしばらく一緒に暮らすということに誰一人反対することなく、むしろ里子ちゃんの抱えている背景を思いやりどんどん積極的に自分でできることを考えお世話したり、声掛けしたりがごくごく自然にできるようになったということです。

お世話スキルも日毎に格段にupして、将来実子達が親になる日が来た時にとても役立つと思いますし、実子達も赤ちゃんのお世話ができる自分自身に自信を持ってくれているということです。

街中で見かけた赤ちゃんが泣いたりしていても実子達はどうしたのかなと心配な様子で見守ったり、さりげなく変顔して笑わせようとしたり、第1子はバイト先でぐずる赤ちゃんをあやしママさんと赤ちゃん談議で会話が盛り上がったよなんて話を聞くと、親として素敵な子に育ったなと思い嬉しくウルウルしてしまいます。

 

二つ目は家族の会話が増えたことです。

夫も含め、今までお預かりした里子ちゃんは今どうなっているのだろう、これから預かる赤ちゃんはどんな背景の子なのだろう、実親は何を考えこの状況になっているのだろう等、家族が顔を合わせると会話がつきません。

委託がない時も撮りためた写真や動画を何度も見ながらお世話エピソードに花が咲きます。第2子、第3子は年齢的に自分の事ばかりに目が向きがちで、時間さえあればゲームにスマホいじりに、となってしまってもおかしくないと思うのですが…

思春期真っ只中家庭にありがちな家庭不和の状況はありがたいことに回避できています。

 

三つめは実子達が自分は愛され大切に育てられたのだという追体験ができたことです。

私自身そうでしたが親にしこたま怒られたり、きつい言葉を言われた時、両親は自分の事をどう思っているのだろう、もしかしたら大事に思っていないのではと思うことがありました。

実際第3子が里子ちゃん委託中に私と同じような気持ちになったようで、ある日「お母さんは〇〇のことも里子ちゃんみたいに可愛いってすりすりしたり、大事に抱っこしてくれたんだよね。」と、言ったのです。

私は「もちろんそうだよ。〇〇の事がかわいくてかわいくて、お母さんもそうだしお父さんもきょうだいも皆〇〇の事いっぱい抱っこしたし、大事に思ってるよ。」と、話すとほっとしたような表情をして、その後も何度か同じような会話をしました。

何歳になっても子どもは自分は親から愛されているのか、大事に思っているのかわかりやすく言葉や態度で伝えることが大事だと思ったのと、客観視できることで安心に繋がるんだなと改めて知ることができました。

 

他にも、実子がいながらの里親生活は大人が心のアンテナを張り巡らせ、お互い無理なく過ごせるように気づかいが欠かせませんが、たくさん家族共通の嬉しいこと、楽しいこと、思い出ができました。

この経験から時々息抜きしながら、実子の成長も考えながら無理なくできる時に、できることをするというスタンスが肝心と思います。

 

以上、里親生活の良かったことについてでした。

お読みいただきありがとうございました。