こんにちは。

実は前回のブログを更新した日に14人目の里子ちゃんの委託打診があり、その日のうちにこんな話があるんですよ、なんて少し書いてしまおうかなと思ったのですが、その時点で知らされた内容があまりにも少なく、また今までのケースとも違う重たい事情もあり書くことを控えたのでした。

今回の里子ちゃんのケースは実母さんがどの時点で分かったのかは説明がなかったのと、聞かないでおいておこうと思ったので不明なままですが、大変重い病気でしばらく治療が必要ということでした。(病名はあえて伏せさせてください。)

里子ちゃんは早産で産まれNICUに入っていたそうで、実母さんは産後のケアももちろんのこと病気治療で引き続き入院。母子ともに同じ病院でしばらく過ごしていたそうです。

ようやく里子ちゃんは順調に成長し退院することができる状態になったのですが、

実母さんは引き続き入院ということで、さて里子ちゃんをどうしようとなったそうです。

因みに実父さんもいらっしゃるのですが、こちらのご夫婦にはもう一人子どもさんがいるということで、実父さんはこの子のお世話をしながら実母さんを支えねばならず、とても乳児さんのお世話まで手が回らない状況とのことでした。

また実母さんのご両親もいらっしゃるとのことなのですが現役でお仕事されているため、週末ならお世話ができるけれども平日が難しいということで14人目の里子ちゃんは一旦一時保護という形で我が家にやってくることになったのでした。

正直最初の打診があった段階では実母さんのご両親が難しいなら、実父さんのご両親はダメなのだろうか等野暮なことを考えてしまいました。

でも結局難しい状況だからこそ児童相談所に相談がいき、そして我が家に話が来たのだから色々詮索するのはやめてお世話に集中しよう、そう自分に言い聞かせたのでした。

間もなく里子ちゃんが我が家にやってくる日=里子ちゃんの退院の日を伝えられ、約二年ぶりのほぼほぼ新生児さんのお世話に心が高鳴り、家族総出でベビーグッズの準備に取り掛かりました。

西松屋にもいつぶりかな、なんて言いながらミルクやおしりふきを買いに行き、やっぱり私は赤ちゃんのお世話が心底好きなんだなと思いにやけてしまった直後、里親支援の方から連絡が。

里子ちゃんの退院が少し伸びるというのです。

里子ちゃんの健康状態に問題がないのですが、あと少しで治療が一段落する実母さんの一時退院の日に合わせることになったというのです。

実母さんは一時退院して自宅に戻りますが我が子のお世話がままならない状況が予想され、当初の予定通り里子ちゃんは我が家へ。そうなるとしばらく会うことができません。

そうなのであれば少しでも病院で我が子と一緒に過ごしたいとのこと。

実母さんの気持ちを考えるとじわっと涙が込み上げてきました。

我が家へはいつでもいいですよと返事をし、勤務先の上司に連絡を入れました。

委託開始日が変更になったこと。

そして今回も委託期間についてざっっくりと児童相談所から連絡があったこと、そのことを上司に伝えると「いいよ。大丈夫だよ。」と返答していただく事ができ、またまた感謝感激でうるッとしてしまいました。

話が少々ずれてしまいますが、今回本当に困った時には誰か助けてと声を上げれば誰かに繋がり、いいよ、協力するよ、手伝うよと言ってくれる人がいるもんだと私は思っています。

私自身いつ何時事故に遭うかもしれません、病気になるかもしれません。両親は高齢です。夫一人で仕事をしながら子どもたちの世話も私のケアもできないかもしれません。

そんな時誰か寄り添って下さる方がいてくれたら是非お願いしたいと思います。

幸い今の私はお手伝いできる状況です。

委託開始日が変更になったことを夫や実子達にも伝えました。

皆、いいよと言ってくれました。

こんな感じで世の中回っていけたらいいなと思いながら委託を待つことにしたのでした。