メンタルリハーサルとイメージトレーニング
続きです。
メンタルリハーサルの良い点は体に負担をかけることなく、テクニックの向上が出来ることです。テキストに確か怪我をしたプロバスケットボールの選手が病院のベッドでフリースローのイメージトレーニングを行ったところ回復後のフリースローの成功率が上がった例が紹介されていました。
プラシド・ドミンゴはインタビューで今の年齢で過酷なスケジュールをこなせるのは歌わないで練習する、つまり実際に声帯を使わずにイメージだけで練習するからだという意味のことを言っていました。
またサイモントン療法のようにガン細胞をイメージで退治するという方法もあるようです。以前僕が見たものはアメリカの病院の例でがん細胞を鉄の歯を持った魚が食べてしまうというものでした。催眠療法でも似たような手法を学びました。
またがん細胞を攻撃せず、対話するという方法もあるようです。
整理するとイメージを見ること自体が悪いのではなくて、精神的な病理を持った状態でのイメージ療法を行うことが危険というケースが多いようです。
酩酊状態で運転することが危険なように。
なので催眠療法を習う時にはクライアントの精神状態についてのルールを学びます。
その規定にそってヒプノセラピーを行う限りはリスクはないように思います。