塾なし中学受験/最強の勉強法!! | ドングリクンパパのブログ

なんかさあ、ほんと自分と世間とのずれがヤバくて驚くんだよな。「中学受験だからと言って夏休みにここぞとばかり勉強させ過ぎるのは危険です!」なんて記事が目に入ってな。ほおほお、そうだそうだ~、夏は遊ばないと夏休みじゃないもんな~、なんて思った俺がアホだった。

 

こんなスケジュール立ててはダメです!という勉強やり過ぎスケジュールが1日13時間勉強。これくらいのスケジュールにしましょう!という理想プランが1日8時間勉強だった、、、もうまったくもって意味わからんね。ちょっと記事見失っちゃってリンク貼れないんだけどさ。

 

さてではうちの場合は?公立中高一貫校を受験予定の小5、塾なし、夏期講習なし、通信教育なし、親も教えない、自主学習のみ。うちの姫ちゃんの夏休みの、1日の平均勉強時間は?

 

 

ズバリ1日2時間!!

 

 

それだけ。これで受験に足りるとか足りないとか、受験に間に合うとか間に合わないとか関係ないね。これくらいのお勉強時間がベスト。何故ってそれ以上お勉強しちゃうと「休み」じゃないからね。夏休みらしく思う存分好きな事をやる時間を確保する。それが夏休みで一番大事な事だから。

 

ちなみにChat GPTでヨーロッパの小学校高学年の子供達が夏休みに1日何時間勉強しているのかちらっと聞いてみたんだよ。

 

イギリス 30分から1時間

デンマーク 30分から1時間

スイス 30分から1時間

ドイツ 1時間から2時間

 

どの国も「夏休みはリラックスや遊びの時間として重視されるから勉強時間は少ない傾向にあります」とさ。だよねえ、夏休みの子供はそうあるべきと俺も思うけどな。姫ちゃんの1日2時間なんてヨーロッパではかなり勉強してる方だよ。

 

そもそもヨーロッパではこの年代に塾に行かせたり、学校外でやたら勉強させたりすることを「教育ドーピング」と呼んで「やらせるべきでない」と考える人が多いそうだ。子供にとっては遊ぶことが最も大事とされている国が多い。パパはそういう欧州の考え方の方がなんだかめっちゃしっくり来るんだよね。

 

ともかくパパは姫ちゃんが受験に落ちてもぜ~んぜん構わない。受験を基準に考えないのだ。健全であること、伸びやかであること、日々充実感に満ち溢れていること、それらを基準に考える。それでも合格したらその学校は姫ちゃんに向いている。でも落ちたら普通の公立中が姫ちゃんに向いているのだ。つまりどっちも向いてるってわけさ(笑)。

 

もちろん姫ちゃんがもっと勉強したい!というならそれが姫ちゃんのやりたいことなんだからやればいいじゃん、ってカンジ。でもそんな気配はなかったね。1日2時間お勉強したら他は好き勝手していた。それで良い。ただしゲーム時間は1日20分まで、ユーチューブは基本禁止、テレビはそもそもうちにない、アマゾンプライムのアニメやドラマは1日40分まで。

 

そうすると余白時間は絵を描いたり料理したりアクセサリーを作ったりなど能動的でクリエイティブな遊びになるからね。後は友達とたっぷり遊んで、本を沢山読んで、間違いなく充実した時間を過ごせたと思うね。

 

しかも姫ちゃんの公立小学校、なんと夏休みの宿題がほぼない!!絵、工作、作文のどれかひとつやればいいだけ。いや~素晴らしす。これぞ夏休みだね~。なんか最近そういう学校増えてるらしいね。でもそれは塾に行く子が多いからっていうのもあるらしい。でも塾に行ったら夏休みじゃないと思うけどな。

 

ちなみに2時間のお勉強の中身は?

 

*ドリル(算理社漢字を日替わりで) 30分

*英語 30分(英検4級の参考書など)

*読解問題 もしくは 算数ラボ 30分

*特殊勉強(一般的なお勉強とは違うパパのお勧め勉強) 30分(~1時間)

 

実際は日によって変わるんだんけど、ざっくり書くとこんな感じ。姫ちゃんと相談してスケジュールを一緒に組んであげている。量的なものももちろん相談して決めるけど、大概姫ちゃんが「これくらいやる!」と言ったものをパパが削って量を減らしているね。計画を立てる時に子供は多く見積もりがちだからね。

 

ただしお出かけする日も必ずやる。丸1日お出かけするならなるべく前日までに終わらせておく。1日2時間だから2日分でも頑張れば半日で終わる。「特殊勉強」は長引く時もあるけど姫ちゃん曰く「楽しいから長くなっても大丈夫!」とのこと。

 

ちなみにパパもママも基本的に勉強には一切関わらない。全て自分で問題を解いて、自分で答え合わせして、分からない言葉も自分で調べる。どうしても分からないところだけパパに質問する。要するに自学自習だね。低学年の頃からこれをコツコツやらせて習慣化してきているのだ。

 

で、特殊勉強はいくつか種類があるわけだけど、この夏休みにパパがふと思いついて始めたものをひとつご紹介。これ、マジで、、、いい。ほんとヤバいよ、超お勧めだから。それはすばり!

 

「姫ちゃん新聞!!」

 

でございます。姫ちゃんが新聞を作るのでございます。まあ新聞ってほどじゃないね(笑)内容は?な~んでも良い。興味があることをスマホで調べても良いし、近所の野良猫の話でも良い、好きなファッションについて書いても良い。ただし時事ニュースをひとつだけ入れること。

 

それをまとめてなんとな~く新聞っぽい感じにすればオーケー。A4×2ページ/製作1時間(~日によって2時間)程度のものを週に1部発行(笑)。姫ちゃんが選んだ第1回目のテーマは「ペンギン」、最新号は「意外と知らない!?野菜クズでピカピカお掃除」だった。絵がかわいい!

 

 

 

これ、パパが「夏休みにこんなことやろっか?」と姫ちゃん新聞を提案した時、もう目がキラッキラだった。やる!!やる!!だったね。実は学校の授業でそうやって自分で調べてまとめるというのを時折やっていて(とても良い授業!)姫ちゃんがそういうことを好きなのを知ってたからね。

 

絵を描いたりデザイン作るのも好きだから絶対やりたがるだろうな~と思ったんだな。こういう「それやりたい!!」って子供が思うことをやること。それが最も子供の能力を伸ばす。もうグイグイ!グイグイ!伸ばす。間違いないから。

 

ちなみにこれ、公立中高一貫校受験対策としてもか~なり最強なはず。適性検査はまずなんと言っても文章力だ。また情報を読み取って筋道立てて考える力も必須、日頃からニュースに触れておくことも大事。姫ちゃん新聞は間違いなくどれもバッチリ鍛えられる。

 

限られたスペースを使って、レイアウトを考えて、絵も添えて読む人に出来る限り分かり易く伝える。もうめちゃくちゃ頭が鍛えられるよね。しかもめちゃくちゃ楽しんで出来る。親は出来あがったものを読んで「へ~!ほ~!わ~!」なんて楽しむだけ。そしてなんと言っても1円もかからない。いや~ほんと最高、マジで塾不要なり。超お勧め。

 

しかも姫ちゃんの場合、現状を見ると将来的にデザイン系の仕事に進む可能性があるからね。紙面レイアウトやイラストデザインも含む姫ちゃん新聞はまさに将来の就職活動にまでポジティブな影響があるのだ。これ以上ないくらいの最強勉強法なので、これは夏休み以降も続けることが決定。

 

もちろんこうした事が楽しめない子もいるだろうね。その場合はその子が夢中になれる何かを子供と一緒に探してみよう。とにかく夢中になれさえすればどんなことでも間違いなく良い勉強になるからね。

 

ただゲームやユーチューブなど受動的なものに夢中になってしまうとクリエイティブな夢中時間を得ることはできなくなる。以前書いた通りゲームやテレビは必ずしもネガティブなものではない。時間を制限出来ればポジティブな面もある。

 

 

 

ただそれに時間を取られ過ぎると「子供の心の中から湧き出るようなクリエイティブな夢中!」が生まれにくくなってしまうよね。そこは注意が必要だ。ゲームの時間制限に関しては、親はしっかり鬼になるべき、パパはそう思う。

 

子供が自分で作る「マイ新聞」は、その子が自由にテーマを決めることによって、子供の様々な興味にアプローチできるところがポイントだ。ゲームが好きなら攻略法をまとめても良いし、好きなアニメの登場人物の性格をまとめても良い、ギャルメイクについてまとめても良い(笑)。

 

自分の興味のあることをテーマにすれば楽しんで取り組める確率が高くなるし、自分の興味を掘り下げることで将来性を広げることにもなる。マイ新聞をきっかけに、自分の中に眠っていた興味に気がつく、そんなこともあるかもしれないね。

 

ちなみにこれはどんな年代でも効果が高いはずだ。中学生でも高校生でもやったら確実に勉強になるし、大学生も就活に生きる。パパは少なくとも姫ちゃんが大学に入るまではできるだけこれを続けさせようと思っている。それくらい気に入ってしまったのだ。

 

忙しかったら発行部数を落とせば良いさ。でもやめないで続ける。そこから得られるものは計り知れないと思う。とにかく現時点でこれ以上の勉強法は思いつかない。そしてもちろんそれらの新聞ストックは?

 

パパとママの老後のお楽しみになるのである(笑)