おもらしするのは機能の発達の問題で本人の気持ちの持ち方ではない。 | 好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

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赤ちゃんは「好奇心」のかたまりです。その「好奇心」を満足させることが育児のコツ。あなたの育児が楽しくなります

お漏らしを謝る子供

 

こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。

 

 

今日は、おもらしするのは

機能の発達の問題で本人の

気持ちの持ち方ではない

というお話です。

 

 

赤ちゃんのお漏らしで

悩む親も多いでしょう。

 

 

でも、しっかりと学んでいれば

悩むことは無くなります。

 

 

しかし、今でこそ育児を学ぶ親が

多くなっていますが

その親の親の時代は

経験則だけで子育てを

していたのも事実です。

 

 

そんな知識や裏付けのない子育て

をしていた親に育てられると

子供の未来に暗い影を残してしまいます。

 

 

今でも虐待など信じられない親が

いるのも悲しい事実ではあります。

 

 

しかし、多くの親は育児を頑張って

いるのです。

 

 

そこに育児を学ぶか学ばないかで

親の悩みが増えもし、減りもします。

 

 

また、子供の才能が伸びるか潰れるか

という問題も出てきます。

 

 

今日は、知識の無い親に育てられて

悲しい子供時代を過ごした女性からの

コンサルのやりとりの一部を

シェアさせて頂きます。

 

 

「女性」と書いたのは、

この相談の時点で

妊娠中だったからです。

 

 

出産の2ヶ月前からテキスト

「出産というエクスタシー」

「この育児」

「IQ141 0歳児版」

をご購入頂き

育児のスタートに万全の体制を

取るという「几帳面」な女性です。

 

 

そして、いよいよ出産予定月に

入ると同時に顧問契約を

結び、盤石の子育て体制を

気づかれました。

 

 

どうしてそこまで盤石の体制を

取ろうと思ったのでしょうか?

 

 

そこには次のような

悩みがあったのです。

 

 

 

・・・中略・・・

 

 

さて、小さいころ母にされて悲しかった

・・・というのは、いろいろありますが、

まず、私が育児で

「布おむつを使おう」

と思うキッカケになっている

ことがあります。

 

 

私は、とても排泄の感覚を

つかむのが下手でおもらしは、

小学校低学年まで、

おねしょは中学・高校生くらいまで

していました。

 

 

幼稚園では、いつも汚れたパンツを

お土産に持ち帰っていて母はよく、

泣きながら怒っていました。

 

 

また、おねしょをすると、

毎回ものすごく叱られたので今思えば、

いつも緊張状態だったと思います。

 

 

いつのまにか、トイレに行きたい

と言えなくなっていました。

行きたい感覚もよくわからなかった

ように思います。

 

 

あまりひどいので、学校でも、

母と担任の先生が相談して

「トイレにいく」と大きく書かれた

ウチワのようなものを作らされて、

休み時間だけでは

トイレのタイミングが少ないだろう

ということで授業中、

先生がそのウチワを挙げたときに、

私はひとり教室を抜けて、

出なくてもとりあえずトイレにいく、

ということをしていました。

 

 

なので、いつ先生が「トイレに行け」

といいだすか?

見ていないといけないし、

いつも授業には集中できず、

当然成績も上がらず、

リラックスする、というのが

どういうことなのか、

今はわかりますが、未成年のころには

全くわかりませんでした。

 

 

母は、私を近所の小児科に

連れて行ったのですが、

私の尿検査結果から感染症による、

血尿とタンパクがでている、

ということで抗生物質や

それを飲むことで

荒れる胃薬などの薬を、

1日30錠くらい飲まされていました。

 

 

症状が改善されないのに、

薬を中学生くらいまで

飲んでいましたが、

最後のほうには、薬を見ただけで

吐き気がするようになり薬を飲むのを

こっそりさぼっていました。

 

 

母が病院で先生に聞くことは、

夜尿症や腎臓のことじゃなく

「この子は正常に

子どもが産める体でしょうか?」

と良く聞いていました。

 

・・・後略・・・

 

 

 

これは酷い「しつけ」の強要を

受けてしまいましたね。

 

 

お漏らしを怒られ続けると

心と体に悪影響があるだけです。

 

 

そして、小学生に一日30錠もの

薬を毎日飲まされ続けたのです。

 

 

健康にも悪影響です。

 

 

排泄というのは機能の発達の問題です。

本人の気持ちの持ち方ではありません。

 

 

日本小児泌尿器科学会のHPにも

次のように解説しています。

 

 

1歳くらいになると、

尿が貯まった感覚が

わかるようになります

(当然ですが「尿意」であるとは

自覚できません)。
 

 

2-3歳になると、尿をまとめて

しっかり出すことが可能になり、

1日の排尿回数が6-8回程度になります。
 

 

残尿もないか少なくなります。

 

 

しかし、多くの子どもは、

この頃は昼夜ともに

まだオムツが必要です。
 

 

なぜならば、尿意を感じたとたんに、

反射的に膀胱が縮んで、勝手に

尿が出てしまうからです。

 


この反射的な収縮は、

本人の意思では

止めることができません。

 

このような排尿機能の発達には

個人差があります。

 

 

早ければ3歳で完成し、

遅ければ7-8歳になっても

まだ完成しないこともあります。

 

 

遅い場合は、何らかの原因(基礎疾患)

をみつけ治療する必要が生じます。

 


具体的には、就学年齢になっても、

まだ昼間のおもらしを認める場合

は泌尿器科で専門的な検査と

治療を行います。

 

 

 

発達が遅いと8歳頃まで

排泄機能をコントロールすることが

出来ないのです。

 

 

それなのにご相談者の母親は

>幼稚園では、いつも汚れたパンツを

お土産に持ち帰っていて母はよく、

泣きながら怒っていました。

 

 

幼稚園というと3歳から5歳です。

 

 

自分ではどうしようもないことで

怒られるのでは心と脳の発達が

ゆがめられてしまいます。


 

育児のことを学んでいないと

他の子と比べるようになります。

 

 

  • 「どうしてみんなが出来るのに・・・」
  • 「私のしつけが悪いと言われる」

などと世間体を気にするのです。

 

 

育児を学んでいると

  • 「そういうこともあるさ」
  • 「いつかは出来るようになるわ」

などと安心して見守ることが

出来るのです。

 

 

ご相談者は、そんな鬼のような母親に

間違った子育てをされてきました。

 

 

しかし、ひねくれもせずに

しっかりとした大人に育ちました。

 

 

その原因は「自分が悪いわけではない」

ということが客観的に証明された

という出来事があったからです。

 

 

メールの続きです。

 

 

 

・・・中略・・・

 

 

大人になってから、健康診断などで、

確かに血尿は出続けていて、

再検査にひっかかるので

自分で病院へ行き、

精密検査を受けたところ

ヒトより少し膀胱が小さいことと、

(おそらく発達も遅かったのでしょう)

ナットクラッカー症候群という、

腎臓から出ている血管が

生まれつき奇形で、血尿がでるのは

しょうがない構造になってることが

わかりました。 

(=人より少し貧血になりやすいです)

 

 

あんなにたくさんの薬を

長年飲む必要もなかったし、

少し長い目で見てくれれば、

おねしょも自然に治った

かもしれないので勇気を持って、

母に「実際はこうだった」

と抗議したところ、

「ふーん。でもそのときは

それしか方法がなかったし、

中学生までは病院代もタダだし、 

薬で少しは良くなってた気がするから」

と言っていました。

 

 

長くなりましたが、

私が布おむつや、

おむつなし育児にトライしたい

と思ったのは、おねしょは怒っても

治らないのでは?というのを

嫌というほど実感していますし、

汚れたら不快だ、というのを

自然に感じてほしいのと

私とおなじような原因で

苦しまないように、

と思ってのことでした。

 

 

 

血尿が出続けたということで

専門医に診てもらったら

身体に問題があったのが

わかったということです。

 

 

本当にしっかりとした大人に

育ちましたね。

 

 

そして、母親を反面教師にして

自分はしっかりとした子育てをしよう

と考えて柴田メソッドⓇを

学ばれたのです。

 

 

・・・中略・・・

 

 

>毎回ものすごく叱られたので今思えば、いつも緊張状態だったと思います。

 

 

これは精神的に辛かったですね。

 

 

>行きたい感覚もよくわからなかったように思います。

 

 

そうなんですよね。

排泄のしつけは、

非常に敏感なものなのです。

 

 

生涯、心に残り、

性格に大きく影響することなのです。

 

>私はひとり教室を抜けて、出なくてもとりあえずトイレにいく、ということをしていました。

 

 

これも辛かったですね。

 

 

>1日30錠くらい飲まされていました。

 

 

ひどいですね。

子供に一日30錠も処方する

先生も先生ですね。藪医者です。

 

 

>生理用品をポンと、ひとつ渡されて、「トイレでつけてきなさい」、と。

 

 

どうやら、お母さんにも心に

傷が残っているようですね。

 

 

つまり、育てられ方が

まともではなかった

ということのようですね。

 

 

>ぷりぷり怒っている母に生理用品を付けてもらいました。

 

 

これも辛かったですね。

 

 

>血尿がでるのはしょうがない構造になってることがわかりました。

 

 

なるほど、やはり、

あの医者はヤブ医者でしたね。

 

 

>少し長い目で見てくれれば、おねしょも自然に治ったかもしれないので

 

 

その通りです。

 

 

>「中学生までは病院代もタダだし、薬で少しは良くなってた気がするから。」と言っていました。

 

 

母親としての自覚や知識がなかったようですね。

 

 

>私とおなじような原因で苦しまないように、と思ってのことでした。

 

 

承知しました。

母親への対応なども

いずれアドバイスさせて頂きます。

安心して下さい。

 

 

 

 

 

>生涯、心に残り、性格に大きく影響することなのです。

 

 

そうだったんでね・・。

それは、赤ちゃんに対して、

私の観察眼を養わなくては・・

実際に赤ちゃんのお世話が始まったら、

よろしくお願いいたします。

 

 

>子供に一日30錠も処方する先生も先生ですね。藪医者です。

 

 

薬を飲むのは本当につらくて、

7歳から15歳くらいまで

飲んでいました。

 

 

当時住んでいた、

市の難病指定になっている病名を

つけられていたので、

きっと薬をだすと病院が

儲かったんでしょうね。

 

 

>どうやら、お母さんにも心に傷が残っているようですね。

 

 

そうなのですね。

 

 

母は、どうも母の母

(私からみて祖母)が忙しかったので

主に曾祖母が、母の面倒を

見ていたようです。

 

 

何か、根底に寂しさや不安が

あるのでしょうね。

 

 

何かに頼られていないと

生かされている気がしないのか、

落ち着かないようで、

ペットを買ってきますね。

 

 

・・・後略・・・

 

 

 

コンサルは毎日のように続きました。

 

 

そして、このメールから2週間後

嬉しいメールが届きました。

 

 

 

柴田さん  いつも大変

お世話になっております。

 

 

お蔭様で、3/17に、2898gの

元気な男の子を、

無事出産しました!

 

 

土曜日に、退院してきました。

 

 

なかなか破水が起きず、

最初の陣痛から、24時間も

かかってしまいました。

 

 

でも、陣痛促進剤や、

鉗子、吸引、もつかわずに済み、

少し裂けましたけど

会陰切開もしないで、

自然分娩できました。

 

 

陣痛が弱くて、食べては吐き、

とベッドの上で何度かしました。

 

 

あまりに時間がかかったので、

つい自分から促進剤を打ってくれ

と言いそうになったのですが・・・

 

 

先生に、

 

「ここまできたら、

促進剤使わないでがんばれ!

赤ちゃんは元気だし、

そのほうがあなたの回復も早いし、

大丈夫!」

 

と、励まされてがんばりました!

 

 

少し休もうか、、といって分娩室の

明かりを落としてもらってから、

どんどんお産が進み、

先生が別のお産にかかってる間に

気が付いたら頭まで

産んでしまっていて、それから

バタバタと取り上げてもらいました。

 

 

なんとなく、自分の出産に対する

ぼんやりしたイメージで、

こうこうと明るいところで出産する

のって私っぽくないな~?と

思っていたので電気が消えて

リラックスできた気がします。

 

 

先生や助産師さんが

目を離している隙に

産んでしまいましたが(笑)、

私にとってはそれがよかったです。

 

 

横向きでいきむのが

一番楽な姿勢だったので

仰向けで産んでいたら、

もっと会陰も損傷してた

かもしれませんし、なにしろ力が

入りにくい姿勢だと思います。

 

 

勝手に産んだわりには、

出血や損傷も少なく、先生に、

「あれ?二人目だっけ?」

と聞かれました。

 

 

1日1万歩を目安に、出産ギリギリまで

毎日歩いていなければ

体力的に持たなかったかもしれません。

 

 

お産は、とても面白い経験でした。

 

 

本当に、あんなに痛いのに、

すぐ忘れるんですね。。

 

 

痛いし、眠いので

朦朧としてるんですが、

どこかで冷静な自分もいて、

「あ?いま子宮から出たな」とか、

「赤ちゃん、下がってきた!」とか、

「仙骨が開いた!!」とか

体の状況がわかって、

私にも産む力があるんだ!

と思えたことが

とてもうれしかったです。

 

 

いろんな方が、

柴田さんのテキストを読んで

体力づくりや、会陰マッサージなど

納得いくまで試して、

自分の満足いくお産ができたら

とても素敵だと思います!

 

 

誕生の日にちについては、

 

「お母さんは満月生まれだから、

あなたも満月かなぁ~?」

 

と話しかけていたら、

3/17はちょうど満月で、

旦那さんがお休みの日に

出てきてくれたので、ちゃんと

聞いてくれてるんだなあ~

と思いました。

 

 

スッポン!とはほど遠い

お産になりましたが、

私にも自然分娩できた!

という満足感がありますし

産後の経過も、とてもよいです。

 

 

旦那さんも、自分が想像していた以上に

赤ちゃんがかわいいようで、

かいがいしく私と赤ちゃんの

お世話をしてくれています。

 

 

 

無事元気な男の子を

出産できましたね。

 

 

しかも、陣痛促進剤も

会陰切開も無しです。

 

 

先生が離れているときに

正しく自力で産んだのです。

 

 

これもテキストで

学んでいたからこそですね。

 

 

さあ、これから育児の始まりです。

 

 

全力でサポートしました。

 

 

また、機会があれば

ご報告させて頂きます。

 

 

今日も最後まで読んで頂いて

ありがとうございます。

 

 

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