インフルエンザやRSウイルスが流行しているようです。
現代医学では、
高熱を下げて薬で治そうとする風潮が先行しています。
しかし、
インフルエンザやRSウイルスも含め、
小児期に風邪で高熱が出るというのは、
成長していく過程で「必要な訓練」
なのです。
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漢方薬以外の風邪薬の成分を見てみると、
食品添加物に該当するものや、
様々な科学物質が含有されています。
そんなものを飲むより、
水分を摂取して安静にしておく方が賢明です。
水分以外に何か飲むとするなら、
漢方薬やビタミンC、腸内環境改善系の食品またはサプリメントなどは良いと思います。
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風邪で熱が出るというのは、
免疫力を鍛えるための訓練をしているとお考えください。
風邪をひいてばい菌と戦うために熱を出すということは、
将来、大病をしないために「防災訓練」をしているようなものなのです。
防災訓練をしていれば、いざというときに免疫の細胞が活発に働けるようになります。
つまり高熱は、防災訓練の結果ですから、
むやみやたらと恐れる必要はないのです。
水分を与え、優しく見守ってあげましょう。
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一般的な風邪に薬は不要です。
また、抗インフルエンザ薬を使用する患者さんに関しても、
基礎疾患がある方など一部の人に限った方がよいと思っています。
抗生物質などの薬が必要な風邪も、ごく一部です。
ですから「抗生物質などの薬が必要な風邪を見分ける」というのが医者の本来仕事であると考えています。
薬が必要のない風邪に関しては、自宅で食養生などをすればよいのです。
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風邪であっても、高熱が4日以上長引いた時、嘔吐が続くとき、意識障害がある時などは、
検査や薬が必要ですので注意です。
風邪ではなく他の病気かもしれませんし、もしくは風邪が重症化している可能性があります。
そういう時は医療機関を受診し、検査や投薬を受けましょう。