落ちこぼれ大学生を救う -8ページ目
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留年論


私は、留年を繰り返していた大学生の頃の自分に向けて書くつもりで
ブログを書こうと思っています。

しかし、それでは物足りないと感じる読者さんも多いはず。


現在留年中の方の中には、もっと高い視点から自分の留年を考えて
みたい、そういう方もいるでしょう。


「自分の留年にはどんな意味があるのか」


「自分の留年は世界のどこに位置づけられるのか」


これらの問いは、


留年に意味はない、と直感している、しかしながら現実を直視したくない、
だからこそ思い浮かぶ問いです。お気持ちよくわかります。



さて、これらの問いに自力で答えを見つけるのは容易ではありません。
場合によっては、答えを考えているうちにもう1年留年してしまうことに
なりかねないでしょう。たいへん危険です。


そこで、私が提案したいのは『先人達の研究から学ぶこと』です。


たとえば、サイニィあたりで
『留年』というキーワードで検索してみるとよいでしょう。


そうすると、留年についての先行研究を知ることが出来ます。
ネットで読める論文もありますが、そうでない論文の方が多いので、
大学図書館に行って探して読んでください。



ところで、ちょっと調べてみると留年研究も様々であることがわかります。


たとえば、学生指導 A君を例にしてのように、
留年した学生への学生指導とその経過を書いたものや、


留年生の同一学年の一年目と二年目の成績の比較といったものから、


理学療法学生の留年経験とその後の行動のような、
留年を経験した卒業生の自己分析と自己評価を郵送のアンケートにて
答えてもらった結果など、興味深いものもあります。


もっとも、これらの論文の内容については鵜呑みには出来ませんが、
それでも、落ちこぼれた自分を客観的に見つめるための良いきっかけには
なるでしょう。



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落ちこぼれを元気づける本


このブログでは、落ちこぼれ(留年)予備軍の学生を奮起させる意図で、
落ちこぼれることの悲惨さ、愚かさを説くことも多いと思います。


しかし、すでに落ちこぼれてしまった人にとっては、そうしたメッセージ
はあまり意味がありません。


むしろ、彼らに対しては「まだ救いがある」というメッセージを
発信する必要があります。


そこで、今回はすでに落ちこぼれ状態にある学生を元気付けるような
本やDVDを紹介します。


底辺女子高生 (幻冬舎文庫)

神田川デイズ (角川文庫 と)


豊島ミホの2作品です。彼女は「地味で煮えきらない青春」を書くのが上手いと思います。
私は読み終えた後なんとなく救われたような気分になりました。


小津安二郎名作映画集10+10 1 東京物語 落第はしたけれど (DVDブック)

小津安二郎の作品集が小学館からもうすぐ出ると知り、紹介したくなりました。
「落第はしたけれど」はモノクロのサイレント映画なので、気軽に鑑賞するという感じには
ならないかもしれませんが、救いのある内容なのでおすすめです。


うらおもて人生録 (新潮文庫)


色川武大は、『麻雀放浪記』著者の阿佐田哲也の別のペンネーム。
豊島ミホなどに癒されて(?)、心に余裕が出てきたら、これから先どのような
人生観をもって生きるかを次に考えてみましょう。

胡散臭い成功秘話などは全く書かれていない、あたたかい雰囲気の人生指南書です。
20年以上前に書かれた本ですが、内容は決して古びていません。絶版になって欲しく
ない本です。



以上です。

読書に夢中になるよりは大学の勉強をして欲しいので、とりあえず4つだけ
紹介します。

落ちこぼれを叱咤激励する内容ではない本をあえて選んでみました。
叱咤激励系の本はたくさんあるので、本屋に行けばすぐ見つかるからです。




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留年しないための心構え



太宰治『新ハムレット』からの引用です。


 ポロ。「何度だっていい。十度くりかえしても不足でない。いいか、まず第一に、学校の成績を気にかけるな。学友が五十人あったら、その中で四十番くらいの成績が最もよろしい。間違っても、一番になろうなどと思うな。ポローニヤスの子供なら、そんなに頭のいい筈がない。自分の力の限度を知り、あきらめて、謙譲に学ぶ事。これが第一。


つぎには、落第せぬ事。カンニングしても、かまわないから、落第だけは、せぬ事。落第は、一生お前の傷になります。としとって、お前が然るべき重職に就いた時、人はお前の昔のカンニングは忘れても、落第の事は忘れず、何かと目まぜ袖引き、うしろ指さして笑います。学校は、もともと落第させないように出来ているものです。それを落第するのは、必ず学生のほうから、無理に好んで志願する結果なのです。感傷だね。教師に対する反抗だね。見栄だね。くだらない正義感だね。かえって落第を名誉のように思って両親を泣かせている学生もあるが、あれは、としとって出世しかけた時に後悔します。


学生の頃は、カンニングは最大の不名誉、落第こそは英雄の仕業と信じているものだが、実社会に出ると、それは逆だった事に気がつきます。カンニングは不名誉に非ず、落第こそは敗北の基と心掛ける事。なあに、学校を出て、後でその頃の学友と思い出話をしてごらん。たいていカンニングしているものだよ。そうしてそれをお互いに告白しても、肩を叩き合って大笑いして、それっきりです。後々の傷にはなりません。


けれども落第は、ちがいますよ。それを告白しても、人はそんなに無邪気に笑って聞きのがしては、くれません。お前は、どこやら、軽蔑されてしまいます。出世のさまたげ、卑屈の基。人生は、学生々活にだけあると思うと、とんだ間違い。よくよく気をつけて、抜け目なくやっておくれ。ポローニヤスの子じゃないか。


つぎに、学友の選びかたに就いて。これもまた重大です。一学年上の学生を、必ずひとり、友人にして置かなければならぬ。試験の要領を聞くためだ。試験官の採点の癖を教えてもらえる。さらに、もうひとり、同学年の秀才と必ず親交を結ばなければならぬ。ノオトを貸してもらい、また試験の時には、お前の座席のすぐ隣りに坐ってもらうためであります。学友は、その二人だけで充分です。不要の交友は、不要の出費。(後略 改行筆者)



大学生活の心構えを書いたものとしては傑作です。
酒の飲み方、女性との付き合い方など続きがありますので、興味のある方は
読んでみてください。



太宰の言うことは本当ですよ。


まず、落第が卑屈のもとであるというのは間違いなく本当です。
私はもともと暗く、卑屈な性格でありましたが、留年を経験してからは
ますます卑屈になってしまいました。



それから、人は落第を無邪気に笑ってくれない、というのも本当です。


太宰は「出世しかけたとき」後悔する、と書いています。


しかし、出世しなくても、もっと言うと、職に就かなくても後悔するのが
留年だと私は思います。



私は、ニートとなり、その後職業訓練を受けた経験があるのですが、
職業訓練校では事あるごとに留年をバカにされました。


訓練生の多くは女性だったので、口汚い言葉で罵られることはありませんでしたが、
私の留年の噂は、ある事ない事が付け加えられ、あっという間に広まったのです。


無職の高卒の女性達から大学の留年をバカにされるのは何だか不思議な感覚でした。



彼女達は私の出身大学や学部の名前は忘れても、『留年』の2文字だけはしっかり
覚えていて、そこをネチネチと攻撃してくるわけです。


それ以来、留年について自分から口にしないと心に決めたのでした。



このブログを読んでいるあなた、留年は避けられるなら避けた方が良いですよ。



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はじめに


このブログは、現在落ちこぼれの大学生とその予備軍の皆さんへ向けて、

留年しないため、また、落ちこぼれから脱却するための心構えや
知恵を提供する目的で書かれています。


ところで、ひと口に「落ちこぼれ」といってもその生活実態は様々です。


当然、大学、また学部によっても違うはずでしょうし、現在の在籍年次に
よっても違うでしょう。


さらに言えば、落ちこぼれを自認するの学生達の中でも成績や生活実態には
大きな差があるでしょう。


そうすると、全ての落ちこぼれ大学生に役立つ情報を提供することには
無理があるのかもしれません。


そこで、どのように読者を絞るかが問題となります。


私が思うに、大学・学部の偏差値レベルに関わらず、各大学・学部の最底辺の
学生は生活習慣や学業へ取り組む姿勢が似ているはずです(単なる私の勘ですが)。


昼間起きていないとか、全然大学に行っていなくて、教室の扉が押す扉なのか
引く扉なのかすら覚えていない、指定の教材を買っていない等。



また、そうした最底辺の学生達の中には、そもそも自分の置かれている状況や
問題点に気づいていない、あるいは考えることを放棄している学生も多いはず
ですから(これも勘)、誰かが気づかせてやる必要性が他の学生と比べて高い
でしょう。


よって、最底辺レベルの学生に読者を絞れば、所属する大学や学部を問わず、
何か役に立つ情報を提供できる可能性があります。



したがって、私がブログ読者として想定する「落ちこぼれ」とは、最底辺、
100人に1人レベルの学業不振者ということにします。少しずつ記事を書き
続けますので、お楽しみいただければと思います。



まあ、ブログが長続きすれば『可を取るための法学の学び方』や
『法律学び直し日記』なんてのも書いてみたいと考えています。



さて、早速ではありますが、困っている落ちこぼれ学生にアドバイスです。


それは、

大学の学生相談室に駆け込め!



です。


何とつまらないアドバイス、と思う方も多いかもしれませんが、問題解決のためには
最も合理的でしょう。



加えて、100人に1人レベルの落ちこぼれとなると、

そもそも学生相談室を利用するということを思いつかなかったり、

あまりに落ちこぼれすぎた自分が恥ずかしくて利用をためらったりする場合が
あるので、彼らにとっては十分に役立つ助言だと思います。



大丈夫、学生相談室は怖いところではありません。話したいことだけを話せば
良いのです。

自堕落な日常のすべてを白状しなければならない、などということは
決してありませんでしたよ。


ですので、ぜひ気軽に学生相談室を利用してください。



・・・最初の記事がこんなにつまらなくて良いものかと悩むところではあります。

しかし、私は別に笑いを取るために記事を書いているのではなく、現実にあなたの
問題が解決すれば良いな、と切に願いながら書いているのですよ。


まあ、こんな調子で当たり前のことを大真面目に書くスタイルで行きたいと
思います。


それでは、よろしくお願いします~



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