渋谷ヒカリエ レポート
今年4月26日にオープンした渋谷ヒカリエへ取材に行ってきました。
渋谷駅東口に位置する東急文化会館の跡地に建設された渋谷ヒカリエ。「渋谷を代表する情報発信の拠点」として、地上34階・地下4階には劇場やクリエイティブフロア・世界各国の料理店や老舗の名店、そして20~40代の女性をターゲットにしたファッションブランドの数々。見る側もかなりの気合いを必要とするくらい見どころのあるスポットでした。
建物は吹き抜けになっていて、上から光が降り注いでくるような、明るく開放感のあるデザイン。
17~34階はオフィスフロア。地下3階~地上5階は、「shinQs(シンクス)」というコスメ・ファッション・雑貨等のお店を東急百貨店がプロデュース。各売り場を歩き、自分で発見してトータルコーディネートを楽しめます。「shinQs」の意味は、渋谷の街に「輝きshine」をプラスするという意味に、東急のQが加わっているそう。渋谷から遠ざかっていた層を呼び込み、渋谷の魅力を発信するプロジェクトです。
明るいフロアには、親子やカップル女性同士が目立っていました。
ジュエリーやゴージャス感のある靴売り場
少し高めですが、使い心地のいい文房具
そしてコスメ売り場
ロンドン・パリ・NY・ミラノなど9都市8店舗を展開している高級キッチン・ホームウェアのザ・コンランショップ
どの商品も高級感はあるものの、少し頑張れば手に入るようなものが多く、購買意欲を満たしてくれる商品が多いように感じました。
地下1階にあるSABON(サボン)は、植物成分から作られたお肌に優しい石鹸を置いています。
「気軽に見て・試して・相談できる」女性には嬉しいお店作りをされています。
また、以前ビジネスチャレンジでもご紹介した「ザ・クリーム・オブ・ザ・クロップ・コーヒー」にお邪魔しました
ちょうど1階入り口から入って右手すぐの場所。 店内では一杯一杯コーヒーを抽出してくれます
お値段の割にたっぷり入っていてゆっくり休憩することができました。小腹がすいていれば、軽くパンもいただくことができます。
コーヒーに関するこだわりやヒストリーも店内でご紹介しているので、ぜひ足を運んでみてください。
リーガロイヤルホテル(大阪) 伝説のタイタニックディナー
1912年4月14日深夜、北大西洋を航海中、氷山に衝突し沈没しました。
時は流れ2012年、タイタニック号が沈没して100年を数えました。
海底に眠る船内からは、ワインの瓶や数々の遺品が発見されています。
大阪を代表するホテル、リーガロイヤルホテル(大阪市北区)の「オールダイニング リモネ」では、その船内で出された最後のファーストクラスのディナーのレシピを元にその一皿一皿を再現した企画、
「伝説のタイタニックディナー」を4/7~5/31まで開催しています。
フルコース全8品、8,000円(税・サービス料込)を賞味。
もっとこってりとした味を想像していましたが意外にもナチュラルな味付け。
一品一品の量も少しもの足りなさを感じたものの、コース全体をいただくとちょうどいい具合でした。当時船内で毎日のようにこういった豪華なお料理を食べていたとすると、健康のためにも少量で軽い味付けがベストだったのかもしれません。
気になるコースメニューはこちらです。
映画「タイタニック」が公開された1997年にもリーガロイヤルホテルグループでタイタニックディナーを再現し、何と約4万人のお客様が足を運ばれたそうです。
悲劇から100年後の今年、映画「タイタニック 3D」の公開上映に合わせて復刻タイタニックディナーを企画したレストランは一体何件あったのでしょう。
こういった世界的な話題や時世の流れにアンテナを張り、お客様に来ていただく企画力が飲食店にとって、とても大切なことです。
最近開業した東京スカイツリーの周辺では、飲食店がスィーツや天ぷらなどをスカイツリーに見立てて話題になりました。 企画には情報とスピードが大事なのだと私も勉強になりました。
また、タイタニック号に積まれていたワインのひとつが、当時の酒屋の納品書から判明したそうです。
ドイツワインの「トラベーナ・ヴュルツガルテン・リースリング・カビネット」。
レストランはワインリストに加えたり、ホームページからの通販を促したりなど、あともうひと押しのサービスがあれば、タイタニックディナーの余韻により浸れたのになと感じました。
食空間コーディネーター
占部恵子
放し飼い比内地鶏スープ
今回は「おがよし.com」より秋田県の特産品、比内(ひない)地鶏のスープをお取り寄せ。
薩摩地鶏、名古屋コーチンとともに日本三大地鶏として知られる比内地鶏。
比内地鶏は天然記念物に指定されている比内鶏の雄と、雌のロード種の交配で生まれた一代交雑種(F1)。今では全国にその名を知られるブランドとなっています。
商品名の通り160~180日間鶏を放し飼いにした比内地鶏の鶏肉、鶏ガラを原料に、野菜(ごぼう・舞茸)としょうゆだし、昆布を加えて調味。合成保存料は一切使用していません。
スープですから、パウチされた状態かと思いますが、ボトル入りで一見お醤油に見間違うような外観。
しかし見た目は地味なれど使ってみてびっくり!スープそのもののコクと旨み、お料理の味を引き立たせる力には驚きでした。スープにもお出汁にもなる一本。親子丼で試してみたところ、あっという間に味が整いました。
玉ねぎと鶏肉を炒め、ざらめを少々入れ、比内地鶏スープを味を見ながら加えていきます。同じく味を見ながら水を少々加えると、程よく薄まったスープが食材に絡まり、旨みたっぷりの親子丼に仕上がりました。 香りもとても良くて、こんなに上手く作れたのは初めてです。
ボトルに浮遊している脂分は鶏肉から出たものではなく、スープから抽出されたもので旨みが含まれています。気になる人は取り除いてもいいですし、旨みが欲しければそのまま使えばいいそうです。実際そのまま使ってみて、お料理が脂っこく感じることはなく、このうまみを含んだ脂分がこの商品のポイントなのかもしれません。
鍋物や煮物、茶わん蒸し等、和と洋どちらの料理にも使える便利なスープ。
1本500g×3本セットで税込1980円。料理の幅や色々な調味料を加えなくても美味しく仕上がることを考えれば通販で購入する価値ありです。
「おがよし.com」が通販に力を入れようと決めた理由は、秋田県の特産品は東京どころか秋田県内に出しても全く話題にもならず知名度の低さを実感したからだそうです。せっかくいい商品があっても、まずは知ってもらい試していただかないことには始まりません。通販に目を付けられたことはさすがだと思います。
全国の人に知ってもらい、お試し商品を手軽に試していただき、且つコストを抑えるという、やり方次第で通販は大きな力になると感じます。
「おがよし.com」のトップページには、数々の特産品の画像が並べてありますが、男鹿産あきたこまちもあれば、地鶏ラーメン、また男鹿産のメロンもあり、ランダムに並べてあるように感じます。
カテゴリー別に並べ替えてもう少し見やすくなるように工夫してみてはいかがでしょう?
例えば、「秋田比内地鶏1羽と赤卵付き」の画像の次に、だしに使える「比内地鶏スープ」、デザートに「メロン」へ誘導するような配置もいいかもしれません。私の地元、鹿児島県の特産品も同様、まだまだ隠れたいい商品があります。
そういった商品を世に出す方法は、やはり通販なのではないでしょうか。
男鹿のおがよし
秋田のお取り寄せ通販 おがよし商店
「おがよし.com」 http://www.ogayoshi.com
食空間コーディネーター
占部恵子




























