元JADMA理事 柿尾正之氏に聞く 第2回「通販の利用広告媒体について」
第1回の前回に引き続き、通販顧客を統計的な視点から考えてみたいと思います。
今回は通販の利用広告媒体についてです。
かつてはカタログや新聞広告等のマス媒体が中心でしたが、現在では全体としてみるとインターネットが中心となっています。
インターネット利用者数は2013年末が1億44万人、2014年末が1億18万人とほぼ横ばいに推移しており、日本の利用者数はほぼ上限に達し、未就学の児童と、かなりの高齢者以外はほぼ利用しているメディアとなっています。
注目されるのは利用する端末機器の変化で「自宅のパソコン」「自宅以外のパソコン」「携帯電話」が低下する中で「スマートフォン」の利用が急増していることです。
背景には通信環境の改善、デバイスの進化の進化等がありますが、なによりもスマートフォンが移動体通信機器であることにより、生活密着型機器として生活の中に深く入り込み、もはやスマートフォンがない生活が考えられない状況になっていることがあげられます。ネットへのアクセスは固定化されたPCからスマートフォン中心へと完全に移行しているのです。
JADMAの「全国通信販売利用実態調査」による2015年における通信販売の利用媒体の動向をみますと2015年では「パソコンによるインターネット」が初めて、2014年から比べると5.3ポイント減少したことに対して「スマートフォン等」は2014年から7.8ポイント増加して40%を超えたことが目立っています。
この調査報告書では、男女・年代別の各媒体の利用率をみていますが2015年に「スマートフォン等の携帯端末」が「PC」を上回った層は「男性・29歳以下」、「女性・29歳以下」、「女性・30~39歳」、「女性・40~49歳」となっています。20歳代、30歳代は予想通りだったのですが、女性の40歳代が入っているのはネット通販利用におけるスマートフォンの利用率が若い年代から中堅世代へのシフトが早く進んでいることのあらわれといえましょう。
一方、こうしたネット関連の動向とは逆に年代が上の層、いわゆるシニア世代では新聞、テレビといった既存マス媒体は相変わらず利用する割合が高くなっています。
実際、60歳以上の世代では、パソコンによるインターネット利用者も増加はしているのですが、テレビショッピングや新聞関連の媒体の利用者はまだまだ多くいます。
この要因としては、長年にわたってマス媒体に対する信頼度が高いことが背景にあること、時間的な制約が比較的ない生活のスタイル等が背景にはありますが、ネットとマス媒体との行動の違いにも要因があるものとおもわれます。
つまりネットは、能動的に商品情報を追っかけていくメディアであることに対して、マス媒体は受動的にメディアから商品情報を得ていく、という真逆のメディアであることの違いです。たとえばジャパネットたかたで「今、購入すべき炊飯器はこれです」といったような売り方は、商品の魅力を的確に訴求して顧客の心を掴む、といった売り方であり、シニア世代にとっての悩みのタネでもある「どれを購入していいかわからない」といったことを解決してくれるわけです。
ですから、この世代ではネットですべて対応するのではなく、ネットとマス媒体の合わせ技が重要なポイントとなるものと思われます。
第3回は、5/18(木)を予定しております。
------------------------------------------------------------------
☆DMGセミナーのご案内☆
EC通販初心者のための 初級『EC/通販ビジネス講座』
(全7回コース) 講師:柿尾正之氏
2017年4月~10月 毎月第3火曜日開催! [東京]
多くの企業が新年度を迎える春4月、EC通販初心者のための初級編
「EC/通販ビジネス講座」全7回コースがスタートいたします。
知識を得るのに新人もベテランもありませんが重要なことはフレッシュで正確な情報を体系的に得ること。
本シリーズ講座は大学での教鞭でも実績の多い講師が、新入社員や新配属の方々の目線で新しく初級編として作り上げました。
無理なく学べる月1回の開催で、各回とも初心者の方に分かりやすい事例が満載です。
同じ業界の友人や仲間を見つける機会としてもご活用ください。
----------------------------------------------------------------
第1回講座の開催概要
テーマ 通販の歴史とEC通販事業の特徴(一般小売業との違いなど)
会 場 アイオス永田町2F会議室
東京都千代田区永田町2-17-17
日 時 4月18日(火) 15:00~18:00(14:30開場)
主 催 DMGコンサルティング株式会社
受講料 10,000円 (消費税込:1講座 お1人様)
全7講座をお申し込みの方に限り60,000円(税込)にて
受付いたします。
※3月31日(金)までにお申し込みください。
-----------------------------------------------------------------
●お申込み、セミナーの詳細は、こちらからご覧ください!
http://www.dmg-one.co.jp/seminar1704_10

-----------------------------------------------------------------
きちょくれ大分ネットショップはこちら↓↓↓↓
世界農業遺産に認定されている大分県国東半島宇佐地域の特産品を集めた
ネットショップ「きちょくれ大分」のパンフレットを、ご希望の方にお送りしております。

(株)ダイレクトマーケティンググループ
広報担当 ウェブチャレンジ編集長
(株)コーデ 代表取締役
日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート
占部恵子
台湾セルマ社「2017 Japan IT Week 春」 出展決定!
2017年5月10日(水)~5月12日(金)、東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開催の、日本最大のIT専門展、「Japan IT Week」(主催:リードエグジビジョン株式会社)に、DMGのアジア戦略のパートナー企業、台湾のセルマ・インターナショナル社が出展いたします。
セルマ社がブースを設けるカテゴリーは「通販ソリューション展」。
通販事業者様、メーカー様、小売店の通販担当者様、また通販事業をこれから始めようとする企業の方が対象で、会場にて商談を行うことができます。
DMGではイベント期間中セルマ社の戦略パートナーとしてサポートしてまいります。是非、お立ち寄りください。
今回、セルマ社がご提案できるポイントは二つあります。
1. 日本でコールセンターを運営されており、海外展開を視野に入れている事業者様向けのサービス
2. 東アジアでの通販に関心がある事業者様向けの、テストマーケティングの実施
アジア戦略パートナーであるセルマ社は英語、北京語、広東語、マレーシア語の言語が対応できるコールセンターを運営しており、テストマーケティングの全面的にバックアップが可能です。
台湾本社をはじめ、3月中旬にはマレーシア(クアラルンプール)にもオープン。
先月2月中旬にはDMG田村が再度セルマ社を訪問。今後のアジア戦略ついて両社の取り組みについて協議しました。
台湾と日本は価値観が似ており、日本の商品が台湾の消費者の間で売れるかどうか、テストマーケティングは成功のための手段として必須です。以前のブログでもご紹介しましたが、台湾は人口約2,300万人ながらネット利用率は70%超と言われており、親日国でもあることから、DMGでは台湾は日本ブランド、日本製の商品でテストマーケティングを実施するには最適と考えます。
台湾でヒットする商品であれば中国本土、東南アジアなどにも多く在住している同じ華人の方(DMGでは華人ルートと呼んでいます)にも注目される可能性があると考え、アジアへ進出の際には台湾は今後も重要な地域と考えています。
台湾滞在中、飲食店で田村の目に止まったシュウマイと焼飯。どちらも普通のシュウマイと焼飯ですがついSNSにアップしたくなります。見せ方(プレゼンテーション)でお客さんの印象は大きく変わり、口コミで広がることもあります。他店との差別化、自店の特徴を気軽にSNSで拡散してもらうことで店舗への誘導、集客に繋げるのは日本と同じ手法です。
こちらは今、台湾で大ヒット中のピーナッツ。
「食べるポリフェノール」と話題になっているそうです。ポリフェノールには抗ガン作用、美肌効果などがあり消費者に大人気だそうです。フライドキチン味やわさび味などのバリエーションもあるのでリピーターも続出しているとのこと。
越境通販の成功を左右するテストマーケティング。
台湾では現地法人のセルマ社を通して、現地モールでも実施可能です。
「2017 Japan IT Week 春」ではセルマ社とDMGで、コールセンターの海外展開に関する情報や、東アジア戦略について様々なご提案をさせていただきます。
通販ソリューション展(春)の概要はこちらから ご覧になれます。
DMGも台湾でテストマーケティングを実施中です!商品はその名も「イケメンライダー」。
バイクの需要が高い台湾(約1.5人に1台の利用率:約1,500万台)では、特に夏の時期、ヘルメットを取った時の匂いが悩みの一つ。そこで、バイクの利用率の高さと亜熱帯気候など考慮して日本製の柿渋をつかった防臭スプレー「イケメンライダー」を開発、現在テストマーケティングを実施しております。
誰がみても爆笑する動画は必見です!
動画はこちらから
↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=_5an28ZSmxY
https://crazymike.tw/product/car-motorcycle-bike/car-care/item-71192
「2017 Japan IT Week 春」では、DMGの実施している「イケメンライダー」のテストマーケティングの反響などご説明します。
皆様のご来場をお待ちしております。
きちょくれ大分ネットショップはこちら↓↓↓↓
世界農業遺産に認定されている大分県国東半島宇佐地域の特産品を集めた
ネットショップ「きちょくれ大分」のパンフレットを、ご希望の方にお送りしております
株)ダイレクトマーケティンググループ
広報担当 ウェブチャレンジ編集長
(株)コーデ 代表取締役
日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート
占部恵子
『第1回 Japan IT Week 関西』レポート
2017年2月15日(水)~17日(金)の3日間、大阪で初となる 「Japan IT Week 関西(総称)」 (主催:リードエグジビジョン株式会社) が大阪市住之江区のインテックス大阪で開催されました。
関西のビジネスフェアでは最大級の実に300社もの企業が出展しており、Web&デジタルマーケティングEXPOをはじめ、カテゴリー別に全7会場での開催でした。
インテックス大阪に到着後、目的の6号館へ。
6号館Cは「Web&デジタルマーケティングEXPO」、「モバイル活用展」、「情報セキュリティーEXPO」など通信販売に深く関係する事業者が多く出展する会場です。
イベント最終日の午前中ともあって来場者は少なかったように感じましたが、昨今、個人情報の漏洩や取り扱いの問題、サイバー攻撃等の話題が多いことからセキュリティーシステム関係のブースの周りに来場者が集中していました。
Web&デジタルマーケティングEXPOエリアに移動するとSNSを活用した販促手法を提案している企業が多数。
最近ではテキストの投稿より、閲覧者に分かりやすく伝わりやすい「動画」の投稿が「いいね」、「シェア」ともにレスポンス実績を獲得できるという事。
SNS(特にフェイスブック)では閲覧者に目立つ(目の留まる)創りが重要とのこと。
日本国内でのフェイスブック利用人数は約2,700万人と言われており、30代の利用率が40%超のトップ。
フェイスブックなどのSNSは若者達のコミュニケーションツールと思われがちですが、シニア層(60代)の利用率も25%超でユーザーは約500万人ほどいると言われています。
高齢化社会と言われはじめた昨今、現在SNSを活用している若者はこれから先もSNSを使い続ける知識とスキルを持っているので販促ツールとしては今後10年後、20年後も目を離せないものと言えるのではないでしょうか。
5月、東京ビックサイトで開催の「Japan IT Week春」はDMGの台湾パートナーであるセルマ・インターナショナル(Serma International Co. Ltd.)が出展いたします。
是非、お越しの際はブースにお立ち寄りください。
--------------------------------------------------------------
☆DMGセミナーのご案内☆
前・日本通信販売協会理事。現在、関西大学大学院、東京国際大学講師、日本ダイレクトマーケティング学会理事でDMG顧問の柿尾正之氏を講師に迎え、年商10億突破のためのマーケティングとノウハウをレクチャーする「EC/通販ビジネス成長の為の講座」を
開催中! [東京開催]
次回講座(最終回) 3月21日(火) 15:00~18:00
テーマ 「中国市場を中心とした越境EC市場」
お席に限りがございます。お申込みはお早めに。
お申込み、セミナーの詳細は、こちらからご覧ください!
http://www.dmg-one.co.jp/seminar1609_03
-------------------------------------------------------------
きちょくれ大分ネットショップはこちら↓↓↓↓
世界農業遺産に認定されている国東半島宇佐地域をはじめ
大分県の特産品を集めたネットショップ「きちょくれ大分」のパンフレットを、
ご希望の方にお送りしております。
(株)ダイレクトマーケティンググループ
広報担当 ウェブチャレンジ編集長
(株)コーデ 代表取締役
日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート
占部恵子















