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魚網リサイクル

 

 

今からおよそ10年前、南米のチリで古くなった魚網のリサイクルが始まった。

 

日本国内でもにわかに魚網リサイクルが始まろうとしている。

 

場所は、九十九里浜の白子町。

 

 

 

 

日本の魚網は世界一品質が良く、粉砕して溶かすと90パーセントはリサイクル出来ると言う。

 

リサイクルと聞くと作業する工程が増えていろいろ大変なところもあるけど、世界中ではもったいない精神が当たり前にあり、知恵を絞って取り掛かる人々が年々増えている。

 

日本は漁獲量が大変多く、歴史も古い。

 

今まで古くなった魚網は、お金を払って産業廃棄物屋さんに持って行ったり、港に放置されたり、燃やしたり、沖合に捨てる者も少なくないのが日本の現状。

 

最近のニュースでマイクロプラスチックが人体に影響を及ぼす研究結果が発表されたね。

 

消化されないで血管にたまると言う衝撃的な内容で、人類初の発表でもある。

 

この報告を受けて、当然、世界中の政府はゆっくりながら取り締まりを強化することになる。

 

健康面、リサイクル技術、ビジネスの側面、イメージ戦略、いろいろな観点があるけど、僕はこの魚網リサイクル技術の発展がうまくいくことを心から願っているし、日本で始まった大きな大きな一歩であるね。

 

 

 

 

 

 

I S A エルサルバドル 2024

I  S  Aとは国際サーフィン連盟の略で今年で60周年をむかえる長きサーフィン大会

 

 

各国は国を背負って戦う為、普通のサーフィン大会とは違い、みなさん燃える、燃える、国旗を振って自国の威信にかけて戦うのだ。

 

 

 

 

 

 

 

一年に一回あり、最近ではエルサルバドルで連続開催している。

 

 

エルサルバドルは1980年代に政府と左翼ゲリラの間で内戦が続き、戦火を逃れた大勢の住民がアメリカのロサンゼルスに脱出。

 

 

その先のロサンゼルスでは若者達がギャングを結成し、90年代になると母国に強制送還されたギャング達は、商売する住民からみかじめ料をとったり、残虐な方法でたくさんの住民が殺された過去がある。

 

 

その後、ブケレという人物が大統領に就任すると警察がギャングをことごとく捕まえ、監獄に入れたと言う。

 

 

少しでも怪しいものを監獄に入れた為、今現在、刑務所に入っている25パーセントの人達が無罪でありながら収監されていると、泊まった先のホテルのオーナーが言っていた。

 

 

今現在は治安が良く、世界一治安が悪い国からアメリカ大陸ではカナダに次ぐ治安が良い国となった。

 

 

波は良く、世界的に一級ブレイクが78も点在する海岸線を持っている為、観光業の一貫としてサーフィンを誘致している。

 

 

ポイント前の土地の値段は跳ね上がり、サーフィンの町としてたくさんのサーファーが世界各国から訪れる。

 

 

 

 

さて、本題に入ろう。

 

 

今回は2028年のロサンゼルスオリンピックにおいて、ロングボードが種目に入る可能性が高く、その準備として自分はコーチに任命された。

 

 

今現在日本最強のロングボーダー4名、浜瀨 海、井上 鷹、吉川 広夏、田岡 なつみ 。

 

 

今大会においてこの4名をコーチングするミッションを依頼された。

 

 

この4名は今までに面識はあるが挨拶程度でよく知らない。

 

 

ただ、国内のツアー戦でジャッジを2年ほどしていたことから、この4名のライティングは熟知している。

 

 

僕は最初は様子を見ることを決め、あまり口出しはしないように心がけた。

 

 

まずは性格を分析し、その人にあった助言を考えようと思った。

 

 

ホテルからポイントまでは政府のお墨付きの送迎バスに乗って10分ほど。

 

 

 

 

試合3日前に現地入りしたので、あまり時間がなく、朝は4時半に起床し、日の出前に入水する毎日。

 

 

僕はポイントの前の崖の上に構える小さなレストランの半分ほどを貸し切ったチームジャパンの拠点からポイント全体を隈なく観察していた。

 

 

そして、1ラウンド、2ラウンドの練習を終え、ある特徴に気づいた。

 

 

それは、たくさんの選手が奥取り合戦に熱くなっている最中、左に来るいい波をたくさんの海外選手が見過ごしていた。

 

 

じつは僕は現役時代、世界の強豪相手と戦うときはセットの良い波は絶対に渡さない戦法を貫いた。

 

 

世界の強豪は父親がサーフィンしていて、5歳ぐらいからサーフィンを始めた者がゴロゴロいて、高校生から始めた自分が勝つにはその戦法しかなかったからだ。

 

 

そのいい波が入ってくる周期を分刻みでノートにつけて自分なりにいろいろ分析をしてみた。

 

 

だいたい3分から5分おきにセットが来て、右に左に振り分けられ、その割合はおよそだが、右2に対して、左1だった。

 

 

もちろん、潮の変化でブレイクポイントは変化するのだが、引き潮の時は右奥は波がワイドで抜けられる波が少なく、左で待つのが有効で、上潮の時は右と左の中間が良く、満潮時は一番右が良いという特徴を掴んだ。

 

 

もちろん、選手4名も自分がいなくても肩の張った波が点が出ることは理解していてあくまでも確認の作業だ。

 

 

そうだ! これを図に書いて説明しようと、選手4名に最初のアドバイスをした。

 

 

 

サイズが上がった時の特徴

 

練習3日間の間、沖から筋張ってくるセットが来るたびに、この波は良い、この波は良くない、このアングルは肩が張っている、このアングルは良くないとか、何度も何度も何度も独り言のように僕はつぶやき、選手に理解を求めた。

 

 

 

浜瀨 海   セミファイナルの敗者復活戦であと一本決めきれず惜しくも5位

       もし、ファイナルに入って2本まとめれば、優勝する勢いだっだ。

 

 

井上 鷹   なんでも100%に攻める鷹には上半身の軸をぶらさず、ミドルセクションで一度、力を抜き、そしてギアを上げ、フィニッシュを決めてと助言した。

 

 

試合が始まると予想が的中し、海外選手は奥取り合戦に熱くなるさなか、ちょっと左に来る肩のはった波をたくさんの選手が見過ごしていた。

 

 

もちろんその良い波を把握していた選手もいた。

 

 

それは、フランス、ブラジル、ハワイ、オーストラリア、ペルー、フィリピン、等々だ。

 

 

次に神経を使ったのは、20分と言う短いヒート時間で、その肩の張った波が何本来るのか?と言うことだった。

 

 

いかんせん、プルアウトからピークまで、パドルで5分はかかる、しかも、ライディングは1分ほどだ。

 

 

あまり左に来るセットの良い波にこだわると時間ロスで命取りになる。

 

 

それと肩のあまり張らない波に手を出すと点数が伸びず、しかも時間ロスで命取りになることも何度も助言した。

 

 

そのへんの試合の組み立て方は選手にまかせた。

 

 

選手4名はそれぞれの戦い方があって、僕はあくまでもアドバイスと確認の立場を貫いた。

 

 

初陣はいつも浜瀨 海からスタートし、高得点、高得点の連続で、キャプテンとして日本チームを引き締めてくれた。

 

 

次に井上 鷹が続いた。

 

 

序盤の鷹のヒートは少し波数が減り、コンディションが不安定になりながら、最後の0.5秒のブザービートで勝ち上がった時は、ホッと胸を撫でた。

 

 

才能豊かな鷹が地獄の敗者復活にまわり、体力を消耗することだけは避けたかった。

 

 

男子二人の特徴は、ショートボードがトッププロ並にうまく、自分達が活躍した25年前とは異質だ。

 

 

ショートボードが上手いとは、波の崩れ方を熟知していて、常にカールから離れることなく最大限にその波のパワーを吸収してスピードを保持することが出来る技術を二人は持っている。

 

 

その肩の張ったいい波を掴むポジションニングを意識し始めた二人は、ジャッジスタンドの目の前まで綺麗に乗り繋ぎ、クライマックスのショアブレイクの最後まで乗り継ぎ高得点を次々と獲得していった。

 

 

当然男子二人の戦い方を見ていた広夏、なっちゃんもその肩の張ったジャッジスタンドまで届く良い波を意識しはじめた。

 

 

女子二人の特徴は、若い時から海のそばで育ち、サーフィンを始めたのが中学生?高校生の時からで、両親のサポートも絶大だ。

 

 

海外経験も豊富で、英語も理解していて、吸収力が凄い。

 

 

海外の試合でも上位に食い込む実力者で、サーフィンも安定している。

 

 

この二人もいい波を二本掴めばセミファイナル

ぐらいまでいくと思い、あまりアドバイスはせずに、とにかくその時間帯で良い波がヒットする場所を少し確認した程度だ。

 

 

なっちゃんは逆転、逆転の連続で、広夏も残り20秒で逆転した時は感動を生んだ。

 

 

二人とも何がなんでも勝ち上がりたい執念が垣間見れ、あきらめない姿勢が滲み出てた。

 

 

こうなってくると、徐々にチームジャパンの団結力が強くなり、普段見られない力が湧いてくるのがチーム戦の醍醐味だ。

 

 

僕は4人の体力をなるべく軽減する為に、ボードキャリーを徹底した。

 

 

特にビーチからレストランの拠点までの階段が長く、1分のライティングを1ヒート三本ほどしたあとは、足がガクガクになっていて、少しでも体力を温存して欲しかった。

 

 

日にちが進むにつれ、やる事は一緒。

 

 

とにかく肩の張った波をジャッジスタンドまで二本乗り継く。

 

 

それだけである。

 

 

そして、気づけば全員生き残っている国は日本だけになった。

 

 

しかし、フランス、ブラジル、ハワイは敗者復活で勝ち上がってくるのはほぼ間違いないので、選手達には気を抜かないように言っていた。

 

 

いよいよ最終日

 

 

ここまで来ると誰がうまいとかの話ではない。

 

 

一番いい波を二本、確実に仕留めた選手が勝ち上がるのがサーフィンの大会である。

 

 

結果は、鷹が0.23の差で銀メダル

 

 

 

もし、あのカイサラスが乗った9、5の波に鷹が乗っていたら、鷹が優勝だったように思える

 

 

なっちゃんは、3位の銅メダル   

 

 

海は、5位

 

 

広夏は、7位                  

 

 

そして、ハワイのカイサラスが優勝

 

 

女子は、一人群を抜いているハワイのホノが優勝

 

 

ハワイのダブル優勝により、最後の最後で金メダルがこぼれ落ち、日本チームは銀メダル

 

 

 

 

銅メダルにブラジルと言う結果になった

 

 

悔しさは残るが日本は胸を張っていいほど素晴らしい快挙を成し遂げた。

 

 

長い間、日本にはツアー戦のロングの試合があり、海外にはない。

 

 

生き続けた日本のツアー戦が選手のレベルアップに貢献したのは間違いないのだ。

 

 

25年前は、アメリカやオーストラリア、フランス、ハワイ、ブラジルの各国で国内のロングボードの試合はたくさんあったが、今現在は日本のみと言っても過言ではない。

 

 

世界のツアー戦は3、4試合、存続しているが、いかんせんお金がかかるので、簡単には参戦できないのが現状だ。

 

 

そして、来年の2月に発表すると言うロサンゼルスオリンピックにロングが追加するのか?しないのか?と言う話。

 

 

現状では、ヒフティ ヒフティ 50パーセント

と仕掛け人の重要人物が言っていた。

 

 

でも、こうも言っていた。

 

 

いい手ごたえはあると。

 

 

最後に今回の大会には、チームジャパンの裏方でもう二人の存在を忘れてはならない

 

 

スポーツ科学庁から来たカメラマンの平瀬戸さん

 

 

そして、スペイン語が堪能で、コスタリカに10年以上住み、元空手の日本チャンピオン、僕が大好きな映画のひとつ、ラストサムライにも出演した純也さん

 

 

純也さんのスムーズな段取りと臨機応変な交渉術は目を見張るものがあり、ただ者ではない。

 

 

 

終わりに、もしロサンゼルスオリンピックが決まったら、各国総出でベストメンバーを揃えてくることだろう

 

 

 

特にサーフィン大国、アメリカ、オーストラリア、ブラジルが黙っているわけがなく、世界には強者がまだまだいることを忘れてはならない。

 

 

ハワイは、今回、ベストメンバーを揃え、途中、そのハワイを押さえたことは日本のレベルが段違いに上がったことは誇って良いと思う。

 

 

 

 

首都 サンサルバドル空港にて

 

選手皆さんへ、感動をありがとう

 

そして、日本からの応援も選手へ届き、とてつもない力になったことに感謝である。

 

 

おわり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春へ



昨日は久しぶりの暴風が吹き荒れ、最大瞬間風速25メートル近くを観測。


ここ最近、南岸低気圧のオンパレードでずーと波はある。


個人的には房総半島で10年ぶりぐらいの大雪を

期待したが、やはり海水温が高く、15度ぐらいかな、上空から落ちて来る雪は溶けて冷たい雨となってしまう。


海水温が1度上がると、海面が約10センチ上がり、2度上がると、20センチ近く海面が上がる。


もちろん、大陸にある氷河の融解も関係あるが。


ここ100年で世界中の海面が20センチぐらい上がり、このままいくと海の近くの道路が破壊されるのは時間の問題で、その例が鎌倉の134号線。


子供の頃には想像もしていなかったことで、海面上昇が人災なのか?自然の変化なのか?はたくさんの議論が必要で、まだまだ謎な部分が多い。


話変わって、房総群発地震は最近減ったが、いつ来てもおかしくないので、食料をもう少し買いだめしなきゃ。


それと不思議な体験が地震が起こる前に自分にある。


それは夜中に限ったことで、だいたい地震発生前の5秒ぐらい前に目が覚め、、音が一瞬なくなり、部屋の空気が抜かれる感覚というか?

そして、2、3秒経つと地鳴りが聞こえはじめ、その2秒後ぐらいに地震がやってくるというもの。


一回、2回ではなく、10回以上体験している。


2018年か?2017年?の時の房総群発地震の時も同じ体験を何度もした。




話変わって、今ニュースにも取り上げている珠洲市に原発が建っていたら、。


僕は、今年の元日の能登半島地震の後に知ったのだが、能登半島の珠州市にも1975年頃から原発を建てる計画があったが地元の強い抵抗により計画は2003年に凍結された。


その時に推進派が出した最大の揺れ予測は600ガルほど、今回はその5倍ほどの2828ガルを観測。


しかも、推進派の得意技の珠洲市には活断層はなく安全だと。


もし、地元住民が金に目がくらみ、珠洲市に本当に原発が建設されて、今回の地震に遭遇したらどうなっていたのか?


地盤が隆起したところもあるから、おそらく冷却水の配管が破壊された可能性もあるし、とてつもない激しい揺れでいろいろ破壊され、電源が確保できない事態も想定されるし、道が寸断されているから、人を送り込むことも難しく、ヘリを使うことになる。


もはや、日本にとって最悪の事態に陥り、第二の福島以上の事態に陥った。



風速で言ったら、例えば50メートルまで耐えられるとし、実際は250メートルの風が吹いたようなもの。


大自然の予測は、時には人間の予測を遥かに超えることがあり、それは大海原の大波にポツンと一人でいると痛いほど大自然の偉大さを思い知らされる。


それと3  11の直後のアンケート調査では、ほとんどの日本国民は原発をやめてくれと思っていたが、今では50パーセントの人達が必要と。


理由は電気代が高いからと。


しかし、そのアンケート調査に自分の地元に建てるならとかを付け加えると、ほとんどが嫌だよと、。


昨日で震災から13年が経ち、珠洲市にもし原発が建っていたら、、、と考えると、、、。



スロースリップで終わるのか?

 

 

それとも本震の前兆なのか?

 

ここ数日、千葉県では地震が続いている。

 

もう10回は越えていて、地震情報に発表されていない震度0.5ぐらいの小さなものを含めると20回は越えているように思える。

 

心配なのは、元禄地震の再来なのか?ということで、関東大震災は半分しか割れていないらしく、残り半分は割れ残りがあるみたい。

 

そして、アメリカの地震予測機関も2月28日に発表した、、、3月1日から3月2日に千葉県付近にマグニチュード6程の地震が来るかもしれないと。

 

なぜ?この機関がこれほど正確にわかるかと言えば、ちょっと僕もすべてはわからないが、重力のごく僅かな変化が大気中に表れるらしい。

 

それは過去に、FMの電波が地震の前に乱れることから気づいたらしく、研究を重ねるにつれて今に至ると言うとても興味深い話。

 

時には重力の微々たる変化で地震雲も形成される話で、僕は地震雲のことは信じてなかったが、あり得ると最近思うようになった。

 

ここ数日、東海上では低気圧が猛烈に発達していて、冬の時期としては4年ぶり?ぐらいの大きな波がたっていて、ちょっと考えすぎかもしれないけど、気圧が下がったことにより、空気が地表を押す力が弱まってスロースリップ現象が発生しているように思える。

 

タイミング的にどんぴしゃりである。

 

実際にこれは台湾でよくあることで、15年ぐらい前に雑誌、ネイチャーだがニュートンだが忘れたが読んだことがあって、900hpaに近い台風が台湾付近で停滞するとスロースリップ現象が発生したり、台湾で地震が発生することが過去に多々あった。

 

ここ2、3日、東海上で低気圧《上昇気流》が停滞気味になり、広範囲の空気のベクトルが上空に向かっていたから、ほんのちょっと空気の重しが減ったのは事実で、それがこの連続地震を誘発したことは十分に考えられる。

 

例えば、太平洋プレートは、北西方向に規則正しく押しており、歪みが溜まって、溜まって、そこに他の地域の大きな地震が発生して、千葉沖の連続地震を誘発する可能性もあるし、たまたまタイミング的に千葉沖の歪が限界の時に空気の重みが軽くなって誘発する可能性もある。

 

もっと考えると、たまたま歪みが限界に達してた時に海が荒れて、荒れて、荒れまくった波の振動がごく微量に地下に振動を加えて、地震を誘発することだって考えられる。

 

そんなバカなと思う前に、人間にはまだまだわからないことだらけで、特に自然現象となると未知数の分からないことだらけ。

 

そして、一番僕が気になるのは、過去の地球のパターンで三陸沖巨大地震の次は関東で巨大地震、その次に東南海地震と言う順番が西暦900年頃にあったから、元禄地震規模か?関東大震災規模の地震が来なければいいんだけど、来ると思ったほうがいいんだろうね。

 

仮にこのタイミングで来なくても、時間の問題で来るのは地球規模の周期でわかることだから、、、。

 

 

 

 

これは驚いた



数日前にアメリカ地震予測機関が26日深夜から27日早朝にかけて、関東地方にマグニチュード5.0程の地震が来ると発表。


結果は、昨日に東京湾でマグニチュード4.8が発生。


この地震予測機関、けっこうな確率で当たっている。


僕もちょっとわからないが、大気重力波の理論など様々な前兆反応を観測しているらしく、ほんの微々たる重力の変化が地震が起こる前に大気中に伝わると言うもの。


天気予報を35年、毎日欠かさず僕は見て来て、波のことや気候はかなり詳しくなり、世界中の生き物や大自然に触れてきた自分にとって、この大気重力波というものには驚かせた。


関東でマグニチュード5クラスはかなり久しぶりで、たったの1日違いで実際に4.8が起きた。


GPSの地殻変動や大気重力波の理論を組み合わせれば、地震の予測にかなり役立つのは明白だ。


僕は人類に地震予測は難しいと長年考えていた。


それは、およそ200年間隔の東南海地震や400年周期の千島海溝地震や1000年間隔の三陸沖とかの長いスパンでの予測はある。


しかし、これほど的確に予測できるとは正直驚いた。


もちろん、確率50パーセントぐらいと言うから、半分ははずれる。


それでも半分は当たるで十分じゃないか。


これはノーベル賞に値する、いやそれ以上と言っていい。


この大気重力波に興味深々だよ。


こないだの南岸低気圧、くの字に曲がる日本列島

その中心の波

能登半島地震

 

3 11以降の地盤の動き  国土地理院提供

 

この1年間の能登半島の地盤の動き

国土地理院提供

 

 

 

2011年の東日本大震災以前の東北地方は、今の関東や西日本みたいに北西方向に地盤が動いていたが、3 11以降はほぼ真逆の東南東に地盤の動きが変わった。

 

プレートの跳ね上がりにより、東北地方は太平洋側に動いた。

 

注目点は福島から南の関東や西日本では、北西方向に地盤が動いている。

 

これは東日本大震災の前の東北地方と同じで、巨大な太平洋プレートやフィリピンプレートが南東方向から南と日本列島にむかって押している。

 

もう一つの注目点は、ここ1年間の能登半島の動きで、珠洲市近辺だけが南方向に動いてる。

 

2、3年前から能登半島の直下には流体が流れこんでいる説や頻繁に地震が起きていることから、大きい地震が来ると予想されていた。

 

 

 

原子力資料室 提供

 

そして、志賀原発のことである。

 

上の図は、志賀原発の直下にある断層みたいなのが断層ではないと北陸電力が数年前に発表。

 

今回の能登半島地震は知られていない海底断層がずれたとなっていたが、産業技術総合研究所の岡村さんは2014年にこの断層のことを指摘していた。

 

それでも日本中に知られていない断層は数多くあり、特に海低となると調べることが難しいので、海低に知られていない断層は数多くある。

 

それと地震が起きてない空白域に起こることもあるので、活断層と認定している場所以外にも大地震は起きている。

 

 

志賀原発は東日本大震災以降停止し、耐震を600ガルから1000ガルに引き上げたとなっているが、今回の能登半島地震の最大ガルは2828ガルと耐震の3倍の揺れを観測。

 

そもそも耐震を600ガルから1000ガルに上げたと言われても、違和感しかない。

 

元々建っている原発の建物を補強したとしても、地面に接している底の部分が隆起したり、沈降したりする可能性があるからだ。

 

今回の地震で変圧器の油が大量に漏れ、もし、油に引火したらどうなっていたのか?

 

大火災の最中に、電源を確保して、冷却し続けることが可能なのか?

 

多くの人は、自分達が生きてる間はもう日本では原発事故は起きないと考えているかもしれないが、僕はそうは思わない。

 

西日本で南海トラフが動くのは時間の問題で必ず東南海地震は来る。

 

東南海地震が起きる前触れとして、西日本の内陸で大きな地震が起きることは知られていて、それは数年前に起きた鳥取地震や大阪北部地震かもしれないし、今回の能登半島地震がそれに当たるかもしれないし、今後、別の内陸かもしれないし、ひずみが限界で次が東南海地震かもしれない。

 

869年の貞観地震の後は、相模トラフ、東南海地震の順番だったから、東南海地震の前に相模トラフの可能性もある。

 

今思えば、2008年の岩手内陸地震は東日本大震災の前触れであった。

 

それと千島海溝の巨大地震も時間の問題であり、その時にこれまた直下に断層がある青森の再処理工場は大丈夫なのか?

 

新潟の柏崎近辺にも活断層はある。

 

 

僕は2007年から2010年ごろまで、何度も国会の議員会館に足を運び、質疑応答で原子力保安員や議員に危険性を訴えていたが、よく言われたのが、デイヴィッドさんが考えている巨大地震は来ませんからと言われた。

 

その時に思ったことは、この人達は地球のサイクルを軽視しすぎだと 。

 

どれほどの憤りを感じたかうまく説明できないが、言い返したのは、絶対に自然には勝てない!!と大声を出したのを覚えている。

 

そして、時間の問題だと。

 

 

 

 

これほど大地震が頻発する日本で原発が不向きなのは一目瞭然である。

 

 

 

 

 

鎌倉腰越小学校 講演

 

 

日本は四方八方、海に囲まれながら、あまりに海のことを知らない人が多いと僕は若い時から思っていた。

 

年間を通して海に一回も入らなくても、間接的に全国民が海から恩恵を受けている。

 

例えば、海産物や毎日変わる天気や水である。

 

日本は海に囲まれているから雨量がとても多い国で、水不足がなく森林も生き生きしている。

 

海からの恩恵は計り知れず、もっと学校教育で大事な海のことを勉強するべきだとつくづく思っていた。

 

日本全国で昔から海は危ないから近づくなとか、海と陸地の狭間にコンクリートを入れる場所が多すぎる。

 

日本の海岸線の70パーセント近くは護岸工事が入っていて、自然の海岸線は30パーセントしかない。

 

海外の人が日本に来て良く言うのは、コンクリートポイント。

 

サーフィンするところをコンクリートポイントと呼び、海外からみるとこれは異常と言っていいほどコンクリートの過剰投入である。

 

河川の氾濫や津波や高波の危険性も十分承知だが、自然の猛威から人間が引くことも大事で、危ないところに住まない努力が必要だと思う。

 

僕が強調したいことは、海との正しい付き合い方で、海は時には怖いが、正しく付き合えば、とても優しく癒してくれる。

 

 

 

授業の5時間目と6時間目に自分の講演を入れてくれて、腰越小学校3年生に説明したことは、マイクロプラスチックのことを主に、波の出来方や波の速度の話、離岸流の見方や危険性、離岸流にはまった時の対処の仕方 そして、津波の速度の話。

 

マイクロプラスチックは、総量で言ったら年間でクレジットカード半分ぐらいのプラスチックを食べているんじゃない。

 

人間が捨てたものは、自分達に返ってくるということ。

 

クイズ形式や質問ありありの、とにかく楽しく興味を持ってもらうことを心がけた。

 

なぜなら海を好きになってもらうことが一番大切だから。

 

この授業が実現したのは、腰越小学校の先生がサーフィンをしていて、去年の鎌倉ウルトラプログラムの際に声をかけてくれて、うちの小学校でもしてくださいと言われ実現した経緯だった。

 

じつは僕は子供の頃に腰越漁港でよく釣りをしていた。

 

腰越小学校の先生はおそらくそれを知らずに僕を誘った。

 

僕は頭が子供の頃、今より金髪だったから、腰越漁港ではちょっと有名で、おっ、また来たな、小僧、今日はこういう釣り方がいいぞとよく池田丸のおっちゃんに教えてもらって、実際に大人顔負けで成果を残していた。

 

そして、その時に腰越漁港の横に流れている川が日本一汚い川とテレビで知り、衝撃を受けていた。

 

あれから40年が経ち、まさか?!自分が腰越小学校に呼ばれるなんて思いもしなかった。

 

なぜ?これほどの偶然が自分に起こるのか?もう自分でもわからないんだよ。

 

ただ、一つ言えるのは悪い気はしなく、人生の道しるべ的な、、、なんとも言えない出来事。

 

話はそれたが、来年はサーフィンの授業をしようと思っている。

 

実際に海に行って、波の小さい日に60名のあのうるさい (笑)  3年生が4年生になるのかな、教えようと思っている。

 

うるさいことは良いこと。

 

 

 

 

 

世界の海水温 2023年 9月

 

 

毎年、毎年、気温が高くなっているのを人々が痛烈に感じた2023年。

 

原因は海水温上昇によるもので、これは専門家の間ではほぼ全員一致している。

 

問題は、なぜ? これほど海水温が上昇したのか?という点である。

 

今現在、海水温上昇は温室効果により、空気が暖まって、それにより世界的に海水温が上昇したとなっている。

 

しかし、いくつか?疑問点がある。

 

まず、大気にこれほど海を暖める力が本当にあるのだろかということ。


次に800年頃から1000年頃は中世温暖期と呼ばれ、気温が1度から2度、高かったことがわかっている。


東日本大震災が1000年ぶりの巨大地震と呼ばれている理由は、869年の貞観地震の時、仙台平野の内陸5キロまで津波が押し寄せた痕跡があるからで、ちょうどこの中世温暖期の時期だ。


中世温暖期の時期は、今現在みたいに巨大地震や火山が活発な時期と考えられ、当然、海底火山も活発だったのではないかと推測することができる。


では、なぜ中世温暖期は気温が高かったのだろうか?


当然、人間活動は関係ない。


もし温室効果により中世温暖期の気温が高った

 とするならば、今現在みたいにマグマの活動が活発な時期で、それにより海水温が上昇し、海中の二酸化炭素が大気に出て、温室効果により気温が上がったというのは考えられる。


それともこの時期に温室効果は関係なく、ただマグマ活動が活発な時期で、それにより海水温が上昇し、中世温暖期になったとも考えられる。


この中世温暖期のこと以外にも疑問点はいくつか?あるが、特にこの中世温暖期はなぜ?人間活動関係なく気温が高ったのか?というのが頭に引っかかる。



ここ100年、地球全体で気温は約1度上がり、海水温も同様の約1度上がった。

 

これはまぎれも無い事実で、データが証明している。

 

僕が何度も何時も思うのは、海を暖めた原因が温室効果のみではないということ。

 

地球内部のマグマがフライパンのように、プレートに熱を加えた。

 

それにより海水を暖めているのではないかということ。

 

次に、世界中にはたくさんの火力発電や原子力発電があり、天文学的な数字で膨大な水を汲み上げ、プラス5度ぐらいその水を暖め、海や川に戻している。

 

世界中の発電所の温排水、そして、地球のマグマの強弱、これらを考慮しないで温室効果のみと決めつけている人類は想像力の欠如なのか?

 

かつて、ガリレオは宇宙が回っているのではなく、地球が回っていると提唱したが、人々は信じなく、ガリレオは殺された訳だが、のちにガリレオは合っていた。

 

それとこれは関係ないけど、逆転的な発想だった。

 

海水温上昇の原因が温室効果というのはあくまでも説であり,そうじゃないという学者も多数いる。

 

今現在の海水温上昇の要因は、温室効果ガス、地熱、温排水、この3つのことが海水温上昇につながった可能性があると普通の話をしている。

 

そこで、このまま行くとどういうことになるか?と言う話である。

 

まず、もし人類が勘違いして温室効果のみと決めつけたことは、良いことである。

 

なぜなら、大部分のエネルギーを化石燃料に頼っている時代から脱皮し、再生可能エネルギーや水素に変換しようとしているから。

 

もし、人類が海を暖めている原因が地熱によるものと判断したら、これほど新たなエネルギーを模索していないと思うから。

 

地球内部の熱を人類がコントロールするのは不可能で、温排水に関して言えば、再生可能エネルギーの普及や水素開発により減る可能性はあるがなんとも言えない。

 

いずれにしても、温室効果ガスを削減しても、地熱と温排水も海水温上昇の要因であるならば、年々、海水温上昇を目の当たりにすることになり、異常気象からニューノーマル気象 (新しい普通の気象)に変わり、春と秋の期間が短くなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宮崎トップジュニア合宿

 

 

先月の10月はじめに宮崎に行ってきた。

 

宮崎は2011年の震災以後、半年住んでいた思い出深い場所で、12年ぶりである。

 

世界チャンピオンのカリッサ ムーアの父でもあり、コーチでもあるクリスさんを招いて行われた合宿は 4泊5日 にも及んだ。

 

サーフィンが東京オリンピックで正式種目に決まり、次はパリ、ロサンゼルス、オーストラリアと続く中で、トップジュニアを育成しようというもの。

 

クリスさんの指示の元、僕は助手と通訳という立場。

 

朝は日の出と共に起き、ホテルの部屋に戻るのは夜の21時過ぎとハードスケジュールの中、皆さんとても頑張った合宿だった。

 

波もまぁまぁ当たり、終始胸から肩ぐらいのファンな波だった。

 

今回はショートボードのトップジュニアで、なんでロングの自分がと思うかもしれないが、かつて世界の強豪相手に戦った経験とタクティスはショートでもロングでも同じであり、特に外国人選手が何を考え、どのような試合展開に持って行くか?とか、セットの周期や良い波をどう捕まえるか?などは自分は得意だった。

 

そのような部分を評価され今回の合宿に呼ばれたわけだが、もう一つ、今後のロングボードの育成の準備というミッションもあった。

 

合宿中、クリスさんが強調していたことはごくシンプル。

 

まず保護者を集め、あまり子供達に押し付けるようなことはしないこと。

 

海外でも子供達に練習しろ!みたいなことが続いて、最終的に嫌になった子供達を多数見ている。

 

一番大事のはサーフィンが大好きで、やりたい、やりたいと気持ち続くことから始まり、やがて、良い結果出るとさらに向上心が芽生える。

 

次に試合の組立て方や自分が乗ったライティングの点数をジャッジコールなく、正解に知ること。

 

技術の面の指導はあまりなく、こういったことだった。

 

 

 

 

 

 

僕がトップジュニア達に一番強調したことは、絶対に自分達が欧米や南米選手に劣っていると思わないでくれと言うことだった。

 

野球の大谷選手、サッカーの三苫選手、久保選手、ボクシングの井上選手は立派に大活躍している。

 

かつて日本のサーフシーンでよくあった自分達は世界に勝てないとマインドセットすることが長年、日本にはあった。

 

僕はこれが大嫌いで、よく現役時代に他の日本人選手にお願いだから外国人選手に良い波を譲るのはやめてくれと何度も何度も言っていた。

 

サーフィンの試合で良い波をとられたら、絶対に勝てない。

 

今はプライオリティルールができ、以前とは違うところがあるが、気持ちで負けないようにというところを強調した。

 

 

 

 

 

 

奄美大島 3



今年、3回目の奄美大島


この3回目の訪島は8月中旬頃で、だいぶ遅れた記事になる。


遅れた理由は、スクールが多忙になったのと、あまりの暑さに頭が回らない夏だった。


ここ数年、ニュースで話題になっている避暑地、勝浦。


しかし、驚異の海水温上昇で変わってしまったのである。


冷房入らずで、真夏でも薄い布団がちょうど良かったのだが、これほど変わるとは、。



熱中症は血栓ができると聞き、来年は冷房を完備しようと思っている。



さて、3回目の訪島、今回は奄美大島の子供達のサーフィン大会を手伝いに行った。



2チームに分かれ、チームの合計点で勝敗を決めるイベント。



高学年のお兄さんは、低学年の面倒を見ないと点数が伸びない仕組みで、みんながみんなを助け合わないと点数が伸びない。




この仕組みは見ていて心が暖まる、実に気持ちいいものだった。



他には、生き物探しや環境問題クイズもあり、サーフィンだけではなく、この豊かな自然を守る大切さを教えたイベントとなった ( CAN NEN S URF 主催  )



大会なのだが本当の意味での勝者はいなく、みんなが主役。





あっ🎶 それとなんとも嬉しい話を奄美大島に住む両親から聞いた。



それは冬に奄美大島で行ったマイクロプラスチックの講演を聞いた一人の中学生が学校の課題論文でそれを書いたら、なんと最優秀賞を学校から頂いたのである。



それほど奄美大島ではこの漂着ゴミが問題となっており、大人達も共感したと言える。



次は鎌倉の腰越小学校で、サーフィンをしている先生が鎌倉教育委員会を説得して、午後の2つの授業に自分の講演が組み込まれることになった。




3回目の奄美訪島では波があまりなかったので、自由時間に友人のカメラマンのヨットに乗ることになった。



ヨットの基本動作を教えてもらい、とても新鮮な体験だった。






こうして少しづつ、水たまりに石を投げ、波紋していくように、人々の意識を高めていく役割を我々はしている。



なぜなら、自然あっての人間だから、人間あっての自然じゃないよ




おわり





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