B級パラダイス -20ページ目

B級パラダイス

健康優良不良中年が、映画、音楽、読書他好きなことを気まぐれに狭く深くいい加減に語り倒すブログであります。

昨日は朝からプレゼン。そのまま挨拶回りをしていたら2時間後には決定の知らせ!
こちらに来てすぐに2年連続獲得していた案件で、今回は後輩社員に担当してもらってサブに回っていたけど、彼の頑張りで獲れて本当に良かった。良き仕事の締めとなり満足なり(笑)。

帰社してからは1月から来る引き継ぎ社員の席を空けるべく、山になっていたここ数ヶ月の資料を整理。この春からの仕事に、まだ、継続中の仕事、これからまだまだチャレンジする案件に、来年に向けての資料。いやはや、我ながらよくやってるわと、もはや誰もいない職場でBiSHかけながらひーひー言いながらの今年最後の仕事を終え、日付変わる寸前に帰宅したのだった(笑)。

この出向先の今の職場では今日は振休をとっていたので、昨日が最後。
で、今日はゆっくり寝坊。本当は帰省するつもりだったが、プレゼン勝ちした仕事や諸々の打ち合わせで出向元の会社に向かっているところだ。

で、夜はそのまま今シーズン最初で最後の忘年会に雪崩れ込むのだ(笑)。ああ、思えばこの地での最初で最後の忘年会でもあるわなあ(笑)。
良き知らせを持っての打ち合わせなのが気が楽だ。

思えば毎回俺の仕事もフォローしてもらいながら、出向先での情報を伝えて担当が動きやすくしたりと微妙なポジションながらうまくやり抜いた気はしている。
個人的にも本当に気が合う連中も多いこの支店とも春までだ。出向先にも未練はあるが、この支店の連中にも未練があるなあ(笑)。

そんな思いを抱きつつ、良き酒を飲んでこよう。あ、いやその前に仕事の打ち合わせだった(笑)。
郡山は強風で雨混じりだが仙台は晴で良かった。仕事納めにはいいやね(笑)。

今日は比較的早めに帰宅した(でも、事務所はまた最後で戸締りしてきた(笑))。
週末の帰省に備えて冷蔵庫の残り物処分でオムライスなどチャチャっと作ったのだった。
さて、ブログでも書くかと開いたのだが、皆様のクリスマス映画の記事読むだけで楽しくて、「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の感想レビュー下書きは一向に進みやしないや(笑)。

で、俺が思い出すクリスマスの映画って何だろうなあとか考えていたら、サンタクロースが主人公とかを除いて、クリスマスの時期が舞台、そんなシーンがある映画もまた数多いことを思い出した。

この間書いた「夕陽の用心棒」がまさにそれだったし(笑)。思えばあの一家もクリスマスに散々な目に合っていたわけだけど、他にも散々を通り越して怖い目に合う映画もいっぱい。

ブログ書き出した初期にこんな記事書いてた(笑)。
下の予告でも出てくるんだよね。怖い怖いゴブリンのテーマ曲に続いて、もっと怖い子供の声と共にそのシーンが。

で、怖いといえば倉本聡脚本、岡本喜八監督のこんな映画も思い出した。
スターウォーズに沸く70年台後半。世間に東宝がぶつけた「特撮のないSF」基本的にそういうの嫌いじゃないだよね。テレビで観たきりだからまた観てみたいなあ。岸田森が「処理するんだ」って言うとこ怖いんだよなあ。

で、こちらは原題が「Black Christmas」

オリビア・ハッセー綺麗だったなあ。こういうシンプルなスリラーも大好きだった。
でも携帯、スマホ全盛の今では「ベルが鳴る」がまず通じ辛いし、この設定は難しくなっちゃうね(笑)

その他にも内容がけしからんとキリスト教団体から猛抗議され、子どもに悪影響与えるって上映中止になったたとか言う80年台のこんなホラーも。

で、続編もある(笑)


で、なんとまあリメイクされてたんですね(笑)


ここまで殺伐としてなくとも他にも「ダイハード」や「グレムリン」も散々な目に合うクリスマスでしたな。

って、昨日の記事と比べるとどうかと言うような内容ですが、これがまたバランスと言うもので(笑)。

さて、明日は今年最後のプレゼン。
プレゼントはなくともプレゼンはしてくるのだなあ(笑)
でも、若い社員に任せているから気が楽です。散々な目に合わないよう今年最後を締めてきたいものです。


ああ、今年も一人のイブだ。
てか、まだ会社にいるんだが(笑)。
明日提出の企画書のチェックと会議資料準備と月末伝票やっつけていたら、みんな帰って一人だけになっちまった。

思えば単身赴任してから6回あったクリスマスイブ、全てこちらで過ごしたわけだわなあ。
忙しさにヒーヒーしながら今日と同じく仕事しているのみならず、日付が変わるまで会社にいたこともあれば、ちょうど休日で自宅にいた時もあった。

2015年に「フォースの覚醒」、2016年には大好きな「ローグワン」、2018年には「最後のジェダイ」、まだ記事を書いてないけど今年は「スカイウォーカーの夜明け」と直前にはいつもスターウォーズを先に1人で観ていたな(笑)。

これからもイブに仕事で会社にいることはあっても、直前にスターウォーズを観ることもなくなるのだなあと思うと感慨深い。

何より、ここ郡山では今宵は最後のクリスマス・イブだ。
こちらで6回目の冬を過ごすことになるのは予想もしていなかったし、思いのほか長かったが、あっという間でもあった。

毎回クリスマスの「ク」の字にも引っかからない、自炊料理を食べることがほとんどのイブだったが、今日は思い立ってローストチキンとピザを日曜日に買っておいたので、帰宅したら少しだけクリスマス気分にはなるのかな?(笑)


こんなマイペースの生活もあと少し。
自由気ままなこの生活との別れがちょっと惜しくなってはいるが、毎日家族と過ごせる楽しみで、きっとその想いも薄れるのだろう。


この一年、思い立って以前のように記事を書く機会を作った。ここ2、3年の中では俺の中では上出来の更新具合だ。誰も褒めてはくれないが(笑)。
でも、お陰様で新しく知り合いになれた方々も増えたのはありがたい限り。

今はどうされているのか、あまり姿を見かけなくなった、かつて楽しいコメントをくれた方々。
そして、本当にずっと昔から付かず離れず接して、もうお互いの家族を知っているご近所さんのような(笑)古くからの仲間たち。

そんな顔も知らない皆さんの聖なる夜も、どうか温かく穏やかな時間が流れていますよう。
かつてを思い出しながら、久々「忘れっぽい天使」を掲げておきます(笑)

Merry Xmas…🌟

昨日は東京でのイベントは大盛況。持分の立ち仕事は早めに切り上げたかったけど、なんやかやで最後まで。

色んなブースに知り合いも多くて、5年半のこちらの仕事の広がりを実感。充実感を感じながらイベントだったなあ。

新幹線ではうつらうつらしたけど乗り過ごすことなく帰宅。心地よい疲れで昨夜はいつもの夜更かしすることなくぐっすりでありました。


明けて今朝。起床後まずクリーニング出してネットを見たら、な、なんと「映画秘宝」休刊のニュースがあ(涙)。

俺のボンクラ映画鑑賞を、四半世紀に渡って支えてくれた「映画秘宝」。

日の当たらないB級映画に光を当て、世間的にはA級とされる映画もその裏の裏まで掘り下げてくれた素晴らしい雑誌だったのに。

テーマごとにさらに掘り下げたムック類や「特撮秘宝」他の不定期刊行のムックもすべてなくなってしまうなんて「悲報」以外のなんでもないぞ。


当時の宝島社を飛び出した町山大将が立ち上げた映画秘宝。現在の発行社である洋泉社が親会社の宝島社に吸収されるにあたり、宝島社が秘宝の継続発行の意思がないことを受けての休刊だそうで。


80年代サブカルの旗手であった当時のB5判型の「宝島」を発行していたとは思えない措置だ。

秘宝はかなり売れていたはずだし、何より商売抜きに古今東西関係なく様々な映画の側面にも踏み入った各種の記事が読めなくなるのは本当に悲しい。


シネコンですました顔で上映される映画ばかりが映画じゃないぞと、発刊当時から胸をすく思いで愛読していただけにやり切れない思いでいっぱいだわな。


そんな気分のまま、今日はシネコンも賑わす話題作、40年の結着の映画を鑑賞。これはまた別の話で

ああ、しかしほんと残念だなあ…。


久々にこんな時間にブログ書いてるな。

先週の帰省後の今週はまあ次から次へと予定外の新しい案件が飛び込んで、全然思っていた12月とは違う展開で、毎日遅くに帰宅して、飯食べたらBiSHを聴きまくる毎日だったなあ。毎日頭の中でBiSHの曲がなっているくらい、幸せに中毒状態になってますな(笑)。

で、現在東京のホテル。これは予定通り。明日のイベントのために先乗りであります。
明日早起きすれば間に合うのだけど、なんやかやと理由をつけて前泊、明日は少しゆっくりの手筈にしたのだ。

まあ、前日に現場も見ておこうとホテル予約したけど、結局日が暮れるまで福島にいたので現場はパスしてそのままホテルへ直行。チェックイン後腹ごしらえして部屋に戻り、来週のためにちょっとだけ仕事をしているってとこ。

ああ、せっかくなのだからSTAR WARSをでかい劇場で観るくらいの余裕があれば良かったのになあ。

それでも普段よりずいぶん早い夕飯、酒も買ってきたから、早めに仕事済ませて、休日出勤前ののんびりした夜を過ごしたいものだなあ。
さて、もう一息、仕事やっつけよう(笑)
最終回、何度か泣いてしまったなあ。
家族の前で。

単身赴任になってから日曜8時は毎週大河ドラマを観ていて、特に「真田丸」「おんな城主直虎」「西郷どん」と、ここ3年のドラマは舞台が戦国時代や幕末ということもあり、大きな歴史のうねりの中での個々の運命に何度か泣けたものだったのだが、「いだてん」はぐぐっと歴史が現代寄りなのに、予想に反してもう何回涙腺崩壊したか覚えてないくらい泣けてしまってしょうがなかった。

オリンピックに対する個々の想い、苦難の連続だった初期の頃から、関東大震災前後の杉咲花のシマさんの運命あたりから泣けて泣けて。
戦争の影が覆ってくる昭和初期編もまた然り。

後半の東京オリンピック開催に向けての個々の奮闘ぶりも、規模は全然違うが自分の手掛けるイベント仕事と重なるところも多々あったこともあり、人々の苦労がしのばれて共感できたことも大きかった。

そんな感じで何度も感動していたのだが、先週のコンゴの二人の選手が、いだてん金栗四三と三島天狗の二人だけのストックホルムオリンピックと重なるところでまた涙。

今日の最終回も人々の苦労や失敗、時に政治に翻弄された、その歴史の積み重ねが、あの晴々しい東京オリンピックに繋がっていく、まさに「歴史ドラマ」に胸が熱くなった。

晴れ渡った国立競技場での入場式。
嘉納治五郎が夢見た、この場所でのオリンピック。

しかしその想いと裏腹に、かつて学徒出陣が行われた、あの雨の日。

土砂降りの中「万歳」と共に送り出した若者たち。その多くが帰らぬ人となった苦い記憶。


その同じ場所で、やっと本当のオリンピックの開会式が行われる。

たくさんの外国選手を迎えて人々が願った平和の祭典が今始まろうとしている。


晴れ渡った空を嬉しそうに見上げながら「あの時は雨でしたからね」の一言。

そこに込められた共通の想い。

文字通り万感の思いの元、強制されることなく起こる歓喜の「バンザイ!」


もう泣けて泣けてしょうがなかった。


金栗四三が大きく頷くだけで嬉しくなる。

嘉納治五郎が笑顔で振り向いてくれた。

俺のオリンピックが皆んなのオリンピックになった!と田畑政治が、岩田幸彰がねぎらい合う。

その一人一人の気持ちの高揚にシンクロしてまた泣けてくる(笑)。

ぴったりの大友良英の音楽がまた良いのだ。

シーズンごとにマイナーチェンジをしていたタイトルバック映像も素晴らしかったなあ。

毎回、映画や有名曲と同じのサブタイトルも秀逸だったし。




古今亭志ん生の「富久」を縦軸に、オリンピック関係者以外のドラマも絡めた、クドカンの脚本の面白さは勿論だが、キャストが本当に適材適所だった。皆にドラマがあり、見せ場があった。(ピエール瀧はつくづく残念だったが)

戦国や幕末ものとはまた違う「群像劇」として、じっくり楽しませてもらった、終わってみれば素晴らしい大河ドラマだった。


さて来年だ。

劇中何度も言われていた「世界に見せたい日本」を今回もしっかり見せることができるかな?


恐らく今回だって田畑のまーちゃんみたいな熱い想いを持っている人がいるだろう。

そんな人々の想いが溢れる素晴らしい大会になるといいなあ。

端っこの方で仕事に関わることもある中、しっかり見てみたいと思うのであった。


さて、今日日曜は親父の快気祝いの挨拶まわりで少しも自分の時間がなかったが、明日は久々の月曜休みでの戻りだ。色々こなす用事も済ませて寒い郡山に戻るとします。





知り合った人と多少親しくなって、趣味の話になり、一致した時は嬉しいものだ。映画でも音楽でも。

先日、事業に協力してくれた会社に県職員と挨拶に行ったのだが、担当がサラリーマンとしては珍しく金髪&長髪の40代。たまたま福島で毎回ライブに来てくれるTHE YELLOW MONKEYの話になった時に、バンドでコピーしたことがあるとのこと。やはり!と話を振ったら案の定メタル好き。会社から多少文句言われても未だにスタイルを貫いていらっしゃるそうだ(笑)。

あちらからは「ボヘミアン・ラプソディ」をどう見たかと話を振られてからはお互い止まらなくなり、アンビルの映画に泣いたとか、ゲイリー・ムーアにマイケル・シェンカー、ホワイトスネイクにボンジョビ、メタリカなど好きなアーチストの名前を久々声に出す至福の時間となり、同行した県の職員をドン引きさせながら、最後にモトリー・クルー復活めでたし!と笑いながら別れたのであった(笑)。

そんなところに最近ハマっているBiSHの良さをわかってくれる嬉しいコメント(笑)。
思えば彼とも同じような出会いだったなあ。もう30年前か?(笑)

彼から教えられた音楽はどれも良きものばかり。ハマらないまでも殆どが気にいることになったなあ。

家入レオは気に入ったのは数曲だったが、昔教えてもらったTHE ANSWERなんて、未だにチェックしてるぞ(笑)。

特にスガシカオの「黄金の月」はドンピシャだった。俺以上にかみさんがハマり、一緒にライブに行った後も、CDは全て買い、ファンクラブに入り、今年も静岡でのイエモンライブ2日間の翌日にライブに行っているし。

そのかみさんからは、その昔は矢野顕子、最近だと高橋優やくるりを聴かされ気に入ったし、俺からはVOW WOWやELLEGARDENなんて教えたものだった。娘たちからもDOSEやcivilianなんて教えてもらったし。家族で音楽好きなのは、ほんとありがたいや。

こうして人から勧められるのもあるが、リッチーやインギーの曲が好きにならなきゃバロック音楽他クラシックのCD買うことはなかったし、ゲイリー・ムーアやシン・リジィを気に入らなきゃアイリッシュミュージックを聴くことにはならなかった。他にもブルースに手を出したりと、好きなアーチストの引用やルーツに興味が行って、聴く範囲が広がったのは確かだ。

冒頭のメタル好きの担当さんとも一致したのは「音楽?何でも聴きます〜」という奴に限って「メタルはちょっと…」と聴いてもいないってこと(笑)。
まあこちらもデスメタル系や最近のラウド系は苦手でメロディが無いと辛いのは認めるが、少なくともジャンルで差別はしないのがメタル好きの懐の深さなのだ(笑)。


ここまで挙げたアーチストもなかなかに振り幅は大きいが、要はメロディがきちんとしていて、そこに良い声、良い歌詞があればもうお気に入り。何でも聴くのだ(笑)。

まあ、話を戻せばBiSHについては家族には理解されそうにないが、こうして気に入ってくれる人間を1人増やせただけでも本望なのである(笑)。

良いものは良いのだ。ロック万歳!
いくつになってもやめられそーにないな。
止めるつもりもないが(笑)

そんなわけで何とか仕事にケリつけて、BiSH聴きながら新幹線帰省中。何とか今日中に到着だ。
昨夜は満月。双子座流星群が見えそうな今夜も星がきれいだろな。







あんなにハードロック、メタルが好きだったのに。
昔からの仲間には「あんなに『男気ロックだぜ!』とか言っていたくせに!」と言われそうなんだが。

いや、両方とも今でも大好物なのだが、少し前のアメトーーク!で観てから興味を持って、YouTubeで楽曲聞いたらノックアウトされてしまったのだ。
いいおっさんがよくもまあと、自分でも苦笑するほど毎日聴いているのだ。

いや、はっきり書こう。「BiSHは凄いぞ!」と!

あ、今、笑いましたね。いいんです。笑ってくれて結構。
でもって、最初は地下アイドル並みに事務所の戦略に乗って無茶なこともやらされていたのも認めます。

さすがに初期の「クソアイドル」は引っ込めて「楽器を持たないパンクバンド」と名乗ってはいるが、B級臭は消えているわけじゃない。
ルックスも決して良くないし、歌だって上手い子の比率も少ない。

でも本当に曲がかっこいいのよ。切ないのよ。
特にアイナ・ジ・エンドのハスキーな声は凄まじくいいのだ。
誰かにわかって欲しくて都度YouTube貼っつけているんだけどさ(笑)。

これ聴いて何度か泣きそうになる俺も俺だが(笑)


おそらくコンプレックスや色んなもの抱えながら、その素晴らしい楽曲を、真摯に表現している彼女たちの姿に痺れまくっているのだ。


加えてプロデューサーがTHE YELLOW MONKEYが好きらしく、「スパーク」や「パール」や「ジャム」などのタイトル曲まであるし、そのスパークやパールには本家の歌詞の一節まで引用していたりするのだ。
うん、世界観も音も違うけど、イエモン好きな方にこそ聞いて欲しかったりするのだ。


メンバーが作詞したり、振り付けも前述のアイナ・ジ・エンドがやっていたり(経費削減もあったらしいが(笑))と、これはもはやアイドルではなく、確かにバンドじみているのだ。

アルファベット3文字のの40何人が束になってかかっても彼女らの覚悟には及ぶまいと、この際言い切っておこう(笑)。

今からでも遅くない。ロックが好きなあなたこそ聴くべし!騙されたと思って聴いてくれ!(笑)

…なんてことをつらつら書いたのも、昔からの仲間が、アイドル発掘番組に夢中になっているブログを読んだから(笑)。
(おい、俺も同じようなものだから、コメント欄開けなさいよと業務連絡(笑))

いやあ、長く生きていると何にハマるかわからんものですなあ。

でもほんと、いいものはいい。

開き直ったおっさんが言いたいのはこれだけです(笑)
さて、これから打ち合わせだ。まだまだ、戦いは続くのだった(笑)。




今日は人間ドック。夏前に自転車盗まれてから毎日通勤が歩きになっている分、少しだけは健康的になっていたかもだけど、せっかくこの日をターゲットに10月から密かに再開してた筋トレも11月の忙しさに敢えなく頓挫。
もういいやと、前日こそ飲まなかったけど、日曜日まで酒飲んでたからなあ。
体重こそ少しだけ減っていたけど、昨年が多すぎただけで、5年前の水準には戻ってなかったし。もう結果には全く期待してません(笑)。

それより毎回参るのは、空きっ腹に飲むバリウムと、それを下す下剤だ。今日も午後はぐったり。
午後には人間ドックは終わっているのはわかっていたけど、このトイレへの駆け込み&ぐったり具合も毎回なので、アポを入れなかったのは正解だったな(笑)。
胃カメラは未体験で恐怖感しかないのだが、もうバリウム&下剤もなんとかして避けたいものだ。

さて、ぐったり具合は続いているが、昨日獲得の知らせを受けたけど、ドック前日で飲めなかったプレゼン勝ちの1人祝い酒のジャックダニエルをグビリと行きますかな。

BGMは今夜もBiSHで(笑)


いやあ、土曜は床屋に映画、買い物とシャキシャキ動いていたのに昨日はどんより曇りで寒かったこともあり、家に引きこもっていたなあ。

殆どYouTubeを観ていたのだけどたまにはこんなオタクな1日も悪くはないな。

白状すればYouTubeではBiSHばっかり見ていたのだが()、いやいやこれはいかん、溜まっているDVDも少しは観ようと取り出したのがこれ。

夕陽の用心棒1965年)

UNA PISTOLA PER RINGO

A PISTOL FOR RINGO/A GUN FOR RINGO [米]


監督・脚本 : ドゥッチオ・テッサリ 製作 : ルチアーノ・エルコリ、アルベルト・パリエーゼ 脚本 : アルフォンソ・バルカザール 撮影 : フランシスコ・マリン 音楽 : エンニオ・モリコーネ

出演モンゴメリー・ウッド(ジュリアーノ・ジェンマ)、フェルナンド・サンチョ、ジョージ・マーティン、ハリー・ハモンド、アントニオ・カザス、ニエヴェス・ナヴァロ、ホセ・マヌエル・マルタン、マヌエル・ムニス


久々にジェンマ主演のマカロニウエスタンを鑑賞。もっともまだジェンマが「モンゴメリー・ウッド」なるアメリカ人風変名で出演したした3本のうちの1本だ。

本国では大ヒットし、ジェンマがその後マカロニウエスタンの貴公子として、出来はともかく()多くの作品に出まくることになったマカロニデビュー作なのに、何故か日本では劇場公開されず、ご覧の通りのB級臭がプンプンするあんまりな題名でテレビ放映されたっきりの一品なのだ。


これはジェンマの「リンゴ」シリーズの第1作、原題は「リンゴのためのピストル」なんだが、この「リンゴ」って名前が「ジャンゴ 」ほどインパクトがなく、特に日本ではどうしても果物のリンゴと被ってかっこ良くないせいか、正当な続編も以前記事を書いたが「続荒野の1ドル銀貨」と、全然内容も主人公も違う別の作品の続編タイトルで公開された可哀想なシリーズだったりもする。


さてこの作品、セルジオ・レオーネ監督、クリント・イーストウッド主演の「荒野の用心棒」と「夕陽のガンマン」をパクった、カッコいいけど安易なタイトルに一瞬色めき立ったものの、流石に中学生でもわかるそのバッタもん感&ジェンマ主演ということで当時の俺も真剣に観ていなかったから、全く内容を覚えていなかったのだった()


ストーリーはシンプル。「エンジェルフェイス」の異名を持つ凄腕のガンマン、リンゴが、正当防衛ながら捕まって牢屋にいると、メキシコの盗賊サンチョ(あのフェルナンド・サンチョがそのままの役名だ!)一味が町の銀行を襲う。

金を強奪したもののサンチョが怪我をしたこともあり、町の保安官らの追撃もあり無理して国境を越えることを諦め、農場に乗り込みここを占拠。人質をとって立て篭る。

一味を殲滅せんとする大佐は軍の出動要請をするが、この農場は保安官のフィアンセ、ルビーとその父親が住んでいる。軍がくれば人質の無事が保証できないことを案じた保安官は、リンゴを釈放、報酬と引き換えにサンチョの元に送り込み、ルビーら人質の奪還を要請するのだが


と、書き出したらなんか凄え面白そうに見えるじゃないか()。まあ、確かに悪くはない。しかし設定の割にどちらかというとコメディ寄りとも言えるちょっと気の抜けたところのある一本なのだ()


監督のドゥッチョ・テッサリは「荒野の用心棒」の脚本も書いた人で、後にアラン・ドロンの「ビッグガン」なんて傑作も撮っているのだが、基本的に陽性の作風が合うジェンマとの相性がいいのか、コンビ作が非常に多い。このマカロニ聖書ボックスを買った一番の理由である「荒野の大活劇」もこのコンビの作品だしね。


ジェンマはマカロニウエスタン初出演とは思えない、飄々とした主人公を楽しそうに演じている。

仕事を依頼してきた保安官に金をサンチョから取り返した時の報酬を要求しながら、そのサンチョに保安官との取引の裏側をバラしながら、俺が逃してやるから分け前を3割をよこせとさらに吹っかけるなどなかなかの悪どさ()

その実やはり保安官に協力していることがバレてリンチにあっても尚、4割出すならもっと別の情報を教えてやるとサンチョにうそぶくなど、爽やかな顔に似合わないしたたかさも楽しいところなのだ()

左のフェルナンド・サンチョが例の如くもう漫画みたいな悪役。これまた以前書いた「南から来た用心棒」のゴルドと、ほぼ同じだ(笑)。

銀行強盗に居合わせた人々に「動くなよ」と言い残して外に出て、ホールドアップしていた連中がホッと動き出すといきなり戻ってきて「動くなと言っただろ!」とあっさり撃つわ、農場の人質の使用人をあまりに簡単に殺すなど、安定の悪辣ぶり()

部下もなかなか個性揃いなのもいい。まあ、みんなリンゴに簡単にあしらわれるんだけど(笑)。

人の命の安さも含め、こうしたところが本当にマカロニウエスタンらしくていいやね()


おまけにリンゴは何かという「俺の理念に反する」とか言って相手の言うことを殆ど聞かないのだが()、ジェンマが爽やかな顔でニカって笑って言うと、今ひとつ頭の良くないサンチョ他が必ず言い含められてしまうのも笑えるところだ。


とは言え、全体としては今ひとつピリっと締まりのないのも確か。

保安官の恋人ルビーの親である農場主が、サンチョの女ドロレスを利用しようと、レディとして扱っているうちに本当に惚れてしまうとか、舞台がクリスマス前後なのはいいとして、前述のように簡単に使用人が殺されている状況なのに、クリスマスツリーの飾り付けをするルビー他の神経も良く分からず、この辺りになると笑わせたいのかなんだが判然としないのも事実なのだ()


銃捌きや身の軽さから凄腕なのをさりげなく見せながら、ハンサムだけど食わせ者のリンゴは、ジェンマの持つ陽性の魅力もあって魅力的ではある。

この「リンゴ」は人気となり、「ジャンゴ  」や「サルタナ」同様に、題名にその名前を冠する作品も多数作られたりするのだが、思えば前述のジェンマ主演リンゴの正統続編「続荒野の1ドル銀貨」は、出ている俳優、女優がかなり被っているけど全然違う設定になっていて、リンゴも同じ人間とは思えないほど暗かったなあ()。話はまあ面白かったけど。


因みに音楽はエンニオ・モリコーネながら俺好みの哀愁のメロディではない。アメリカ西部劇調の明るいメロディで、これもエンジェルフェイスのジェンマには似合っているのは確かだ。


2013年10月7日、そのジュリアーノ・ジェンマも鬼籍に入られた。

その葬送曲として選ばれたのは、このジェンマのマカロニウエスタンデビュー作「夕陽の用心棒」のマウリツィオ・グラフが歌ったテーマだったそうだ…。なんか良い話だなあ😭

では予告編とそのテーマ曲をどぞ!