B級パラダイス -19ページ目

B級パラダイス

健康優良不良中年が、映画、音楽、読書他好きなことを気まぐれに狭く深くいい加減に語り倒すブログであります。

そんなわけで土日は仕事漬けで珍しく全く映画を観なかったのだが、先々週また手に入れた新たなマカロニウエスタンのBOXセットからこれを観ていたのでレビューしておこう。実はこのDVD、単体でも買っていたのだが、これを含め「新・夕陽のガンマン 復讐の旅」と「怒りのガンマン 銀山の大虐殺」とリー・ヴァン・クリーフ主演の3作品のBOXセットが2000円台であったので衝動的にポチッとしてしまったのだった(笑)

復讐のガンマン1967年)

La resa dei conti The Big Gundown


監督・脚本:セルジオ・ソリーマ 製作 : アルベルト・グリマルディ 脚本:セルジオ・ドナティ 原作者:フェルナンド・モランディ、フランコ・ソリナス 撮影 : カルロ・カルリーニ 音楽:エンニオ・モリコーネ

出演者 : リー・ヴァン・クリーフ、トーマス・ミリアン、ウォルター・バーンズ、ベニート・ステファネリ、ジェラルド・ヘルター、ニエベス・ナバロ 、フェルナンド・サンチョ、マリア・グラナダ


いやあ、面白かったなあ。

リー・ヴァン・クリーフが演ずるのはテキサスでその名を知らぬものはいない腕利きガンマンの賞金稼ぎジョナサン・コーベット。

ある町の有力者ブロクストンの依頼で、少女を誘拐・殺害したとして指名手配されているメキシコ人のクチーヨ(トーマス・ミリアン)の行方を追う。

追い詰めるコーベットの裏をかいたりとクチーヨもなかなかしぶとく逃げ回るが、やがてターゲットのクチーヨは濡れ衣を着せられていることがわかる。

コーベットは、アウトローであっても決して人でなしではないクチーヨを認め、2人は手を組んで少女殺しの真犯人と事件の真相を暴いていくという一編。


レオーネ=イーストウッドコンビの第2作にしてマカロニウエスタンの金字塔でもある「夕陽のガンマン」で、イーストウッドと共に同じ賞金首を追うモーティマー大佐を演じたリー・ヴァン・クリーフ。ONE PIECEの鷹の目ミホークは絶対彼をモデルにしている事は間違い無いこの獲物を狙う鷹のような面相がいいんだよなあ。


「夕陽のガンマン」ではクールな初老のガンマンとしても相当にカッコ良かったが、さらにただの賞金稼ぎではない哀しい過去を背負っていたことがわかるラストで、ある意味主役のイーストウッドを食い、それまでの悪役・端役から一躍脚光を浴び、イーストウッドがアメリカに戻っても彼はマカロニウエスタンに留まり、数々の主役を演じているが、今回もその余裕っぷりがカッコいいのだ。


相手役が、この間レビューした「ガンクレイジー」でもすっかり主役を食っていた、陽性のマイノリティを演じさせたら右に出るものはいないトーマス・ミリアン。

この主役を食っちゃう2人に加えて、監督はレオーネ、コルブッチに続く「第三のセルジオ」と呼ばれたセルジオ・ソマーリとあっては面白くないわけがないのだ()


まあ、ストーリーを見れば邦題に偽りありで、2人とも全然「復讐のガンマン」ではないのだが、クリーフは街の実力者から仕事の依頼はされても自らの流儀を押し通し、決しておもねらないクールなガンマンでカッコいいのだが、今回もトーマス・ミリアンがきったねえ格好していても主演のリー・ヴァン・クリーフを差し置いて目立つことこの上なしだ()


コーベットの追撃をかわして抜け目なく逃げ切るところも、拳銃より速いナイフ投げの妙技も冴える美味しい役どころで、彼の魅力が活かされた快作であるのは間違いない。

なんか構えがカンフーっぽいけど(笑)、肩のところにナイフを刺して、拳銃との決闘で今まさに投げようとするところなのだ。


クリーフも彼に出し抜かれ、ちょっとカッコ悪いはずなのにいつもの悠然さでそんな印象も与えず、ミリアンに主役を食われても余裕の受けの芝居で動じることないのも流石なのだが、やはりより魅力的なのはミリアン演じるクチーヨなのだ。

上のナイフ投げの写真やこの日本版のポスターではそうでもないが、DVDのジャケットで使われているあちらのポスターでも、わははと大笑いの図でクリーフより余裕があるように見えるもんな。


ちなみにクリーフのコーベットではなく、クチーヨを主人公に続編「続・復讐のガンマン〜走れ、男、走れ〜」ができたのもうなづけるのだ。


モリコーネの音楽はスローな出だしからサビで突然テンションがブチ上がる女性ボーカルが熱い熱い(笑)。

「若者よ走れ!最後に勝つのはあなた!」という歌詞もまさにクチーヨのことを歌っていたのだなあと、後から分かるのだが、このテーマ曲の熱さは一度聞いたら忘れられないのだ。


モリコーネの音楽でもう一つ。コーベットと敵対するオーストリアの男爵が奏でるのが「エリーゼのために」。これが決闘で対峙するシーンにこの名曲をアレンジした音楽が流れるのも最高なのだ。

このオーストリア人の男爵が、色々理屈をこねるが結局は人殺しが大好きな、ある意味歪な男で、片眼鏡をかけて、黒いマントの出立がまた個性的で、良い悪役っぷりでしたな。


さらに付け加えるとフェルナンド・サンチョがいつもの悪役とは一味違う役で場面をかっさらうわと、まあ、満腹になること必須のマカロニの傑作なのである()

あまり試す方は居そうにないけど、是非試していただきたい一本として、強くお勧めしておきます(笑)。


それでは予告編とクリスティが熱唱するテーマ曲をどーぞ!




前の記事の通り、新しい仕事が取れたのは本当に良かったのだが、なんだかんだで仕事重なりすぎになってきたのは事実。午前2時の日もあったがほぼ毎日日付が変わる前後の帰宅で、トホホ気分。これ、いつまで続くのかちょっと不安になってきた先週だった(汗)。


この土日はオフにして、出社はしないまでも作業だけは済ませておこうとPCを持っての週末。

土曜はたっぷり寝坊はしたが、同僚の手掛ける物産展イベントに顔を出してからの夜と、今日日曜はゆるゆるとCMや印刷物の原稿作りや、先週まとめ切れなかった資料作成で終わってしまった。


週末、なんかDVDでも映画観るつもりだったのだがなあ。

そんな中、とうとう休刊号となってしまった映画秘宝と、これは逆にかつて愛読していたメタル文芸誌「炎」を購入。

仕事の頭休めに、最後の「秘宝ベスト&トホホ」や、炎のQUEEN特集を拾い読みするのが唯一の気分転換だったなあ。そう言えばQUEENも来日中だったんだよな。最後かもしれないんだから思い切ってさいたまスーパーアリーナ行っておけばよかった。


秘宝ベストは昨年俺が観た中でお気に入りの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」や「ジョーカー」なんかが上位に入っていたが、見逃した作品もまた多い。またゆっくり追いかけていきたいけど、追い付かないんだよな(笑)。

一人暮らしのうちに、マカロニウエスタンコレクションもせめて半分は鑑賞しておきたいのだが(笑)。



明日から寒くなるようだが来週末は帰省予定。トホホな日々にならぬよう、うまく時間を使っていきたいものであります。




タイトルBiSHの変換ミスでははなく、タイトル通り「美酒」であります(笑)。

昨日いや日付変わったから一昨日月曜にプレゼンした企画、本日獲得の知らせを受け、同僚たちが祝勝会開いてくれて飲んで帰宅であります。

正直予算管理が大変そうで、3月終わりの実施イベントなんで、2月中旬実施イベントを抱える身にしてはかなりハード。しかも俺の出向終わりギリギリの時期のイベントなんで、年度末終わりのその他の案件のクロージングと重なり、地獄のような日々が待っているのは透けて見えるとはいえ、5年半の単身赴任出向の総決算のように大きな仕事が獲得できたことは素直に嬉しいのだ。

何より支店の予算クリアに大きく寄与できたことと、次年度につながる要素も多い内容なので、同僚たちに良い置き土産のようになったのは何よりだった。

うん、なんかカッコよく終われたなあという満足感も大きいけど、この5年半積み上げた仕事がこうしてまた大きな花を咲かせることにつながったことも素直に嬉しく思う。
まあ、これで何かミスして晩節を汚すことないよう気を使って進めたいものであります(笑)。

そんなわけで、祝勝会でいい加減酔っ払っているはいるけど、もう飲むことないと思っていた、勝利の酒ジャックダニエルを引っ掛けて気持ちよく寝るとするかなあ。

うん、やはり嬉しいな。
今日だけは珍しく自分を褒めてやりたいと思うのであります(笑)。

今日は朝一番からプレゼン。厳しいかなと思っていた内容だが、昨夜BiSH観た後練習した甲斐もあり、時間ぴったりに終え、質疑も良い感じでこなせて一安心。獲得できたら3月末までちょっと大変そうなんで、微妙ではあるのだけどね(笑)

まあ、おそらくこの地では最後のプレゼン、勝っても負けても納得の出来で終えたのは何より。


ああ、それにしても今週も忙しい幕開け。戦いはまだまだ続くのだなあ。というわけで昨年末に観た「戦い」だらけのこの映画をやっとこレビュー。

戦狼 ウルフ・オブ・ウォー2017)

戦狼 II   WOLF WARRIORS 2


監督・脚本 : ウー・ジン 製作 : グァン・ハイロン、チャン・ミャオ、チー・タオチン 脚本 : トン・クン、リウ・イー 撮影 : ピーター・ンゴー 音楽 : ジョセフ・トラパニーズ

出演 : ウー・ジン、フランク・グリロ、セリーナ・ジェイド、ウー・ガン、ハンス・チャン、ティン・ハイフォン、チュンユー・シャンシャン、ユー・ナン


2017年に制作されたアクション映画。原題にⅡとあるように前作『ウルフ・オブ・ウォー ネイビー・シールズ傭兵部隊 vs PLA特殊部隊』の続編だそうで。「イップマン」の後に前作である「イップマン・序章」が公開されたのと同じパターンね。

それにしてもこのDVDジャケットはダメだなあ。バッタもんのC級戦争アクションの匂いしかしないじゃ無いの。

やはりこっちが正解ですな。

まあ、こっちもB級の線は全然消えないのだが、それでも上のジャケットみたいに嘘つきの格好しちゃいけないよな(笑)。


前作は見ていないのだが、冒頭、おそらく前作で殉職した仲間の遺骨を家族に届けに来たところ、ヤクザがその家族に立ち退きを迫っていて、ウー・ジン扮するレイ・フェンの怒りが爆発。あっという間にチンピラ連中を片付けてしまうけど懲罰をくらい収監。


んん?何だ何だと思っていると、そこで上官であり恋人でもあったロンがアフリカで殺害されたと知らされ、レイ・フェンは軍を去り、復讐を胸にアフリカへと話はサクサク進む。


で、いきなり舞台は青い海の上。タンカーに海賊が襲ってくるとレイ・フェン涼しい顔して海賊に立ち向かい、素手で一網打尽にして皆に感謝されている。実はレイはこのアフリカ某国でフリーのガードマン稼業をしながら、恋人殺しの犯人を探す毎日なのだが、そんな時、突然内乱が勃発する。


この街中でのいきなりの内乱シーンは怖い。反乱軍に大義があるとしても民間人に銃口向ける奴らに「正義」などあろうはずない。おまけに国では謎の疫病が蔓延と、もうえらいことになる。

反乱軍が民間人にも無差別に攻撃をしてくるところを何とかしのぎ、民間人保護を行う中国海軍船にたどりつくレイたちだが、中国人医師チェン博士の救出の必要性が持ち上がる。だが中国政府は国際法上動けない状況。

レイを父と慕う現地少年トゥングの母親救出の願いも叶えるため、レイは自分が元戦狼であると名乗り出て、単身で特殊任務に赴くのだ。

しかし病院は疫病ワクチン独占=国の掌握のカギとなるチェン博士を狙う反乱軍にすでに襲われ、雇われた傭兵組織に博士は殺されてしまう。

博士から娘のパーシャを託されたレイは女医のレイチェルと共に、いまだ残る中国人と頼まれたトゥングの母親や現地民たちを守るため工場へと向かう。工場には中国軍を除隊後、警備の職に就いた熟練の老兵ホーと武器マニアの御曹司イーファンがいる。そこに迫りくる反乱軍。

レイは彼らとともに、反乱軍&傭兵組織「ディランコープス」首領であるビッグ・ダディとその手下達と激しく交戦するのだが


宣伝コピーの「3人VS反乱軍1万人」は大ウソで、ほぼこの傭兵部隊との戦いとなるのだが、圧倒的不利ってのは確かで。

でも3人で反撃に打って出る時に「戦狼ならどうする?」と聞かれたレイ・フォンが、作戦の説明をすると思いきや、次の瞬間にはもう敵と撃ち合いが始まっているってのは最高でしたな(笑)。


いやあ、中国のカンフーアクション&銃撃アクションではあるのだが、予想と大きく違って、ハリウッドのド派手爆発&物量アクション寄り。化学反応起こしてえらいことになっている一編でした()。


確かな技術で敵を倒しまくるウー・ジンのレイは完全に中国版ランボー。ただ見るからにマッチョでもなく、一見その辺の小料理屋の板長みたいな雰囲気なんだが(笑)強い強い。

でも傷だらけで病にも倒れ、何より失った恋人への追慕を胸に秘めた哀愁が漂っている辺りは好みでしたな。


傭兵組織のボス、ビッグダディを演ずるフランク・グリロ(「キャプテンアメリカ/ウインターソルジャー」でS.H.I.E.L.D.の特殊部隊のリーダーで、キャップとやり合った奴ね。正体はヒドラの戦闘員。で、その後 クロスボーンズになった人)他も、女性も含め素手ゴロでも手練れが多く、彼らとの対戦はもちろん、そこここでウー・ジンのカンフーアクションも大いに楽しめる。


しかし、やはりメインは銃器のドンパチ。とにかく予想の斜め上を
いく派手さで、戦車戦まであるとは思わなんだ。


ただね、この作品、ランボー以上に愛国映画なんだよなあ。中国歴代興行収入第1位も肯ける本作、「中国軍は強い!格好良い!中国は虐げられたアフリカの人々の味方!」というノリがそこかしこに。


レイが通信で送る映像で傭兵部隊に虐殺される人々が映る。傭兵部隊を殲滅すべく、ミサイル攻撃のための位置確認も済ませ、あとは発射ボタンを押すだけなのに手出しができない中国海軍の面々。悔しさに涙する兵士もいる。

やっと攻撃命令が出された瞬間に、涙目で「撃て〜〜!」と、絶叫する司令官。

まあ、この辺りは百歩譲って許してあげたいが、終了間際には腕に巻き付けた五星紅旗を高々と上げながら、政府軍と反乱軍の間を「中国はあなた方の味方だ。攻撃はするな」と解放した人々と通ったりと、とにかく「中国偉いでしょ?すごいでしょ?」的な表現がやたら出てくるのだ。

アクション自体は本当に素晴らしく、文句ないのだが、この辺りがちょっと鼻について、気持ち的にブレーキかかるのが弱点なんですな(笑)。


何より物語が終了したあとの最後のテロップが凄いのなんの。

普通なら「この物語はフィクションです」あたりが出そうなものなのに、この映画は

「人民の皆さん、我が国は海外で皆さんが窮地に立たされても必ず助けます!」的な文言がドーンと(笑)。


もうアクションの衣を纏った中国プロパガンダの線で製作されていると言っても過言では無いのだ(苦笑)

この映画、中国では「文化的事件」と呼ばれるほどの空前の大ヒットを記録したそうだが、まあ、そりゃ中国人は気持ちいいだろなあ。監督・主演のウー・ジン、本当にこの線で撮りたかったのかねえ。


そういうのがダメだ嫌だという人にはオススメできないが、ウー・ジンの熱いアクションは一見の価値あり。興味のある方は中国万歳のトンデモ具合も含め是非確かめてみてください(笑)。

んでは予告編をどーぞ!







ううむ、今日はGYAO!で観たかった映画を観たし、楽しみにしていた「麒麟がくる」の初放映日なんで、ブログ書くとしたらこれか、昨年末か先週観たDVDの書きかけをアップか、と思っていたのだ。

しかし何とまあ15日に発売されたBiSHの昨年9月の大阪城ホールのライブ映像を、YouTubeで1日限りのプレミアム放映をすると言うではないか。20時から放映ということで、再放送がある「麒麟がくる」はあっさりすっ飛ばして、20時からずーっと彼女たちのライブを観てしまったのだった(笑)。

またか、と思われるだろうが、白状すると記憶している限り、ジャニス・ジョプリン、カルメン・マキ、中森明菜以来の「声と曲に泣いた」のが彼女らの楽曲なのだ。

楽曲の良さに加えてアイナ・ジ・エンドの情感が迸るハスキーな声と、セントチヒロ・チッチのどこまでも真っ直ぐな透明な声。この2人のメインボーカルがとにかく最高なのだ。


だが、反面彼女たち以外は今ひとつと最初は思っていたのだ。しかし毎日のようにYouTubeを見まくっていると(笑)、以前は「それなりに味はあるけどライブでは今ひとつ」、正直「ありゃりゃ」と思っていた他のメンバーの声量が、ここ1、2年のライブでは確実に化けてきているのがわかるのだ。


おどおどしたアニメ声だったアユニ.Dは、自身のバンド活動もあってか完全にロックに覚醒したし、儚さと共にパンキッシュなシャウトやデス声も共存するリンリンの表現力も、刈り上げの髪型に定まってから美しさと共に大進歩。何より声量、音程とも不安材料だったモモコ・グミ・カンパニーとハシヤスメ・アツコが、一体どうしたのかと思うほど、声量と自信が増していて、観ていての不安材料が無くなってきているのだ。


この「stereo future」は今日の放映したライブでは無いが、毎日一回観るくらいお気に入りだ。

騙されたと思って観てもらいたい。


曲はもちろんいいのだが、ミュージックビデオよりライブの方が遥かに出来が良く、アユニ.Dはアイナ、チッチと共にトリプルボーカル状態だし、他の3人も含め「覚悟を決めた」ような表情、パフォーマンスは何度観てもグッときてしまうのだ。



そんな中毒状態での今日の初の「ライブ全編」鑑賞。いやはや堪能しました。

とにかくカッコいい生演奏のバックに乗った彼女たちパンフォーマンスがもう最高。


上はダイジェストだが、今日の全編は予想以上に良かった。

歌もそうだが、一人一人の表情がいい。セットリストも最高だったし、噂のコントコーナー「ハシヤスメ劇場」も楽しめたし、大阪出身のアイナのアンコール時のコメントもグッときた。


代表曲とも言えるこの「オーケストラ」もやはり最高。

イントロのチッチのアカペラから疾走する曲、切ない歌詞。アイナとチッチのサビは何度聴いても鼻の奥がツンとしてしまうのだ。


うう、本当に素晴らしい。



しかし、いい歳こいてここ数ヶ月で一体「BiSH」と何回書いているんだ(笑)。こんなの以前のTHE BACK HORN以来だなあ。

我ながら本当にハマってしまっているわ。ライブの客席には明らかに俺と同年代くらいのおっさんが何人も見えた。俺もいつか参戦しちゃおうかなあ(笑)。

彼女たちの姿観てるとほんと気分が上がる。明日のプレゼンも勝てる気がしてきたぞ(笑)。



うむ、マカロニウエスタンの欲しかったDVDをほぼ揃えた今、「3月までの一人暮らしの間に、家族に遠慮せず好きなものを買い込もう作戦(笑)」残されたミッション=資金の最後の行き先は、彼女たちのライブ映像になるのはもはや避けられないのだと、本日確定したのだった(笑)。

いやはや散々な一週間だったなあ。

まずは先週末の3連休、電気ストーブ前で寝入ってしまい右足ふくらはぎあたりを低温火傷。たいしたことなかったけど、疲れて帰宅してシャワー浴びる時についタオルでゴシゴシ洗ってしまい、悶絶すること数回(涙)。自分の学習能力の無さに嫌気がさした()


仕事は立て混んでしまい、後任に引き継ぐというより手伝ってもらう毎日。

特に金曜提示の企画書に四苦八苦。結局木曜はアメトーーク!観れる時間に帰れないことは覚悟していたが、その他の仕事もあり結局会社出たのは日付を大きく回って金曜朝4時となってしまった。


で、昨日その金曜日は急な出張で、企画書提示ともう一つの仕事は後任に託して朝から東京行き。新幹線でも睡眠不足解消することなく35年ぶりに高田馬場へ行ったり、武蔵野線に乗ったりだったが、前日の無理が祟り、どうにも体調すぐれず。


拾い食いした記憶は無いのだが()、朝から腹を下してしまい、駅やコンビニのトイレに何度も行くわ、どうしても校了したい印刷物の最終校正が、予想外の修正がどどんと入り、外からスマホのバッテリー気にしながら指示出しせねばで、地獄のような出張となってしまい、戻った頃にはぐったりであった。


そんなわけで昨日は出張後も帰社して少し仕事をこなして早目に帰宅するも、いつもの週末のように映画を観ることもなく、珍しくバスタブに湯を張ってゆっくり温まり早目に寝た次第。


しかし今朝はとにかく起きられなかったなあ()。目覚ましをかけずともいつもの時間に1度目は覚めたがまた寝て、昼前に目覚めるもどうにも起き上がる気力にならず、そのまままた眠りに落ちて、ようやく起き上がったのが14時過ぎ()。我ながらよく寝たものだわいな。


お陰でお腹のくだりも体調も良くはなったが、せっかくの休みを一日棒に振ってしまったのが悔しいところ。


そんなボロボロの1週間だったが唯一の良かったことは、6月に盗まれていた自転車が放置自転車として通知があり見つかったこと。書きそびれていたが先々週に見つかって引き取ってきたのだが、鍵をかけたまま抜かれていたので鍵を壊し、元々ボロボロな上に放置されていたため、カゴやライトも取り付けし直し。これに保管料払ったら1万を超える出費で、中古か或いは新品買って良かったかもとは思ったけど、寒い毎晩をスイスイと帰宅できる相棒復活はキツイ1週間の唯一の救いなのであった()


クリーニング出して買い物してきたおでんを煮込みながら今晩は久々映画三昧にしようか、仕上げていない過去映画の記事を仕上げようか思案するのでありました()


先週は仕事始めの日から後任が早くも着任。一部の客に挨拶に行ったり、来週のプレゼン準備やらであっという間に忙しい日常に。でも隣の席に後任がいることで、否応なしに「あと3ヶ月」が現実的になり何だか複雑な気分だった。


木曜に社内の歓迎会、金曜は昨年のイベントの打ち上げで珍しく県職員の集まりに一人だけ「功労者」として俺だけ呼ばれての参加。やり切った仕事を評価され、後任が来ることを伝えても尚、俺が担当じゃないと「来年度もあるかどうかわからないぞ〜」などと冗談交じりでも言われることはありがたいことこの上なしだった。


そんな1週間の反動で3日間はだらだら過ごしたなあ。いつもならこんな3連休は映画三昧なのに、土曜は床屋や買い物、日曜は以前お世話になった協力会社の方から俺が3月で終わることを聞きつけてランチに誘われ、貸していたDVDの返却もしていただきながら積もる話を長々と一緒にという珍しい展開もあった。

その他は久々カレーを作ったり、「おいまたか!」のBiSH三昧で(笑)、またまた購入したマカロニDVDを一本観たくらいだったが、昨年末一人で鑑賞、正月に家族みんなで観たこれを記さないとすっきりしないので、ようやくアップであります()

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 2019

STAR WARS: THE RISE OF SKYWALKER


監督・製作・脚本:JJ・エイブラムス

製作:キャスリーン・ケネディ、ミシェル・レイワン 製作総指揮:カラム・グリーン、トミー・ゴームリー、ジェイソン・マクガトリン 脚本:クリス・テリオ 撮影:ダン・ミンデル 美術:リック・カーター、ケビン・ジェンキンス

衣装:マイケル・カプラン 編集:メリアン・ブランドン、ステファン・グルーブ 音楽:ジョン・ウィリアムズ 特殊効果:ニール・スキャンラン 視覚効果監修:ロジャー・ガイエット

出演:デイジー・リドリー、アダム・ドライバー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、ビリー・ディー・ウィリアムズ、ルピタ・ニョンゴ、ドーナル・グリーソン、ケリー・マリー・トラン、ヨーナス・スオタモ、アンソニー・ダニエルズ、ビリー・ロード、ケリー・ラッセル、ナオミ・アッキー、リチャード・E・グラント、イアン・マクダーミド


もうね、いろんな方がいろんな評価をしているからくどくど書かないが、結論から言えば俺は楽しんだなあ。


そりゃ、レイちゃんの正体はそれですか!?とか、フォースってこんなに無敵能力だっけ?とか、前作で確かにうるさかったがローズの扱いが素っ気なさすぎない?など「あれれれ?」はいっぱいあるよ(笑)。


それでも高校1年から42年、ずっとスクリーンで見続けていたシリーズの最後。様々な想いが溢れて何度かジワッと泣けたことも記しておく。


最初のエピソードⅣは、地元で一番大きな静岡のオリオン座で友人たちと観て、当時はまだ入替制なんてなかったから、友人たちが帰るのに俺だけ残ってあと2回観たんだった。

今のかみさんと付き合いだして東京でデートで観たⅤやⅥ、静岡に戻りまだ小さかった子どもたちを両親に預けて観たⅠやⅡ、Ⅲの時は彼女らも中学生だから部活だったか一緒に観たかって記憶。

そしてさらにⅦ、Ⅷ、このⅨとラスト3作はこの地福島で観たというのも感慨深いものがあるな。



そんなスターウォーズ、最初の3作は本当に「特別な映画」だった。映画を観ることが趣味になり、夢中になった頃観た1作目。その後も映画研究会で8ミリ映画を撮りながら仲間とあーだこーだと熱く話したのものだった。


プリクエル3作は政治色が強いのと、アナキンとパドメの悲恋に乗り切れず、あの頃の「想いの熱量」は後退したのは否めなかったが、2015年のエピソードⅦは懐かしさもあって大いに楽しめたのだ。


前作エピソードⅧは正直燃える展開ではなく、ルークもとうとうああなってしまうことで、スカイウォーカーの血統の話から離れていくのかなあ、ラストのホウキの少年のシーンから、ああ、次作では新たなジェダイの復活の展開か!なるほど!と思ってたけど、結局やっぱり血統のお話に戻ったのね、という先祖返りもⅧが特殊なだけで、これはこれでありかと。


それでもパルパティーンの息子?娘?は存在感薄かったんだなあとか、そもそもパルパティーン、辺境の地であの大艦隊をクローンの身でほんの30年で作るなんて、ファーストオーダーなんていらなかったじゃん!とか、やはり書き出すと文句はあるんだけどさ()


それでもレンが、意外な登場のハンの言葉で、顔の傷が無くなるとともにベン=ソロに戻り、正直ずっと好きになれなかったアダム・ドライバーの顔が初めて「まあ、良いじゃん」となった俺的な映画マジックもあったり、何よりレイの面構えは本当に良かったし、歴代のジェダイ騎士の声が劇場内でグルグル回るのも良かった。

必死に戦うフィンとポーの「普通の人」コンビもがんばったと思うのだ。その「普通の民間船」が大挙して呼びかけに応じて参戦するクライマックスも大いに燃えて好みだった。


ランド・カルリジアンの再登場、予告でもあったC-3POの赤目の理由、レイアの死を嘆くチューイの姿、何よりラスト、始まりの地タトウィーンのあの砂漠の家で2つの太陽の下、立つレイの姿を見守るルークとレイアのショットにはグッときたよなあ。

やはりマーク・ハミルとキャリー・フィッシャーの姿が画面に映るごとにかかる、あのテーマ音楽には涙腺が緩んでしまうのだよなあ。


まあ、BB8は愛らしいが、R2-D2にはもっと活躍して欲しかった!とか、レンとレイのキスはいらん!とか、レン騎士団をもっと丁寧に一人一人描いて欲しかった!とか、やっぱり細かい注文は多々あるのだが(笑)、総じて俺の「特別な映画」はエピソードⅠ〜Ⅲで「普通のスペースオペラ大作」になったわけで、Ⅶ以降で「あの映画のその後」を描き切って大団円を迎えたことには素直に拍手なのだ。


ああ、でもジョン・ウイリアムズのあのテーマ音楽とともにスクリーンに大きく映し出される「STAR WARS」のロゴはやはりまだまだ観たいものだなあ。


スピンオフの「ローグワン」は大好きだし(「ハン・ソロ」は今ひとつだったからわからないが)テレビシリーズの「マンダロリアン」も好評らしいから、また違う形の「スターウォーズ」は観ることはできるのだろうな。

ジャナやゾーイなど魅力的なキャラがまた増えたのに終わっちゃうのも惜しい気持ちも正直あるし。


ローグワンのようにエピソードの間を繋ぐような、強大な敵に普通の連中が集結して抵抗するような話も、帝国軍やファーストオーダー内の話も、別のジェダイの話も見て観たい気はする。

だが、俺の映画鑑賞の歴史にずっと寄り添っていたスカイウォーカー一族の壮大な親子喧嘩()の話は、ひとまず終わると言うことで、納得の一本であったことは間違いない。


そもそも、ジョージ・ルーカスが当初構想していた9部作は、プリクエルのⅠ〜Ⅲはともかく、Ⅶ〜Ⅸにはどのくらい構想が反映されていたんでしょね。それは気になるところでははあるが、まずはJJ・エイブラムスお疲れさん!と言っておこう。


それにしても40年か…年を食うわけだ…()



ああ、寒い。
年末から正月を過ごした静岡は少し風が強い日もあったもののあんなに穏やかだったのに。あまりに暖かったせいで、ここ郡山は気持ち的には「極寒」であります(笑)。

それにしても長い休暇をだらだらとのんびり過ごせた帰省だったな。
年明けは元旦は挨拶回り若干、2日は録画していたガキ使観て買い物で終わってしまったな。
3日は漸く下の娘も休みになったので、一家で俺は2回目の「スカイウォーカーの夜明け」を鑑賞後、夕方からは恒例の地元友人たちとの飲み会に参戦。
4日はTHE YELLOW  MONKEYの「9999+1」のライブDVDをやっと鑑賞、早くも4月のドームに期待を高めながら、録画しておいた過去のライブなど眺めてたら終わってしまいましたな。

その他、タブレットでのYouTubeやiPhoneに入れた音源を一日に一回は視聴しないと気が済まなくなっている絶賛中毒中のBiSHも外せなかったなあ。
もっとも家族の反応は当然鈍く(笑)、年末年始に彼女らが出演した音楽番組を録画したのを一緒に観て、アイナ・ジ・エンドの凄まじい歌声には一定の評価はされたのだが「アイドルじゃなくて、どこかのバンドに入ればいいのに」とか言われちまって悔しい思いをしたのだった。
俺も最初はそう思ったけど、今やメンバー6人全員が気に入って、その魂の入ったパフォーマンスに感動すら覚えるようになってしまった俺にしてみれば、その評価は「マカロニ・ウエスタンでカッコいいんだから、本場のアメリカ西部劇に出ればいいのに」とフランコ・ネロに言うようなもので(って相変わらず例えがわかりづらいな(笑))、絶対違うのだよ!…てな反論をすることなく唇を噛み締めていたのでありました(笑)。

で、本日5日、指定席を買いそびれ静岡〜東京は立ったままの混雑東海道新幹線と、座れた東北新幹線の乗り継ぎは、ずーっとBiSHを聴きながら、郡山に到着(笑)。

夕刻着いてクリーニング引き取りと買い出し済ませて、飯まで炊いて早くもいつものペース。
ああ、久々大きな画面でYouTubeのBiSHライブ観てたら、またスターウォーズレビュー書きそびれてしまったなあ(笑)という一人の寒い夜なのであります。

まあ、3日以外は、今日も含め大晦日も元旦も毎日仕事だった下の娘や、大晦日と今日は午前が仕事のかみさんの送迎で、ほぼ毎日普段より早起きという規則正しい生活の休暇だったので、明日からの仕事も寝坊することはないだろな(笑)。

では寝酒にウイスキー でもかっくらって明日に備えるとしよう。えーと、明日の仕事何だっけ?(笑)。まあいいや、明日会社に行ってから思い出そう(笑)。



明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

元旦の楽しみはやはり年賀状。なかなか会えなくなった皆の近況がわかるのも楽しいもので。

いただく年賀状が嬉しいので、こちらも未だに毎回少しこだわりを持って作っております(笑)

以前は、主に干支にちなんだ動物に関する映画かレコードジャケットを配しておりました。
辰年ならドラゴン=ブルース・リーとか、申年はキングコングとか、丑年ならピンク・フロイドの「原子心母」の牛ジャケット、寅年なら知る人ぞ知るメタルバンドTYGERS Of PAN TANGのジャケットを、巳年はわかりやすくWHITESNAKEとか。中には未年に「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」で「ブレードランナー」を配したり(笑)。
もっともここまでくると流石にわかってくれそうな人にしか送れず、別デザインも入れて2、3種類作っておりましたが(笑)。

で、ここ数年は単身赴任で年末帰省するまで準備ができないこともあり、もうわかってもらえてももらえなくても1種類で(笑)。印象深かった映画ネタを中心にモチーフを考え、上の娘がイラストや写真加工が得意なので、こちらが元写真やデザインをリクエストして色々加工して仕上げてもらっています。

で、今年の年賀状のメインデザインをご披露(笑)。


一見普通に華やかで違和感なしながら、ネタはわかる方にはすぐわかるTHE YELLOW MONKEYの「9999」アルバム、年末に出たスペシャルエディションジャケットから拝借させていただきました。特に数字書体の似せ方。ここには拘ってもらいました(笑)。


因みに昨年はこれ(笑)。絵はそのままですが、これも書体を似せて、最後のRの曲線は描いてもらいましたな(笑)。

一昨年はこれ。シン・ゴジラから。書体とデザインを拝借(笑)。

消してあるところは本文。今年分は下に記しましたがご覧の通り毎回長い長い(笑)。

自分が印刷のみではなく、近況が記されている年賀状が嬉しいので、好みを押し付けるが如く(笑)デザインモチーフと自分の近況をこじつけて、毎年くどくどと書いています(笑)。

こんなの作るので時間はかかるわ、プリンターのインクは使うわで毎年苦労しているのですが、毎年のこれを楽しみにしてくれる方も少なからずいるので続けております(笑)。

でも、ほんとネタとモチーフを考えるのが毎回しんどいのも確か。どこまで続けられるのか…還暦までは頑張ってみようと思うのでありました(笑)。


今年も残すところ数時間となりました。
28日に帰省、29日は年賀状書き、30日もその続きと買い出し。あと合間に「ONE PIECE」と「進撃の巨人」と「3月のライオン」の新刊を貪り読んで終わってしまいましたな(笑)。

今日も朝から仕事のかみさんと娘を送り、両親の要請で玄関前を掃除して御飾りを設置、加えてリクエストに応えて新しくヒーターを買いにお出かけと午前を忙しく動き、戻ってからは昼に仕事終了のかみさんを迎えに行きそのまま正月用買い出しと、何やかやで動き回って映画は観ないまま年も終わろうというところです。

気持ち的には今年「再開」に近いブログでしたが、封切り映画に限らず、マカロニウエスタンやGYAOで放映のマイナーな映画など、読む方のことも考えず気分のまま(笑)、仕事の愚痴散りばめながらの書き殴り記事にも拘らず、よくぞまあ皆さんご訪問いただき、本当に感謝感謝でございます。

コメントいただければより嬉しいのは当然ですが、新しい方が毎回見にきていいねを残してくださり、中にはフォローまでしていただけたのも嬉しい限り。
今後もこんなペースですが更新していこうと思いますので来年も是非お付き合いのほどを…ってスターウォーズまだ書いてなかったな(笑)。

今日はKISS登場以外は椎名林檎くらいしか、紅白も観たいのがないし(イエモンもBiSHも出ないしなあ(笑))あとは「ガキ使」と格闘技をザッピングしながら、ゆっくりと気持ち良く年を越せそうです。

てなわけで、今年最後のご挨拶とさせていただきます。
本当に一年ありがとうございました。
皆様の新しい年が「バラ色の日々」でありますよう!