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B級パラダイス

健康優良不良中年が、映画、音楽、読書他好きなことを気まぐれに狭く深くいい加減に語り倒すブログであります。

昨日は何とか月曜提出の企画書の目処をつけて日付変わる頃に帰宅。出社も覚悟していた今日明日もゆっくり休めることになり、めでたしめでたし(笑)。
ただ昨夜は洗濯物をやっつけ、そのまま夜更かしして楽しむ予定が、GYAO!の映画をつけたまま朝まで床で寝入っていたのは不覚。暖房つけたままで部屋干しの洗濯物乾いていたもんなあ(笑)。

それでも起きてからは、クリーニングも出して床屋にも行ってと、進めたかったことがサクサク。
ということで、えいやとこいつを観にまた福島へ。

ドクター・スリープ(2019年)

DOCTOR SLEEP


監督・脚本・編集 : マイク・フラナガン 製作 : トレヴァー・メイシー、ジョン・バーグ 製作総指揮 : ロイ・リー、スコット・ランプキン、アキヴァ・ゴールズマン、ケヴィン・マコーミック 原作 : スティーヴン・キング 撮影 : マイケル・フィモナリ プロダクションデザイン : メイハー・アーマッド 音楽 : ザ・ニュートン・ブラザーズ

出演 : ユアン・マクレガー、レベッカ・ファーガソン、カイリー・カラン、クリフ・カーティス、カール・ランブリー、ザーン・マクラーノン、エミリー・アリン・リンド、ブルース・グリーンウッド、ジョスリン・ドナヒュー、アレックス・エッソー


原作は未読。前作「シャイニング」はキューブリックの映画を見た後に読んで、映画とは随分手触りが違うと思っていた。やはりあの映画はあくまでキューブリックの「シャイニング」で、「ホラーの傑作」との評価とは裏腹に、キングがその出来栄えに反発していたってのも肯けたものだった。


さて、本作。なるほど、キングが太鼓判を押しただけのことはある、キングの雰囲気がそこここに漂う一作だった。

簡単に言えば映画「シャイニング」に抜け落ちていた「生きていくことの哀しみ」や「さりげない優しさ」なんだが、「シャイニング」の原作ではジャックの「哀しみ」も充分書かれていたと思うのだ。


怪我をさせたダニーへの負い目や進まぬ執筆、キング自身を投影していたというジャックは、原作ではホテルの悪霊の誘いと、家族、とりわけダニーへの愛に最後の最後まで葛藤するのだが、映画ではジャック・ニコルソンの凄まじい演技もあり、ジャックは完全にあっちの人。妻子を追いかけるクライマックスの狂気の形相には、家族への愛情など微塵も見られなかった。

そもそも映画の方は、悪霊そのものより「あ、こいつ狂ったんだ」とわかる、あの同じ文章が延々と打たれていたタイプライターの原稿のシーンが一番ゾッとしたものだったなあ。


人を取り込もうとする「オーバールック・ホテルとの対決」という観点でいえば、小説ではある意味ジャックがダニーを守りきるとも言えるのだが、映画版ではジャックそのものがホテルに取り込まれてしまっていたし。


以下多少ネタバレあり!


そんなジャックを失って40年。少年だったダニーも大人に。だがあのホテルでの出来事が深いトラウマになり、父と同じアルコール依存症になっているってのが泣ける。うらぶれたユアン・マクレガーが本当にいい味を出している。


心機一転、ダニーは知らない街でやり直しを図り、良き友人にも出会える。ホスピスで働きながら、死を目前にした患者たちにかつての「能力」も使いながら安息を与え、ドクター・スリープと呼ばれて、頼りにされる存在となっているところなど、なんか非常にキングらしい暖かさを感じる展開だ。


そんなある日、ダニーのもとに彼と同じ特別な力を持つ「誰か」からメッセージが届く。

そして、冒頭から並行して描かれるローズ・ザ・ハットたちの怪しい誘拐事件。


やがてローズたちの所業を知り、自分にも危機が迫っていることを察した能力者である少女アブラは、ダニーに助けを求める。

やがてローズたちからアブラを守るために、ダニーは「あの場所」での決着を決意する。


人の生気を喰らうことで恐らく何百年も生きながらえてきたらしい「人に非る者」ローズたち。

レベッカ・ファーガソンが美しくも妖しくて大変によろしかった。

この存在は、前作のシャイニングには全く登場しないが、こういうヴァンパイアじみたのは大好物(笑)なので問題無し。

なんならホテルに戻らずに話に決着ついても俺は文句なかったかも(笑)。


そしてそのホテルだ。ホテルに戻らずに決着もありは、早くも言い過ぎだったと撤回するぞ(笑)。

やはり、双子の姿も、237号室の亡霊も、エレベーターの血の洪水などはもちろん、迷路のような廊下に庭園、バーカウンターやボールルーム、タイプライターに絨毯と、印象深い「絵」が写るたびにテンションが上がる。

引き戻されるダニーの記憶と恐怖。またダニーを取り込もうとする「ホテルの存在」。ダニーはこれをうまいこと使いながらローズとの対決に臨むのだ。


で、終わってみればキングの原作&キューブリックの映画の双方のシャイニングのラストいいとこ取りエンディングで、いやあ、お見事!

こりゃキング本人にもキューブリックサイドからも文句出ようが無いでしょ。脚本に監督、編集まで行ったマイク・フラナガン、良き仕事、お疲れ様でした!と言いたくなる幕切れだった(笑)。


ただ、冒頭書いた通り「哀しみと優しさ」のキング印はしっかりついていて良かったけど、やはりキューブリックのあの映画は別物だよなあ。と改めて思ったのも事実。


てか、シャイニング原作は炎、映画は氷雪と正反対の終わり方だったのだが、この映画の原作「ドクター・スリープ」のラストは、当然この映画版とは違うはず。おお、一体どんなラストにしているのか、グググと興味が湧いてきたぞ。


茶化して書いたけど映画は納得のラストだった。

能力を隠して、人生の影を歩んできたダニー。

能力を隠さず、戦うことも厭わない賢いアブラ。

ダニーが最初はアブラに能力を隠すよう諭していたのだが、これからもダニー自身がかつてディック・ハロランから教えを授かったように、アブラを認め、守る立場になっていくのだろな。

ユアン・マクレガーだけに、オビ・ワン・ケノービっぽくて説得力もあって良かった(笑)。


余談だが両親がそっくりさんで出てくるとはね。母親ウェンディは最初から出ていたが、シェリー・デュバルよりかなり美人になってたな(笑)。ニコルソンのそっくりさんは、あそこまでの狂いっぷりには至ってなかったけど、どちらも◯でした。


恐らく映画としてはキューブリック版ほど後世まで語り継がれることにはならないだろうが、丁寧な仕事ぶりに好感の一本でありました!



先週イベントが終了してから1週間。4日の企画書提示が済んだのに、また9日も企画書提示。
加えて月末クリスマスの日に提出するプロポーザル参加も決まってしまい
なかなかのんびりさせてくれませぬ・・・。
まあ月曜提示分は何とか今日めどがつきそうだから土日は休めるから良しとするか。
てなわけで未だ書けていなかった先週土曜の映画ハシゴ2本目をご紹介!

ヘルボーイ(2019年)HELLBOY


監督 : ニール・マーシャル 製作 : マット・オトゥール、レス・ウェルドン、ヤリフ・ラーナー、フィリップ・ウェストグレン、カール・ハンプ、ローレンス・ゴードン、ロイド・レヴィン、マイク・リチャードソン 製作総指揮 : ラティ・グロブマン、クリスタ・キャンベル、ジェフリー・グリーンスタイン、アヴィ・ラーナー、トレヴァー・ショート、ジョン・トンプソン、マーク・ヘルウィグ 原作・製作総指揮 : マイク・ミニョーラ    脚本 : アンドリュー・コスビー プロダクションデザイン : ポール・カービー   衣装デザイン : ステファニー・コーリー 編集 : マーティン・バーンフェルド 音楽 : ベンジャミン・ウォルフィッシュ

出演 : デヴィッド・ハーバー、イアン・マクシェーン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ダニエル・デイ・キム、サッシャ・レイン、トーマス・ヘイデン・チャーチ、アリスター・ペトリ、ブライアン・グリーソン


何だかそんなに早くリブートしなくてもいいのになあと思っていたこの作品、以前の2004年版鑑賞記事でも書いたが、デル・トロ版の前作及びその続編がDVDを買ってしまうほど「大好きな一本!」で、「パシフィック・リム」鑑賞以降、俺以上にデル・トロ信者の娘も気にしていただけに、いかがなものかと鑑賞したが、結論から言えばやはり「ううむ・・・」であった(笑)。


いやなに、これ単体で観たら決して嫌いではないのだ。
ルチャ・リブレの会場から始まるオープニング、連絡がつかなくなった同僚を連れ戻しに行ったのに・・・止むにやまれぬ辛い結果になってしまい、ヤケ酒くらっているヘルボーイの姿など大好きだし、舞台がイギリスに移ってから、裏切られてボロボロなところに凶悪巨人登場で踏んだり蹴ったりの中のタフな戦いなど、ほんとスリリングだった。


中でもクライマックスで登場する地獄の蓋が開いて登場する、禍々しい姿の巨大な魔物たちの痺れる造形など、もうちょっと見ていたかったぐらいだった。

R15指定にもなっているくらい容赦ないゴア描写に彩られた全体の雰囲気や、こうした出てくるキャラクターも嫌いじゃない。ブタはうるさいけど(笑)。
アーサー王に封印されていた今回の敵役、ブラッドクイーン、ニムエも、恥ずかしながらミラ・ジョボヴィッチとしばらく気づいてなくて、微乳な胸元がいいのおと思っていたし(笑)。

逆に醜悪の限りの魔女婆ぁババ・ヤーガの不気味さと予想と違う動きも含めなかなか見ものだった。


こうやって書きだすと好きなところや「絵」は多いのだが、ストーリーがクライマックス向けて、あんまり自分が好きじゃない「自分の運命と向き合う」作劇に向かってしまうのが難点なんだよなあ。
ヘルボーイが「悪魔の王にもなり得る」チョイスに向かわないのは、もうわかっちゃってるってのもあるけど、それまでの彼の受けた差別や痛みなどの描写が乏しい分、物語の「深み」には余りつながらず、ヘルボーイがうだうだ立ち止まってしまうことにつながるだけなのが致命的。敵との戦いの前にストーリーが加速していかないもどかしさばかりが残るのだ。


あと、やはりヘルボーイの魅力が3割減なんだよなあ(笑)。
パンフに「前作はヘルボーイの「ボーイ」の部分を強調していた」と言うような事が書いてあったが、まさにその通りで、短気で奥手で嫉妬深いけどユーモアも漂わせていたロン・パールマン版ヘルボーイには何とも言えない愛嬌があったのだ。まあそういう演出をしたデル・トロの勝ちだったということなのだが。

こちらデル・トロ=ロン版ヘルボーイね。

いや、確かに前よりぐっと大人っぽくなって、傷だらけの凶悪な今回のヘルボーイの面相ははっきり言って好きだ。


だけど、ちょっとしたぼやきやユーモアがそんなに機能せず、今回共闘する仲間のアリスは年下、ダイミョウは最初険悪な雰囲気なだけに、彼らとのやりとりも、なかなかスウィングしないのがまずもって「今一つ感」の大きな要因とも言えるのだ。

前作では「レッド」「ブルー」と呼び合うヘルボーイと正反対のエイプ・サビエンや、ヘルボーイが恋心を抱いたリズなど、同僚との関係性の描写が凄く良かっただけに、やはり本作には彼らのような「仲間」の不在が大きかったと言わざるを得ない。


というわけで、好きなジャンル、好きな雰囲気なのだが、今一つノリノリにさせてもらえなかった本作。
長い長いエンドロールの後におお?というカットはあるが、続編はできるのかねえ?
ちなみに下の娘に「悪くはないが今一つだった」と知らせたら「やっぱりデル・トロじゃなきゃね!」とのことでありました(笑)。


勢いに乗って土曜にはしごしたもう一本の映画レビューを書くつもりが、なかなか勢いが出ずで(笑)。
何より本日提出の企画書があって、せっかくイベントが終わったのに週頭からヒーヒー言ってましたな。

まあ、そのイベントは前の記事の通り、主催者にも大変喜ばれ、月曜に終了挨拶に行っても何一つ文句が出ず、言うことなしの締めくくりを飾れて何よりだった。

そして昨日は手術後の経過も良かった親父が無事退院、午後には自宅に戻ってきたとの知らせ。
月曜に医者から説明があると聞いていたが、よもや翌日退院可能とは誰も思っていなかったのでビックリだった。
すでに看護婦に軽口を叩くなど普段通りだとは聞いていたとは言え、思いの外早い退院で、親父の電話の声も嬉しそうなのは当然だが、それ以上に御袋が嬉しそうではあったなあ(笑)。

そうだ、昨日はもう一つ。娘たちからはこれが届いた報告も!
THE YELLOW MONKEY「9999+1」!発売日より1日早く到着であります!
我が家のアイドル「戸田と黒部」が封を開けてくれたそうです(笑)。うわあ、なんかデカいぞ〜!

そんな嬉しい知らせが飛び込みつつも、昨日も遅くまでかかった企画書も本日無事提出終了。
今回は書類審査のみだが、さて、どうなることやら(笑)。それでも先週のイベントの合間に現場を離れられない俺の代わりに会場下見をしてきてもらったり、色々考えうる限りのプランをぶち込んでまとめた納得できる出来だから悔いは無しだ。
獲れたらまた忙しくはなっちゃうけど(笑)。

もう一本月曜提出のが残っているが、今日くらいは良い気分のまま早仕舞いしようかなあと思案しているのであった(笑)。

イエモン届いたけど今日もBGMはBiSH で(笑)。
我ながら見事にハマってますな(苦笑)
「beautifulさ」。うむ、今の気分だわいな。

おお、考えてみれば今日は映画の日だったのだから一日我慢すればよかったかなと、後から思ったが、大変だった仕事も終わり、深夜までかかった準備で蒸気が出そうだった頭を休めるためには、お気楽映画が一番!(笑)。ということで土曜にまずは観てきた1本目はこれ!

ゾンビランド:ダブルタップ 2019年)

ZOMBIELAND: DOUBLE TAP


監督・製作総指揮 : ルーベン・フライシャー 製作 : ギャヴィン・ポローン 脚本・製作総指揮 : レット・リース、ポール・ワーニック  製作総指揮 : レベッカ・リヴォ、デヴィッド・バーナド、ジャック・ヘラー、ダグ・ベルグラッド 撮影 : チョン・ジョンフン 編集 : ダーク・ウェスターヴェルト 音楽 : デヴィッド・サーディ

出演 : ウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、アビゲイル・ブレスリン、エマ・ストーン、ロザリオ・ドーソン、ゾーイ・ドゥイッチ、ルーク・ウィルソン、トーマス・ミドルディッチ、ビル・マーレイ


考えてみればゾンビ映画をスクリーンで観るのも久しぶりだなあ。

大体コメディ映画の続編はぬるくなるのが常なんだが、監督や脚本、俳優たちもキャリアアップして再集結のこれはなかなか。

前作を最近見たばかりだから10年経った感慨が乏しかったが楽しめましたな()


オープニングのコロンビア映画のトレードマークから、あの自由の女神風のコロンビアレディがお遊び満点で嬉しくなってしまうのだ。

そう言えばコロンビアレディは昔からスリラー映画では首が落ちていたり、踊ったり、ネズミに逃げ出したり、グラサンかけてたりとなかなか芸が細かいのが多かったなあ。他にもあった気がする。誰か調べて一覧にしてくれないかな()


前作も「ゾンビもの」としてみると、設定からしてゆるゆるなんだけど「終末サバイバルコメディ(ただしゾンビも出ます)」としてみればまったく問題無く()、今回もその雰囲気は変わらずだった。


ゾンビも10年経ったらあらかた腐っていそうだが、この世界では元気いっぱい()。さらに頭の中がお花畑のホーミーや、逆に賢いホーキンス、ダブルタップ(2度撃ち)でもくたばらず何度も起き上がる通称T-800や、影のように忍び寄るニンジャなど新種も増えている。

この状況説明を「数あるゾンビものから選んでくれてありがとう」というコロンバスの謙虚なナレーションで、前作同様コミカル&グロさ満点で、METALLICAの「Master of Puppet」に乗ってサクサク描くタイトルバックが続編らしくて大変よろしい()


前作のあの4人は相変わらず疑似家族としてホワイトハウスで暮らしている。

でも前作でいい仲になったコロンバスとウィチタは倦怠期。10年経って成長したリトルロックは反抗期真っ最中。父親として接するタラハシーに子供扱いしないで!とうんざりっていうのがいいよね()

他の皆が10年経ってもそんなにルックス変わってないのに、リトルロックのアビゲイル・ブレスリン、またまた成長しましたなあ()


そんなこんなで同世代の友達も欲しい彼女とコロンバスから望まぬプロポーズをされた姉妹は自由を求めてあっさり家出。

1ヶ月後、コロンバスは、ずっと冷蔵庫で隠れていたという全身ピンクの頭の悪そうな女マディソンに出会い、成り行きで寝てしまうのが情けないところ()

この新キャラクターのマディソンが、腹立つくらいウザい。頭悪くておしゃべり、空気読めないという恐ろしさ(笑)。タラハシーの苛立ち、解りますとも()

なんとまあ演ずるゾード・ドウィッチ、あの「恋しくて」の監督のハワード・ドウィッチとリー・トンプソンの娘だそうで、光陰矢の如し。あの映画のメアリー・スチュアート・マスターソン、最高だったな。今は何をしているのやらって話が逸れた()


リトルロックがヒッピーのバークレーについて行ってしまったため、心配して武器調達のためにウィチタが戻ってくる。気まずい2人にタラハシーそしてマディソンを加え、リトルロック達を探しに、エルビス・プレスリーの本拠地グレイスランド目指してまた旅に出るご一行。

相変わらず「探しに出る車」にこだわるタラハシーの夢がことごとく破れるお約束が面白かった。


前作は冒頭以外はほとんど生きている人間が出てこなかったが、今作は前述のバークレーは非暴力主義でギターしか持っていなかったり(でも、ハッパは持ってる)、マディソンもどう考えても一番最初に喰われそうなバカ女と、おめでたいタイプの連中が登場するが、こいつら10年前は少年少女だったであろうから、「よく生き延びていたな」と思うのだが、まあ良しとしよう()


メンフィスではコロンバス&タラハシー、つまりヘタレ風の頭のいい若者とタフガイのガンマンに瓜二つのフラッグスタッフ&アルバカーキというコンビが現れるのも可笑しかったな。

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タラハシーとアルバカーキが惚れる「大人の女」ネバダがONE PIECEのシャッキーみたいにカッコ良くも強くてグッド。タラハシーといい仲になるもベタベタしないのがいいのだ。

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そんなこんなでリトルロックを探してさらに行き着くのがヒッピーコミューンのバビロン。銃が持ち込み禁止のこのコミューン、既存の曲を自作と偽ってリトルロックを騙していたバークレー同様、平和なんだが何となくインチキ臭いのだな()

当然タラハシーはこんなところにいられっか!と出ていくが、そこにT-800タイプのゾンビの大群が迫る。さて、どーする!?


4人だけだった前作に比べて、多くの生き残りの連中が関わるこの続編、なるほどなあの作劇で、最後まで飽きさせなかった。


他者が関わる分、描写は減っているが、個々の個性はそのままの4人のチームが

これまでの戦闘経験とチームワークで銃の無いコミューンを守るクライマックスの奮闘も痛快。


何より前作に無かった「もはやこれまで」感があるのが個人的にはポイント高いのだ。それがまた10年の4人の絆をしっかり表していたし、冒頭の伏線が回収されるラストも、4人の信頼関係が、すでに本当の家族のそれになっているかのようでなかなか後味もよろしいのだ。


一点、前作であれだけこだわっていたタラハシーの大好物のトゥインキーのひっぱりはもう無かったのは残念()10年経ったら食い尽くしたか傷んでしまったのだろうな()


と、まあ、1年や2年ならともかく、食料や水、電気や銃弾など10年経ってもまだ底をついていないって言う世界観のいい加減さに目をつぶってしまえば()、あとは楽しめること請け合い。もちろん前作を見ていた方がより楽しいのは確か。ってなかなかグロいシーンもあるけどね(笑)。


前作で築いた4人の「家族」の「再生物語」としても楽しめますんで、小さいことは気にせず、再び登場の「ご本人」も含め最後まで席を立たずに観てやってください()



木曜の設営、そして昨日金曜の本番と長きに渡って準備したイベントも盛況のうちに無事終了。

毎度のことながら、撤去を見届けながらくゆらすセブンスターの旨いこと。
主催者やその上のスポンサーからも評価いただき、何より遠いところから参加してくださった出展者にも満足いただけたのが嬉しかった。
2年連続4回目のこのイベント、いくつかあった小さなトラブルも難なく解決して、自分でも納得の出来で終えられて満足なのだ。

もっとも最近の中ではいちばんの寒さ、撤去が終わった夜には雪が積もり出していたのはびっくりだったけどね(笑)。

疲れた身体で車を運転して到着した郡山は流石に雪は降っていなくて一安心。
だが、平日のイベントしかも月末ということもあり、車の返却も含め会社に着いた20時から、先日午前3時までかかったけど終われなかった月末処理の続きを進めたのだった。ようやく終えて帰宅したのは日付が変わった頃でありました。

シャワー浴びて飯食べたらいつの間にやら床で寝入ってしまい、連日の早起きの癖がついて今日も早起き(笑)。

でも、休みは休みだ!(笑)
午前中に用事を済ませ、いざ映画参戦なのであります。
さて、ゆっくり楽しむぞ〜!

会社を出たのが午前3時過ぎ。
帰宅して明日よりのイベント現場への泊まり出張支度をしながらコンビニおにぎりパクついて、先ほどシャワー浴びたところ。
だがしかし、明日は7時に起きなくては。
いやはや、幾つになっても同じようなことしているなあと苦笑。
1年かけて準備したイベント、寒さは強まっているが何とか成功させたいものだ。

今から酒飲むと抜けないだろうから我慢して布団に潜り込むのだ。

BGMはBiSHで(またかよ(笑))
SMACK baby SMACK  

やはり平日3日休むとキツいすね。連日遅かったが金曜は帰宅が午前1時を回り、そこから飯食べて、前の記事の通りハマっているBiSHをYouTubeで、観まくって朝になってました(笑)

そんな土曜は昼に起きる完全オフ。ワイルド7読んだり買い物行ったりしていたが、こいつも鑑賞!

ゾンビランド(2009ZOMBIELAND


監督 : ルーベン・フライシャー 製作 : ギャヴィン・ポローン 製作総指揮 : ライアン・カヴァナー、レット・リース、エズラ・スワードロウ、ポール・ワーニック 脚本 : レット・リース、ポール・ワーニック 撮影 : マイケル・ボンヴィレイン 編集 : アラン・ボームガーテン 音楽 : デヴィッド・サーディ

出演 : ウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、アビゲイル・ブレスリン、エマ・ストーン、アンバー・ハード、ビル・マーレイ


またゾンビ映画ですんません(笑)。しかも公開中の続編ではなく前作のDVDを購入していたのに、まだ観ていなかったので慌てて鑑賞なのを重ねてお詫びします(笑)。


以下、毎度のことながらネタバレありなんでこれまたお詫び申し上げます!(笑)


謎の新型ウィルスに感染した人間がゾンビ化して人々を襲い、あっという間にゾンビが溢れかえり世界は壊滅。この様々な日常が崩れていく前提を、超スローモーションでコミカルにモノローグ説明するタイトルバックがまず良い感じ。


ゾンビ映画は大好物なんで、当然ゾンビコメディも大好き。先日レビューした「ゾンビスクール」の他にも「カミング・オブ・ザ・デッド」や「ロンドンゾンビ紀行」など観ているが、やはり大好きな「ショーン・オブ・ザ・デッド」が比較対象になるんだけどね。


「ショーン〜」はダメ中年が同じ街に住む恋人を救おうとする話だが、こちらはジェシー・アイゼンバーグの扮する、オタクで引きこもり、腸の弱いダメ草食系男子(当然童貞())コロンバスが主人公。

「トイレに注意」「後部座席を確認」「ヒーローになるな」など、ゾンビ映画で死亡フラッグ立ちやすい「あるある」や「トドメの2度撃ち(ダブル・タップ=これが続編タイトルってのはいね)」など“32のルールを自ら課して、ゾンビから逃れ生き延びてきたコロンバス。

彼は元々ゾンビのみならず、人とさえ交流がない孤独な青年だった故に、生き延びてきたようなものなのだ。


そんな彼が東部を目指す途中に出会うタフガイ、タラハシー(ウディ・ハレルソン)。彼が一人生き延びてきたのは武器や腕力。まさに「力技」そのものってのが、好対照。

この凸凹コンビの2人が、詐欺姉妹ウィチタとリトルロックに出会い、一緒に旅をしていく物語。


4人とも最初は皆人間不信で、互いに心を許さずにいたのが、コロンバスとタラハシーは姉妹に騙され翻弄されることで相棒感が増し、また自分たち以外の他人は信じず、利用するだけだった姉妹も、2人と過ごすことで変わっていく。

やがてゾンビ社会を生き延びる打算的な協力のみならず、今まで持つことのなかった「信頼関係」を築いていく様が、とても爽やかなのだ(なかなかにグロな描写はあるけど笑)


「ショーン〜」の舞台は街の中に終始していたが、こちらはロードムービーの体裁ってのもアメリカ的。

旅を続けていく中で、前述の4人の擬似家族的信頼関係と、自らのルールのみならず「小さなことを楽しむ」というタラハシーの言葉を実感したり、「ヒーローになるな」というルールを捨てても、好きなウィチタを救おうと奮闘するなど、人と関わりを持つことで、変化していくコロンバスの成長譚になっているのがミソでしたな。

とは言え、やはり「ショーン〜」と比べるとやはり大味な感触だったかな()

あちらはロメロのゾンビ映画にリスペクトを感じる作りで、ゾンビもノロノロ。コメディとして笑えるシーンのみならず、なかなかの緊張感と「親しい人間がゾンビ化する」という哀しいシーンなど、イギリス映画らしくウェットな感触があり、そこが好きなポイントだった。


こちらは疾走系ゾンビながら、ほぼ車での移動が多いので、緊張感はさほど無し。それまでの旅でも本当にヤバい目にあっていないので、ラストの遊園地でのシーンでもサスペンスはあまり機能しないのが、ちょいと弱点と言うところ(笑)。


ゾンビ狩りの高いスキルを持つタラハシーが、憎しみを持ってゾンビを倒す理由となる哀しい過去が示されるシーンはあるものの、全体的にはバリバリと銃を撃ちまくり、ボコボコにゾンビを倒しまくるので、やはりカラッとアメリカンなんだよなあ()


ウィチタのエマ・ストーン、そんなに好きな顔じゃないのだが、どんどんよく見えていくのは映画のマジックね。どっかで観たと思ったら「ラ・ラ・ランド」の彼女だった!

で、妹のリトルロックのアビゲイル・ブレスリン、「リトル・ミスサンシャイン」のあのチビちゃんだったとはビックリ!続編はさらに10年後だからどうなっているんだろう。


ちなみにタラハシーの大好物のお菓子トゥインキー、食ったこと無いけどさぞかし甘いのだろうなあ。

良い仲になるコロンバスとウィチタに加え、銃の撃ち方を伝授してくれたタラハシーに、彼が探し求めたトゥインキーをパスするリトルロック。こうした形で絆が強くなったのを描くあたりは思わずニヤリでしたな。


それにしても、知らなかったのでビル・マーレイ本人の登場にはびっくりだった()

ゴーストバスターズごっこも笑えたが、今際の際に「心残りは?」と聞かれ「『ガーフィールド』かな」と答えるところや、散々な扱いをされる退場にはもっと笑ったぞ(笑)。


と言うわけで、このままでも充分成立の本作、続編はどんな感じなんだろ?。まあ続編ダブルタップを観る方は当然こちらも観ているでしょうが、こちらだけでもぜひ楽しんでください〜。







昨日火曜、親父の手術も無事終了。
朝、手術室に行くのを見送り、約6時間かみさんと御袋と共に終わるのを待った
仕事の連絡をしたり、スマホを弄ったり、本を読んだり、昼飯食べたりで時間が経つのはあっという間。

予定時間少し前に手術終了の報せがあり、執刀した主治医から予定通り終了したこと、見込み通りの内容だったことを聞いて一安心。
自分は入院したこともないし、手術もガキの頃の扁桃腺手術をしたくらいで、全身麻酔しての手術などしたこともないので、自分と置き換えたら怖くてかなわんが、親父も高齢とはいえ、医者も認める気力も体力がまだまだあったのは何よりだった。

麻酔から醒めた親父に呼びかけると、まだ朦朧としていたが「今何時だ?」と第一声。
一番心配していた自分の声には反応せず、息子の俺の声に反応したので御袋が拗ねていたが(笑)。

まあ、まずは安心。いてもやることもないので、看護士に促されて夕刻病院を後にした。
そして夜は、早目に夕食を済ませて、昼間連絡しておいた風呂のシャワー取替えの手術、いや工事に立ち会い(笑)。こちらも難なく終了した。


今朝は仕事のかみさんと娘たちを見送り、御袋とまた病院へ。
昨日の今日だし、高齢な上に腹の中切ったわけだから元気なわけはなく、まだまだぐったりの親父。
ただ、吐き気もあったようだが自分で起き上がってトイレに行こうとしたりと、相変わらずマイペースで、看護士さんに「起き上がる時は必ず呼んでくれ」と怒られてしまった(苦笑)。

昼過ぎにはその親父も心配性の御袋もだいぶ落ち着いてきたので郡山に戻ることにした。

顔つきも普段に戻ってきた親父に、また退院のタイミングが分かったら戻るよと伝えると「遠いところ悪かったな」とハイタッチするくらいだったので安心した。

病院からバスに乗って駅へ。先の記事の通り最近お気に入りのBiSHを聴きまくりながら(笑)夕刻着いた郡山は、暖かだった静岡と比べて何という風の冷たさ!(笑)。もう本格的な冬に向かってまっしぐらだな。
会社に寄って明日の準備と連絡関係など少しだけ仕事して、部屋に戻った。

そんなわけで11月の帰省はこれで終わってしまった。予想通りのんびりゆっくりの帰省とはならなかったけど(笑)。
それでも自分が安心できたのは良かったし、両親にも多少は「そばについていることで、安心」にはなったのだろうな。
気が弱くなっている御袋にかみさんや娘たちが寄り添って励ましてくれているのも嬉しかった。

さてさて、明日からはまた仕事の日々だ。
来週末は俺が取り仕切るイベントも控えている。夕刻会社に寄ったタイミングで先日のプレゼンが惜しくも次点となった知らせが入って悔しかったが、まずは今日は安堵の酒を飲んで休むとするかなあ。









昨日の疲れが少し残る中、実家帰省中なり。

帰省するのは何も用事がないか、楽しい用事があるかのどちらかが良いのだけど、今回は残念ながらどちらでもなく、明日の父親の手術に立ち会いで。

そんなに深刻になるレベルではないとは言え、無事に済むのを祈るばかり。
まあ自分が何ができるわけではないのだけど、いれば多少は頼りになるかなって程度でも意味はあるかと(笑)。

おまけに実家の風呂の給湯部分がいきなり故障とのことで、病院から戻った夜、留守番の娘たちが手配した業者に点検してもらい、まずはできるところだけ直してもらい今日のシャワーは確保、後日取り替えの運びとなった。

いやはや、親も家もガタがきてますなあ。まあ人のことは言えないけど(笑)。

静岡は暖かく、夕方降り出した雨がどんどん強くなり、今は酷い雨と風。
明日の天気はどうなのかな。こちらも体調整え、
早めに休んで備えなくては。



早起きしてスーツ着て新幹線に乗って、仕事というのは嫌だなあ(笑)。
同僚のイベント仕事のフォローだが、メイン担当でないのが救いだな。

明日から休みをとっているので、そのしわ寄せで仕事が立てこみ金曜帰宅は日付が変わったが、昨日はそれほど寝坊もせず、マカロニ BOXと、コミック「ワイルド7」の続編まとめ買いをした荷物が届くの待ちながら、前の記事に書いた最近お気に入りのBiSHのライブやらPVをYouTubeで観まくっていた(笑)。ほんと、曲がいいんだよなあ(笑)。

荷物が届いてからはGYAO!で「不能犯」観た。
沢尻エリカと認識して彼女が演技しているのを初めて観たが「なかなかいいじゃん」と、思っていたらクスリで捕まっていてビックリだった(笑)

今日は「いだてん」前には帰宅したいなあ。
明日からはあまりウキウキしない帰省もあるし。
まずは今日を無事過ごそうと思うのであります(笑)。