以下は、新聞の一部抜粋です。
朝日新聞社説 2月15日
領土問題に関する書きぶりを見ても、たとえば「尖閣諸島は我が国の固有の領土であり、領土問題は存在しないことも扱うこと」などとなっている。政府見解を知識として生徒に伝えることは大切だ。だが「これを正解として教え込め」という趣旨なら賛成できない。相手の主張やその根拠を知らなければ、対話も論争も成り立たない。他者と対話・協働して課題を解決する。それが新指導要領の理念ではなかったか。
愛媛新聞社説 2月18日
改定案が、愛国心の強調や領土教育の重視など、安倍政権の意向を色濃く反映しているのも気がかりだ。「現代社会」に代わる新設科目の「公共」は、学習目標に「公民として自国を愛し」を掲げ、「歴史総合」「地理総合」でも「国土や歴史に対する愛情を深める」と記している。「愛」という人の内面に関わる問題を押しつけるのは「主体的」に学ぶことと矛盾する。国民の「あるべき姿」を強調するあまり、異なる考え方が排除される懸念が拭えない。
以上。引用終わり。
言いたいことは、2点。
1.
私は塾で子どもたちに英語を教えるとき、原則を強く教える。
数学とは違い、言葉だから、論理的でないもの、矛盾、数多く存在する。
しかし、例外から入るのは、教育法としては良くないと私は確信している。
まずは原則を叩き込むことが大切だと考えて教えている。
だから、「尖閣諸島は我が国の固有の領土」と子ども相手にはっきりと教えるべきだと思う。
子どものうちから相対的な価値感を知らせる必要はない。
人は殺してはいけない、と教えるのが普通であって、殺してもいい場合がある、などと教えないのと同じだろう。
相対的な価値観は、学校を出た後で自ら学んでいけば良い。
2.
例えば、朝日や愛媛新聞は、南京事件だとか、慰安婦とか、そういったことで、日本の立場、日本の意見にどれだけ耳を傾けてきたと言うのだろうか。
例えば、オリンピックでも、フィギュアで金メダルを取ったことに対して
「日本人がすごいわけじゃない、羽生がすごい」
と言っていた江川なんとかというジャーナリストがいたが、
彼らは日本人が悪いことをしたときには、決まって「日本人が悪い」としか言わない。
良いことは、「日本人が良いわけじゃない」
悪いことは、「日本人は悪い」
まったく、ダブルスタンダードにあきれるばかりである。
要するに、朝日新聞は、尖閣の領有権において、中国の言うことが大事と言いたいだけなんだろう。
客観的に見て、そんな相対化は全くいらないにも関わらず。
私は、中国は南沙諸島を侵略したという事実を、いつ何時でも忘れることなく中国を論じることにしている。
よくもまぁ、そういうところを不問にして、こんなことをぬけぬけと言うものだとあきれるばかりである。