センター試験の「世界史」で“満点“だった女子高生 「工夫と努力の天才」と称賛されるワケ

 

今年の大学入試センター試験で、ある女子高生が世界史に挑みました。自己採点の結果、見事「満点」。彼女がすごいのは、たゆまぬ努力が実を結んだから。1冊の問題集が、努力の大きさを物語ります。

 

写真をTwitterに投稿したのは、オンライン予備校「学びエイド」世界史講師の鈴木悠介さん。次のように言葉を添えて、ツイートしました。

“今年のセンター世界史で満点を取った生徒の「東進一問一答」。もはや原形をとどめず、凄まじいオーラを放っている。“

 

付箋やマーカー、書き込みがいたるところにあります。表紙には地図を貼り、彼女の努力と工夫が一目で伝わってきます。

この一冊さえあれば、世界史の復習は大丈夫。自信にも繋がったことでしょう。

彼女は、鈴木さんが出張講義で出向いた高校の生徒でした。

満点だったと報告を受けると、鈴木さんは「それは凄い!おめでとう!自分の勉強法が正しいと証明されたようで嬉しいだろう!」と声をかけた、とBuzzFeed Newsに話します。嬉しそうに、はにかんでいたそうです。

問題集を見ると、真似をしたくなる人もいるはず。しかし、作業自体が「目的化」すれば、悪い方向に進む、と鈴木さんは忠告します。

「特に几帳面な女子生徒に多いのですが、勉強から無意識に逃げるあまり、作業自体を目的化してしまうことがあります」

「しかし、この生徒は作業に溺れず、ストイックに暗記という苦行から逃げなかった。その精神力や勉強への意欲は称賛に値します」

 

 

以上。引用終わり。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180117-00010006-bfj-soci

 

 

これ、ニュースにする? ってちょっと思った。

 

これくらいのことは、かなり多くの受験生がしていると思うけど…

 

 

でも、ひとつ確かなのは、

 

その人が使っている本からは、その人の人となりというのがわかりますね。

 

その意味で、この女子高生は素晴らしいと思います。

 

 

実際、私も塾で、塾生が使っているターゲットを見せてもらうことがあります。

 

もちろん自分もターゲットは持っているので、本の内容に用はないわけです。

 

どういう勉強をしているのか、様子をうかがうためです。

 

本に何を書いているかで、その人の本への関与の仕方や度合いというはわかるものです。

 

そして、学習への姿勢がわかります。

 

 

まぁ、学習姿勢というのは人さまざまなので、一般化はできないかもしれませんが、

 

一冊のターゲット、または参考書が仮になくなったとして、

 

その場合、「また買えばいいや」と言えるような人は、

 

学力は伸びない、と断言できそうな気がします。

 

 

本に書き込むという行為は、

 

著者との対話であり、

 

自分のために残す重要な記録であって、

 

それは、取り換えのきかないものです。

 

自分用にカスタマイズしていない参考書があるとしたら、

 

それは、自分の学習態度を見直してみると良いでしょう。

 

 

もちろん、上記記事にあるとおり、

 

本に書きこみすることは、目的ではなく手段であることを間違ってはいけません。

 

 

 

ターゲットには、

 

発音・アクセントの矯正は、自分のために赤を入れておくべきです。

 

そして、派生語を加えるとか、

 

英英辞典で調べた意味を書くとか、

 

おぼえた単語とおぼえていない単語を区別するとか、

 

そういった工夫をするべきです。

 

それがない人は、あまりに消極的な学習としか言えないので、

 

伸びないと思います。

 

 

 

ps

 

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私個人的には、このワンちゃんの表紙が気に入っているのですが、

 

塾生は、この表紙を退けている人が多いですね…。

 

なぜ、そんなかわいそうなことを! ( ;∀;)