8年。東京の東日本大震災も九段会館から未来へ続くのか? | 観光コンサルタントの地方創生・地域活性化・観光振興 ホスピタリティコンサルタントの観光ホスピタリティ戦略について考えるブログ

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今日も各テレビ局の番組で、東日本大震災の特別番組が放送されています。

 

「ハード面はほぼ復旧」

「まだ続く風評被害」

「語り継ぐための震災遺構」

「増え続ける震災関連死」

 

忘れたい気持ちもあるが、まだまだ消したくない事実もある。

 

各局が映し出す映像に、「復興」という明るさも「続く苦しさ」という暗さと、両方が映し出され続いています。

 

福島では今年の秋にラグビーW杯の試合も開催されます。

 

原発の問題も、汚染土壌や海水汚染問題、まだまだ考えていかなければいけない課題は山積みですが、一歩一歩前へ進んでいますね。

 

東京での東日本大震災も、まだ解決していない!と思っている反面、少しづつですが前へ。

 

 

東日本大震災という大きなくくりに飲まれてしまい、今年は報道されていない事実。

 

それが「東日本大震災 最初の犠牲者」と言われた東京都千代田区の九段会館での出来事。

 

当時私が勤めていた東京観光専門学校の卒業式の日に、この東日本大震災にあうことになり、2名が死亡、31人が重軽傷を負いました。

 

私も何度かメディアに出演させていただき、このブログでもお伝えしてきている通り、私たちにとっての東日本大震災は、あの場所でした。

 

 

 

夢見て社会に羽ばたこうとしている学生たちとその保護者、私たち教員ら大ホールには593名がいました。

 

そんな私たちの頭上に、

 

幅5メートル

長さ20メートル

 

のつり天井が崩れ落ちてきたのです。

 

世間は「想定外の大地震」というけれど、東京は想定されていた震度。

 

東京は震度5で天井が崩落する建築物を「耐震化された」と高らかとうたっていた。

 

 

あれは、明らかな人災。

 

 

だから遺族会も東京都も国も、必死に握りつぶそうとする。

 

起きなかったことしようとする。

 

地震大国においてのずさんな耐震基準が露呈したとも言えるのです。

 

東京でも建物が崩れ、人が亡くなった。

 

それは震度5での話。

 

震度7級に備えるとしている中、私たちを不安のどん底に突き落とす出来事だったのではないでしょうか?

 

「岩」が吊るされていたも同然だという結果が聞かされたのは2016年になってからのことです。

 

 

2018年になり、東京都が昭和56年5月以前の旧耐震基準で建築された、東京都内の大規模なホテルや商業ビルなど、計852棟の耐震診断を調べたところ、震度6強以上の地震で倒壊・崩壊の危険性が「高い」と評価されるものが156棟にもなる事が発表されました。

 

実際にこの九段会館での出来事がきっかけになったかどうかはわかりませんが、ようやく話が進んだ、そんな瞬間でした。

 

「危険性がある」という項目も含めると、3割にもなる251棟で倒壊などのリスクがあるとされました。

 

危険性が高いと評価された中には、

 

港区のニュー新橋ビル

新宿区の紀伊国屋ビルディング

中央区の銀座貿易ビル

千代田区の科学技術館

 

などがあがっています。

 

震度6強~7程度の地震で倒壊・崩壊の危険性が「高い」建物は全体の18%。

危険性が「ある」建物は11%

現在改修工事中などが12棟。

 

九段会館も同じでした。

 

“当時”の耐震基準では問題はなく、その建物の価値と貴重性ばかりが優先され、人が多く集まる建物であるにも関わらず、「もしもの時」の事が軽視されてきました。

 

実際に東日本大震災では、東京の震度5強にて、館内の天井が崩落。

 

2名の方が亡くなるという悲惨な結果に。

 

首都圏では30年以内に首都直下地震が70%という高い確率で発生すると想定されています。

 

九段会館は震度5強で崩れたのです。

 

小池百合子東京都知事は、

 

「建物ごとの耐震性などを都民に広く周知することで、所有者の取り組みを促すことにつながると思う」

 

と述べました。

 

私がこのブログを通して、講演会などで私が伝えて続けていたことが、ようやく東京都知事の口から出てくれた!

 

微塵も関係なんてないとわかっていても、期待する気持ちは膨らむばかりです。

 

そして、現在九段会館は、再開発が始まりました。

 

歴史的な価値や、過去の出来事に関する貴重な場所であることは、私も十分に理解しています。

 

残すことに否定的な意見は持っていません。

 

民間の大手事業者が、新しくできた規制と法律と共に、九段会館の一部を残す形で再開発が始まりました。

 

どんなに姿を変えようと、あの日の九段会館は私たちにとっての東日本大震災の被災地なのです。

 

どんなに月日が経っても、「東京の東日本大震災被災地」として私は綴っていきます。

 

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幕がかかる九段会館、8年で終焉に加速が。これは東北でも同じか

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九段会館からようやく・・・震度6強で倒壊恐れ、建物名を公表へ

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東京での東日本大震災7年、九段会館の未来とは?

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【※写真有】黙殺される九段会館での大震災。今考える命の価値。

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九段会館を振り返る、スーパーJチャンネル出演

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東日本大震災最初の犠牲者はどこへ?活かされない命の教訓

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九段下と東京は何も変わらなかった、この3年

http://ameblo.jp/dithiblog/entry-11793617783.html

 

 

「国が握りつぶした」私の大震災2年目@九段下

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九段会館での、その後。

http://ameblo.jp/dithiblog/entry-11190723823.html

 

 

九段会館での3月11日【H.22年度卒業式】

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九段会館での3月11日【H.22年度卒業式】2

http://ameblo.jp/dithiblog/entry-11190706169.html

 

 

九段会館で起きた事【H.22年度卒業式】1

http://ameblo.jp/dithiblog/entry-11188710777.html

 

 

九段会館で起きた事【H.22年度卒業式】2

http://ameblo.jp/dithiblog/entry-11189313446.html

 

 

九段会館で起きた事【H.22年度卒業式】3

http://ameblo.jp/dithiblog/entry-11189627996.html

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