幕がかかる九段会館、8年で終焉に加速が。これは東北でも同じか | 観光コンサルタントの地方創生・地域活性化・観光振興 ホスピタリティコンサルタントの観光ホスピタリティ戦略について考えるブログ

観光コンサルタントの地方創生・地域活性化・観光振興 ホスピタリティコンサルタントの観光ホスピタリティ戦略について考えるブログ

観光・ホスピタリティ専門コンサルティングDiTHiのブログ。観光地域の活性化や、観光地振興、ホテル・旅館業、観光協会に為になる記事を、日々の観光に関するニュース・事例と共にお届けしています


テーマ:

東日本大震災から8年。

 

今年も各テレビ局にて、震災に関する特集番組が組まれていますね。

 

8年という歳月からか、福島原発に焦点が当てられています。

 

まだまだ復旧からは程遠く、明らかに後手に後手に回っている気がします。

 

国も8年あればなんとかなると想定していたのでしょう。

 

しかし東日本大震災以降にも相次ぐ各地での災害。

 

思った様な進行具合というわけには行かない様です。

 

そんな東日本大震災からの8年。

 

 

私も、何度かメディアに出演させていただき、当ブログでも書かせていただいていますが、震災時の東京での出来事を発信させていただいています。

 

東京都千代田区の九段会館のつり天井崩落により、2名が死亡、31人が重軽傷を負った事故が発生しました。

 

当時私の勤めていた東京観光専門学校の卒業式の最中に、この大震災を経験することとなりました。

 

夢見て社会に羽ばたこうとしている学生たちとその保護者、私たち教員ら大ホールには593名がいました。

 

そんな私たちの頭上に、

 

幅5メートル

長さ20メートル

 

のつり天井が崩れ落ちてきたのです。

 

 

確かに東日本大震災の最大震度としては震度7。

 

非常に長く、強い地震ではあったのですが、東京では震度5強。

 

歴史的に価値があるとはいえ、震度5強程度の地震で崩れてしまう建物で、大勢の人間が集まる事が許容されていたのだとすると、遣る方無い気持ちでいっぱいです。

 

2013年。

 

会館を管理していた日本遺族会の当時の会長の古賀誠元衆院議員(73)と支配人の男性(60)について業務上過失致死傷容疑で調査を進めていましたが、立件を見送る結果になりました。

 

捜査一課は、事故当時、つり天井についての明確な法定の耐震基準がなく、遺族会は国が定めていた範囲の定期検査は行っていたとして、二人の予見可能性は問えないと判断。

 

法律上「天井が崩れてくることは正当」という事だそうです。

 

2016年になり、「岩」が吊るされていたも同然だという結果を聞かされました。

 

東京都の検査が不適切で、建物の一部崩壊という「人災」であったということが明白に。

 

 

その後小池百合子都知事により、一歩進んだニュースが飛び込んできました。

 

東京都が昭和56年5月以前の旧耐震基準で建築された、東京都内の大規模なホテルや商業ビルなど、計852棟の耐震診断を調べたところ、震度6強以上の地震で倒壊・崩壊の危険性が「高い」と評価されるものが156棟にもなる事が発表されました。

 

「危険性がある」という項目も含めると、3割にもなる251棟で倒壊などのリスクがあるとされました。

 

危険性が高いと評価された中には、

 

港区のニュー新橋ビル

新宿区の紀伊国屋ビルディング

中央区の銀座貿易ビル

千代田区の科学技術館

 

などがあがっています。

 

震度6強~7程度の地震で倒壊・崩壊の危険性が「高い」建物は全体の18%。

危険性が「ある」建物は11%

現在改修工事中などが12棟。

 

小池都知事は

 

「建物ごとの耐震性などを都民に広く周知することで、所有者の取り組みを促すことにつながると思う」

 

と述べました。

 

時間はかかりましたが、動き始めた耐震性への「東京都」からの報告を、ぜひ多くの方が真剣に受け取って、耐震というものを身近に感じてほしいと思いました。

 

そして今では、この九段会館は生まれ変わろうとしています。

 

東急不動産と鹿島建設の合同出資会社ノーヴェグランデによる再開発が始まっています。

 

とはいえ、これだけ危険があるものだとわかっているのに、一部を保存するのだそうです。

 

もちろん調査した上での事ですので、同じリスクがあるとは思えませんが、正気の沙汰とは思えません。

 

原発事故からいじめに発展している事例などもあるという話があります。

 

「日本人って本当に貧しい」と思うこの頃です。

 

東日本大震災によって被害を受けた地域各所で、震災を遺産化しようと様々な働きがあります。

 

モニュメント化し保存するという動きが各所で見られる様になっています。

 

これからも日本という国は、ここにある以上地震という災害から逃げることはできません。

 

昨年末に私が訪れた熊本は全力でまっすぐに前へ進んでいます。

 

残すことも大事ですが、地震は逃れようのない運命だということをまっすぐに受け止めて、どう向き合うかを真剣に考えていくことが大事なのではないでしょうか。

 

それは、人も同じです。

 

-----------------------------------------------------------------------------

 

九段会館からようやく・・・震度6強で倒壊恐れ、建物名を公表へ

https://ameblo.jp/dithiblog/entry-12365542276.html

 

東京での東日本大震災7年、九段会館の未来とは?

https://ameblo.jp/dithiblog/entry-12359392308.html

 

【※写真有】黙殺される九段会館での大震災。今考える命の価値。

https://ameblo.jp/dithiblog/entry-12255286331.html

 

九段会館を振り返る、スーパーJチャンネル出演

https://ameblo.jp/dithiblog/entry-12310182307.html

 

 

東日本大震災最初の犠牲者はどこへ?活かされない命の教訓

http://ameblo.jp/dithiblog/theme-10050794990.html

 

 

九段下と東京は何も変わらなかった、この3年

http://ameblo.jp/dithiblog/entry-11793617783.html

 

 

「国が握りつぶした」私の大震災2年目@九段下

http://ameblo.jp/dithiblog/entry-11488351831.html

 

 

九段会館での、その後。

http://ameblo.jp/dithiblog/entry-11190723823.html

 

 

九段会館での3月11日【H.22年度卒業式】

http://ameblo.jp/dithiblog/entry-11190357448.html

 

 

九段会館での3月11日【H.22年度卒業式】2

http://ameblo.jp/dithiblog/entry-11190706169.html

 

 

九段会館で起きた事【H.22年度卒業式】1

http://ameblo.jp/dithiblog/entry-11188710777.html

 

 

九段会館で起きた事【H.22年度卒業式】2

http://ameblo.jp/dithiblog/entry-11189313446.html

 

 

九段会館で起きた事【H.22年度卒業式】3

http://ameblo.jp/dithiblog/entry-11189627996.html

観光とホスピタリティのコンサルタント石田宜久さんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

SNSアカウント

Ameba人気のブログ