通販広告心理学 通販広告は奥が深いなぁ~ -37ページ目

通販会社の各成長ステージでの悩み その2

通販会社の成長スピードは
他の事業に比べ、速いかもしれませんが、
それ故、社長やスタッフも能力や人間力を
急速にバージョンアップしていかなければなりません。

しかし、実際には、売上や会社の側だけ大きくなって、
能力や人間力が追い付いていかない。
そこで伸び悩みが来て、
外部から経験者を投入せざるを得ない。
また、コンサルタントに相談するということになります。

外部からの人材投入も、
コンサルタントへの相談も必要なことですが、
その人の経験してきた企業ステージはどこにあるか、
というのを把握しておかないといけません。
ここは押さえるべき大きなポイント。

それを間違うと役に立ちません。






通販会社の各成長ステージでの悩み


私が通販広告に携わって20余年?
(自分でもわからなくなってきた)
初めは通販売上0の段階から、
500億円までの通販会社を中から外から
見てきました。

スタートから10億まで。30億まで。100億まで。
300億まで。それ以上
それぞれ、どの企業も各成長段階において
共通の悩みを抱えます。

共通の悩みの中で、いちばん大きいのが人事問題。
例えば、スタート時から10億くらいまでは、
ほぼ創業メンバーで事業を行えるので
人事的な問題はさほど起こらないのですが、
10億を超えると、徐々に人事的問題が
日常茶飯事になります。

外部から引き抜いてきた人と創業メンバーとの確執とか、
創業メンバーと新しく入ってきた人の意識の違いとか。
創業メンバーは、「俺たちがこれだけにしてきたんだぜ!」
という意識があるのに対して、新しく入ってきた人は、
「俺たちが大きくしてやるから、お前たちは引っ込んでろ!」
みたいな意識が少なからずあるものです。

売上増にともない、社内体制を充実させていくためには
人員増は欠かせないことですから、
人は増やしていかなければならないのですが、
増やし方を間違えると社内がバラバラになります。

このあたり、
社長や人事担当者は既存メンバーの気持ちも考えた
採用をしていかないといけません。






わかる人はわかる?

先日ある広告代理店の方から、
「ダイレクトビジョンさんの
化粧品の通販広告は
他社にはない艶があるんですよね。」と言われました。
嬉しい褒め言葉です。
「〇州あたりの制作会社さんでは
できない品格というか、艶というか…」。

そう、わかる人はわかるんですね。
わかる人は、あまりいないので、
こういう風に感じてもらえる人が
一人でもいてくれたことに感激です。

通販広告制作のノウハウと
ロジカルシンキングに基づいたデザインレイアウト、
繊細なバランスとあしらい。
これは他にはなかなかできないかも。







女子バレーの教え

今回のワールドカップで惜しくも
リオ五輪の出場権を手にすることはできなかったけれど
素晴らしいチームワークを見させてもらいました。

各人それぞれの役割を精一杯果たしつつ、
他のメンバーを気遣い、フォローしていく姿は、
私たちの仕事にも通ずるものがあるな、と
感じながら観ていました。

誰だって調子の悪い時もあるし、
経験が浅く弱い部分もある。
また、その時の立場や環境も一様ではない。

一人ですべて完結する仕事であれば
他人のことは配慮しなくてもいいのかもしれないが、
ほとんどの仕事は、
他の人との連携プレーで成り立っているはず。
それを忘れると必ず大きな失敗につながります。

教えない 教わらない

亀倉先生の話から少し思うこと書かせてもらいます。

デザインの世界でまだアナログだった頃
デザイナーは1cmの幅の中に10本の線を均等に
カラス口で描けなければないない。
ということで、新人は訓練させられていました。

今は、パソコンで誰でも簡単にできますが・・・
その頃のデザイナーは職人だったのですね。

若いデザイナーに、束見本をつくらせると、
ほぼヨレッタリ、ズレたりして
美しくできません。
(弊社のデザイナーはとても美しく作れます)

先輩のデザイナーたちがしっかり教えていないのか、
新人が教わる気がないのか。
デザイナーだけの話ではなく、営業やほかの職種も
教えない、教わらないということが多いように思います。
わからないことはネット検索・・・
これでわかった気になりがち。

仕事は人とのコミュニケーションの中にあります、
その中でどういう立ち位置で、
どう役割を果たすべきか、
そして何をすべきか、を
考えていかなければなりません。







デザイナー 亀倉雄策先生

1964年の東京オリンピックの
ポスターをデザインした亀倉雄策先生。
30代・40代の方はあまり知らないと思いますが
今騒動の五輪のエンブレム問題で
お名前がよく出てくるようになりました。

私が広告の世界に入って20代半ばの頃
永田町にあった亀倉先生の事務所へ
たびたび広告の校正を届けに行っていました。
クライアントが亀倉先生にデザインを依頼していたのです。
その頃、大手企業は
亀倉先生にロゴマークなどをお願いしていました。
企業のトップがわざわざ先生の事務所に参じて
お願いしていたのです。
私もちょくちょく有名な社長さんが
先生に会いに来ていたのを目撃しました。
まさに、デザイン界の天皇というべき存在。
亀倉先生のデザインには
誰もケチつける人はいなかったでしょう。
もちろん、権威だけでなくデザインも素晴らしい。
直線と曲線、繊細な色の配色と変化。
気品に溢れ、心も動かすデザインです。

今、そういう方がいないせいなのか、
全体のレベルが下がっているのか
素人がぐじゃぐじゃ言って、
みんなで決めようなんてやるから
質の高いものなんかできやしない。

通販広告も、みんなでアーダ・コーダなんて言って
制作していたら売れる広告なんてできやしない。
制作者が自分の全能力を傾け、
信念と情熱でつくるものです。







通販広告制作はロジカルシンキングが基本

今デザイン業界が注目を浴びていますが…

通販広告のデザインは
話題の業界と明らかに畑が違っています。

世のグラフィックデザイナーの多くは、
感覚的なデザイン、華やかでカッコいいものをやりたくて
デザイナーになっているのでしょう。
とある大手広告代理店の方がおっしゃっていましたが、
通販広告の仕事は「汚れ」といって嫌っているそうです。

一般的なグラフィックデザインと通販広告のデザインは、
何が違うかと言えば、ロジカルシンキングに基づいて
デザインされているかどうか、ということ。

通販広告においては、コピーはもちろん、
ビジュアルまですべてロジカルに
組み立てられていなければなりません。
デザイン処理もそう。コンテンツの配置・大きさ・書体・色・・・
すべてがなぜそうなのか?という答えがあります。

感覚的に仕事をしてきたデザイナーさんは、
通販広告のデザインはできません。
感覚ではなく、論理的に組み上げていくのが
通販広告のデザインなのです。




思うこと、見えることを伝える

あるクライアントの社長が
新商品のオリエンの時にこう、おっしゃいました。
「ダイレクトビジョンさんオリエンした後、
手厳しく言われるからちょっと落ち込むんですよ」と。

普通だと、たぶん良い新商品ですね、とか売れますよ、
とか当たり障りのない対応をするのでしょうが、
うちの場合は正直に思うこと、
見えることをその場で正直に伝えます。
なので、多少耳の痛いことも申し上げるからだと思います。

私の基本的な考え方として、
私たち通販広告を制作する立場では、
その使命は商品を売ること。
だから、その商品の強み・弱みをしっかり把握して、
それを広告へ落とし込んでいくことが必要です。

大概、商品の作り手・売り手は、良い所ばかり見えています。
でもその商品を手にするのは、第三者です。
だから、私たちも、まずは第三者の立場として
思うこと、見えることを伝えます。

多少、クライアントさんにとって
耳の痛いこともお伝えすることで、
そこからどうその弱点をカバーし、
さらに強みに変えられるかを考えるようにします。

そうでないと、
私たちの役割を果たしていない気がします。

いいね! 「“やっちゃえ”NISSAN」

最近のTVCMはとてもつまらない。
ダンスやタレントの力だけで
ごまかしてるものが多いように感じます。

その中で、最近「いいね!」というのが
日産のTVCM  “やっちゃえ”NISSAN
コンセプトから表現方法、キャスティングまで
ほぼ完ぺきではないでしょうか。

お堅い日産だからこそ、というのがありますが、
このCMをやったという日産の思い切りを評価します。
このCMで、日産が好きになりました。

今の時代、小さくまとまって、リスク恐れて、
突破しようとしない、してみないことが多すぎます。

そろそろ、そんなことをしていたらダメになるよ
ということを気づき始めているのかもしれません。
そんな新しい時代の生き方・価値感を
このCMは伝えているのだと思います。

これからは、“やっちゃえ!”です。 
“やっちゃえ!自分 ” “やっちゃえ!あなた”

広告テストのあり方

前回ブログをあげてから1か月以上も
放置してしまいました。反省。

さて、気持ちを夏休みモードから
仕事モードへ切り替えてきます。

前回まで、紙媒体での広告テストの
あり方について考察してきました。
だいぶ時間も経過しているので
ここでおさらい。

①紙媒体のテストだからといって
直ぐに折込チラシをやる、とは考えない。
新聞・フリーペーパーなども検討する。

②販売する商品がどういうポジションにあるか、
を考える。既に市場に出回ってる、
理解されている商品なのか、それとも、
新しい切り口の商品なのか。
また、商品の切り口がつかめているのか、
いないのか、それによって違う。

③広告テストで先ずはあたりを探っていく、
と当初は考えていても、人の性として、
実際にはレスポンスをとることが
最優先になってしまう。


広告テストの設計をする上で
この3つを頭に入れておいてください。

特に③は、なかなかコントロールができません。
結局求められるのはレスポンス。担当者レベルでは、
段階を経ていこうとしても、
結局は初回から目標のCPOに抑えられたか、
ということ。

この目標を超えていかないと
次の展開もないという事実。厳しいのです。