離婚後、

自分の気持ちの整理と反省の意味を込めて

ブログを書き続けていました。

 

途中までは何事もなく振り返りが出来ていたのが

平気かと思っていた精神面がここにきてガクッと凹み、

まさかの無気力状態が続いています。

 

 

あ〜何もかもうまくいかない(ミスを離婚のせいにしたり)

あ〜辛い(何があるわけでもないのに)

あ〜私はこのまま一人ぼっちなんだ(友達も母・妹もいるのに)

あ〜子どもも作れないまま一人で死んでいくんだ(再婚もしてない内から)

 

 

気持ちの浮き沈みが激しく

なんとなく、毎日をこなしている状態。

 

 

そして、その“沈み”に拍車をかけるのが

元旦那さん(タラさん)からの頻繁に送られてくるSMS。

 

少しは気持ちを落ち着かせなければと思うタイミングで

電話がかかってきたり、SMSが来たり。

大したことない内容で、自分で調べたりお問い合わせすれば分かるような事ばかり。

 

 

パスポートどこ?(自分で探せよ)

保険の問い合わせしたいから、電話番号教えて(いや、本社か支社かけろよ)

今度大阪に遊びに行くんだ(どうぞ、ご勝手に)

 

 

2、3日おきに来るSMSと電話。

 

 

正直、すごくツライ。

 

けど、本当に必要な内容だったらと思うと

無闇に拒否もできない。

 

電話は出てないし、SMSもどうでもいい内容だから返信してないけど。

 

 

みんな、どうしてるのかな…。

 

子どもがいる人たちは連絡取り合ったりしてるようだけど。

DVとか、借金とか…そういう理由で離婚した人は拒否一択の人が多いっぽい(知恵袋見た私調べ)

 

 

もう少し気持ちが落ち着いたら

また綴っていこうかな。

前月に、メル友の1件があり

私はその頃からタラさんを束縛するようになりました。

 

ケータイのチェックなんてしたくないのに、しないと不安。

気になって、その日のスケジュールを聞いてしまう。

そして、聞いて少しは安心するけど

また少し経つと不安になってくる。

 

そして、いちいち行動を聞いては

「こんなこと聞いても、また嘘ついてたら意味ないのに」

と聞いたこと自体を後悔する。

自分の浅ましい行動に対しても、自己嫌悪に陥る。

 

“本当はしたくないけど、安心の為に仕方ないこと”だと

自分にもタラさんにも言い聞かせて、ゴリ押しで見る。

 

そんな毎日を送っていました。

 

 

そんなある日、タラさんから話がある。と呼び出されました。

正直言うと

 

「あぁ、嫌になって別れを切り出されるのかな。」

 

と、ドキドキしながら待ち合わせ場所に行きました。

仕方ないんだ、こうなったのは自分の束縛のせいだ。と

自分で自分に言い聞かせながら覚悟をして。

でも、束縛したキッカケは向こうだし…とか、余計な事まで考えたり。

 

 

タラさん「実は、オカンが彼女を家に呼べってうるさくて。

結婚前提なら、挨拶に来させろって。」

 

 

挨拶に来させろ…

 

 

私「あ、そうなんだ。って言うか、結婚考えてくれてるんだ。」

 

タラさん「当たり前だよ!最初から俺は真剣だもん!」

 

 

その言葉は正直、嬉しさと不安が少しありました。

だって、この頃から束縛することが不安を解消する行為になっていて

でも、好きになった人に結婚を匂わされて嫌な気持ちになる訳もなく。

葛藤が生まれました。

 

 

私「私は、いつでもいいよ。

ご挨拶も確かに行った方がいいんだろうなと思ってたし。」

 

タラさん「じゃあ、今後の休みに夜ごはんに招待するよ!」

 

 

いよいよ、タラさん母と直接対面の日が来ました。

おかあさんの発言がちょくちょく引っ掛かっていた私にとって

この対面はものすごく緊張すると共に、

ちょっと嫌われてる感があるから、大人しくしなくちゃ。

と覚悟を決めた日となりました。

 

 

なぜ、ちょっと嫌われていると思ったか。

 

私たちは、休みが合わない分、

2ヶ月に1度だけ合うお互いの休みの日に、

朝10時頃待ち合わせをして、夜の門限まで一緒に過ごしたいと思い

他県にお出掛けすることが増えていました。

 

でも、そういう日に限って

昼過ぎ頃になるとタラさん母から電話がきて

 

タラ母「今すぐ帰ってきて!大変なことが起きたの!今すぐ帰ってきて!!!」

 

そう言うと、電話をプッツリ切ってしまう。

そりゃオカン大事なタラさんは、どれだけ遠くにいても帰ろうとします。

いや、帰るんです。

 

前に、3時間かけて他県に行った時も

トンボ帰りしました。

何もせず。どこも寄らず。

 

 

そんなに大変なことなのかと、後で聞くと

 

 

タラさん「いや、普通に庭の木の小枝が邪魔だから折って欲しいとか…。」

 

 

そんな事が数回あったので

これは、最初からあまり喜ばれた関係ではないな、と言うのが分かっていました。

 

お父さんが亡くなられてから

タラさん1人に寄り掛かり相思相愛だった様子。

(その割には長男のタラさんを蔑ろにして

 次男・三男を頼りにして可愛がっていましたが)

 

なので、横から掠め取ったようにしか思えないんだろうな…

息子をもつ母親なんてそんなもんだとも、聞くし。

 

 

そんなこんなで、2週間後のお夕飯に呼ばれることになった私。

 

メイクはほぼなし、オシャレもあまりせず。

最低限小綺麗なワンピースを着て、

いざ対面の日を迎えることになりました。

 

 

この時、先日折ったと言う「庭の木の小枝」を見せてもらいましたが

割り箸よりも細い、本当の本当に小枝でした。

ハサミも必要としない、片手で折れるような小枝。

 

これのために、私たちは往復6時間かけて戻ったのか。

 

『馬鹿馬鹿しい』

 

そんな言葉しかよぎらなかった、玄関先。

いよいよ、ご挨拶です。

 

付き合っているとき、

今思えば、“違和感”を覚えていたのに、見ようとしていませんでした。

多分、自分の“好き”だという気持ちに隠してしまっていたんだと思います。

 

 

9ヶ月経った、その日。

その日は、私が有給を取って平日デートをしていました。

 

休みが合わない私たちにとって、2日連続で遊べる事自体が初めてで

すごく嬉しかったのを覚えています。

※門限と週2までのルールは守ってましたよ。

 

タラさんが運転していて

トイレか飲み物を買いに行ったかでコンビニに一人で入っていった、その時。

 

 

ピロロ〜ン♪

 

 

ん?

 

タラさん、ケータイ持って行ってないんだ。

しかも画面見えちゃって…え?

(当時スライド式のケータイ)

 

 

そこには、女の名前…。

 

 

お仕事関係じゃない。

 

タラさんから聞いてた、あの女の人の名前。

 

 

そう、8ヶ月前に切る約束をした、メル友。

 

 

どういう事??

まさか、まだ切れてなかった?

いや、切ったけど何かがあって向こうからまた連絡がきたとか…

 

考えがグルグルまとまらず、

パニクっていると、タラさんが戻ってきました。

 

 

タラさん「ただいま〜、あれ?どうしたの?

 

 

はっ!!!!!!」

 

 

私の目線の先に気が付いた、タラさん。

 

 

タラさん「人のケータイ、見るなんてサイテーだよ!」

 

私「うん、サイテーだと思う。」

 

タラさん「なんでそんなことしたの!」

 

私「うん、私はケータイ触ってないけど、メールがきたから見えちゃったの。

ごめんね。」

 

 

確かに。

不可抗力とは言え、見てしまったのは事実。

でも、正直に言えば

なんの後ろめたさもなければ「目線だけで」キレたりしないと思う。

 

ケータイを開いて中身を見たかどうかなんて分からないんだし

メールの着信でチカチカ通知ランプが光っているだけ。

それを”見られたかも”と感じるのが、そもそも意味が分からない。

 

 

私「あの女とまだ繋がってたってことで、別れるね。」

 

タラさん「は!?待ってよ、なんでそうなるの!?俺はやめたよ!!ちゃんと!でも向こうがさメールしてくるから、返さないと失礼じゃん」

 

私「彼女に義理立て、私に嘘つけるなら、そういうことだよね。」

 

タラさん「なんでそうなるんだって!わかったよ、メール消せばいいんだよね。」

 

私「いや、消せば済むわけないよね。向こうのせいにしている以上、また向こうからメールがきたからって再開するよね。」

 

 

メル友にここまでキレる私も大人気なかったです。

でも、嫌なものは嫌だった。

恋人同士でも、夫婦でも、家族でも。

ルール(約束)を守るって大事なことだと思うから。

 

 

場所を変えて、私たちは話し合いをしました。

そこでタラさんが提案してきたのが

この場でメル友に「もうメールできない事、もうメールを送らないでほしい事」を伝える。

メールアドレスを変える、この2つ。

 

私は、自分のためにそこまでしなくてもいいし

別れるだけでいいから。と言いましたが

タラさんが、それだけは嫌だと。

(じゃあそもそも嘘つくなよ)

 

私が返事する前に、タラさんはメル友にメールを送りしまた。

すぐ返事が帰ってきて、そのメル友もなんでなんで!と騒いでました。

そりゃそうですよね、あんなメールしていた相手からいきなりサヨナラメールがきたんですもの。

 

 

あんなメールとは?

 

 

まず、普通のメル友じゃないのは薄々気が付いていました。

多分そうだろうな〜程度でしたが。

 

 

タラさんが私にメル友からのメールを見せてくれた、その時

好奇心を殺せなくて、私はパンドラの箱を開けてしました。

 

ケータイの円形中心をピピピッと右に押す私。

過去のメールのやり取りが見える。

 

 

「あ〜、やっぱり…。」

 

 

エロ画像(おっぱい、性器)、メールでエッチしているかのようなやり取り。

わんさか出てくる、メル友とのラブラブな内容。

 

 

 

「遠距離恋愛してるエロカップル」

 

 

まさに、そんな感じでした。

 

 

タラさん、ブチギレ。

 

すかさず私からケータイを取り上げ、メールを全削除。

証拠隠滅。

 

 

結局、ババっと見ただけで証拠らしい証拠も取れず。

メールの内容はうやむやにされました。

(私は間違いなく見たけどね)

 

このことがキッカケで

私たちの歯車が狂い始めました。

 

 

思えば、このタイミングで別れていれば良かった。

そんな思い出深い1日でした。

 

 

なぜ別れなかったのか…。

ただただ、好きだという気持ちで判断を鈍らせていたから。

 

それでも、私を選んでくれたんだと。

この時は、嬉しさも少しありました。

 

でも。。。

やっぱり、心の奥に焼きついた、メールの内容。

そこから、私も壊れ始めます。

「おかんとご飯食べたくて」

 

この言葉の真相は別にして

実際、タラさんは母親とふたり暮らし。

 

弟2人は県外で生活をしているし

父親は2年ほど前に他界。(脳溢血)

 

2人の生活の様子を聞いていると

まるで、夫婦そのものでした。

父親が居なくなったとは言え、食事は必ず母親と。

母親が買ってきた衣類を着て靴を履く。

 

30歳の男性が…と、少し思いましたが

親思いで言えないのかな、と都合良く考えていました。

 

 

そんなある日、タラさんが神妙な面持ちでこう切り出してきました。

 

タラさん「おかんが…週3は会いすぎだから、週2にしろって。」

 

私「え…?」

 

まぁ、確かに結構な頻度だったとは思います。

ですが、本人たちが決めた事なのに、なぜ?と。

 

私「会う時間、減っちゃうね。」

 

タラさん「日数は減っちゃうけど、その分、長く一緒にいよう!!」

 

 

日数が減る…、でも本人たちは会いたい…

必然的に、一緒に過ごす時間を増やしますよね。

 

ところがどっこい、これがタラさん母の逆鱗に触れました。

 

 

数日後。

 

 

タラさん「ごめん。おかんに物凄く怒られて。」

 

私「え…???」

 

タラさん「会う日数減らしても、時間が増えたら意味ないでしょ!って。門限決められたんだ。」

 

私「え、意味…?もんげ…ん?………何時?」

 

タラさん「0時…」

 

 

この時、素直に思いました。

 

『お前、シンデレラボーイかよ。』

 

 

かくして、この日から

デートは週2まで、門限0時厳守となったタラさんと私。

※ちなみに、門限10分前になると、

 お母さんから今すぐ帰れコールが入るようになりました。

 

 

それでも、反対?されると燃えるものなんですよね。

恋って。

 

バカでした、私。

 

前回のブログに書いた通り

付き合うとき、私から出した条件が2つ、ありました。

 

1.他の女は切る(出会い系でメル友がいたので)

2.お金、お酒にだらしない人は無理

 

2つ目に関しては、

私の育ての父(継父)が、ものすごくお金&お酒にだらしない人だったことで

家族が苦しめられてきた経緯がありました。

 

飲んでは悪態をつき、暴言を吐く、暴れる。

家族がどれだけ止めても飲酒運転を繰り返す(親戚ぐるみで)。

 

40半ばになると、継父は肝臓を壊し医者に飲酒自体を禁止され

来る日も来る日も、薬漬けになりましたが

大人しかったのは最初だけ。

またいつの間にか浴びるように飲むようになっていました。

 

そのうち、仕事もしなくなり

我が家は母のパートと学生の私が入れるバイト代で生計を立てるようになりました。

 

それでもお酒をやめることなく飲み続け、

ついに60を目前にしたある日、母が離婚を切り出したその場で

脳いっ血を起こし、入院。

3年間寝たきりの末、62歳で亡くなりました。

 

亡くなったその日、

継父の兄弟から、母や私たち姉妹は

「お前たちのせいで弟(継父)は死んだんだ!人殺したちが!!」

と病院で罵倒されました。

 

入院中も、身体の自由が効かない苛立ちを家族(主に母)にぶつけ

用を足したオムツを投げては看護士さんたちや同室の人たちに迷惑をかけ続けた3年間。

 

かさむ入院費、そして死んだ後に発覚した借金。

死んだ後まで家族は苦しみ続けました。

※今は返済完了してます。

 

 

そんなお金とお酒がキッカケで苦しんだ経験から

どうしてもその部分は妥協できませんでした。

 

タラさん「大丈夫!俺、借金ないし!お酒そんなに好きじゃないから!」

 

付き合う時、そう言ってました。

これは本人も、常々

 

タラさん「付き合いたくて、嘘をついたのが悪かったんだ」

 

と認めています。

本当にあ〜騙された…な事です。

 

 

そんな私に、付き合って1ヶ月でついた嘘。

 

「おかんとご飯食べたくて」

 

後々、発覚したんですが

これは、本当におかんとご飯がしたかった訳ではなく

※マザコンだったのであながち間違いでもないですが。

 

「自宅でご飯を食べれば、飲酒できる!

 あ、でもその後、運転出来ねーな!

 よし、デートキャンセルで!」

 

という事だったのです。

 

 

ね。

小さい嘘って、大きな嘘を呼ぶんですよ。

そして、その嘘はどんどん大きくなり、やがて人を傷つけます。

 

たまに、優しい嘘もある、と聞きますが

私はこの13年間で十分すぎるくらい嘘と対面し

そんなもんねーよ、としか思えなくなりました。

 

口が悪くて、すいません。

 

たかが、飲酒。されど、飲酒。

この時、最初の嘘に気づいていたら。

少しは違う未来があったのかもしれません。

 

そんなに違わないって?

そうですね。そうかもしれません。

ですが、そこまで好きだと知っていたら

そもそも付き合っていなかったと思います。

 

 

そう。

タラさんは生粋の「嘘つき酒大好き野郎」だったのでした。

離婚に関係する事ではありますが、今日は過去の話ではありません。

 

私たちは、

離婚後→同居解消(引っ越し)まで1ヶ月かかりました。
 

 

離婚を決意させた事件が起こったのが

2019年8月28日。

 

離婚をしたのが

2019年8月30日。

 

 

まだ書ききれていない

過去の色々な事があり、決断は早かったです。

後悔はありません。

これ以上、一緒にいてもお互いがダメになる、

そう思ったからすぐ決める事が出来ました。

 

しかし、あまりにも急な離婚だったため

引っ越し関係が一切進まず(実家の整理や業者の手配など)

結果、9月にあったこの3連休2回を全て

妹たちに協力してもらい

なんとか引っ越し作業をひと段落させる事が出来ました。

 

まだまだ片付けなども終わってはいませんが

今日から実家生活を送る事になります。

 

 

我が実家…

何を隠そう、プチゴミ屋敷のため

ここ数年、近づかないようにしていました。

 

そしてそこに住む母は、元々毒親の上、

加齢と共にさらに毒に拍車がかかった母親。

(それでも母を嫌いになりきれないから戻るんですが)

なので

戻る前に、せめて私が戻れるくらいのスペースを空けるべく

廊下や階段などなど清掃をしなければならず

あれよあれよと、ここまで延びてしまいました。

 

まぁ…その間、

タラさんといる地獄たるや。

精神的に滅入りそうでした。

 

タラさん「やり直そう、やり直したい!出ていく必要ないよ!1年後また二人で再出発したい!」

 

とは言え、

行動が伴ってない…。

 

私がタラさんにしてきた事は

夫婦とは言え、決して許される事ではありませんでした。

なので、

その束縛がなくなった途端、独身を満喫するのもいいでしょう。

 

ですが、

ストレスがなくなったからこそ、寂しいと思えたり

私を好きだった気持ちがフワッと戻ってきて

トチ狂ったことを言い出しただけだと思います。

 

そして、そんな自由を満喫しまくってるタラさんを見て

「よかったね」と思いながらも

「よくそんなんでやり直そうとか言えるね(^o^)」と思ってしまうのです。

 

 

私もダメなところがいっぱいありました。

タラさんもダメなところがいっぱいありました。

 

そんな夫婦だったので、お互いがお互いを苦しめ合う事になり

お互いのことを“死ねばいいのに”と実際、口に出すほど憎しみ合い

離婚に至りました。

 

私たちは、どちらかが悪いわけでなく

二人ともが悪かった…んだと、私は思っています。

恋人のままだったら、友だちだったらよかったのかもしれません。

 

何はともあれ、

また次回からお話の続きを書いていきます。

 

追伸:

思った以上に、いろんな人に見ていただけているみたいで。

こんな拙い文章なのに、ありがとうございます。

励みになります。

私にとってタラさんは初めての彼氏で
他の人たちがどれほどの頻度でデートをしたり
メール?電話をしたり…と言うのを知りませんでした。

なので、付き合い始めのときに
私からタラさんに、デートって普通どんな頻度でするものなの?と、聞きました。

すると、タラさんのお仕事の関係(時間)で、
デートは月、木、日、にしよう!と言われ
比較的時間が自由になる私は、それを了承しました。


そして、この日は木曜日。
待ちに待ったデートの日です。

いやいや、月曜日に会ってんだろ!とお思いでしょうが
恋する乙女な私は、早く会いたいな~とか、もっと一緒にいたいなぁ~とか、夢見る夢子さんだったのです。

おはようメールの最後に
『今日のデート楽しみ❤』
と追記して、タラさんから返信を待つ…

待つ…

待つ……うん。

まあ、返信来ないのは仕方ない
(朝早いからもうお仕事行ってる可能性があった)

昼ごろ返信がきて
『おはよう、今日寝坊した~』

あー、なるほど。
寝坊してバタバタ出掛けたから朝の返信なかったんだな。

仕事を終え、タラさんからのメールを待つ。
20時頃…
まだかな~まだかな~ピロロン♪

『今日ケータイ家に忘れて行ったから夜会えなくなった、今から会議だから遅くなる🙋』


ん?

今から会議はいいけど


忘れたケータイから
メールきたのは、なぜ?

てか、昼もメールしてたよね?
取りに帰った訳ないよね?
(会社→家は距離もあるし、まず許されない仕事です)


ここに着てお気づきの方も多いかと思いますが
タラさんは生粋の嘘つきで、
尚且つ嘘つくのが下手な人だったのです。

この時はまだ、気づいていませんでしたが…
死ねばいいのにと思うくらい嘘をつくし
馬鹿かと思うくらい、下手なんです…。本当に…。。。


『今終わって帰る~』
とメールがきたのが23時頃でした。


私『タラさん、ケータイ忘れたのに昼メールはどこからしたの?』

タラさん『え、え、あ、えっと…ごめん。嘘ついた』

私『何で嘘つく必要あったの?会議なのも仕事なのも仕方ない事だから、そんな事で私、怒らないよ?』

タラさん『家でおかんとご飯食べたくて…』
※後日分かりますが、ご飯=飲酒でした。

この時、お母さんとのご飯のために嘘ついたの!?とビックリして、そこにばかり目が行ってしまいましたが、実際の問題は嘘をついてでも飲酒したかった、この部分でした。

付き合い始め、タラさんの休みにデート。

次に、週半ば、その後週末とデートを繰り返し

幸せを感じていたのも束の間。

 

やけに一緒にいる時

ケータイが鳴る…

 

私「職場の人?友達?出なくて良いの?」

 

タラさん「あー…うん。大丈夫。メールだから。」

 

私「ふーん。」

 

何だろう。

別に、目の前にいて返信しても良いのに私がいるから?

いや、遠慮してる様子じゃない。

隠し事している人特有の何かを嗅ぎとる私。

 

私「もしかして、メル友とまだきれてないの?」

 

タラさん「えっ、あっ…いや、俺はやめたいのに、向こうから送ってくるから」

 

最低な言い訳だな、今考えたら。

顔も名前も知らないその人のせいにして…。

でも、その時はタラさんに惚れていたから盲目だった、バカな私。

 

私「付き合うなら、切って欲しいって言ったよね?

どうするの?私と止めるか、彼女との関係を断つか。」

 

タラさん「別れたくないから、メル友切るよ。」

 

皆さんは、たかがメル友くらい、とお思いでしょう。

この時私もそこまで深く考えていませんでした。

ただ、嫌だっただけ。それだけ。ヤキモチ的な…。

 

でも、半年後、このメル友の一件は再活します。

2回目のデートの後も、

毎日毎日何通もメールのやり取りをしました。

 

相変わらず、

タラさんからは短文だし、たまにしか返ってこなかったりしましたが

筆不精、無口だと自分でも言っていたし

何よりお仕事をしていたり自分の時間もあるだろうから

さほど気にしていませんでした。

 

私は私で元々がマメな人間だし

恋する女としてバンバンメール送っていました。

(今思えば、一方的に送られてくる辺りが迷惑メールと同じですね)

 

そして、

ようやく待ちに待った、12/1(金)。

夜の8時に待ち合わせをしていたのですが

その日、私はもう数日前から心に決めていたことがありました。

 

「告白しよう」

 

人生初です。

男性と付き合った事がないので、単純な思考回路でしたが

普通に惚れてました。

どこにって言葉では難しいんですが…。

 

心臓は爆発しそうだし

顔はめっちゃ強張ってたはずだけど、なんとか気持ちを伝え、告白。

 

そして、付き合い始めというか

付き合う条件というものを私からタラさんに伝えました。

 

1.他の女は切る(出会い系でメル友がいたので)

2.お金、お酒にだらしない人は無理

 

好きだけど、

私は育ての父親の「酒と金」で苦労してきたので

その部分と女関係は整理して欲しかったのです。

それが飲んでもらえないようなら、そのまま引きさがるつもりでした。

 

が、

タラさんの回答は即OKでした。

 

照れながら「これからよろしくお願いいたします」と言われ

初めてキスしました。

 

この時は幸せ絶頂…(の、ような気がしますが、地獄の始まりです。)

 

初めて顔合わせをした日から、2週間。
せっかく紅葉を見に行こうというその日は、残念ながら雨模様でした。

でも、ずっと楽しみにしていたので、会えるだけで幸せでした。
どんな洋服着ていこう?靴は?髪型は?メイクは?
ドキドキと会える嬉しさ、それしかありませんでした。

待ち合わせをして、
近くの有名なお寺に行くことになりました。
しかし、その日は11月だし雨も降っていたのに
ジメジメ暑くて。

それなのに、途中から手を繋ぎだしたので
2人とも手汗がびっしり。
いや、緊張していたからかな。

たまに手を離す瞬間があると
パタパタ仰いで手汗をなんとか乾かす。
それの繰り返し(笑)

帰りにお土産屋さんで夫婦箸を購入。
付き合ってないけど…恋愛初心者の私はペアで買うって憧れがあったから、すごく歯がゆくも嬉しかった。

そのあと、ドライブ→大きなダムへ行きましたが
山道だったのもあって、私は車酔いし始めました。

会話もそぞろになり、ツライ…吐きそう…でも、こんな所でこの人に言えない!(すでに少し好きになってました)と、ものすごく堪えたのを覚えています。

帰り際、車の中でキスされそうになり
ほっぺを抑えて

『付き合ってないのに、そういうことするのはダメ』

と拒否。
スッと引いてくれて助かりましたが、少し怖かったです。

簡単にキスさせなかった、それが良かったのか、タラさんはその後、ガンガン押してくるようになりはじめました。

そのまた1週間後に、会う事を約束して解散。

緊張して、ドキドキして
幼くも楽しい駆け引きしてたなぁ。
恋愛したことない私が、こんな時間が過ごせるようになるなんて。