「おかんとご飯食べたくて」

 

この言葉の真相は別にして

実際、タラさんは母親とふたり暮らし。

 

弟2人は県外で生活をしているし

父親は2年ほど前に他界。(脳溢血)

 

2人の生活の様子を聞いていると

まるで、夫婦そのものでした。

父親が居なくなったとは言え、食事は必ず母親と。

母親が買ってきた衣類を着て靴を履く。

 

30歳の男性が…と、少し思いましたが

親思いで言えないのかな、と都合良く考えていました。

 

 

そんなある日、タラさんが神妙な面持ちでこう切り出してきました。

 

タラさん「おかんが…週3は会いすぎだから、週2にしろって。」

 

私「え…?」

 

まぁ、確かに結構な頻度だったとは思います。

ですが、本人たちが決めた事なのに、なぜ?と。

 

私「会う時間、減っちゃうね。」

 

タラさん「日数は減っちゃうけど、その分、長く一緒にいよう!!」

 

 

日数が減る…、でも本人たちは会いたい…

必然的に、一緒に過ごす時間を増やしますよね。

 

ところがどっこい、これがタラさん母の逆鱗に触れました。

 

 

数日後。

 

 

タラさん「ごめん。おかんに物凄く怒られて。」

 

私「え…???」

 

タラさん「会う日数減らしても、時間が増えたら意味ないでしょ!って。門限決められたんだ。」

 

私「え、意味…?もんげ…ん?………何時?」

 

タラさん「0時…」

 

 

この時、素直に思いました。

 

『お前、シンデレラボーイかよ。』

 

 

かくして、この日から

デートは週2まで、門限0時厳守となったタラさんと私。

※ちなみに、門限10分前になると、

 お母さんから今すぐ帰れコールが入るようになりました。

 

 

それでも、反対?されると燃えるものなんですよね。

恋って。

 

バカでした、私。