前回のブログに書いた通り

付き合うとき、私から出した条件が2つ、ありました。

 

1.他の女は切る(出会い系でメル友がいたので)

2.お金、お酒にだらしない人は無理

 

2つ目に関しては、

私の育ての父(継父)が、ものすごくお金&お酒にだらしない人だったことで

家族が苦しめられてきた経緯がありました。

 

飲んでは悪態をつき、暴言を吐く、暴れる。

家族がどれだけ止めても飲酒運転を繰り返す(親戚ぐるみで)。

 

40半ばになると、継父は肝臓を壊し医者に飲酒自体を禁止され

来る日も来る日も、薬漬けになりましたが

大人しかったのは最初だけ。

またいつの間にか浴びるように飲むようになっていました。

 

そのうち、仕事もしなくなり

我が家は母のパートと学生の私が入れるバイト代で生計を立てるようになりました。

 

それでもお酒をやめることなく飲み続け、

ついに60を目前にしたある日、母が離婚を切り出したその場で

脳いっ血を起こし、入院。

3年間寝たきりの末、62歳で亡くなりました。

 

亡くなったその日、

継父の兄弟から、母や私たち姉妹は

「お前たちのせいで弟(継父)は死んだんだ!人殺したちが!!」

と病院で罵倒されました。

 

入院中も、身体の自由が効かない苛立ちを家族(主に母)にぶつけ

用を足したオムツを投げては看護士さんたちや同室の人たちに迷惑をかけ続けた3年間。

 

かさむ入院費、そして死んだ後に発覚した借金。

死んだ後まで家族は苦しみ続けました。

※今は返済完了してます。

 

 

そんなお金とお酒がキッカケで苦しんだ経験から

どうしてもその部分は妥協できませんでした。

 

タラさん「大丈夫!俺、借金ないし!お酒そんなに好きじゃないから!」

 

付き合う時、そう言ってました。

これは本人も、常々

 

タラさん「付き合いたくて、嘘をついたのが悪かったんだ」

 

と認めています。

本当にあ〜騙された…な事です。

 

 

そんな私に、付き合って1ヶ月でついた嘘。

 

「おかんとご飯食べたくて」

 

後々、発覚したんですが

これは、本当におかんとご飯がしたかった訳ではなく

※マザコンだったのであながち間違いでもないですが。

 

「自宅でご飯を食べれば、飲酒できる!

 あ、でもその後、運転出来ねーな!

 よし、デートキャンセルで!」

 

という事だったのです。

 

 

ね。

小さい嘘って、大きな嘘を呼ぶんですよ。

そして、その嘘はどんどん大きくなり、やがて人を傷つけます。

 

たまに、優しい嘘もある、と聞きますが

私はこの13年間で十分すぎるくらい嘘と対面し

そんなもんねーよ、としか思えなくなりました。

 

口が悪くて、すいません。

 

たかが、飲酒。されど、飲酒。

この時、最初の嘘に気づいていたら。

少しは違う未来があったのかもしれません。

 

そんなに違わないって?

そうですね。そうかもしれません。

ですが、そこまで好きだと知っていたら

そもそも付き合っていなかったと思います。

 

 

そう。

タラさんは生粋の「嘘つき酒大好き野郎」だったのでした。