家庭裁判所での離婚調停が決裂し、帰ろうとしていた私に
男性の調停員さんと女性の調停員さんお二人が
男性の調停員さんと女性の調停員さんお二人が
「いや~、あの人本当にダメですね」
「まともな話が一切通用しないんですから裁判で戦うしかないです」
「サッサと訴訟を起こした方がいいですよ」
「まともな話が一切通用しないんですから裁判で戦うしかないです」
「サッサと訴訟を起こした方がいいですよ」
と笑いながら話しかけてきました。
きっと「長年調停員をやっているけどあんなアホ見たことない」と思ったんでしょう。笑
きっと「長年調停員をやっているけどあんなアホ見たことない」と思ったんでしょう。笑
そして最後に
「あなた、本当に苦労しましたね」
「でも絶対大丈夫ですから頑張ってください」
「でも絶対大丈夫ですから頑張ってください」
と、優しい笑顔で私を励ましてくれたんです。
「え!?そんな言葉をかけてくれるの!?」という驚きと
「裁判所の人が完全に私が正しいと認めてくれた」という喜びで胸がいっぱいになってしまい
緊張感が一気に切れて涙がとめどなく溢れてきました。
緊張感が一気に切れて涙がとめどなく溢れてきました。
そして、弁護士さんにお願いして即、離婚訴訟を起こした私。
訴訟を起こすと裁判所から元夫の方に「訴状」と「呼び出し状」が郵送されます。
離婚調停では「申立人」だった私は「原告」に、「相手方」だった元夫は「被告」となるわけです。
間違いなくこの時点で「これはヤバイ」と焦ったであろう元夫と元夫の両親。
私との電話を切った後、元舅は家族に向かって絶対こんな風に自慢していたはず。
おい!やったぞ!
あの女帰ってくることになった!
別荘のこと持ち出したらびっくりして絶句してだぞ!
やっぱり貧乏人は金に弱いよな!
ワッハッハッ!!
でも、いつまで経っても「訴訟は取り下げてそちらに帰ります」という連絡が来ず、
「おかしい」と思っていたところに届いたのが裁判所からの呼び出し。
あのヤロー!!!
家族全員頭から湯気を出して顔を真っ赤にして激怒したことでしょう。笑
そして第一回口頭弁論の日がやってきたんですが・・・・
ちょっと考えれば分かることだと思うんですよ。
愛人を6人も囲った上にモラハラと暴力を振るい続けた結果、妻から離婚したいと訴えられたら「勝てない」ということに。
ま、「フツーは」ですけど。笑
残念ながら元夫もお元夫の両親も「フツーの人」ではなかったので
私に訴訟を起こされても「負けるはずがない」ということで攻めの姿勢を崩すことはありませんでした。
それどころか元夫は、絶対に言ってはいけない『あの言葉』を法廷で言ってしまったのです。
私の父が
「何も言わずに今すぐ黙って帰ってくれば何もなかったことにしてやる。帰ってくれば別荘もあげるから」
とまで言ってやったのに妻はそれを無視したんです!
こんな非常識な人っていますか!?
妻はこんな風にいつでも自分勝手なんです!
私にとって良い妻でないだけでなく、私の両親に気に入られるようなことが何一つできないダメな嫁なんです!
私も私の両親も妻のせいでずっと嫌な思いをして暮らしてきたんです!
こんな非常識な人っていますか!?
妻はこんな風にいつでも自分勝手なんです!
私にとって良い妻でないだけでなく、私の両親に気に入られるようなことが何一つできないダメな嫁なんです!
私も私の両親も妻のせいでずっと嫌な思いをして暮らしてきたんです!
カチンコチンに固まる夫の弁護士。
そして黙って聞いていた裁判官がついに口を開きます。
貴方は離婚調停の際も同じことを言われていますよね?
結婚してから12年間、ずっと不貞をはたらいていた上に殴る蹴るの暴力を振るって妻に全治3ヶ月の大ケガをさせた結果、妻から離婚の申し立てをされたにも関わらず、妻に謝罪することは一切なく、反省の弁を述べることもなく、妻に対する暴言を吐き続けたため、調停員から
「離婚をしたくないなら自分がした事を心から謝罪し反省の態度を見せるしかないのに、なぜ妻を侮辱する事を延々と言い続けているのか。貴方は自分がしていることを理解していない。家に帰って自分がしている事をよく考えて出直してきなさい」と叱責されたはずです。
それなのにこの期に及んでまだ同じ言葉を繰り返している。
自分がした事を棚に上げて妻を侮辱するとは!
そういうのを「お前が言うか」と言うんです!
愕然とする元夫とガックリ肩を落とす弁護士。
でもおそらく一番驚いていたのは私。
「裁判官は常に冷静沈着で私情や人情などは絶対に挟まない人」と思っていた私でしたが
この瞬間、裁判官の後ろに桜吹雪が見えたのでした。笑
ところが、話はこんなことでは終わりません。
第一回口頭弁論で大失態を犯したことにより追い詰められたしまった元夫は
第二回口頭弁論の際、あってはならない大事件を法廷内で起こしてしまうことになるのです。
第二回口頭弁論の際、あってはならない大事件を法廷内で起こしてしまうことになるのです。
全米が沈黙!
「クワイエット・プレイス」を超えるこの秋一番のホラー笑