キャバクラ嬢を口説く為の500の方法 すすきの恋愛論 -7ページ目

寄生獣

呑み屋での話題のネタ作りのためによく映画やDVDを観る。というわけで全然デートに向かない「寄生獣」を観ました。



以下、ネタばれします。

『地球上の誰かがふと思った』というモノローグが出る予告編を観て、田宮良子なら絶対言わないセリフを深津絵里に言わせてる時点で何やら嫌な予感がしたのだがひどく残念な出来だと思う。まさか劇中で本当に喋らせるとは思わなかった。

『インターステラー』をIMAXで観た5日後だとガッカリ感が半端ない。

原作と設定やストーリーが異なったり、場面をはしょるのは映画だからしょうがないのだけれど、色々といじくったせいでおかしなことになっている。まるで、新一+ミギーvsパラサイト軍団の戦いにシフトしていってる印象に思える。

まず前提として、ミギーの声なのだがアベサダヲの配役は失敗だと思う。ミギーの造形はただでさえ滑稽に思えるのに、アベサダオの声だとさらにそれが増長してしまう。また、映画のミギーはやたら喋る。しかも日本語の発音がばっちりで感情をこめて喋る。だから、どうにもミギーがコミカルなパートナーにしかみえない。ミギーは友達でもドラえもんでもないのだ。声の解釈に関してはアニメ版の平野綾の機械的な声の方が正解だと思う。

もう最初から仲良い感じで行動してるので、これでラストの別れをどう描くつもりなのか?と激しく問いたい。ところどころで、冷静な判断を下すミギーが最後で人間っぽい戦闘や別れかたをするあのラストに繋がっていく気配が全然しないのだ。

原作のテーマでは「人間という生物は何なのか?」ということがしばし描かれる。

なのに、子犬をゴミ箱に捨てたままで地中に埋葬しないのは納得できない。「死んだ犬はただの肉のかたまり」と発言した後で、ちゃんと公園の木の下に埋めて埋葬することで、人間としての感情がちゃんとあることを表現しているのだ。

「やっぱり新一君が止めを刺すのは違うと思うよ」と宇田が言うのはそれが人間的な価値観だからだ。

なのにここをカットしたり、てんぷら油のシーンがなくてセリフですましたり、Aを新一自身が殺したりというおかしなことになっている。

そのせいで原作のテーマは薄れて、新一+ミギーのちょっとおかしなコンビvsパラサイト軍団のアクション映画になってしまったのだ。

続編はもうレンタルでいいや。

以下、おかしな場面。

・母子家庭になってる。映画でも言ってたけど母親いなくなって生活どうしてんだよ。学校と役所は放置かよ。
・宇田&ジョーは出てきません
・Aに心臓貫かれてミギーの再生術で復活して胸の傷跡を鏡で確認するシーンで左腕の肘から下が写ってないように見えたんだけど気のせい?
・Aがなぜ攻撃を外したのか意味不明なんだよなぁ
・Aとのバトル直前でミギーが眠っちゃうわけですが、Aを倒した後、死体の前でミギーと信一が会話してます。4時間そこに立っていたのかよ昼間っから死体の前で?
・村野里美がパラサイトとミギーを目撃してます。続編をどうするつもりか激しく問いたい。
・合理的な判断を下す田宮良子がなぜ一撃で殺せない爆薬で島田秀雄を攻撃したのかよくわからない。パラサイトの死体を警察が目撃すれば警察が自分たちの脅威になることはわかるはず。

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新装版 寄生獣(1) (KCデラックス アフタヌーン)
岩明 均
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ストーカー被害者の一時緊急避難先としての宿泊費用を国が負担

この業界はそのサービスのシステム上、一部の勘違い客がストーカーになりやすいという側面を抱えています。あまり客をひっぱっちゃう方も問題なんですが…。

そんなストーカー被害を抱えた女性に朗報です。

警察庁はストーカー事案の被害者が一時的な避難先としてホテルなどの宿泊施設を使う場合の本人負担をなくす制度を来年度から導入する方針です。

一時的な避難先としては当初47都道府県ごとにある婦人相談所や民間シェルターなどが想定されていたが、従来の生活を続けたいという被害者のニーズと合わないことから支援の在り方を見直したようす。

ストーカー被害者の一時緊急避難先としては、昨年10月に施行された改正ストーカー規正法で「婦人相談所その他適切な施設」と明記された。

しかし、仕事や学校など自分の生活基盤があり、警察から一時避難を勧められても「生活が遮断される」という理由で施設に入らないケースが続出したようです。

一時的な避難先としてホテルなどに宿泊した際の費用は国と都道府県が半分ずつ負担。

既に昨年11月時点で11府県でストーカー・DV被害者の一時避難の際の宿泊費を公費負担しているとのこと。

家バレしちゃうとさすがに自宅には帰れないですからね。

アンダーグラウンドでも生きていかなきゃしょうがない

今年1月27日に放送されたNHK『クローズアップ現代/あしたが見えない~深刻化する"若年女性"の貧困~』の内容が大変な波紋を呼びました。

この番組では貧困状態にある若い女性のあまりに辛い状況がレポートされていました。10~20代の働く女性は全国で約500万人おり、その内の約半数が派遣や契約社員などの非正規雇用者。

若い女性の中でも、特にシングルマザーの場合、働きたくても子供が預けられなければ働けない。かといって生活保護申請をしても何ヶ月もかかったり役所からひどい対応をされることもあるというお話でした。

ところが、女性向けの求人情報の中には給与が良く、寮や託児所も完備されており、子供の心配をせずにお金が稼げる業種もある。

それが「水商売」なんですね。

札幌で出版されている女性向けの求人誌は私が知ってるだけでも3誌あって、ほとんどがこの業界の求人です。

私の元祖オキニもそうでキャリアのない若いシングルマザーの就労先として当然この業界はあるわけです。

私が知ってる女性でも、若くして結婚したが旦那のDVで離婚、子供はいなかったけど職歴がほとんどないから就職活動をしてもどこも雇ってもらえず、しかたなく夜の世界へ、というのもありました。

2010年に起きた大阪幼児置き去り死事件の母親は、アルバイトぐらいしか職歴がないのでまともな職に就けなかった。そこで乳幼児2人を育てるために名古屋の保育付き寮つきのキャ●クラの仕事に就く。その後、大阪の●俗の店で働くようになり、やがて子供のもとに帰らなくなった。

「セーフティネットがこの業界しかないんです」

なのに夜の業界の文字が入ってるってだけでこの投稿記事やブログ自体を削除しないでくださいね!ってのは強調しておきます。

この業界はアコギな商売だっていうのを散々書いてる私ですが、アンダーグラウンドでも何でも生きていかなきゃしょうがないって世の中になってるというのは言っておきます。

働くにしても「普通に働ける」ことがない。派遣や契約社員などの非正規労働者が半数。中にはダブルワークをしているシングルマザーは約7%もいます(2012年就業構造基本調査)。普通に食べていけない人間が増えてるんだから、水商売でも何でもやって生きていくのは当たり前じゃないですか?

待機児童問題だって「女性の社会進出」ってわけではなくて、夫の収入だけで食べていけないという専業主婦世帯の貧困化から子供が幼いうちからでも働かないとという女性が増えた結果なんですよ。保育園に入所できないこともあるんです。

だからシングルマザーへの支援政策ってのはまだまだ充分ではないんです。

すすきの情報誌『さっぽろナイツ』に掲載されている夜の商売の女性が500人。勿論、掲載されていない人の方が多いでしょう。お湯関係を含めると相当な数の女性がすすきので働いています。北24条界隈や白石・琴似にも飲み屋街があるしね。

アルバイトやパート勤務で安い給料しか貰えず、食べていけないのですすきので働く女性もいます。

アパレル関係の仕事をしていて、社販で服を買っていたらとても一人暮らしなんか出来ないので夜働く女性もいます。

そういった事情もわからず金の力でいろいろとわがままを言うようなオヤジは凄く嫌われてますよ。

ニッチな業界ですがある意味女性のセーフティネットになってるというお話でした。