アンダーグラウンドでも生きていかなきゃしょうがない | キャバクラ嬢を口説く為の500の方法 すすきの恋愛論

アンダーグラウンドでも生きていかなきゃしょうがない

今年1月27日に放送されたNHK『クローズアップ現代/あしたが見えない~深刻化する"若年女性"の貧困~』の内容が大変な波紋を呼びました。

この番組では貧困状態にある若い女性のあまりに辛い状況がレポートされていました。10~20代の働く女性は全国で約500万人おり、その内の約半数が派遣や契約社員などの非正規雇用者。

若い女性の中でも、特にシングルマザーの場合、働きたくても子供が預けられなければ働けない。かといって生活保護申請をしても何ヶ月もかかったり役所からひどい対応をされることもあるというお話でした。

ところが、女性向けの求人情報の中には給与が良く、寮や託児所も完備されており、子供の心配をせずにお金が稼げる業種もある。

それが「水商売」なんですね。

札幌で出版されている女性向けの求人誌は私が知ってるだけでも3誌あって、ほとんどがこの業界の求人です。

私の元祖オキニもそうでキャリアのない若いシングルマザーの就労先として当然この業界はあるわけです。

私が知ってる女性でも、若くして結婚したが旦那のDVで離婚、子供はいなかったけど職歴がほとんどないから就職活動をしてもどこも雇ってもらえず、しかたなく夜の世界へ、というのもありました。

2010年に起きた大阪幼児置き去り死事件の母親は、アルバイトぐらいしか職歴がないのでまともな職に就けなかった。そこで乳幼児2人を育てるために名古屋の保育付き寮つきのキャ●クラの仕事に就く。その後、大阪の●俗の店で働くようになり、やがて子供のもとに帰らなくなった。

「セーフティネットがこの業界しかないんです」

なのに夜の業界の文字が入ってるってだけでこの投稿記事やブログ自体を削除しないでくださいね!ってのは強調しておきます。

この業界はアコギな商売だっていうのを散々書いてる私ですが、アンダーグラウンドでも何でも生きていかなきゃしょうがないって世の中になってるというのは言っておきます。

働くにしても「普通に働ける」ことがない。派遣や契約社員などの非正規労働者が半数。中にはダブルワークをしているシングルマザーは約7%もいます(2012年就業構造基本調査)。普通に食べていけない人間が増えてるんだから、水商売でも何でもやって生きていくのは当たり前じゃないですか?

待機児童問題だって「女性の社会進出」ってわけではなくて、夫の収入だけで食べていけないという専業主婦世帯の貧困化から子供が幼いうちからでも働かないとという女性が増えた結果なんですよ。保育園に入所できないこともあるんです。

だからシングルマザーへの支援政策ってのはまだまだ充分ではないんです。

すすきの情報誌『さっぽろナイツ』に掲載されている夜の商売の女性が500人。勿論、掲載されていない人の方が多いでしょう。お湯関係を含めると相当な数の女性がすすきので働いています。北24条界隈や白石・琴似にも飲み屋街があるしね。

アルバイトやパート勤務で安い給料しか貰えず、食べていけないのですすきので働く女性もいます。

アパレル関係の仕事をしていて、社販で服を買っていたらとても一人暮らしなんか出来ないので夜働く女性もいます。

そういった事情もわからず金の力でいろいろとわがままを言うようなオヤジは凄く嫌われてますよ。

ニッチな業界ですがある意味女性のセーフティネットになってるというお話でした。