キャバクラ嬢を口説く為の500の方法 すすきの恋愛論 -269ページ目

実話-絵美(仮名)という女 その3

前回からの続きです。


彼女には子供がいました。でも、色々と話をしているなかで私は何となく感づいていました。


私「ふーん、じゃあまた次回な」
絵美「子供いるって知ってびっくりしないわけ?やっぱり変な人だよね。あ、ダンナはいないよー!」


それから数日後に街中で、子供を連れて歩いている彼女とばったり出くわしました。
彼女に子供がいることに少なからずショックを受けていた私でしたが、
実際に子供連れの彼女を見ると、「こんな小さな身体でちゃんと子供育ててきたんだ」と思うとかえって微笑ましくなったものです。


絵美「一度、身体壊してお腹切ってから、医者にもう子供は産めないかもしれませんて言われた。だから、この子を産んどいてよかったと思ってる。シングルマザーだと色々辛いこともあるけどね。」


さて、店に通いつつ、休日にデートをしている関係を続けているとある種の典型的なジレンマが出てきます。今ではちっとも思いませんが。


「あくまで自分の客だから大切にされているのでは?」
「店に行かなくても今の関係を続けていけるのではないか?」

それに加えて、デートする時、彼女は子供を実家の母親に預けて来ていました。託児所に預けるよりはましですが、そのことでこちらも気が引けるのです。


絵美「本当、グルメだよね。でかさんと結婚する人大変だね、私じゃダメだね。」

絵美「チビがもう少し大きくなったらPC教えに遊びにきてね。」


もう一つ、重要なことが私を悩ませていましたが、ちょっとここには書けません。


私はだんだんとこの関係を続けることが辛くなってきました。


次回へ続く


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実話-絵美(仮名)という女 その2

前回からの続きです。


初めてのデートの待ち合わせ場所は、三越の前でした。


彼女は私を見つけると、小走りで駆けてきました。
絵美「いやぁ、すっごいドキドキした」
私「俺もドタキャンされたらどうしようとか色々考えて落ち着かなかった」


イタメシ屋さんで食事した後、夜景の見えるBARに行って(ベタですね)、色々な話をしたのを覚えています。


絵美「i-MODEとかでメール出来るらしいんだけど、やり方全然わかんないんだよね。」
当時、彼女は携帯を替えたばかりでした。
私「じゃあ、俺が教えてあげるよ!本も買ってくる!」


やがて、メールのやりとりが始まりました。毎日のようにメールが来ました。


そして、2ヶ月ほど立ったある日のことです。


私「来週の日曜日、どっか行かない?」
絵美「その日は子供の運動会だから無理なんだ。嫌われたらイヤだなぁと思って内緒にしてたんだけど。」


彼女に子供がいることを初めて知りました。


次回へ続く


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実話-絵美(仮名)という女 その1

もう誰にも迷惑はかからないでしょうから、ここで昔話をします。
一部設定を変えている箇所がありますが、ほぼ実話です。


かって、私の人生に少なからず影響を与えた女性がいました。

その昔、その女性にさよならを告げた後、フジTVで「天気予報の恋人」というドラマをやっていました。「天気のことはわかっても女心がわからない」気象予報官と「昼はレストラン、夜はミニクラブで働く」シングルマザーの恋の話です。


当時、このドラマに自分の姿を重ねていたものです。主題歌は浜崎あゆみの「Seasons」でした。今でも、有線からこの曲が流れることがあります。この曲を聴く度に彼女のことを思い出します。

その昔、i-MODEのサービスも出たばかりで、携帯でメールしてる人もそんなにはいない時代の話です。


その頃、月2回ぐらいのペースで通っていた店がありました。目当ての子の名は絵美(仮名)といいました。


そして店に通って1年ほどたったある日、彼女からこんなことを言われました。
絵美「電話番号教えてくれる?」
教えていませんでした、聞かれてもいないし。メールアドレスも。この店のシステムでは、建前上、店外での従業員と客との接触を禁じていました。
絵美「色々、美味しそうな店知ってるでしょ?来週の日曜日休みだから、どこか連れていってもらおうかな?と思って。」


いきなり休日デートに誘われました。びっくりしましたね。


なぜ、彼女が突然そんなことを言いだしたかというと、「大抵のお客さんは、やれデートしてくれだの、外で会おうとかうるさいくらいなのに、1年も通って何もしてこない自分に興味を持った」んだそうです。

その頃の私は、彼女に対して、店の外で会うという発想が全然なかったのです。一応、男なので「もしや」の気持ちがあったのは否定できませんが、純粋にとても楽しかったのでずっと通っていただけでした。


彼女は、無礼極まりない客には容赦なく「帰れ!」と言っちゃう子でした。身体は小さいですが、一度客の首ねっこつかまえて店の外までひきづって追い出したことがあるそうです。
その話を聞いて、自分も少しびびって声をかけなかったのかも知れません(爆)。

とにかく、他のお客さんがしてることとは、ちょっと違ったのがよかったんでしょう。


その後、急速に二人の仲は良くなっていったのですが・・・。


次回へ続く


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