内なる石のひびきに、熱き心がやどる -236ページ目

イタリア産豚肉の輸入禁止を受けて

イタリア・ピエモンテ州で発生した豚コレラの影響でイタリアの豚肉が輸入できなくなりました(1/8)。

私が愛する自宅近くの美容院兼生ハム屋さん、ココレ(サルーミランド)さん。

切りたてで食べないといけないので30分以内に食します!

自宅の皿を持っていくとこうやって豪華に盛ってくださるのです。

 

はっきり言ってめちゃくちゃおいしいのです。こんなに美味しい生ハムってなかなか食べれません。

 

豚コレラのせいでこんなに美味しい生ハムがしばらく食べれません。少なくとも数年はかかるとか・・。

まだ国内に少しは在庫があるようですがそんなに持たないと思われます。

 

生ハムだけど熟成されているとはこれいかに。

農林水産省で食べるイワシ鯨のステーキ @霞が関

ちょっと省庁に用事があったので、せっかくなのでランチはこの省庁のどこかで食べようと思って以前から行きたかったこちらに。

手しごとや SAKURAというお店です。

農林水産省のビルの1階にあります。一般人にも開放されています。

こちらのお店の面白いところは「食料自給率」が各料理に書かれているところです。

さすが農林水産省内にあるお店です。

ということでやっぱり食べておかないといけないのは「イワシ鯨ステーキ膳」です。

イワシなんかクジラなんかどっちやねん!(クジラです)

食料自給率はなんと57%!!

ま、そりゃそうなんですが。

鯨はちょっと獣的な臭みがあるので生姜で味付けされています。

牛肉を柔らかくしたような食感ですが、これからもっと一般の食卓に出てくることになりますね。

 

子供の頃は給食でよく「鯨の竜田揚げ」が出てきて取り合いになってました。今の若い方は鯨をしばらく食べたことがないでしょうからこれから市場で出てきたらどう反応されるものなのでしょうか。

 

省庁に仕事で行くなんてなかなかないのでとてもいい経験でした。内容はもちろんワインに絡むことなので発表ができるときが来たら発表します!

白ワインの熟成の素晴らしさを感じるワイン ユベール・ラミー サン・トーバン

以前、ユベール・ラミーは扱っていたことがあってめちゃくちゃ好きでした。でも当時(2002年くらい)はブルゴーニュと言えば白はピュリニーやシャサーニュ、ムルソーでなければ売れない時代でした。なので大好きでしたけど売る力なく売れなかったワインがこちら。

ユベール・ラミー。今では結構有名で人気のドメーヌです。ま、売れなかったのを時代や背景のせいにしちゃいけませんね。

ただの営業力不足です。

このワインのストックがまだあるという酒販店さんの噂を聞いて即購入しました。

 

当時扱っていた時のヴィンテージです。こちらはその酒販店さんが直輸入されているものなので輸入元は別ですが、同じワインです。

22年の月日が経ち、素晴らしくいい感じになっていました。

 

赤ワインは程よい熟成が好きですが白ワインはこのくらいが最高に好きです。

とろとろです。

 

この生産者は株密度3万本という超高密植が特徴です。昔はどのドメーヌもそうだったみたいですが、今は1万本でも相当な密植ですし、3万本ともなれば収穫作業がめちゃくちゃ大変です。(かがめませんからね)

 

その分、ブドウの樹どうしが競争するために密度が高くなるんです。

その蜂蜜のような香りと熟度。うっとりするような美味しさでした。

 

当時より多少は高くなったとは思われますが、それでも6200円。この値段でこの味わいが手に入るなら安すぎます。

 

 

 

コンラッド東京・風花さんで鮨とワインのペアリングを堪能 @汐留

いつもお世話になっているコンラッド東京さんに息子を見せに行ってきました。

相変わらず親方の鮨は素晴らしいです。そして全日本最優秀ソムリエコンクール2位の森本さんのペアリングがめちゃ勉強になります。

まずはカワハギの刺身。合わせるワインはロウレイリョとアルヴァリーニョのヴィーニョ・ヴェルデ。

低めのアルコールと磯っぽい香りにミネラル感、少しの発泡感。これは刺身にも酢を使ったジュレにも最高です。

そして白子。こちらには温度まで調節してくれて提供頂いた

ムルソー!むっちむちタイプのムルソーは濃密な白子にぴったりすぎです。

次に烏賊や白身のにぎりには

ケンゾーエステイトのアサツユ(ソーヴィニヨン・ブラン)2020です。

ヴェジタルな香りと柑橘の香りが凝縮したような濃密さが烏賊の厚みのある身にもいいですね。

鮪には

タンニンが強くですぎない大分県 安心院のテンプラニーリョ。

これは見事ですね。

至福の時でした。

定期的に通わないといけませんね!

いつも親方、ありがとうございます!

 

 

チリとアルゼンチン、どちらも高品質で低価格なのに知名度の差はなぜ?

チリワインは1997年の赤ワインブームに乗って大きく売上を伸ばし、その後も堅調に伸びてきました。

翻ってアルゼンチンワインはどうでしょう?飲む機会ってそんなにありますか?

アルゼンチンワインの生産量は世界で5番目です。日本への輸入国としても9位です。

にも関わらずあまり見かけないと思いませんか?

生産者は誰が思い浮かぶでしょうか?

トラピチェ、カテナ、クマ(ボデガ・エル・エステコ)、カイケン、ボデガ・ノートンなど意外に知らない気がしませんか?

プレミマムワインに至ってはチャクラとかシュヴァル・デ・アンデスとかありますけど、数えるほどしか出てこないです。

 

1つは日本にはバルクワインとして輸入されていることが多いのが理由です。(これが輸入量9位の理由です)

最近は日本産のワインも明確になり、日本のブドウで造られたワインは「日本ワイン」、バルクで輸入されて日本で瓶詰めされるワインを「国産ワイン」と分類されるようになったので少しわかりやすくなりましたが少し前までは一緒にされていました。

 

なので日本のワインだと思って飲んでた一部のワインはアルゼンチン産のワインだったというわけです。

 

もう1つは輸出事情があります。アルゼンチンのワインはアンデス山脈を越えてチリまで移動し、そこから船に乗ってチリワインと一緒にやってくることが多いです。アンデス山脈は冬(南半球なので日本の夏)は雪で越えることができないため、輸出できない時期があります。

 

年間で計画して早めに仕入れたり大きなロットをクリアできるインポーターのワインであれば通年見かけるかもしれませんが、そうでなければ品切れしているタイミングが発生します。

 

そしてもう1つはマーケティング戦略があまりうまくないことです。まず品種です。現在では赤がマルベック、白はトロンテスという国独自の品種を打ち出していますが、赤も元々はボナルダの方が生産量は多かったですし、世界的に有名なカベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネを安く美味しくと訴えているチリに比べると宣伝としては弱かったと思われます。

 

さらに言うなら料理のバラエティの少なさもあります。アルゼンチン=牛肉のイメージはありますが、日本ではそれ以外をあまり知りません。

ま、そこはチリもそう変わりはないのですが。

 

アルゼンチンの良いところは特にメンドーサでは暖かくて雨があまり降らないため、完熟した力強いワインができるのに標高も高く、酸が高いワインが造れる上にその品質の割には値段が安いところです。

 

個人的にはアルゼンチンワインは大好きです。多くが語られないアルゼンチンワイン、今知っておくことは時代の先取りかも知れません。注目してみてもいいのではないでしょうか。

 

今、動き出そうとしているプロジェクトの1つがアルゼンチンワインだから・・・では決してありません(笑)。たぶん。